
広告効果測定ツールおすすめ13選!無料で使えるツールと選び方のポイント
さまざまな広告媒体に出稿しているマーケティング担当者にとって、業務の効率化のために広告効果測定ツールを導入するのは非常に有効です。
しかし、そもそも広告効果測定ツールとはどのようなツールなのか、無料で使えるおすすめツールはあるのかなど、疑問点は多くあるでしょう。そこで本記事では、広告効果測定ツールでできることやおすすめの広告効果測定ツールを紹介します。
自社にあったツールの選び方やツールごとの特徴、どのような企業におすすめなのかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
広告効果測定ツールとは

広告効果測定ツールとは、さまざまな媒体に出稿している広告のデータを一元管理し、成果や費用対効果を測定できるマーケティングツールです。
広告媒体はそれぞれに異なる特性があり、ユーザー層も異なります。そのため、広告を出稿する目的やターゲットに合わせて使い分けるのが一般的ですが、集計が煩雑になるため、ミスが生じるリスクも高くなります。
そこで活躍するのが、広告効果測定ツールです。媒体ごとのデータを一つのツールにまとめ、広告との成果を比較したり改善点を素早く発見したりできるようになります。また、A/Bテストを実施してクリエイティブの最適化を進めたり、ターゲティングの精度を高めたりすることもできるでしょう。
広告効果測定ツールを導入することで、業務効率を高めながら広告効果の測定・改善の精度を高められます。
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広告効果測定とは?方法や主な指標・分析精度を高めるポイントを解説
広告効果測定ツールの種類

広告は媒体によってターゲット層や出稿方法が異なるため、媒体ごとの特性に応じた測定ツールの活用が重要です。広告効果測定ツールには、以下のような種類があります。
- Web広告向け効果測定ツール
- テレビCM広告向け効果測定ツール
- 屋外広告向け効果測定ツール
- 電話コンバージョン向けの測定ツール
Web広告向け効果測定ツールは、クリック数やコンバージョン率などのデータを収集できます。リアルタイムでデータを取得できるため、素早く改善に取り組めるのが特長です。
テレビCM広告向け効果測定ツールは、テレビCMからのサイト来訪者や時間ごと、枠ごとの効果を分析できるツールです。視聴者の行動データを活用しながら、どの程度の効果があったのかを評価できます。
屋外広告向け効果測定ツールは、スマートフォンのGPSデータなどから通行量や視認率を分析し、広告が認知されているかを測定します。デジタル技術の発展により、測定が難しかった屋外広告の効果もデータとして把握できるようになっています。
電話コンバージョン向けの測定ツールは、広告経由の電話問い合わせを追跡し、どの広告がどの程度の成果につながったのかを分析できます。Web広告だけではなく、テレビやDMなどのオフラインメディアからの電話も同時に計測できるため、電話問い合わせをコンバージョンポイントにしているビジネスに有効です。
広告効果測定ツールとアクセス解析ツールの違い

広告効果測定ツールとアクセス解析ツールの違いは、分析する目的や対象にあります。特に、以下のような違いがあります。
項目 | 広告効果測定ツール | アクセス解析ツール |
目的 | 広告の効果を分析する | Webサイト内のユーザー行動を分析する |
分析対象 | 広告のクリックやコンバージョン | Webサイトの流入数や滞在時間 |
活用方法 | 広告効果の最大化を目指す | Webサイトの利便性向上やコンテンツの最適化を目指す |
広告効果測定ツールが広告ごとのパフォーマンスを評価するのに対し、アクセス解析ツールはWebサイト内におけるユーザー行動を分析します。そのため、広告効果測定ツールは効果の最適化に活用されますが、アクセス解析ツールはWebサイトの利便性向上やコンテンツの改善に活用される点が大きく異なります。
広告効果測定ツールの主な機能

広告効果測定ツールには、主に以下のような機能が備わっています。
- 広告効果の一元管理
- ユーザーの行動分析
- 施策改善のサポート
効果を管理できるだけではなく、ユーザー行動や改善施策のサポートなど、業務を効率化する仕組みが豊富です。それぞれ、解説します。
広告効果の一元管理
広告効果測定ツールの主な機能は、広告媒体ごとのデータの一元管理です。リスティング広告、SNS広告、純広告など、それぞれの広告データを一つのツールにまとめることで管理が容易になり、横断的な分析も可能になります。
また、CM広告や屋外広告などのオフライン広告に最適化されたツールも用意されているため、自社にあったツールを選択すれば、どのようなマーケティング戦略にも活用できます。
広告媒体ごとだけではなく、クリエイティブごとや広告文ごとの分析が可能です。基本的な指標だけではなくアトリビューション分析ができる機能が用意されているツールも多くあります。
広告効果測定ツールの活用により、より高いマーケティング効果を得られるでしょう。
ユーザーの行動分析
ユーザーの行動分析も、広告効果測定ツールの主要な機能の一つです。ユーザーが初回購入に至るまでにクリックした広告の分析により、広告ごとの貢献度が把握できます。
近年のマーケティングでは、購入に繋がった広告だけではなく、認知向上や顧客の育成に繋がった広告の重要性も高まっています。ユーザーの行動分析機能により、データを基にしながら、広告が目的を達成できているか評価できるため、予算の最適化や見直しにも貢献するでしょう。
ただし、Cookie規制により以前より精度が落ちているリスクもあります。各ツールがどのような仕組みで行動分析を行っているのか、確認することも重要です。
施策改善のサポート
広告効果測定ツールには、施策改善をサポートする機能も用意されています。広告運用は配信データに基づいた細かな調整が不可欠ですが、日々データを分析しながら問題点を見つけ、改善に繋げるのは少なくない労力が必要です。
広告効果測定ツールなら、配信データをもとに、効果の高いターゲティングや配信条件を提案してくれたり、広告の予算を再調整してくれたりという仕組みも整えられています。こうしたデータに基づく最適化により、費用対効果の向上が期待できます。
広告の施策改善にはスピード感が重要です。広告の配信媒体が増えても、効果の低い広告の早期見直しや無駄なコストの削減に素早く対応できるため、広告の成果を最大限に引き出せるのです。
広告効果測定ツールを選ぶポイント

広告効果測定ツールはさまざまな種類があるため、自社にあったツールを見つけるのに悩んでしまうでしょう。そこで、以下の観点で選択するのがおすすめです。
- 必要な広告媒体を測定できるか
- 必要な指標を測定できるか
- UIや操作性は使いやすいか
- 初期・月額のコストは適切か
- サポート体制は充実しているか
上記に基づいてツールを見れば、自社に合っているかが判断しやすくなります。それぞれ解説します。
必要な広告媒体を測定できるか
広告効果測定ツールを導入する際は、運用する広告媒体を適切に測定できるかが重要です。ツールによって、対応する広告媒体は異なります。まずはWeb向けや屋外広告向けなどの種類の違いを把握しつつ、出稿している広告に対応しているかを確認しましょう。
また、将来的に新しい広告媒体を活用する可能性がある場合は、API連携や拡張性が高いツールを選んでおくと安心です。
複数の媒体を一元管理できることが、広告効果測定ツールを導入するメリットです。価値を最大限に活かせるように、必要な広告媒体を測定できるか確認しましょう。
必要な指標を測定できるか
広告効果測定ツールを導入する際は、必要な指標を測定できるかの確認も不可欠です。Web広告ではクリック率やコンバージョン率が重視される一方で、テレビCMでは視聴率やブランドリフトが評価の対象になります。また、ROIやCPAといった費用対効果を示す指標も分析する必要があります。
アトリビューション分析も欠かせません。近年のマーケティングでは、購買に繋がった広告だけではなく、購買の過程で接触した広告の貢献度も重視されています。また、購買後のユーザー行動も測定できれば、LTVやROASの分析が可能です。
正確な効果分析のためには、必要なデータを取得できている必要があります。広告効果測定ツールを導入する前に必ず測定できる指標を確認し、目的に応じたデータ分析が可能なツールを選びましょう。
UIや操作性は使いやすいか
広告効果測定ツールを導入する際は、UIや操作性の使いやすさも重要です。広告運用の効率化を目的とするツールが、操作の複雑さによって逆に業務の負担を増やしてしまうのは本末転倒です。
特に重要なのは、誰でも迷わず操作できるダッシュボードです。広告の成果をリアルタイムで把握しやすいレイアウトになっていれば、必要な情報に素早くアクセスできるでしょう。
カスタマイズ可能なレポート機能も欠かせません。フィルタリングやセグメント機能が充実していると取得したいデータに合わせてすぐに分析できるため、より効率的な広告運用につながります。
広告効果測定ツールは、トライアル期間が設けられていることが多いため、実際にツールを操作してみるのも有効です。
初期・月額のコストは適切か
広告効果測定ツールの導入時は、費用対効果の検証も欠かせません。広告から得られる成果と、ツール導入・運用にかかるコストが見合っているか、慎重な判断が必要です。
広告効果測定ツールの導入には、初期費用と月額費用が発生します。初期費用には、導入サポートやシステムのカスタマイズ費用などが含まれます。50,000円〜100,000円程度が相場ですが、初期費用が無料の広告効果測定ツールも少なくありません。
月額費用は、定額料金制と、クリックやPVによる従量課金制に分かれます。また、機能追加がオプション料金になっている場合もあります。自社に合ったプランを把握するためにも、まずは各社に問い合わせてみましょう。
サポート体制は充実しているか
ツールの機能だけでなく、提供会社のサポート体制も大切な判断基準です。ツールの導入直後は設定やデータの見方に戸惑うことが少なくありません。そこで迅速なサポートがあれば、運用時のトラブルに素早く対応でき、スムーズに導入できるようになります。
サポート体制は、専門スタッフの有無や問い合わせ対応の速さ、コンサルティングが可能かなどを確認する必要があります。特に、広告は素早い対応が重要なため、トラブルや疑問が発生した際にすぐ対応できるかどうかは確認しておきたい項目です。
また、ツール自体も常に進化していきます。サポートがあれば、最新の機能や活用方法についてアドバイスをもらえるため、ツールの実用性がより高まるでしょう。
無料で使える広告効果測定ツールとは?

広告効果測定ツールの多くは有料で提供されているため、無料のツールはほぼありません。そのため、コストを抑えながら分析を行う場合は、Googleアナリティクスの活用が現実的な方法です。
Googleアナリティクスは、サイト訪問者の行動や広告経由の流入データを無料で分析できるツールです。トラフィックの流入元を分析できるため、どの広告から流入したのかサイト訪問後のユーザー行動を分析できます。
ただし、広告媒体ごとの費用を管理したり、広告単位でコンバージョン分析したり、ターゲット別に費用対効果を分析したりといった専門的な分析には限界があります。そのため、広告の効果測定を効率化するためには、有料の広告効果測定ツールを活用するのが現実的です。
Web向け広告効果測定ツールおすすめ5選

ここからは、Web向けのおすすめ広告効果測定ツールを解説します。紹介するのは、以下の5ツールです。
- アドエビス
- アドゴクウ
- ウェブアンテナ
- CATS
- Marketing Hub
Web向けの広告効果測定ツールは、分析したい指標や費用感が重要です。それぞれ、特徴やどのような企業におすすめなのか解説します。
アドエビス

アドエビスは、株式会社イルグルムが提供するツールです。広告ごとに効果を分析できるだけではなく、Webサイトにおけるユーザー行動を詳細に分析できる点がアドエビスの強みです。広告の推移だけではなくページの遷移も追跡できるため、広告の最適化だけではなくマーケティング戦略全体を最適化できます。
さらに、独自の計測技術を用いたクロスデバイス分析により、ユーザーが異なるデバイスを使っても正確な効果測定ができる点も特徴です。
より正確に広告の効果やマーケティング戦略全体の効果を測定したいマーケターにとって、アドエビスは有力なツールと言えるでしょう。
アドゴクウ

アドゴクウは、株式会社ディーボが提供する広告効果測定ツールです。シンプルな操作性で誰でも使いやすいのが特徴です。必要最低限の機能に絞り込んでシンプルなUI設計を取り入れているため、初期費用無料、月額5,000円という低価格を実現しています。
シンプルに開発されていますが、さまざまなオンライン広告の成果をリアルタイムで把握できるだけではなく、アトリビューション分析により広告の間接効果も分析できます。
広告効果測定を初めて導入する企業や、費用を抑えたい企業におすすめのツールです。
ウェブアンテナ

ウェブアンテナ(WebAntenna)は、株式会社ビービットが開発・運営する広告効果測定ツールです。アトリビューション分析について、ユーザーの接触履歴を最大180日分さかのぼることができ、認知のきっかけとなった広告を特定しやすいのも大きな特徴です。
また、広告別だけではなく、広告代理店別に広告成果を管理できるため、広告運用の負担を軽減しながら効果的な意思決定を行うこともできます。
月額2万円から利用可能で初期費用は無料ですが、月額料金はクリック数に応じて変動します。カスタマージャーニーを設計して細かく分析したい企業にとって、最適な選択肢の一つとなるでしょう。
CATS

CATSはCATS株式会社が提供するツールです。CATSも広告効果の計測に必要な機能だけに特化しているため、運用の負担を軽減できます。専属のカスタマー担当者がサポートしているため、導入時の設定や外部システムとの連携もスムーズに進められます。
コンバージョンAPI機能を備えている点が特徴的です。取得したデータを広告媒体に送信して最適化を促すことで、より成果の出やすいターゲット層に広告が配信されるようになります。
導入後のサポートを重視する企業や、広告媒体も最適化したい企業にとって有力なツールと言えるでしょう。
Marketing Hub

HubSpot Marketing Hubは、米国のHubSpot社が提供するマーケティングツールです。クリック率やコンバージョン率などの基本的な測定ができるだけではなく、マーケティングオートメーションと統合できる点も強みです。
広告経由で獲得したリード情報が自動的に顧客管理システム(CRM)へ登録され、その後のメールマーケティングやセールス活動と連携できます。また、CRMのデータを元によりターゲットに適した広告配信が可能となり、費用対効果の高いマーケティングを実現します。
マーケティング全体を効率化したい企業にとって、HubSpotは便利なツールと言えるでしょう。
電話コンバージョン向け広告効果測定ツールおすすめ3選

次に、電話コンバージョン向けのおすすめ広告効果測定ツールを解説します。紹介するのは、以下の3ツールです。
- コールアドバンテージ
- コールトラッカー
- Call Data Bank
近年の広告効果測定ツールは、通話履歴やどの広告から入電があったのかなどが、詳しく分析できます。それぞれ、特徴やどのような企業におすすめなのか解説します。
コールアドバンテージ

コールアドバンテージは、株式会社ニアメロが提供する電話コンバージョン向け広告効果測定ツール(コールトラッキングツール)です。広告経由で発生した電話問い合わせの効果測定を行い、広告運用の最適化を支援します。
コールアドバンテージの特徴は、電話番号の発行が不要な点です。通常のコールトラッキングツールでは、専用の電話番号を発行し、それを広告ごとに設定する必要があります。しかし、コールアドバンテージはランディングページにタグを埋め込むだけで計測できます。
月額9,800円という低価格も魅力の一つで、導入のハードルが低いため、すぐに利用を開始できる点もメリットです。
コールトラッカー

コールトラッカーは、株式会社コムスクエアが提供するコールトラッキングサービスです。
特定の広告媒体ごとに異なる電話番号を発行して媒体ごとの成果を管理できるだけでなく、電話の発信・着信データを記録し、いつ、どこから、何秒間通話があったのかも正確に把握できます。通話履歴を分析することで、顧客の関心度や購買意欲の測定もできるでしょう。
電話に出られなかった場合や営業時間外のコンバージョンも記録できるため、広告経由の問い合わせ件数を正確に把握できるというメリットもあります。クラウドサービスのため工事不要で最短即日導入が可能なため、素早く広告効果測定ツールを導入したい企業にとって有力な選択肢と言えます。
Call Data Bank(コールデータバンク)

コールデータバンクは、株式会社ログラフが提供するコールトラッキングツールです。コールデータバンクの特徴は、Google広告やYahoo!広告だけではなく、テレビや新聞、フリーペーパーなどの媒体もまとめて計測できる点です。CRMとも統合できるため、包括的かつより高い精度で広告効果を分析できるでしょう
また、通話内容のテキスト化も可能です。通話内容を振り返りながら、入電内容の傾向や成約に繋がりやすい流入経路の分析ができるため、電話コンバージョンの広告を実施している企業にとって、業務の効率化が期待できます。
様々な手法で広告を出稿している企業にとって、広告効果の効率的な管理が期待できます。
TVCM向け広告効果測定ツールおすすめ3選

次に、TVCM向けのおすすめ広告効果測定ツールを解説します。紹介するのは、以下の3ツールです。
- ノバセルアナリティクス
- MAGELLAN(マゼラン)
- Madison(マディソン)
従来のテレビCMは効果測定が難しいと言われていましたが、デジタルの進化により高い精度で効果測定ができるようになっています。それぞれ、解説します。
ノバセルアナリティクス

ノバセルアナリティクスは、ラクスル株式会社が提供するテレビCMの効果測定ツールです。テレビCMの放映データとWeb上での反応を結びつけながら、リアルタイムにサイト来訪者やコンバージョン数を分析できます。
また、クリエイティブごとや番組枠ごと、エリアごとにデータを測定できるため、CMのクオリティ向上や効率的なターゲティングなど、効率的にPDCAを回せます。
テレビCMの投資対効果を最大化したい企業にとって、ノバセルアナリティクスは非常に有益なツールとなるでしょう。
MAGELLAN(マゼラン)

マゼランは、株式会社サイカが提供するマーケティング・ミックス・モデリング(MMM)サービスです。MMMとは、企業が行うさまざまなマーケティング施策が売上にどのような影響を与えているのかを統計的に分析し、最適な広告予算の配分を分析する手法です。
マゼランなら、テレビCMだけではなく新聞広告、店頭プロモーションなどのオフライン施策も含めて、全体のマーケティング戦略を総合的に評価できます。間接効果や外部要因も分析が可能なため、マーケティング戦略に影響を与える要素を考慮しながら広告戦略を最適化できるでしょう。
大手企業を中心に、250社以上が導入している評判の良いツールでもあります。オンライン広告・オフライン広告を活用しながら、総合的なマーケティング戦略に取り組む企業にとって有力な選択肢となるでしょう。
Madison(マディソン)

マディソンは、株式会社PTPが提供するテレビCMの効果測定ツールです。エリア分析や配信期間ごとの出稿状況が一目でわかるため、売上データやオウンドメディアのアクセスデータと連携することで、テレビCMの効果を素早く測定できます。
また、競合分析や予測のための機能も豊富です。エリア別、曜日・時間別に自社や競合のCM配信状況を測定できるため、CMシェアの弱いエリアや時間帯を分析して、マーケティング戦略に活かせます。
過去3年間のデータも閲覧できるので、競合の前年のキャンペーン予算や内容を分析しながら戦略を練ることもできるでしょう。テレビCMを活用する企業にとって、実績を元に分析できるマディソンは有力な分析ツールと言えます。
屋外広告向け広告効果測定ツールおすすめ2選

最後に、屋外広告向けのおすすめ広告効果測定ツールを解説します。紹介するのは以下の2ツールです。
- OOH-ATLAS
- AdVice
屋外広告も、効果測定が難しいと言われていた広告ですが、技術の発展により精度が高まっています。それぞれ、解説します。
OOH-ATLAS

OOH-ATLASは、株式会社ケシオンが提供する屋外広告(Out of Home)の効果測定ツールです。スマートフォンのGPS位置情報を活用し、屋外広告に接触した人の流れを可視化します。
全国の主要都市における人の移動データを蓄積しており、時間帯や曜日ごとの分析も可能なため、より正確な効果測定を実現しています。従来の屋外広告は効果の数値化するのが難しいとされていましたが、OOH-ATLASならこれまで見えなかった広告の影響を明確にできます。
ターゲットの動向を詳細に把握できるため、マーケティング戦略全体の精度向上にも役立つでしょう。
AdVice

AdVice(アドバイス)は、株式会社PalledAd(パルダッド)が提供する屋外広告の効果測定および運用ツールです。
AdViceの最大の特徴は、広告効果の測定だけではなく屋外広告の計画、発注、効果測定を一貫して行える点です。発注できる屋外看板の位置が写真と共に掲載されているため、オンライン上で比較しながら、ECサイトで購入するように簡単に発注できます。
予算やリーチ数のシミュレーションも可能なため、Web広告のように定量的な予測を元に広告を運用できるでしょう。屋外広告の業務をツール一つでほぼ対応できるため、分析だけではなく運用全体を効率化したい企業にとって最適な選択肢の一つとなるでしょう。
広告効果測定ツールを活用して広告効果の最大化を目指そう

広告効果測定ツールは、複数の広告媒体に出稿している企業にとって、必須とも言えるツールです。煩雑になりがちな集計業務や改善施策の立案を効率化し、素早くPDCAを回せるようになります。また、課題の早期発見にもつながるでしょう。
ただし、目的や広告手法によりおすすめのツールが異なります。測定する広告や指標、使いやすさ、コスト、サポート体制の充実度などを元に、自社にあったツールを選びましょう。
特に、本記事で紹介した広告効果測定ツールは、いずれも評価の高いおすすめツールです。ツールごとの特徴と自社の目的を照らし合わせ、最適なツールを選びましょう。
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