2019年のSEOでおさえておくべき10のこと
Googleは常に最適な検索結果を表示するための努力を続けています。
そのため、アルゴリズムが調整され、大きな順位変動が起こることもあるのです。
今後のSEOはどうなるのか、2019年のSEOで大事な10個のポイントについて説明します。
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目次
E-A-Tを意識したコンテンツ
Googleでは、従来からサイトを評価するうえでコンテンツの質を重視していますが、今後もその傾向はますます強くなっていくと予想されます。
どのようなコンテンツであれば質が高いと判断されるのか、その指標となるのが「E-A-T」です。
E-A-Tとは「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「TrustWorthiness (信頼性)」の頭文字をとったもので、GoogleはE-A-Tを重視すると公式にアナウンスしています。
2018年8月に行われたアルゴリズムのアップデートでも、E-A-Tを意識したWebサイトが順位を上げているのです。
そのため、知識や経験に基づいた専門性の高い情報提供、権威のあるサイトからの引用、サイト運営者情報の公開……などを意識したコンテンツ作りが重要になります。
自然な被リンクの拡散
被リンクに対するGoogleの評価は以前よりも落ちてきたともいわれますが、その効果は現状まだまだ高いと考えていいでしょう。
また被リンクの多いサイトは、E-A-Tの充実したサイトとして高く評価されます。
ただし、自作自演の不自然な被リンクは、Googleのペナルティの対象となりますので、あくまで自然な被リンクを増やすことが重要です。
自然な被リンクを増やすためには、SNSやメールマガジンなどを活用したアウトリーチマーケティングが効果的です。
ユーザーにとって有益なコンテンツを配信し、ファンを増やすことで被リンクも自然と増える期待が持てます。
ページ内リンクの表示
Googleでは、サイトに目次などがある場合は、検索結果に「○○に移動」という形でページ内リンクを表示させてくれます。
検索結果にタイトルや説明文が表示されるよりも、サイト内の情報が把握しやすくなり、探している情報に直接アクセスできることがメリットです。
検索結果にページ内リンクを表示させたからといって、すぐに上位表示されるわけではありませんが、目次を設置すれば検索したユーザーに目的の情報を見つけてもらいやすくなります。
Googleがクロールしやすくなるうえに、サイトのユーザビリティも高まるため、高評価につながる可能性も大いに期待できます。
音声検索
スマホの音声認識精度の向上やスマートスピーカーの普及を背景に、テキストを入力せずに音声で検索するユーザーが増えています。
今後は、音声検索を意識したSEOも重要になってくるでしょう。
BACKLINKOでは、Googleホームでの検索結果を1万件調査し、どのようなサイトがヒットされやすいかを公開しています。
それによると、音声検索で重視されるのは「ページの表示速度」「https化」「シンプルな回答」「権威のあるサイト」「SNSでの反響が多い」「読みやすいコンテンツ」「PCの検索結果で上位表示されている」「強調スニペット」などの要素です。
また「構造化データは音声検索に対してはあまり効果的ではないこと」「タイトルタグに検索語句が含まれているページはあまり選ばれない傾向があること」も同様に説明されています。
モバイルファースト
Googleは、2018年3月にモバイルファーストインデックスを開始したと発表しました。
モバイルファーストインデックスとは、パソコンサイトではなくスマホサイトをページ評価の基準にするものです。
これには、パソコンで検索するユーザーよりもモバイル端末で検索するユーザーの方が多数を占めるようになった背景があります。
したがって、Googleのモバイルフレンドリーに対応しているかどうかが、大きなポイントになります。
従来のサイトは、パソコンサイトを制作して、それをモバイル端末でどう見やすくするかという観点で作られてきました。
今後は、まずモバイルサイトありきの視点でのサイト制作が重要になってくるでしょう。
ページ表示の高速化
Googleは2018年7月に、ページの表示速度をモバイル検索のランキング要素として組み込むスピードアップデートを導入しました。
ネットのスピードが高速化しているとはいえ、動画やJavaScriptなどのサイズが大きいと、どうしても表示するのに時間がかかってしまいます。
必要のない動画や画像はページから削除する、CSSファイルをシンプルにするなどしてデータサイズをできるだけ軽くしましょう。
また、動画や画像については、スクロールして視界に入ってから読み込むレイジーロードの機能を取り入れると、表示速度を速めることが可能です。
モバイル環境でもスピーディーに表示されることを意識すると、高いSEO効果が期待できるでしょう。
常時SSL化
Googleは、常時SSL化されているか否かを、サイトを評価するうえでの要素にすると発表しています。
2018年7月にはセキュリティアップデートを発表し、Google Chrome 70からは、SSL化されていないサイトにアクセスすると、ツールバーに「保護されていない通信」と表示されるようになりました。
おそらくそれを見たユーザーは、そのサイトに対して、不信感を抱くはずです。
特に、氏名やメールアドレスなどの個人情報を入力するページであれば、躊躇してしまうことになるでしょう。
結果、SSL化していないことが理由で、売り上げや集客を減らすことも考えられます。
Googleの評価を高めるだけでなく、ユーザーの信頼を得てコンバージョンにつなげるためにも常時SSL化は必須といえるでしょう。
LSIキーワード
LSIキーワードとは関連語や共起語という意味で、特定のキーワードで検索する際によく含まれる言葉を指します。
たとえば、ダイエットというキーワードであれば、ジムやヨガなどの言葉が考え得るLSIキーワードです。
このようなキーワードをメインキーワードと同様にタイトルやメタディスクリプション、h1タグ、記事中などに使用すると、Googleにコンテンツの内容を的確に伝え、検索結果に表示すべきサイトだと認識してもらうことができます。
LSIキーワードを見つけるための方法としては、検索結果ページの下部にある「関連する検索キーワード」を参考にする、無料ツールLSIGraphを利用するなどの方法があります。
動画SEO
Googleの検索結果には、3つの動画コンテンツが表示されるようになっています。
そのため、YouTubeに動画をアップして動画SEOを行うことで、ユーザーをスムーズにサイトに導くことが可能です。
Googleは動画の内容までを把握できないため、タイトルや説明文でどのような動画なのかを判断しています。
動画を上位表示させるためには、タイトルやタグ、説明文に適切なキーワードを設定することが重要です。
また、動画SEOには直接影響しませんが、どのようなサムネイルを用いるかもポイントになります。
多くのユーザーは、サムネイルを見て動画を視聴するかやめるかを判断します。
サムネイルは自動でも表示されますが、サムネイル用の画像を用意して設定すれば、再生回数を増やすことにつながるでしょう。
SNSへの目配り
スマホやSNSが普及したことによって、若い世代を中心にSNSで情報を探すユーザーが増えています。
LIDDELL株式会社が若者を対象に行った調査によると、検索に利用するサービスは、「Google:33%」「Yahoo!:12%」「Twitter:31%」「Instagram:24%」という結果になっています。https://eczine.jp/news/detail/2779
つまり、Googleなどの検索エンジンを使わないユーザーも増えているのです。
たとえば、SEOを意識してページを作成すると、どうしてもキーワードを多く含んだ長めの文章になりがちです。
このようなページはSEO的には有利ですが、SNSで検索するユーザーの目に触れる可能性は低いでしょう。
そのため、SEO対策と合わせて、SNSを意識したコンテンツ作成を行うことが重要です。
おもしろい情報や話題性の高い情報を発信すれば、拡散されて多くのユーザーにリーチできる可能性も高まります。
コンテンツの質を重視してサイトの価値を高めよう!
検索順位で上位表示させるためのポイントを紹介しましたが、やはり重要になるのがコンテンツの質です。
ユーザーにとって有益な情報を継続して発信しているサイトであれば、SNSで紹介され、そこから被リンク獲得にもつながることが期待できます。
とにもかくにも質の高いコンテンツを掲載することが大事です。そうやって、ひたすらサイトの価値を高めていくのが、現時点で最新かつ本質的なSEO対策といえるでしょう。
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