最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア

小売店の集客アイデア21選!来店効率が上がるマーケティング戦略と具体的な方法

投稿日:
SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

デパートやスーパー、コンビニ、家電量販店など人々の生活に身近な小売店。しかしその分、同じ商圏内に競合店舗の数も少なくはないでしょう。

そんななか集客が思うように伸びず、悩んでいる方もいるはず。そもそもどのような集客方法を試せばいいのか分からず、困っている店長もいることでしょう。集客ができないと売り上げもアップしないため、経営的にも危機に陥ってしまいます。

小売店の集客を増やすためには、まず適切なマーケティング戦略を実行する必要があります。戦略を立てずに集客を行っても、あまり良い集客効果は得られないからです。

そこで、今回は小売店の集客に役立つ5つのマーケティング戦略と、おすすめの集客施策をじっくり紹介します。集客が伸びないときの対処法も紹介するので、参考にしてみてください。

これを読めば、小売店にピッタリの集客方法が分かり、さっそく集客アップを目指せるようになるでしょう。

ー小売店の集客にお困りの方へー

小売店集客にはインターネット活用が必須!

ネット集客をはじめるにあたって、把握しておきたいことを、分かりやすくまとめました!ネット集客の理解のために、まずはこの資料をご覧ください。

小売店の集客が増えるマーケティング戦略

小売店の集客で大切なことは、小売店の認知度をあげ、新規顧客の来店率を増やし、リピーターを増やしていくことです。認知度・来店率・リピート率の3点をかけ合わせると、小売店の集客はどんどん成功へとつながっていきます。

そのためには、まず次の5つのマーケティング戦略を実行することが大切です。

  • 商圏と競合のリサーチを行う
  • 現状の課題を分析する
  • 競合との差別ポイントを明確にする
  • 顧客との接点を増やし認知度を高める
  • リピート率の向上施策を重視する

さっそく、それぞれの戦略について解説していきます。

商圏と競合のリサーチを行う

まずは小売店を出店する商圏と、競合のリサーチを行いましょう。

商圏とは、来店が見込まれる顧客が住んでいる範囲のことです。店舗周辺の人口やライフスタイル、どのような需要があるのかをリサーチすることで、戦略が立てやすくなります。

主な小売店ごとの商圏範囲は次の通りです。

小売店商圏範囲
コンビニエンスストア半径500m以内
スーパーマーケット半径0.5~2km以内
ドラッグストア半径2~5km以内
ホームセンター半径10~20km以内

商圏範囲を調査すれば、どのような品揃えに需要があるのかや、どんなサービス・商品開発が求められているのかも判断できます。

また商圏リサーチを行う際は、競合の分析も忘れずに行いましょう。競合の出店場所や規模、販売商品・サービスなどは、顧客の店選びの基準を知るうえで大切なポイントになるからです。

▼あわせて読みたい記事
商圏分析とは?言葉の意味から基本的なやり方まで詳しく解説

現状の課題を分析する

現状の課題を分析するのも、小売店の集客を成功させる大切なポイントです。まずはどんな商品が売れていて、何が売れていないのかなど、どんな課題があるのかを分析しましょう。

現状の課題を分析すると、顧客の傾向や属性が見えてきます。たとえば、POSレジを使用して曜日別や時間帯別の来店客数や、購買率、顧客の属性などを具体的に数値化できれば、今後の戦略が立てやすくなるのです。

またそもそも認知されていないという場合は、認知率を上げる試みが必要だと分かります。新規の来店率が悪ければクーポンなどのサービスに力を入れればいいと判断できますし、リピート率が悪ければ、顧客をつなぎとめる施策の実施について検討できるでしょう。

やみくもに集客を行うよりも、課題に合わせた集客方法を実践したほうが、確かな効果が出やすくなるのです。

競合との差別ポイントを明確にする

小売店の戦略マーケティングを行う上で、ぜひ意識してほしいのが、商圏範囲にいる競合との差別ポイントを明確にすることです。

競合と似たようなサービスを提供している状態では、顧客があなたの店舗を選ぶ理由がなくなってしまうので、集客は伸びにくくなってしまいます。

たとえば、スーパーマーケットの場合は、以下のような点が差別ポイントになります。

  • ポイントカードやクーポンなどのお得なサービス
  • 地域食材や輸入品など他店にはない品揃え
  • 総菜やパンなど店舗の調理品の品質の高さ
  • 営業時間の長さ(24時間営業など)
  • ファミリーが買い物しやすいサービス(カートなど)

このような差別ポイントを明確にし、競合にはない強みを打ち出していけば、顧客にアピールしやすくなるでしょう。

顧客との接点を増やし認知度を高める

お店に足を運んでもらうためには、まずお店の認知度を高める必要があります。認知度がアップすれば多くの人にお店を知ってもらうことができ、足を運んでもらうきっかけが作りやすくなります。

認知度を高めるためには、顧客との接点を増やすことが大切です。たとえば、チラシを配ったり、SNSを利用したりとさまざまな方法があります。

割引券やクーポン券を配布して来店率を上げることも確かに大切ですが、来店率ばかり気にしていると、「クーポンがあるときにしか行かない」という人が多くなってしまいます。

クーポンがなくても足を運んでくれる人が増えることが、長く安定した集客を続けるうえで大切な要素となるのです。そのため、顧客との接点をどんどん増やす施策を考えてみましょう。

▼あわせて読みたい記事
顧客志向とは?マーケティングにおける重要性や企業例も解説

リピート率の向上施策を重視する

リピート率が向上すると、常連客が増え、安定した売り上げが見込めるようになります。そのためリピート率の向上施策は特に重視して考えることが大切です。

ほかにも常連客が増えるメリットとして、集客にかかるコストが減りやすいというのがあげられます。新規顧客を集めるよりも、少ないコストでお店に足を運んでもらえるからです。

また、常連客が口コミで良い評判を広げてくれれば、その分新しい顧客も呼び込みやすくなります。初めてのお店には入りづらいと感じている人も、良い口コミを聞けば、来店のハードルがグッと下がるでしょう。

リピート率を向上するには、メールマガジンの配信やポイントカードの発行などの施策が効果的です。新規顧客の集客だけではなく、リピート率の向上施策を行うことも大事にしてみてください。

▼あわせて読みたい記事
リピート客を増やす!2:8の法則(パレートの法則)に基づきリピート率向上へ

小売店の集客アイデア-認知度を高める方法-

小売店の集客を成功させるためには、まずは「お店を知ってもらうこと」が何よりも重要です。名前を知っているだけ、どんな商品を売っているかがわかっているだけなど、少ない情報でも構いません。お店について知ってもらい、来店の見込み客になってもらうことが大切です。

見込み客は将来の顧客になる可能性を秘めています。見込み客が増えれば増えるほど、新規の来店率がアップするでしょう。さっそく、認知度をアップさせる集客アイデアを10個紹介します。

ホームページを制作する

ホームページ制作は、認知度を幅広くアップさせたいときに役立つ施策です。商圏外の顧客からの認知度も上げられるという効果があります。競合に負けない差別ポイントがしっかりあれば、商圏外からも足を運んでもらえるようになるかもしれません。

ホームページには小売店のイベント情報や、セール情報、定休日や新商品の紹介などさまざまな情報が載せられます。今日の特売情報などが伝えられる「デジタルチラシ」を掲載することもできます。

顧客に情報を伝えるうえで、非常に役に立ってくれる便利なツールです。

SNSなどを始めた場合も、ホームページにリンクを貼れば顧客を誘導しやすくなるでしょう。

なお、ホームページ制作を行う場合は次に紹介する「SEO対策」もあわせて行うことが大切です。SEO対策を行わないと、そもそも顧客の目に止まらないので注意しましょう。

▼あわせて読みたい資料
集客に強いホームページの作成方法

SEO対策を行う

ホームページ制作を行ったら、SEO対策もあわせて行うことが大切です。SEO対策とは、インターネットで検索された際に上位表示されやすくなる対策のことで、顧客の目に止まりやすくなるという効果があります。

たとえば、「目黒区 スーパー」で調べたとき、検索の上位に小売店のサイトが表示されるようにするのがSEO対策です。対策を行わずにいると、いくらホームページ制作に時間をかけても、顧客の目には止まらないままとなってしまいます。

SEO対策を行う際は、ユーザーの検索ニーズにあわせた、ホームページ制作を行うことが大切です。ページの読み込み速度をアップさせたり、コンテンツを充実させユーザーの満足度をアップさせたりするなどの方法もあります。

▼あわせて読みたい資料
SEO入門ガイド – 検索結果のこと、基本から知りたい方へ

MEO対策を行う

商圏範囲に住んでいる顧客の認知度をアップさせるうえで、欠かせないのがMEO対策です。MEO対策とは、Googleマップ上で小売店を検索上位に表示させる対策を指します。

顧客が小売店を探す際、「〇〇区 スーパー」など地名を入れて、インターネット検索し情報を集めるという人は少なくありません。そのため商圏に住むユーザーからの認知度をアップさせるうえで、MEO対策は非常に重要な役割を果たしてくれます。

MEO対策では、まずGoogleビジネスプロフィールに店舗情報を登録する必要があります。店名や住所などの基本情報だけではなく、ホームページや写真なども追加するようにしましょう。

そして良い口コミが多く集まるようになると、Googleマップ上での検索順位が上がっていきます。Googleビジネスプロフィールへの登録は無料なので、ぜひ試してみてください。

▼あわせて読みたい
自分でできるMEO対策のやり方!具体的な方法をやさしく解説

SNSを活用する

SNSを活用した集客では、不特定多数の人に小売店を認知してもらうことができます。無料で利用できるため、コストもかかりません。

ただし、SNSを活用する際は小売店のターゲットを明確にする必要があります。SNSによってユーザーの属性が異なるため、小売店に合うSNSを使わなければ、集客にはつながらないからです。

ここで、SNSごとのユーザー属性を確認してみましょう。

SNSユーザー属性
X10~30代の男女
Instagram10~30代の女性
Facebook30~50代のビジネス層
YouTube10~60代まで幅広い

たとえば、女性向けの商品を多く取り扱うお店なら、Instagramが向いているでしょう。全年齢に幅広く来店してもらいたいなら、YouTubeが向いています。

このように、SNSを利用する際はユーザー属性を確認してから利用することが大切です。

▼あわせて読みたい記事
SNSマーケティングとは?メリットや始め方を成功事例も交えて解説

Web広告に出稿する

Web広告への出稿は、短期間で集客効果を出しやすいという大きなメリットがあります。また小売店の取り扱う商品やサービスに、もともと興味関心のあるユーザーに広告表示されやすくなるため、ターゲットを的確に集客できるのも特徴です。

そしてWeb広告には、リスティング広告ディスプレイ広告、動画広告などさまざまな種類があります。予算や小売店の雰囲気などにあわせて選べるのも利用しやすいポイントでしょう。クリックされるまで予算が発生しない、などの広告形態もあります。

ただし、広告出稿した後はこまめな効果測定を行うことが大切です。効果がないと判断すれば、別の広告に切り替えるなど対策を行いましょう。効果のない広告を出稿していても、予算の無駄になってしまうからです。

▼あわせて読みたい記事
Web広告の種類とは?運用することで期待できる効果・メリットについても解説

ポータルサイトに登録する

ポータルサイトとは、飲食店や美容院など、特定のテーマに限定した店舗情報が登録されているサイトです。たとえば、スーパーやドラッグストアのチラシを掲載する「トクバイ」などがあげられます。

ポータルサイトの利用者は、検索している時点で、実際に来店したいなどの興味を持って地域にあるお店を探しています。そのため店舗を見つけてもらえると、すぐに来店に直結しやすいのが特徴です。

また、ポータルサイトの中には「エキテン」のように無料で登録できるものもあります。コストを抑えて集客が実施したい小売店にとっては試す価値のある選択肢です。

なおポータルサイトに登録する際は画像や動画を詳しく掲載したり、常に新しい情報を載せるようにしたりという作業が必要です。競合も多く登録しているため、顧客へのアピールを丁寧に行い、数あるサイトに負けないよう注意しましょう。

▼あわせて読みたい記事
ポータルサイトとは?意味から種類、例、作り方まで解説

ECモールに出店する

ECモールとは、楽天市場やAmazonといったインターネット上のショッピングモールのことです。ECモールに出店するのも、小売店の認知度アップに効果が期待できます。

大型のECモールであれば、毎月膨大な数のユーザーに小売店の商品を見てもらうことができます。不特定多数の人からの認知度をあげることができるのです。

またどんな人が購入するのかなどのデータも集まるため、小売店のターゲット分析などにも役立ちます。顧客の特徴が分かれば、小売店のサービス展開にも役立てられるでしょう。

そして大きなメリットとしてあげられるのが、24時間365日いつでも販売できるという点です。実店舗が閉店しているときでも売り上げがあげられるのは、大きな利点と言えます。

とはいえ、ECモール内での競争もあります。モール内の検索結果順位を上げるためのモール内seoという言葉があるくらいです。

自社でECサイトを運営するのか、ECモールへ出店するのか迷うポイントではありますが、やはりある程度安定的なPVを見込めるという点では後者に軍配が上がるかもしれません。

チラシを配布する

チラシの配布は、店舗周辺の商圏顧客を集客する際に非常に有効な方法です。またスマホやPCなどを使わない高齢者にも、認知してもらいやすいでしょう。

チラシでは写真やイラストなども交えて視覚的にアプローチすることができ、店舗の特徴や魅力を伝えやすいのが特徴です。QRコードを記載すれば、ホームページにアクセスしてもらうこともできます。

また、店舗の売り出したい情報やお得なセール情報なども記載できます。クーポンも一緒に掲載すれば、認知度アップとあわせて来店率の増加も期待できます。

チラシの配布方法は店頭や駅前、近所での配布のほか、新聞やフリーペーパーのチラシなども効果的です。特に新聞の折り込みチラシであれば地域一帯に認知してもらいやすくなるため、商圏が広い小売店でも活用しやすいでしょう。

▼あわせて読みたい記事
集客力の高いチラシを作るには?反響率を上げるためのコツを紹介します!

ポスティングを行う

ポスティングとは、地域の各家のポストに直接チラシを配布する集客方法です。商圏に住むターゲット層に絞って集客を行うことができます。

先ほど紹介したチラシの配布と同様に、画像やイラストで視覚的にアピールできるのもポスティングの強みのひとつです。店舗の特徴や競合との差別ポイントを分かりやすく提示できます。

そして、ポスティングの最大のメリットは、店舗周辺の住民=店舗に足を運んでくれる可能性のある多くの人々にアプローチできるところにあります。

来店時に利用できるクーポンなど、特典をつけることで、実際に店舗へ足を運んでもらえる可能性が上がります。クーポンをつける際は、利用期限を記載し、特別感を演出するのがポイントです。

ただし、作成や配布に手間と時間がかかるというデメリットも存在します。そのため配布エリアを絞り、ポスティングを行うことが大切です。また、ポスト投函を禁止している建物や住まいにポスティングをしないよう、その点は十分注意が必要です。

▼あわせて読みたい記事
ポスティングとは?具体的なやり方や相場・ルールについて徹底解説

目立つ看板を設置する

認知度アップに大きな効果を発揮してくれるのが、目立つ看板の設置です。

ただ店名だけが大きく書かれた看板だと、どんなお店なのかはわからないので、来店にはつながりにくいかもしれませんが、「何かお店がある」という認知度はアップします。

また看板の近くに店舗情報を添えておけば、具体的な店舗の情報がわかるので、来店につながる可能性が上がるでしょう。「雑貨屋」「オーガニックフード」など、取り扱い商品について書いておくだけでも、店舗の情報は伝わります。

看板のないお店は、そこに店舗があることにそもそも気付いてもらいにくいため、認知されにくいという特徴があります。まずお店があるんだと知ってもらうためにも、看板を設置してみると良いでしょう。

▼あわせて読みたい記事
集客に効く看板とは?店舗の魅力を伝え、お客様を倍増させるコツを紹介

小売店の集客アイデア-新規来店率を高める方法-

小売店の集客において、認知度アップと合わせて大切なのが、新規来店率を高めることです。新規来店率とは、店舗を認知している人のうち、実際に店舗に足を運んでくれる人の割合のことです。

認知度が高くても、お店に行きたいと思ってもらわなければ集客にはつながりません。新規来店率を高める施策を試し、集客を成功させていきましょう。

ここでは、小売店の新規来店率をアップさせる方法を4つ紹介します。参考にしてみてください。

セールやイベントを開催する

来店率アップに大きな効果を発揮するのが、セールやイベントを開催し、お得に買い物できると顧客に知らせることです。競合とも差別化を図れるため、普段は競合に足を運んでいるという人にも、来店してもらいやすくなります。

クーポン券の配布なども効果的な施策の1つです。新規顧客だけではなく、一度足を運んだことのある顧客にも再度来店してもらいやすくなるでしょう。

ただし、セールやイベントは頻繁に開催できるわけではありません。常に安い状態が続いていると、セールが終わったときには足を運んでもらえなくなる可能性もあります。経営面にも影響があるかもしれないため、期間限定での開催を心がけることが重要です。

またセールやイベントを開催する際は、同時にポイントカードを発行したり、LINE公式アカウントに登録してもらったりすると、再来店も促せます。

SNSを活用したキャンペーンを開催する

SNSを活用したキャンペーンも来店率アップに効果的です。SNSで店舗情報を発信している場合は、普段投稿を見てくれている顧客を集客することができるので、ぜひやってみましょう。

SNSを活用したキャンペーンといえば、「SNSを見たで5%オフ」や「SNSからの予約で当日〇〇プレゼント」などがあげられます。魅力的なキャンペーンを用意すればするほど、顧客の興味を惹きやすくなるでしょう。

ただしSNSを活用したキャンペーンを頻繁に行ってしまうと、先ほど紹介したセールやイベントの開催と同様に、キャンペーンがないと足を運んでもらえない状態になってしまうかもしれません。

イベント時限定にしたり、ほかの集客アイデアも試したりしましょう。

店頭販売を実施する

店頭販売を実施するのも、来店率のアップに効果的です。

店頭販売では、店内に入るという大きなハードルを乗り越えなくても商品を手に取れるので、いつもよりも多くの顧客が来店してもらいやすくなります。商品の特徴や店舗の魅力を気軽に伝えられるため、次回の来店にもつなげやすいでしょう。

また店頭販売では顧客とのコミュニケーションも積極的に行えるため、顧客から直接感想や評判をもらうことができたり、隠れたニーズに気づけたりできるというメリットもあります。

ただし、店頭販売には人材の確保が必要です。店舗営業を休まないのであれば、店頭と店内それぞれに人員を確保しなければいけません。その分人件費がかかるので注意しましょう。

外観や入り口を目立たせる

店舗の外観や入口を目立たせると、顧客の興味を引きやすく、来店につながりやすくなります。店舗の存在を認知してもらうこともできるので、認知度アップにも効果を発揮するでしょう。

たとえば、照明を設置して夜でも目立つようにしたり、ウィンドウディスプレイを設置して商品をアピールしたりなどの方法があります。他にも季節に合わせた装飾や、セールを行う日には旗などを出すといった方法があります。

なお、外観や入口を目立たせる際は、店舗の特徴が伝わるかどうかをしっかり意識しましょう。ターゲットに合わせた装飾も大切です。また、派手にしすぎるとかえって客足が遠のく可能性もあります。あくまで、興味を持ってもらえる装飾を意識するようにしましょう。

▼あわせて読みたい記事
POP広告とは?店頭で集客・店内で売上アップへつなげる方法とデザインのコツ

小売店の集客アイデア-リピート率を向上させる方法-

小売店のリピート率がアップすると、常連客が増えるため、売上が安定しやすくなります。常連客が多くなればその分売り上げも安定するので、新規顧客に頼らなくても、経営自体が安定するようになるでしょう。

リピート率をアップさせるためには、顧客が「また足を運びたい」と思える施策を用意する必要があります。リピート率が低い場合は現状を分析することで、効果的な施策が見つけやすくなります。

ここでは、リピート率アップに効果的な7つの方法を紹介します。

メールマガジンを配信する

メールマガジンを利用すれば、一度店舗に足を運んでくれた顧客に、店舗の最新情報やお得な情報を定期的に発信することができます。顧客が店舗に対して興味を持ち続けてくれやすくなるため、リピート率アップにもつながるでしょう。

またメールマガジンを使えば、「再来店割引」など、リピーターだけのお得なクーポンなども配布できます。リピーターになることの特別感が、購買意欲の向上につながっていくでしょう。

ただし、メールマガジンのタイトルや本文を魅力的なものにしないと、そもそも開封してもらえない可能性があります。興味のないメールマガジンを発信し続けていると、そのうち受信拒否されてしまうかもしれません。

常に顧客に興味を持ってもらえるようなメールマガジンづくりを意識しましょう。

▼あわせて読みたい記事
【初心者必見】メルマガの作り方や成功させるコツ!テンプレートサイトも紹介

LINE公式アカウントを開設する

LINE公式アカウントの開設も、リピート率アップに効果的です。

LINE公式アカウントでは、トーク機能を使って顧客と個別にコミュニケーションをとることができます。顧客の質問や要望に応えられるので、満足度アップにつながりやすく、リピーターの獲得にも効果が期待できます。

またLINE公式アカウントは、リアルタイムで店舗の最新情報を発信することができます。タイムセール情報や時間限定クーポンなども送れるので、顧客の購買意欲情報にもつながりやすいでしょう。顧客だけの誕生日クーポンなども作成できます。

さらにLINE公式アカウントは無料で開設できるのが大きな利点です。コストをかけずにリピート率をアップさせられるため、ぜひ利用してみましょう。

▼あわせて読みたい記事
LINE公式アカウントで集客する方法とは?活用法や活用事例もご紹介

自社のスマホアプリを開発する

自社のスマホアプリがあると、顧客にプッシュ通知でセール情報やクーポン情報を送ることができます。顧客の購買意欲が高まりやすく、結果的にリピート率アップにつながるのです。

また会員限定のクーポンやポイント還元キャンペーンなども用意できるため、アプリ会員になっているからこそのお得感が堪能できます。競合との大きな差別ポイントにもなってくれるでしょう。

たとえば、大手スーパー「イオン」は「イオンお買い物アプリ」を運用し、プッシュ通知機能やスタンプカード、お得なクーポン配布などを行ってリピート率アップや購買意欲の促進につなげています。

ただし、スマホアプリの開発にはコストと時間がかかってしまいます。またアプリをリリースした後も、定期的な更新・メンテナンスが必要です。ある程度の知識がなければ運用が難しいので注意しましょう。

コストに余裕がある場合は、スマホアプリ開発を外注するのもひとつの手段です。

▼あわせて読みたい記事
店舗集客アプリどう活かす?顧客獲得のための正しい運用方法

ポイントカードを発行する

リピート率アップのためにも、ポイントカードの発行はぜひ行ってみましょう。従来の紙のポイントカードもおすすめですが、スマホアプリを利用したアプリ型ポイントカードも便利でおすすめです。

ポイントカードには、ポイントが貯まれば割引が受けられるなど、顧客の購買意欲を高められる特徴があります。2枚目以降は割引率がアップするなどの特典を付けると、ポイントを貯めるために継続的に来店してくれるようになるでしょう。

ほかにも「ポイントカード提示で5%オフ」「毎月〇のつく日はポイント2倍」など、特別なキャンペーンもできるようになります。会員制度を用いて、会員ランクごとに特典を増やしていく、といった施策も可能です。

あまりコストをかけずに始めたいのであれば、紙のポイントカードから取り組んでみても良いでしょう。

ユーザーニーズにマッチした商品を提供する

ユーザーニーズにマッチした商品提供を続けるのも、リピート率をアップさせる大事なポイントです。ユーザーニーズに合わない商品ばかりを入荷し続けていれば、リピートしようと思っていた顧客も、希望に合わない店舗だと判断し、足を運ばなくなってしまうからです。

たとえば、ナチュラルな雰囲気のインテリア雑貨を扱うお店が、急に奇抜だったり個性的だったりする柄のインテリア雑貨を多く扱うようになったとします。その結果、求めていた雰囲気とはちがう店舗だと判断されてしまい、顧客の足は遠のいてしまうわけです。

一度足を運んでくれた顧客が継続的に通いたくなる店舗にするためにも、商品を仕入れる際は、ユーザーニーズからは離れないよう意識することが大切です。

▼あわせて読みたい記事
商品力を高める方法とは?基本概念と長く愛される商品の作り方

店舗のサービスを充実させる

店舗のサービスが充実していないと、顧客はなかなか再来店したいと思ってくれません。もう一度行きたいと思える店舗にするためにも、店舗のサービスを充実させましょう。

充実させるサービスとして、たとえば、次のようなものがあげられます。

  • 従業員の接客マナー向上
  • 店内の清潔感や快適さの改善
  • 豊富な決済方法の導入
  • 充実したアフターサービス

まず従業員の接客マナーは、再来店に直結しやすい大きなポイントです。丁寧な接客を受けた店舗のほうが、もう一度足を運びたいと思ってもらえるでしょう。

また清潔感や快適さの感じられない店舗は、居心地が悪く感じられてしまうので、常に清潔さを保つよう意識しましょう。決済方法やアフターサービスを充実させると、利便性の高い店舗だと思ってもらいやすく、再来店のきっかけになりやすいです。

▼あわせて読みたい記事
良いサービスとは?満足度の向上につながる要素とサービス力を高める取り組み

買い物を楽しめる陳列を意識する

買い物を楽しめる陳列を意識すると、顧客に「買い物が楽しかったお店」「買い物しやすいお店」と言う印象を持ってもらうことができます。陳列方法に工夫のない店舗より、楽しんで買い物できる店舗のほうが、再来店につながりやすいです。

工夫を凝らした陳列方法には次のようなものがあります。

陳列方法特徴
島陳列棚とは別の台に商品を並べることで、商品が目立ち売上につながりやすい
ショーケース陳列ガラスのショーケースに商品を並べることで、高級感や特別感を演出できる
展示陳列洋服のマネキン陳列などの方法で、店舗のイメージや特徴を伝えやすい
平台陳列テーブルやワゴンに商品を載せて陳列する方法で、四方八方から手が伸ばしやすい
リピテーション陳列同じ種類の商品を間隔や向き、角度を揃えて陳列する方法で、商品を目立たせられる

陳列方法に工夫を凝らし、顧客の印象に残る店内を作ってみましょう。

小売店の集客が伸びない時の対処法

さまざまな集客方法を試しても、あまり効果が出ないといったことはよくあります。しかし効果が出ない原因を突き止め対処することで、適切な集客方法を試せるようになっていくでしょう。

なお、効果が出ない集客方法をずっと続けていても、コストや手間が無駄になってしまうだけです。いつか効果が出るかもしれないと放置せず、早めの対処を心がけてください。

ここからは、集客が伸びないときに試してほしい3つの対処方法を紹介します。

現状を数値化して課題を明確にする

集客が伸びないのなら、一度POSレジなどを使って現状を数値化し、課題を明確にしてみましょう。

集客に大切なのは、認知度・来店率・リピート率の3点です。これらを数値化して分析し、今の店舗に足りていないのはどのポイントなのかを明確にするのです。

POSレジ以外にもチラシを配布したなら何枚チラシを配ったのかで認知度が図れますし、配布したチラシについていたクーポンを何名が使ったのかで来店率が数値化できます。ポイントカードの利用者数を計測すれば、リピート率も分析可能です。

たとえば、認知度が高いのに新規の来店率が悪い状態なら、来店率アップのための施策を積極的に実施したほうが良いでしょう。店舗の認知度は高くても、来店のきっかけがないという状態だからです。

また集客方法によっては、顧客の反応率などが数値で分析できます。

たとえば、アプリなどでお得なタイムセール情報を配信した場合、情報を見てくれる人の数値割合は多くても、実際の来店率が悪いのなら、タイムセールの情報に問題があると判断できます。

現状を数値化して課題を明確にすれば、問題点がはっきりと浮かんでくるため、的確な対処が行いやすくなるのです。

取り組んでこなかった施策に取り組んでみる

小売店の集客が伸びない原因として、同じような集客ばかりを行っている可能性や、そもそも店舗にあわない集客方法を行っているケースも考えられます。

たとえば、認知度アップの施策ばかりに取り組んでいるなど、集客施策に偏りがあるのかもしれません。

またオンラインでの集客方法よりも、チラシの配布といったオフラインでの集客のほうが向いている可能性もあります。特にコンビニなど商圏の範囲が狭い場合、不特定多数の人に向けて集客を行うよりも、近隣の人に集客施策を試したほうが効果的です。

思い切って、今まで取り組んでこなかった施策に取り組んでみましょう。思いがけない効果が発揮できる場合があります。施策の中には無料でできるものも数多くあるので、試しにやってみるのがおすすめです。

PDCAを回し続ける

集客が伸びないときは、PDCAを回し続けてみましょう。

PDCAとは「PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(評価)→ACTION(改善)」の頭文字をとった言葉です。PDCAを繰り返すことで、集客施策の質が向上していきます。

具体的なPDCAの例を見ていきましょう。

PDCA
PLAN(計画)ホームページ制作を計画する
DO(実行)ホームページを公開する
CHECK(評価)ホームページの効果があったかどうかを分析→あまりアクセス数が増えておらず集客につながっていないと評価
ACTION(改善)SEO対策を行う
PLAN(計画)ホームページにSEO対策を行い、改めて公開する以下、繰り返し

このようにPDCAを回し続けていきます。すると集客の改善点を常に解決することができ、小売店に合う良質な集客方法へと変えていくことができます。

集客方法が伸びず効果が出ないと感じたら、一度PDCAを回してみましょう。

▼あわせて読みたい記事
PDCAサイクルとは?古いといわれる理由・代わるものまで紹介

小売店の集客アイデアは目的の明確化が大切

小売店の集客を行う際は、まず目的を明確にすることが大切です。認知度をアップさせたいのか、新規の来店率を高めたいのか、リピーターを増やしたいのか、目的によって集客方法が変わってきます。

そして集客を行う際は、認知度・来店率・リピート率のそれぞれが上手く作用しあっていることが大切です。現状の課題を分析しながら、小売店に今必要な集客施策を実施していきましょう。

集客が伸びない場合にも、課題を明確にしたり、新しい施策に取り組んでみたりすることで、いずれ集客効果は発揮できるようになります。

そしてPDCAを回し続けながら、小売店に合う集客方法にアップデートし続けることも大切です。小売店の集客をアップさせ、売上の上昇につなげていきましょう。

ー小売店の集客にお困りの方へー

小売店集客にはインターネット活用が必須!

ネット集客をはじめるにあたって、把握しておきたいことを、分かりやすくまとめました!ネット集客の理解のために、まずはこの資料をご覧ください。

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

いけだ
占いライターやエンタメコンテンツ大手のディレクター経験を経て、サングローブへ入社。前職ではメールマーケティングにて、月1億円以上の売上達成に貢献。現在は、SEOとダイレクトマーケティングの間で揺れている。

UPDATE 更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT