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注文住宅のおすすめ集客方法11選!効果的なマーケティング戦略と変わるニーズへの対応

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注文住宅を販売するうえで、どんな集客が効果的なのかわからないと悩んでいる担当者は多いでしょう。住宅展示場に足を運ぶユーザーが少なく、成約につながらないと困っている人も少なくありません。

なぜなら注文住宅の購入は、人々の人生のなかでも非常に大きな決断だからです。慎重に行動する人が多く、闇雲に集客を行っても効果は実感しにくいと言えます。そこでまずは、ユーザーに認知・信頼され、選ばれるためのマーケティング戦略が必要不可欠。

この記事では注文住宅が重視すべき集客・マーケティング戦略や、効率の良い集客を行うコツを紹介します。オンライン・オフラインでのおすすめ集客方法も紹介するので、注文住宅の集客を成功させたいときの参考にしてみてください。

ー注文住宅販売に関わる方へー

注文住宅の集客にはコツがある!

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注文住宅が重視したい集客・マーケティング戦略とは

工務店が注文住宅を販売するうえで、重視したい集客・マーケティング戦略は3つあります。戦略をしっかり意識して集客を行うことが、集客効果を出すために重要です。

重視すべき3つの戦略は次の通りです。

  • 認知度の向上
  • 住宅展示場への導線を重視
  • ブランディングを行い優位性を明確に

まずは認知度を向上させ、多くの人に工務店を知ってもらいましょう。また住宅展示場に足を運びやすいよう施策を考え、ブランディングを行い、競合他社とはちがう自社ならではの優位性を確立することも大切です。

ここでは、それぞれの戦略についてさらに詳しく解説します。

まずは認知度の向上が重要

工務店が注文住宅販売で集客を行う際は、何よりもまず認知度の向上が重要になってきます。

というのも、注文住宅の購入を検討し始めたユーザーには、名前を知っている工務店に親近感を持ち、知名度のない工務店はあまり選ぼうとしないという心理があるからです。

またインターネットなどで検索する際も、知名度のある工務店の名前を調べ、注文住宅についての情報を収集することが多いでしょう。つまり認知度をあげなければ、そもそも注文住宅の購入の際に候補にすら上がらないのです。

認知度を向上させるためには、注文住宅を販売するターゲットと、自社が掲げるコンセプトを明確にしましょう。たとえば「子育て世帯向けに、風通しの良い家づくりを」とはっきりするだけで、ターゲットの目に止まりやすくなります。

そして、住宅展示場や広告、CMなどの集客方法で工務店の認知度を広げていくのです。

住宅展示場への導線を重視する

認知度の向上と共にやっておきたいのが、住宅展示場への導線を重視することです。

注文住宅の購入は、そう簡単に決断できるものではなく、どのユーザーも慎重に検討します。たとえば住宅展示場へ足を運んで実際の物件を見てみたり、ショールームに足を運んだりと、失敗しない住宅購入のために多くの人が積極的な行動を行います。

つまり住宅展示場に足を運びやすいような導線が確保されていれば、決断を迷っている人が訪れる機会が増え、見込み客との接点が生まれるようになるのです。見込み客は将来の顧客になる可能性を含んでいるため、たくさんの接点を持つことが大切です。

たとえば住宅展示場で無料のイベントを開催すると、足を運んでもらいやすくなります。無料の相談会などを開催し、悩んでいる人の背中を押すのもおすすめです。自社のアプローチもできるので、認知度の向上にもつながっていくでしょう。

ブランディングを行い優位性を明確にする

最終的に自社を選んでもらうためには、ブランディングを行い、他社にはない優位性を明確にしておくことが大切です。他社と同じで秀でた特徴がなかったり、ブランディングが曖昧だったりすれば、ほかの工務店を選ばれてしまうかもしれません。

たとえばファミリー層向け、共働き夫婦向け、高所得者向けなど、ターゲットを定めたブランディングがあげられます。またアフターサービスの充実度や、デザイン・素材へのこだわり、省エネ住宅などの特徴もブランディングの要素の1つです。

そしてコロナ禍などによりユーザーのニーズが変わりつつあるため、多様な変化に対応できることも優位性を明確にする要素となります。

たとえばリモートワークに対応できる住空間の提供、衛生面を意識した間取り作り、自宅での過ごし方が充実するような空間の提案などがあげられます。

住宅の中身だけではなく、オンライン相談に対応していたり、バーチャル住宅展示場の見学ができたりするのもブランディング要素の1つでしょう。変化していくニーズに合わせたブランディングをしっかり行い、他社にはない魅力を作っていくよう心がけてみてください。

注文住宅の集客で大切な顧客志向について

注文住宅を建てようと思った際、購入者はまず情報収集を行います。どこから情報を得ているのかがわかれば、向いている集客方法もわかりますし、どのような施策を強化すればいいのかも明らかになるでしょう。

万が一、情報収集のポイントがわからないまま集客を行ってしまうと、せっかくの集客のチャンスを逃してしまうかもしれません。

ここでは具体的な情報収集の方法について紹介します。また情報収集において、ユーザーがどんな情報を集めているのかなどについても紹介するので、集客を行う際の参考にしてみてください。

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ネットで情報を集めて展示会で確度を高めるのが一般的

情報収集の方法として一般的なのは、インターネットで情報を得て、住宅展示場に足を運び、情報の確度を高めるという方法です。

実際に令和5年に国土交通省が発表した「住宅市場動向調査」によると、注文住宅を取得した世帯のうち41.6%ものユーザーがインターネットで、そして47.2%のユーザーが住宅展示場で情報を収集していました。

他には新聞の折り込みチラシ、知人の紹介、住宅情報誌から情報を得る人も少なくありません。しかし割合を見れば、インターネットや住宅展示場での情報収集を行っている人が圧倒的に多いと判断できます。

そのため集客を行う際は、インターネット上の情報を充実させることと、住宅展示場に足を運びやすい導線を確保しておくことの、2種類の施策が重要だとわかります。

インターネットで集めている情報とは

ユーザーはインターネットで、注文住宅について次のような情報を調べています。

  • 工務店の選び方
  • 工務店の評判や口コミ
  • 工務店の特徴
  • 工務店の施工事例
  • 注文住宅の費用やローン
  • 間取りやデザインについて
  • 省エネ・耐震・断熱などの情報

主に上記のような情報について、検索しているユーザーが多いです。

大きな買い物は失敗したくないと思う人がほとんどなので、工務店の評判や特徴、これまでの施工事例などは特に注目されています。その中で気に入った工務店が見つかれば、実際に住宅展示場へ足を運び、住宅の特徴などについてさらに情報を手に入れるという流れです。

そのため、インターネット上での情報が少なく、施工事例が見られないような工務店だと、住宅展示場に足を運ぼうと思ってもらいにくいかもしれません。

ほかにも費用や住宅ローンについて、間取りや住宅情報についてなど、さまざまな情報をユーザーは検索しています。

オンラインでの商談は苦戦がち

コロナ禍で外出する人が減ったため、オンライン商談を導入する工務店も増えました。インターネットで情報収集しているユーザーにとっても、自宅で気軽に話が聞けるオンライン商談は便利でしょう。

しかし、オンラインでの商談は、「ただ話が聞いてみたい」「情報収集が目的なだけ」という人が多いです。そのため実際の契約にはつながりにくく、苦戦してしまいます。

また重要な買い物のため、決断も難しく、オンライン上では返事を出せないというユーザーも少なくありません。

インターネットで情報を集めるユーザー向けのサービスとしてなら、オンライン商談は活躍してくれます。しかし実際の集客を増やすためには、オンライン商談よりも住宅展示場に足を運びやすくなるような施策を増やすほうが効果的でしょう。

注文住宅の集客方法7選-オンライン編-

注文住宅について調べる際は、まずインターネットを活用し、その後は住宅展示場に足を運ぶという流れが一般的です。つまり、まずはWeb・オンラインを活用した注文住宅の集客方法に力をいれることが大切だと分かるでしょう。

Web・オンラインを活用して行う集客方法には、以下の7つがあります。

  • ホームページを制作する
  • SEO対策をする
  • MEO対策をする
  • リスティング広告を行う
  • SNSを活用する
  • ポータルサイトに掲載する
  • バーチャル住宅展示場を活用する

ここでは、上記7つの集客方法について詳しく解説します。

ホームページを制作する

ホームページ制作は、コストをかけずに行えて、なおかつ自社の情報を細かく載せられるというメリットがあります。ほかの工務店と差別化した強みや特徴の解説から、施工事例の紹介、自社のこだわりなど細かく記載できるのが特徴です。

また問い合わせページを作ったり、住宅展示場へのマップを掲載したりすることもできます。オンライン商談への導線を作ることもでき、情報をひとつにまとめられるのが便利な点です。

その一方で制作の知識がないと時間がかかってしまったり、ホームページを制作してもなかなかユーザーに見てもらえなかったりというデメリットがあります。

しかし有料ではありますがホームページ制作のプロに外注することもできますし、ホームページを検索でヒットしやすくすることも可能です。ホームページがないのなら、まずは制作を検討してみましょう。

SEO対策をする

SEO対策とは、自社のホームページやブログ・コラムページなどを検索上位に表示させ、ユーザーの目に止まりやすくする方法です。

たとえば「注文住宅 〇〇市」と検索したとき、検索結果の上位に表示されるようになるので、ユーザーの訪問数が増えやすくなります。ホームページ内にコラムコンテンツを作り、「〇〇区 注文住宅 費用相場」などのキーワードを狙って記事を作ってもいいでしょう。

コラムを読んだユーザーを、そのまま工務店のホームページに誘導しやすくなるからです。先ほど紹介したホームページ制作とセットで行うと、集客に大きな効果を発揮します。

SEO対策で大事なのは、ユーザーの検索ニーズに合ったWebページになっているかどうかです。どれだけキーワードを意識したサイト作りを行っても、ユーザーのニーズに合ってなければ上位には表示されません。

たとえば「和室 間取り」と検索しているユーザーのニーズは、和室を取り入れた間取りのアイデアを探していると考えるのが一般的でしょう。この場合は和室を間取りに取り入れる際のポイントや、実際の間取り例を紹介するのが適しています。

しかしキーワードを並べるだけで、ニーズに合うような説明をしていないサイトは、検索上位には表示されません。

SEO対策はこうした知識が必要になってくるので、外部に委託するのもおすすめです。

MEO対策をする

MEO対策とは、Googleマップ上で工務店を検索した際に、自社が上位表示されるよう対策を行うことです。注文住宅を建てたいエリアで工務店を探している人などに、ピンポイントでアプローチすることができます。

またMEO対策を行うとGoogleの検索画面でも上位に表示されやすくなるので、ユーザーの目により一層入りやすくなるでしょう。

MEO対策を行うためには、まずGoogleビジネスプロフィールに登録し、情報を最適化させることが大切です。工務店の情報を細かく記し、注文住宅を設計するお店であることをアピールしましょう。

投稿機能を使い情報発信を行うのも、MEO対策で重要なポイントです。注文住宅とかかわりの深い投稿を行いましょう。たとえば実際の施工例、よくある注文住宅の質問に答える投稿などをおすすめします。

また、実際の利用者から口コミを書いてもらい、口コミ数を増やすのもMEO対策の1つなので、口コミを増やす試みも実施するのがおすすめです。

リスティング広告を行う

リスティング広告とは、検索画面の上部に表示されるテキスト型の広告リンクのことです。注文住宅に興味を持って検索したユーザーにのみ広告が表示されるので、クリックされやすいという特徴があります。

たとえば「注文住宅 文京区 相場」や「注文住宅 北欧」など、注文住宅に関連するキーワードを検索したユーザーにしか広告は表示されません。「建売住宅」や「中古物件」など、注文住宅に関連しない検索では広告が表示されないのです。

リスティング広告は1回クリックされるたびに費用が発生するため、予算を抑えやすいのがメリットの1つです。また表示させたいキーワードを指定できるため、興味のないユーザーにまで表示される心配がありません。SEO対策よりも早く集客効果が望めます。

ただし、潜在的に注文住宅に興味を持っているユーザーにアプローチするのは難しいです。またテキスト広告のため、バナー画像などの綺麗さで興味を持ってもらうこともできません。

即効性のある広告配信がしたいという場合、狙いたいキーワードが定まっているという場合に検討してみましょう。

SNSを活用する

SNSを活用した情報発信も、注文住宅の集客におすすめです。SNSごとによって利用者層も異なるため、自社のターゲットに合わせた情報配信も可能となります。

まずはSNSごとの特徴をチェックしてみましょう。

SNS
特徴
Instagram・写真でアプローチできるので施工事例が共有しやすい
・主婦層が多いためファミリー向けの集客がしやすい
X・写真と文章をセットで発信できるので自社のこだわりを伝えやすい
・10~30代の男女問わず利用されており、さまざまな世代やターゲットに向けた集客ができる
Facebook・長い文章も投稿できるので、コラムや自社の思いなどが共有できる
・30~50代の男女が多く、ファミリー向けや高所得者向けの情報発信がしやすい

上記のように、SNSごとに特徴が大きく異なります。そのため、それぞれの特徴に合わせた集客施策を行うことが大切です。

たとえばInstagramなら、子育てしやすい家づくりについての投稿をメインで行うと注目されやすいでしょう。子供が巣立った後も夫婦2人で生活できるような、間取りの提案も興味を持たれやすいです。

また、SNSは無料でアカウントが作れて、スマホ1つで情報発信を行うことができます。手軽にできる集客方法を試したい、ユーザーと交流できる場も欲しいというときにおすすめです。

ポータルサイトに掲載する

SUUMOをはじめとする、住宅情報がまとめられたポータルサイトに掲載するのもおすすめの集客方法です。

住宅情報ポータルサイトには、もともと注文住宅に興味を持ち、すでに検討しているユーザーが集まりやすいです。そのため、認知度の向上にもつながりますし、イベント情報にも興味を持ってもらいやすく、住宅展示場への導線としても使いやすいでしょう。

その一方で、ポータルサイトの登録には費用が発生するというデメリットがあります。費用対効果が見合わなければ損をしてしまう可能性も十分に考えられます。

また、競合他社も多く登録しているので、比較して検討されやすいという特徴もあります。ネームバリューのある有名企業と比べられてしまえば、どうしてもそちらに顧客が流れてしまうでしょう。

ブランディングをしっかり行い、優位性を確立し、競合に埋もれないよう心がけることが大切です。

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バーチャル住宅展示場を活用する

バーチャル住宅展示場とは、Web上で住宅展示場に足を踏み入れたかのような体験をしてもらうサービスのことです。3Dモデルや360度のパノラマ写真、VR機能を使って、リアリティある住宅見学体験ができます。

バーチャル住宅展示場は、24時間365日全国から足を運ぶことができるため、遠方から注文住宅に興味を持っている人も集客しやすいという特徴があります。またWeb上で住宅の様子を見て、実際に足を運ぶきっかけにしてくれる人もいるでしょう。

ただしバーチャル住宅展示場はコンテンツ作りに時間がかかるため、知識や技術がないと制作が難しいというデメリットがあります。またユーザーが使いやすいよう、操作性にも気を配ることが大切です。

またHOUPARK(ハウパーク)のようにバーチャル住宅展示場の制作を代行し、サイトで公開してくれるというサービスもありますが、費用が発生するので、予算に限りがある場合はなかなか選びにくいかもしれません。

コンテンツづくりの予算や時間に余裕があり、遠方からのユーザーにも興味を持ってもらいたい、という人はぜひ導入してみると良いでしょう。

注文住宅の集客方法4選-オフライン編-

Web・オンライン上でできる集客方法のほかにも、注文住宅にはオフラインでできる集客方法が存在します。インターネットで情報収集するユーザーが多いとはいえ、オフラインのツールを活用するユーザーも少なくないため、ぜひいろんな集客方法を試してみましょう。

ここでは、次の4つの集客方法を紹介します。

  • 住宅展示場を活用する
  • 住宅情報誌に掲載する
  • 新聞の折り込み広告を活用する
  • キャンペーンや紹介制度を活用する

上記のうち、特に大切なのは住宅展示場の活用です。インターネットで情報収集したユーザーは住宅展示場で確度を高める傾向にあるので、ぜひ力を入れましょう。

さっそく、それぞれの集客方法について詳しく解説します。

住宅展示場を活用する

住宅展示場は、実際に注文住宅に興味を持っているユーザーが集まりやすく、成約にもつなげやすい場所です。また訪れたユーザーに自社のこだわりを伝えやすいので、工務店選びを迷っているユーザーも集客しやすいという特徴があります。

住宅展示場には2つの種類があります。1つ目は工務店が単独で運営する単独展示場で、会社のこだわりをアピールしやすく、宿泊体験などのイベントで、実際の住み心地を体験してもらうことも可能です。

2つ目は複数の工務店が集まった総合展示場で、イベント目当てに気軽に足を運びやすいという特徴があります。将来的に家を建てようと思っているという、検討段階のユーザーも多く集客できるでしょう。

そして住宅展示場を活用して集客するためのコツは3つあります。

  • ターゲットを明確にする
  • 魅力的なイベントやキャンペーンの開催
  • 丁寧な接客を意識する

まず、どんなユーザーに自社の注文住宅を販売したいのか、ターゲットを明確にしましょう。ターゲットが定まっていないと、ユーザーも興味を持ちにくいため、足を運んでもらいにくいです。

特に単独展示場の場合は、ターゲットが明確でないと、集客しづらいという特徴があります。総合展示場は、ターゲットが曖昧だと、見る候補から外されてしまうかもしれません。

またターゲット層に合わせたイベントやキャンペーンを開催するようにしましょう。ファミリー向けなら子供連れでも飽きない工夫や、楽しみやすいイベントを用意するのがおすすめです。

総合展示場なら、他社と合同で共通のターゲットに向けたイベントを開催しても良いでしょう。

そして単独か総合かに関わらず、訪れたユーザーに合わせた丁寧な接客を常に心がけましょう。満足度が高いと工務店に興味を持ってもらいやすくなりますし、口コミも獲得しやすくなるため、ほかのユーザーが足を運ぶ可能性も高まります。

せっかく住宅展示場に足を運んでくれたユーザーを集客するためにも、しっかり活用するようにしましょう。

住宅情報誌に掲載する

「SUUMO注文住宅」や「月刊 HOUSING by suumo」をはじめとする注文住宅専門の住宅情報誌から、注文住宅の情報を手に入れている人も多いです。

また興味を持っている人が手に取る機会が多いので、注文住宅への掲載は集客につながりやすいでしょう。認知度の向上にもつながります。

そして住宅情報誌は「ちゃんとした出版社が出しているのだから、信頼できる」と判断してもらいやすいです。工務店の信頼度が上がるため、安心して任せられる工務店を探している人にも興味を持ってもらえるでしょう。

ただし住宅情報誌は掲載料が発生するため、費用に限りがある場合は注意が必要です。また競合他社も掲載しているので、必ずしも自社のみが目につくわけではありません。そして即効性がなく、集客には長い時間がかかってしまうでしょう。

工務店の信頼度をあげたい人、認知度向上を行いたい人におすすめの方法です。

新聞の折込広告を活用する

新聞の折込広告を活用した集客は、地域での認知度向上に役に立ちます。狙った地域や購読者層などのターゲティングもできるので、「ファミリー層の多い地域」「高所得者の多い地域」などを狙って折込広告を入れることも可能です。

そして新聞の折込広告は、信頼してもらいやすいというメリットがあります。施工事例や口コミが少ない工務店でも、新聞を活用すれば注文住宅に対する信頼を上げやすいでしょう。

ただし新聞の購読者数は年々減少しており、購読者も高齢者や主婦が多いため、若い世代へのアプローチは難しいと考えられます。また広告の効果を測定するのが難しいというデメリットもあるでしょう。

そのため地域での認知度を上げたい人、新聞のターゲティングと自社のコンセプトが一致している人におすすめの集客方法です。

参考:新聞の発行部数と世帯数の推移|調査データ|日本新聞協会

キャンペーンや紹介制度を活用する

キャンペーンや紹介制度を活用するのも、オフラインでの集客方法の1つです。

まずキャンペーンは、気軽に注文住宅に興味を持ってもらいやすいというメリットがあります。たとえば子育て世帯向けのアイテムやお得なクーポン・プレゼントの配布キャンペーンがあげられます。

ほかにも新生活応援の家電やインテリア家具プレゼントキャンペーンや、住宅の特別価格提供キャンペーンなどがあります。実際に成約につながりやすいキャンペーンのため、集客に大きな効果が発揮されるでしょう。

ただし、キャンペーンはターゲットに合わせた内容にする必要があります。また、予算に合わせた施策を行うことも大切です。

紹介制度は、すでに利用してくれている顧客に「紹介すれば〇〇プレゼント」などのお得なキャンペーンを用意することで、実際に購入を検討しているユーザーを集客しやすいという特徴があります。

既存の顧客が口コミも一緒に伝えてくれるため、最初から信頼してもらいやすいのも大きなメリットです。紹介してもらいやすい仕組みづくりを作るようにしましょう。

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注文住宅の集客効率を高める3つのコツ

注文住宅での様々な集客方法を紹介しましたが、できれば効率の良い集客方法を実践したいです。効率の悪い集客は、時間や費用の無駄になってしまうかもしれません。

注文住宅の集客効率を高めるコツは、次の3つです。

  • 定期的に効果測定を行う
  • 中長期的なコミュニケーションを重視する
  • 集客代行のプロに依頼する

上記3つのコツを意識することで、注文住宅の集客が効率よくできるようになるでしょう。さっそくそれぞれのコツについて解説するので、参考にしてみてください。

定期的に効果測定を行う

集客方法を実践したら、定期的に効果測定を行うようにしましょう。集客方法に効果があったのかを分析し、改善を続けることが、効果の上昇につながっていくからです。

オンラインでの集客では、「Googleアナリティクス」などのツールを活用した効果測定が一般的です。ホームページへのアクセス数や、問い合わせてくれた人数、検索順位などが調べられます。

定期的に効果測定を行うことで、「今月のアクセス数が減少した原因」などが探れ、対策ができるようになります。対策を行えばアクセス数が回復し、集客の効果を維持できるようになるでしょう。

オフラインでの集客も、「このチラシを持参で〇〇プレゼント」「QRコードでホームページに誘導」などの取り組みを実施すれば、効果測定が行えます。効率の悪い集客方法はどんどん改善し、効率の良い集客方法はさらに力を入れていくのがおすすめです。

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中長期的なコミュニケーションを重視する

注文住宅の集客では、中長期的なコミュニケーションが必須です。ただ集客して終わりでは、成約ができなかったり、短期的なコミュニケーションにこだわったばかりに信頼を失い、評判が下がったりする可能性があります。

注文住宅は高額な買い物になるため、慎重に検討したいと感じる人がほとんどです。また信頼できる工務店に任せたいと思う人が多いので、コミュニケーションを大切に行い、ユーザーとの信頼を築き上げなければいけません。

コミュニケーションを行う上で大事にしたいのが、きめ細やかな連絡を心がけることや、相談しやすさを大事にすること、押し売りしないことなどです。

興味を持ってくれたユーザーにしっかりと信頼してもらい最終的に選んでもらうためにも、集客が成功したそのあとのコミュニケーションにも力を入れるようにしましょう。

集客代行のプロに依頼する

ホームページ制作やSEO対策など、専門知識などが必要な集客方法は、集客代行のプロに依頼するのもおすすめです。

自分で時間をかけて行っても、効果が出なければ、集客効率が悪くなってしまうからです。また実績のある集客専門業者であれば、すぐに効果が表れることもあり、本来の業務に集中できるため、トータルで考えるとコストも押さえられる可能性があります。

集客代行のプロに依頼する場合は、注文住宅業界の代行経験があるところを選ぶのがおすすめです。すでに実績を積んでいるジャンルであれば、どんな施策が効果を出しやすいかを把握していると考えられるため、効果に期待が持てます。

またこちらの話にじっくり耳を傾け、理解してくれるかどうかも重要なポイントです。自社の強みやこだわりに共感してくれるプロのほうが、安心して任せられます。

ぜひ信頼できる集客代行のプロを探し、注文住宅の集客を依頼してみましょう。

注文住宅の集客方法まとめ

注文住宅の集客を成功させるためには、まず自社の認知度を上げることが重要です。また住宅展示場に足を運びやすいような導線を作り、明確なブランディングと、他社に負けない優位性を作るようにしましょう。

そして注文住宅の購入を検討している人の多くが、Web・オンラインでの情報収集を行っています。ホームページ制作やSEO対策、リスティング広告などを活用し、情報収集しているユーザーの目に止まりやすいような工夫をしていくことが大切です。

そしてオンラインで情報を手に入れたユーザーは、実際に住宅展示場に足を運んで、情報の確度を高めていきます。興味を持ってくれたユーザーを逃さないためにも、丁寧な接客やコミュニケーションは必ず大事にしましょう。

注文住宅の購入は大きな金額が動く分、オフライン・フェイストゥフェイスでのやり取りや、そこから生まれる信頼が購買行動に大きくかかわってくる世界です。

Web・オンラインで集客し、オフラインで購買意欲を高めて購入を後押しする。そんなバランスが大切なのかもしれません。

ぜひ今回紹介したコツを意識しながら、注文住宅の集客を始めてみてください。

ー注文住宅販売に関わる方へー

注文住宅の集客にはコツがある!

ネット集客をはじめるにあたって、把握しておきたいことを、分かりやすくまとめました!ネット集客の理解のために、まずはこの資料をご覧ください。

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