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リンク切れ(デッドリンク)のチェックツールおすすめ5選紹介!原因や放置するリスクについても解説

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サイトを運営するうえで、「リンク切れ」のチェックをすることは非常に重要です。放置するとユーザビリティ低下の要因になったり、SEOにも良くない影響を与えたりと確かなリスクがあります。

ですが、1つ1つのリンクを手作業で確認するのは、大変な手間です。そこで、本記事ではリンク切れをチェックするためのツールを5つご紹介します。

リンク切れが起こる原因についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

リンク切れ(デッドリンク)とは

リンク切れとは、サイトの閉鎖、記事の削除、URLの変更などによって、リンクをクリックしても、リンク先のページにアクセスができず「404 not found」のページが表示されてしまう状態のことを言います。

デッドリンクとも呼ばれており、サイトを長く運営していれば、リンク切れは必ず起こり得るものです。

そのまま放置し続けてしまうと、ユーザビリティとクローラビリティに悪影響を及ぼします。そのため、リンク切れ対策は、サイト運営を行ううえで非常に重要なのです。

リンク切れが起こる原因

なぜリンク切れが起きてしまうのでしょうか?その理由は主に2つあります。

リンクの記述ミス

よくあるリンク切れの原因として、リンク文字列の記述を誤ったり、コピーアンドペーストをミスして不完全なURLでリンクを張ってしまったりするなど、人為的なミスが挙げられます。気づかずにそのままにしてしまうと、リンク切れとなってしまいます。

単純なケアレスミスですが、サイトを運営していれば一度はやってしまうミスでしょう。投稿や更新を行う前に、最終確認でリンクの記述もチェックしておくと防げる可能性が高まります。

リンク先のページの削除

リンク設置時には存在していたページが、サイトの閉鎖やページの削除、URLの変更などによって、アクセスできなくなる場合があります。

外部リンクであれば、第三者が運営しているサイトですので、避けることのできないリンク切れとなります。

また、内部リンクでも、ページの削除やURLを変更した際、そのページに張っている内部リンクの修正を忘れ、リンク切れを起こすことは、ままあることです。

こうしたリンク切れは、いつ起こるか分からないため、定期的にサイト内のリンクを巡回して、リンク切れが起きていないかチェックしなくてはなりません。

リンク切れを放置するリスク

リンク切れを放置するリスクは、主に以下の2つです。

  • ユーザービリティの低下
  • クローラビリティの低下

なぜ、ユーザーに対する影響があるのか、また、クローラビリティの低下が起こる要因となる理由をそれぞれくわしく解説していきます。

ユーザービリティの低下

サイトに訪問したユーザーが、リンクをクリックした際に、リンク切れを起こしていると、ユーザーに無駄なクリックをさせることになります。

ユーザーは見たいと思ったからリンクをクリックをするので、それが見れないとわかると当然よい気分をしないですし、何よりサイトに不信感を覚えたり、信頼性の低いサイトだと感じてしまう原因にもなり得るでしょう。

ユーザービリティを損なわないためにも、リンク切れチェックは欠かさないようにすることが重要です。

クローラビリティの低下

リンク切れは、ユーザービリティの低下だけでなく、クローラビリティも低下させます。検索エンジンのクローラーは、リンクを辿って、各ページを回っているため、リンク切れがあると、そこでクローラーの情報収集が止まってしまいます。

サイト内のクローリングが滞ってしまうと、新規ページや、更新したページの発見ができず、検索エンジンの評価が遅れてしまいます。

間接的にSEOにとってもマイナスな影響を与えかねないので、リンク切れが起きていないかは、定期的にチェックすることが大切です。

リンク切れを調べるならツールの利用がおすすめ

リンク切れの対処法は、サイト内の全てのリンクとリンク先が存在するかを確認することです。

しかし、リンク切れを手動でチェックしていくのは、サイトの規模が大きくなるほど現実的ではなくなります。そこでおすすめなのが、リンク切れチェックツールを利用することです。

リンク切れチェックツールとは、任意のページまたはサイトに対してプログラムが自動で
リンク切れの有無を調べてくれるツールです。ツールを利用すれば、チェックする時間を削減し効率的な調査が可能になります。

【無料】リンク切れチェックツールおすすめ5選

ここではリンク切れをチェックするためのツールを5つご紹介します。

どのツールも無料で手軽に利用できるものなので、リンク切れチェックが習慣になっていないサイト運営者は、参考にしてみてください。

takotubo.jp

出典:リンク切れチェックツール | インデックス状況調査ツール takotubo.jp

無料で利用できるリンク切れチェックツールです。リンク切れをチェックしたいサイトのURLを入力して、「Check!」ボタンを押すだけ。ブラウザで簡単にリンク切れの有無を確認することができます。

「Check!」ボタンをクリックすると、リンク切れがある場合は「リンク切れリンク一覧」に該当するリンクを表示してくれます。

ただし、調査対象はサイト全体ではなくページ単体であることと、リンク先は200件までの調査となりますので、気を付けて利用しましょう。

Dead-link-checker.com

出典:リンクチェッカー(リンク切れチェックツール) dead-link-checker.com

こちらもブラウザで使えるリンク切れをチェックツールです。こちらもURLを入れて、チェックボタン押すだけ。ページ数が多くなると、調査に時間がかかりますが、作業をしながら回しておけばよいだけなので、使いやすいツールだと思います。

W3C Link Checker

出典:W3C Link Checker

W3C(Web技術の標準化を推進する非営利団体)が提供するリンク切れチェックツールです。ほかのブラウザ上で動くツールと同じく、URLを入力してチェックボタンを押すだけでリンク切れの調査を行うことが可能です。

他のツールとの違いとしては、いくつかオプションが用意されているので、表示方法をカスタマイズすることができます。

  • Summary only:サマリー(チェックした結果のみ)を表示する
  • Hide redirects:リダイレクトを除外する
  • Don’t send the Accept-Language header:Accept-Language headerを送信しない
  • Don’t send the Referer header:Referer headerを送信しない
  • Check linked documents recursively, recursion depth::リンクを再帰的にチェックする
  • Save options in a cookie:設定したオプションをcookieに保存する

デメリットとしては、日本語に対応していないため、エラー箇所が直感的に分かりにくいといった難点があることです。

それぞれのオプションの意味や英語に慣れている方でないと扱いづらいかもしれません。

Broken Link Checker

出典:Broken Link Checker – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語

こちらはWordPressのプラグインです。投稿・固定ページ・カスタム投稿、カスタムフィールド内のリンク切れを自動で監視してくれます。

ブラウザで起動するツールとは異なり、プラグインを有効化しておくだけでチェックできるのが魅力です。リンク切れが発見されると、ダッシュボードで通知してくれるので、見逃すこともありません。

設定を変えることで、チェックの間隔を調整や、サーバーへの負荷の制限なども可能です。WPでサイトを運営しているなら、非常に役立ついプラグインだと思います。

Googleサーチコンソール

出典:Google Search Console

サイト運営者にとってはおなじみのツール、サーチコンソールでもリンク切れのチェックが可能です。

サーチコンソールの管理画面上にある、「インデックス作成」の「ページ」をクリックします。エラーがあれば一覧で表示されるので、そのなかに「見つかりませんでした(404)」という項目があれば、それはリンク切れが発生している状態となります。

ただ、サーチコンソールを利用したリンク切れチェックは手間がかかるので、ほかのリンク切れチェックを使うことも検討してみてください。

有料だがahrefsでもリンク切れの確認が出来る

出典:SEOの被リンク分析・競合調査ツール | Ahrefs(エイチレフス)

自社サイトの分析のみならず競合他社のサイト分析まで行うことが可能なarefsもリンク切れチェックツールとして使用出来ます。

arefsにはどのようなサイトから被リンクを獲得しているか確認が出来たり、順位取得しているクエリをチェックしたりなど「SEO対策」をするうえでは欠かせないツールといっても過言ではありません。

そんなarefsでは、「被リンクのリンク切れ」と「発信リンクのリンク切れ」の2種類のリンク切れを確認することができます。

「被リンクのリンク切れ」では、その名の通り、外部サイトから被リンクを獲得しているが、被リンク先が404になっているページを確認することが可能です。

「発信リンクのリンク切れ」では、自社サイト内にある内部リンクがリンク切れを起こしていないかどうかということを確認することが出来ます。自社サイト内に設置した内部リンク外部リンクを問わず、リンク切れを起こしている場合は一覧で表示されるため非常に便利です。

有料のツールではありますが、効率的にリンク切れをチェックできるため、SEOに注力しているのであれば、導入の検討をおすすめします。

まとめ

リンク切れは、サイトを長く運営していれば、必ず発生するものです。毎日チェックする必要はありませんが、ユーザビリティとクローラビリティを損なわないためにも、定期的にチェックすることが大切です。

しかし、リンク切れのチェックを、手作業で1つ1つ確認するのは現実的ではありません。

本記事で紹介している、リンク切れチェックツールは無料で使えるものばかりですので、リンク切れのチェックをする習慣がないサイト運営者は、この機会にリンク切れが起きていないか確認してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

いまい
サイト運営歴15年以上。立ち上げたサイトは数知れず。SEO、メルマガ、広告、YouTube、手あたり次第が過ぎて、何も身になってないことに最近気づく。もう少しだけ、Web業界にしがみついていたい。

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