Adobe Fireflyの使い方を解説!料金は?商用利用や著作権は?
Adobe Fireflyというサービスをご存知でしょうか。PhotoshopやIllustratorで有名なAdobeが開発した画像生成AIです。商用利用できると公表しており注目を集めています。
しかし、「本当に商用利用OK?」「著作権は大丈夫?」「使い方がわからない」など、色々気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Adobe Fireflyの使い方をはじめ、料金プランや商用利用・著作権について解説します。
目次
商用利用できるAdobe Fireflyとは
Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)は、Adobe社開発した画像生成AIのことです。2023年3月にベータ版、同年9月13日に正式版がリリースされました。
英語や日本語はもちろん、100を超える言語に対応しており、簡単なテキスト(プロンプト)を入力することで画像の生成が可能です。
基本機能
Adobe Fireflyの基本機能は以下のとおりです。
- テキストから画像生成
- 生成塗りつぶし
- テキスト効果
- 生成再配色
- 3Dからが画像生成
- 画像の拡張
また、今後も新機能を続々と追加していくそうです。
著作権問題をクリアした画像生成AI
Adobe Fireflyの最大の特徴は、「著作権問題をクリアした画像生成AI」という点です。
通常、画像生成AIによるコンテンツには著作権的な問題がつきまといます。たとえば、サービスの提供者が「この画像生成AIは商用利用可能です」とうたっていても、それは著作権的にセーフというわけではありません。既存の著作物と間に類似性や依拠性が認められれば、著作権侵害が成立します。
既存の著作物との「類似性」及び「依拠性」が認められるAI生成物について、こうしたアップロードや販売を行うには、既存の著作物の著作権者の利用許諾が必要であり、許諾なく行った場合は著作権侵害となります。
AIと著作権|文化庁著作権課(2023年5月6日)
他にも、AIによって生成されたコンテンツの著作権は誰にあるのかなども結論が出ていません。
しかし、Adobe FireflyはAIの学習に権利関係を精査した素材だけを使用しています。あらかじめ知的財産権の問題をクリアしているので、安心して商用利用できるのです。
詳細はこちらを参考にしてください。
各種Adobeサービスと連携
Adobe Fireflyは各種Adobeサービスと連携しています。具体的には以下のとおりです。
- Photoshopでの「生成塗りつぶし」や「生成拡張」
- Illustratorでの「生成再配色」
- Adobe Expressでの「テキストから画像生成」や「テキスト効果」
たとえばPhotoshopの場合、テキスト入力で画像を追加・削除できます。わざわざ画像を用意しなくても大丈夫です。
またIllustratorでは、「イチゴ畑」「テラコッタ砂漠」などと入力すれば、たった数秒でカスタムカラースキームを作成してくれます。
Adobe Fireflyの料金プラン
Adobe Firefly(アドビファイアフライ)の料金プランは以下の通りです。
フリープラン | プレミアムプラン | |
月額料金 | 無料 | 680円(税込) |
生成クレジット | 25回/月 | 100回/月 |
画像の透かし | 入る | 入らない |
Adobe Fireflyではクレジットを消費して画像を生成します。フリープランだと月25回までですが、プレミアムプランと契約すれば月100回まで可能です。
また、生成クレジットはAdobe Creative Cloudの様々なプランに含まれています。
ちなみに、フリープランのクレジットを使い切ったら「クレジットが不足しています」という画面が表示されます。
アップグレードすることで引き続き利用することが可能です。
Adobe Fireflyは日本語プロンプトに対応済み
Adobe Fireflyは日本語プロンプトに対応しています。
実際に日本語プロンプトで「空を飛ぶ馬」と入力し画像を生成した結果は以下のとおりです。
プロンプトが短い場合には、「プロンプトが短すぎます」と警告が表示されます。1単語でも画像生成してくれることはありますが、より長く具体的に指示文を入力するのが望ましいでしょう。
またAdobe Fireflyでは、生成が規制されているコンテンツもあります。
- 暴力的な言葉
- 性的なコンテンツ
- 軽蔑的な言葉
- その他不適切な言葉
実際に、プロンプトで「銃」「タバコ」などの言葉を含めて入力してみた結果です。
このように、読み込めませんという表示になり画像は生成されませんでした。
不適切とされている言葉を認識しているため、全てのものを再現・生成できることはないため、誰でも安心して使えるようになっています。
Adobe Fireflyの使い方
Adobe Fireflyはブラウザで利用することが可能です。
まず、Adobe Fireflyの公式サイト「Adobe Firefly」を開き、右上にあるログインをします。
Adobeを初めて利用する人は、アカウント作成から行いましょう。
電子メールアドレスを入力するか、Google、Facebook、Appleでログインも可能です。
ログインが完了したら、アドビアプリでの生成AIの使用について同意するを押します。
無事に、Adobe Fireflyにログインができました。
次に、左の「テキストから画像を生成」を選択し、プロンプトの入力画面を開きます。
Adobe Fireflyの画像生成AIで作られた作品の一覧が表示されます。
画面下の「生成したい画像の説明を入力してください」と書かれている入力バーへ日本語でプロンプトを入力しましょう。
プロンプトを入力すると4枚の画像が生成されます。
また、右にある画面のオプションで縦横比やスタイルの変更などの調整が簡単にできます。
完成したら、プレビュー画面の右上にあるカーソルを合わせると、ダウンロードやリンクをコピーなどが表示されます。
画像右上のハートマークをクリックすると、Fireflyで生成された画像をお気に入りに登録ができます。
Adobe Fireflyのまとめ
この記事では、Adobe Firefly(アドビファイアフライ)について解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- 「Adobe Firefly(アドビファイアフライ)」はAdobeの画像生成AI
- 商用利用できる
- フリープランでは月25回まで利用可能
アカウントを作成すれば誰でも利用できるので、ぜひ試してみてください。
また、他にも無料で使える画像生成AIが知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
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