Catchy（キャッチー）とはどんなAIライティングツール？使い方や料金プランと実際に使った感想

AIライティングツールのCatchyは、面倒なプロンプトの入力不要で、さまざまなAI生成ができる画期的なツールです。用意されているテンプレートは140種類以上あり、個人利用からビジネスの現場まで幅広く使うことができます。

さらにChat GPT-3のアップデート版、GPT-3.5-turboに対応しているため、自然で人間らしい文章生成が可能という特徴もあります。

とはいえ「イマイチ使用用途がわからない」「使い方が難しそう」と感じ、使用に踏み切れていない人も少なくないでしょう。

そこで、今回はCatchyの特徴から活用方法、詳しい使い方や、実際に使用した際の感想についてなど詳しく紹介していきます。これを読めばCatchyの便利な使い方がわかり、自分の業務に活かせるかどうかが丸ごと判断できるでしょう。参考にしてみてください。

Catchy（キャッチー）とはどんなツール？特徴と機能

Catchyとは、キャッチコピーの作成から記事作成、仕事の相談やLINEの返信文章の作成など、多彩なAI生成ができるライティングツールです。

広告の作成やマーケティングのアイデア出しにも活用でき、個人利用からビジネスシーンまで幅広く活用されています。ビジネスに導入したことで、通常3～5日かかっていた業務が1日に短縮できたというケースもあります。

まずは、そんな便利なAIライティングツール「Catchy」の特徴と機能を紹介していきましょう。

GPT-3を活用してライティングができる

Catchyでは、Chat GPT-3のアップデート版、GPT-3.5-turboを活用したライティングが行えます。GPT-3.5-turboは、GPT-3よりも自然で正確な文章生成ができるのが特徴です。

また文脈の理解度が上がっており、回答や提案の内容が、質問の意図に適したものになりやすいという特徴もあります。

たとえば比喩表現を用いたキャッチコピーのアイデアを出力してもらう場合、GPT-3は下記のような意味不明な比喩表現を使ってしまいがちという特徴がありました。

例）

彼はまるでヴェートーベンがピアノを弾くかの如く、魅力的な態度をしています。

上記のように、前後の意味の関係性がイマイチ掴みにくく、比喩として分かりづらい印象を与えています。

しかしGPT-3.5-turboでは、前後の文章の不自然さが消え、クリエイティブさが増すようになりました。

例）

彼はまるで柔らかなピアノの音色のように、心地良い声で話を続けました。

このように、Catchyでは自然で人間らしい文章が作れるようになっています。

企画や戦略のアイディア出しができる

ライティング作業だけではなく、Catchyでは企画や戦略のアイデア出しが可能です。具体的には次のような活用方法があります。

• 記事の内容案
• 記事のタイトル案
• インタビューの質問案
• 動画の企画案
• メルマガのタイトル案
• 事業概要に基づく戦略案
• マーケティング戦略
• 新規事業のアイデア
• SNSでバズるアイデア

上記はCatchyができるアイデア出しのほんの一部にしかすぎません。ほかにも様々な要望にアイデア出しを行ってもらうことができます。Catchyのアイデアが新たなひらめきを生んでくれる可能性もあるでしょう。

またアイデアも「クレイジーなもの」「面白いもの」など、方向性を指定することが可能です。自分の希望に合ったアイデア出しがしやすいでしょう。

140種類以上のテンプレートを利用できる

Catchyでは、140種類以上の生成テンプレートを用意しています。望む答えを引き出すために高度なプロンプトを打ち込む必要はありません。テンプレートを使えば、いつでも質問に対して最適な答えが返ってきます。

テンプレートは記事制作・マーケティング・キャッチコピー・創作などジャンル別に分けられており、それぞれのジャンルがさらに細分化されているのが特徴です。

たとえば記事制作の場合、「文章をリライト」「短文を長文に」「記事の見出し」「メタディスクリプション」をはじめ、2024年5月時点で22種類のテンプレートが用意されています。自分の希望に合うテンプレートがすぐに見つけられるでしょう。

そのためAI生成ツールを使ったことがない人はもちろん、プロンプトの打ち込みが苦手で、AI生成ツールを上手く活用してこられなかったという人にもCatchyがおすすめです。

Catchyの主な利用シーンと活用するメリット

140種類ものテンプレートを用意しているCatchyは、様々なシーンで利用できます。とはいえ、具体的な利用シーンが思い浮かんでいない人も多いでしょう。また、活用することでどのようなメリットがあるのかもイマイチ想像しづらいはずです。

ここからは、Catchyの主な利用シーンと活用するメリットについて紹介します。Catchyの利用シーンが具体的にイメージできれば、個人活用やビジネス利用にどれくらい役に立つかも想像しやすくなるでしょう。参考にしてみてください。

ブログやサテライトサイトの記事制作を効率化できる

Catchyでは、キーワードから文章生成を行ったり、記事タイトルや導入文、見出しや本文まで生成したりすることが可能です。そのためブログやサテライトサイトの記事制作が効率化できます。

市場分析も可能で、ターゲット像の分析も得意です。ユーザーの課題を浮き彫りにしてもらえば、記事の方向性を決定するのに役立てることもできるでしょう。

つまり、記事制作の準備から構成作り、本文執筆にタイトル決めまで一貫してCatchyに任せることができます。これまで記事制作に数日かけていたという人も、Catchyを使えば短時間で記事制作ができるかもしれません。

もちろん最終的な文章チェックや、校正は人の手で行う必要があります。それでも、Catchyは効率的な記事制作に大いに活用できるとわかるでしょう。

商品説明やマーケティング用文章でCVRを高める

Catchyは商品の簡単な説明を打ち込むだけで、商品説明文を用意してくれます。セールスライティングやコピーライティングといった、マーケティング文章の作成も可能です。

4Pモデル (問題・約束・証明・提案) に基づいたコピーライティングの文章も作成でき、記事制作や広告作りに役立ってくれるでしょう。

こうして次々にマーケティング文章を作ることができるので、いろんな文章を試し、CVRを高めていくことができます。短時間で最も読者の反応が良い文章を見つけられるため、マーケティングに大いに役立ってくれるはずです。

Catchyがなければ、文章のCVRの結果は自分で判断しなければいけませんし、効果が出なければ都度イチから作り直さなければいけません。効率的にCVRを高められるのはCatchyの大きなメリットです。

営業メールの原案を作成して問い合わせを増やす

Catchyでは、メールの開封率が上がる効果的な件名の作成案から、メルマガの本文・タイトル案まで作成することができます。問い合わせが増える原案を次々に作成できるため、営業に効率的に役立てられるでしょう。

文章の雰囲気も、丁寧・カジュアル・大胆の3種類から選べます。丁寧な営業メールを作成したいときだけではなく、顧客の心を突き動かす、大胆でストレートな文章を作成したいときにも活用できます。

作成してもらう原案は自分の手で手直しする必要がありますが、イチから原案を考える手間がなくなるので、業務の効率化につながるでしょう。

営業メール以外にお礼の文章や気の利いた文章などさまざまなメール原案が作れるため、メールの作成自体が苦手な人にもおすすめです。

Catchyの料金プラン

Catchyには3種類の料金プランが用意されており、Freeプランなら月額0円で10クレジット分利用することができます。

プラン名	月額料金（税込）	クレジット数
Free	0円	10クレジット
Starter	3,300円～8,910円	100～300クレジット
Pro	10,780円	無制限

クレジットとは、生成ツールを使用する際に消費するポイントのようなものです。使用するツールごとに必要なクレジット数が異なります。ツールの説明文下に必要なクレジット数が記載されているため、よく確認してから使うようにしましょう。

Freeプランを活用して、さらに日々の業務に活かしたいと感じたのなら、100・200・300クレジットからプランが選べる「Starterプラン」がおすすめです。一番リーズナブルな100クレジットプランにして、足りないときに都度クレジットを追加しても良いでしょう。

常に業務に活かしたい、本格的なAI運用を始めたいという人は、クレジット無制限のProプランがおすすめです。月々の料金が抑えられる年額払いのプランもあります。

まずはFreeプランで機能を試してから、有料プランを選ぶのが良いでしょう。

Catchyの使い方を解説！

記事制作から商品説明、メールの原案まで幅広く利用できるCatchyですが、「本当に使い方は簡単なのだろうか」と疑問に感じている人もいるでしょう。

Catchyには140種類以上のテンプレートが用意されているので、プロンプトを入力しなくても、誰でもすぐに希望の文章が生成できます。

ここからは、Catchyの使い方を詳しく解説していきます。1つの記事を作ると仮定して、タイトル・導入文・見出し・本文まで作成していくので、利用する際の参考にしてみてください。

タイトルを作成する

タイトルを作成する場合は、「トピック」の部分に記事の内容を端的に記載します。必要なクレジットは1つです。

たとえば「AIライティングツールCatchyを使って業務効率化する方法」と記載し、文章の雰囲気を「丁寧・カジュアル・大胆」の3種類から選びます。

すると、次のようなタイトル案を提示してもらえるでしょう。

AIライティングツールCatchyで業務効率化する際に必要な3つの心得AIライティングツールCatchyのエキスパートになるための5つの方法AIライティングツールCatchyを使いこなすための7つのテクニック

より詳しくタイトルの方向性を定めたいときは、トピックを「AIライティングツールCatchyを使って記事作成の業務効率化する5つの方法」と記載します。すると「記事作成」「5つ」というワードを拾ってくれやすくなります。

出力された内容に満足できない場合は「さらに作成する」を選択し、タイトル案を再度提示してもらいましょう。

導入文を作成する

導入文を作成する際は、記事のタイトルと、何について書きたいかの内容を記入します。必要なクレジットは2つです。

導入文を生成する際は、何について書きたいのかの内容を詳しく書くことが大切です。導入文に入れたい内容は必ず記載し、専門用語があれば意味も添えてあげると、わかりやすい導入文ができあがります。

たとえば、「AIライティングツールCatchyで記事制作するための7つのテクニック」というタイトルの場合は以下のような導入文が生成されるでしょう。

何について書きたいか「記事では、AIライティングツール「Catchy」を使った、効率的な記事制作のテクニックを7つ、実際の利用画面を交えて説明したい。また「Catchy」を使用してどんな記事が出来上がったのかのサンプル、ツールを使用するメリットやデメリット、また応用的な使用方法についても解説したい」

生成される文章「AIライティングツール「Catchy」を使った記事制作に興味を持つ人が増えてきました。この記事では、「Catchy」を使った効率的な記事制作のテクニックを紹介します。実際に利用する流れや完成した記事サンプル、使用するうえでのメリットやデメリットも解説します。応用的な使い方も紹介するので、この記事を読めば、「Catchy」を使いこなすテクニックが身につくでしょう。どうぞ最後までご一読ください。」

このように、内容をうまく取り入れながら、導入文を作成してくれます。文章の雰囲気をカジュアルや大胆に変えれば、更に砕けた文章に変えてくれるでしょう。

見出しを作成する

Catchyでは、記事の見出しを4つ作成してもらうことができます。また「記事の見出し Ver.2」を利用すると、Catchyが判断した数の見出しが生成されます。必要なクレジットはどちらも1つです。

見出しを作成する際は、記事のタイトルと導入文の2つを入力します。ここまで生成してもらったタイトルと導入文を記入すると、次のような見出しができるでしょう。

AIライティングツール「Catchy」の使い方の基本AIライティングツール「Catchy」の記事制作テクニックとサンプルAIライティングツール「Catchy」のメリット・デメリットAIライティングツール「Catchy」の応用的な使い方

見出しをさらに細分化したいときは、記事タイトル部分に見出し文を入れて作成すると小見出しを作成することもできます。ただし小見出し用のツールではないので、自分で整える必要があります。

本文を作成する

記事の本文は記事全体の文章と、見出しごとの文章の2種類作成が可能です。

記事全体の文章は導入文とまとめも含めて全体で1,200～1,500文字ほど、必要なクレジットは4つです。

見出しごとの文章は500文字程度で、複数の見出しをまとめて作ることはできませんが、本文全体を生成するよりも1見出し当たりの文字数が増えます。必要なクレジットは2つです。

実際にここまで作成したタイトル・導入文・見出しを使って全体の文章を作成してもらうと、1,200文字ほどの文章を生成してもらえました。見出しごとにした場合は、1見出し630文字ほどの文章が生成されています。

導入文とまとめだけを生成するテンプレートもあるので、あわせて活用すると良いでしょう。

なお、全体の文章を作成する際、見出しの数を減らせば1見出し当たりの文字数を増やすことができます。その場合はタイトルと導入文も見出しに合わせた調整が必要です。

またタイトルを見出し文章にし、導入文を見出し内で説明したい内容にすれば、小見出しの文章も作成できます。導入文やまとめを組み合わせれば、「AIライティングツールCatchyで記事制作するための7つのテクニック」という記事の完成です。

Catchyの便利なオプション機能

CatchyにはAIライティングツールの利用を手助けする、便利なオプション機能が複数用意されています。オプションを活用することで、より効率的なライティングツールの利用ができるようになるでしょう。

活用したいオプション機能は次の3つです。

• メモ帳機能
• ビジネスモード
• プロジェクト

上記3つの機能を使えば、AIライティングツールがより使いやすくなります。業務効率化にも役立てられるでしょう。さっそく、3つの機能について詳しく解説します。

メモ帳機能の活用

メモ帳には、Catchyで生成した文章をすぐにメモできるメモ帳機能が用意されています。生成ツール画面右上にある「メモ帳」ボタンを選択するだけで、すぐにメモ帳が開くことができます。

メモ帳に記入した文章は自動保存され、ほかのツールからメモ帳を開いたときにも、保存した文章が確認できるので便利です。

記事制作の際は生成した文章をメモ帳にどんどん書き連ねておくことができますし、キャッチコピーのアイデアを複数作成した際はメモ帳にリストアップして比較することができるでしょう。

また、生成した文章を自分で手直ししたいときや、ひらめいたアイデアを書き溜めておきたいときにも使えます。いちいち外部ツールを開く必要がなく、Catchy1つで作業が完結するのは大きなメリットです。

ビジネスモードの設定

Catchyにはさまざまな生成ツールが用意されています。しかし、140種類以上ものテンプレートがあるので、ビジネスで使う際にはエンタメツールが鬱陶しく感じることもあるかもしれません。

そこで活用できるのが「ビジネスモード」です。設定画面からいつでも有効にできます。

ビジネスモードにすると、エンタメツールが生成ツール一覧に表示されなくなるため、ビジネスに活用できるツールだけをチェックすることができます。不必要なツールが目に入らないので、探したいツールが見つかりやすくなるでしょう。

もちろん設定画面からすぐに無効にすることもできるので、個人利用・ビジネス利用とシーンに合わせて使い分けるのがおすすめです。

プロジェクト情報の登録

プロジェクトとは、生成した文章を保存しておける機能のことです。Freeプランでは1つ、優良プランなら無制限にプロジェクト情報が登録できます。

プロジェクト情報の登録によって、生成した文章を用途ごとに分けやすくなります。

たとえば「個人利用」「ビジネス利用」と2つのプロジェクトに分けたり、「記事制作」「アイデア出し」と内容ごとに分けたりすることもできるでしょう。「プロジェクトA」「プロジェクトB」と、企画ごとに分けるのもおすすめです。

ただしプロジェクト間の文章移動はできないので、プロジェクトに振り分ける際は間違えないように注意しましょう。またプロジェクトを自分で消すことはできないので、不要になったプロジェクトを削除したいときは運営に問い合わせる必要があります。

Catchyを実際に使ってみた！テキストの精度はどうだった？

Catchyにはさまざまな使い道があり、オプションを使えばより便利に利用できることがわかりましたが、実際の使用感が気になるという人も多いでしょう。特にテキストの精度がどれほど高いのかは気になるポイントです。

そこで、ここからはCatchyを実際に使ってみた結果について紹介します。今回はブログ記事・メール文章・市場調査の3点で実際に使用してみました。それぞれの精度を確認し、Catchyを利用するかどうか検討するときの判断材料にしてみてください。

ブログ記事

ブログ記事作成に関しては、本文全体を作成してもらったところ、文章の精度に問題はないものの1つ1つの見出しの内容が薄いなと感じてしまいました。

一方でクレジットを多数消費して見出しごとに細かな文章を生成すれば、比較的クオリティの高い記事が作れるのではという印象を受けます。

今回「AIライティングツールCatchyで記事制作するための7つのテクニック」というタイトルで記事全文を作成したところ、1つの見出しにおいて次のような文章が生成されました。

2.  AIライティングツール「Catchy」の記事制作テクニックとサンプル記事制作において、Catchyを活用するためのテクニックがあります。例えば、AIが生成した文章に適切な見出しを付け足すことで、読みやすさやわかりやすさを向上させることができます。画像やリンクの追加、キーワードの適切な配置なども重要です。サンプル記事を通じて、効果的な記事制作の手法を学び、自身の記事制作に活かしましょう。

上記の文章に支離滅裂な点はありませんが、内容的には薄く、テクニックを説明しきれているという印象は受けません。

記事にするなら具体的な7つのテクニックを項目立てて説明する必要があり、サンプル画像を挿入する必要があるでしょう。どちらかといえば大見出しの導入文という印象を受けます。この文章をベースに自分でリライトする必要があります。

その一方で、次の見出しの文章は分かりやすいと感じました。

3.  AIライティングツール「Catchy」のメリット・デメリットAIライティングツール「Catchy」を利用することには、さまざまなメリットとデメリットがあります。メリットとしては、迅速な記事生成や効率的な制作プロセス、多くのテーマに対応できる点などが挙げられます。一方で、記事の一貫性やクオリティに影響を及ぼす可能性もあります。メリットとデメリットを十分に理解し、使い所を見極めることが重要です。

メリットとデメリットの書き方は整える必要がありますが、ポイントを端的に説明しており、非常にわかりやすい文章です。小見出しを追記すれば、より分かりやすい見出しにできるでしょう。

このように自分で手直しする必要はあるものの、文章におかしな点は見受けられなかったため、記事を作成する際のベースとしてなら十分活用できると感じました。さらに詳しい文章を作りたいときは、クレジットを消費し、見出しごとに文章を作成しましょう。

メール文章

メール文章を作成する際、頭を悩ませやすいのが「断りの文章」ではないでしょうか。今回は断りのメールを作成してもらい、文章の精度を調査しました。

相手の要望は「プロジェクト納期を1週間早めてほしいが、クオリティは落としてほしくない。報酬はできれば据え置きでお願いしたい。」で、返事の文章は「丁寧」に設定します。

その結果、次のような文章が生成されました。

申し訳ございませんが、納期を1週間早めることは難しい状況となっております。品質の確保や報酬のご検討もございますので、ご了承いただければ幸いです。どうかご理解いただけますようお願い申し上げます。

一見使いやすい文章に見えますが、「品質の確保や報酬のご検討もございますので」という文章には少し引っ掛かりを感じてしまいました。

「品質の確保が難しいため、恐れ入りますがお受けいたしかねます」という文章のほうが自然ですし、提案を断っているので、報酬について改めて言及する必要はないでしょう。

文章の原案を作成するという観点だけで見れば使いやすいですが、敬語表現の精度には不安を感じる結果となってしまいました。

市場調査

最後に市場調査を利用してみました。市場調査は分析するツールなので、文章に違和感があって困るという心配はないかもしれませんが、質問の意図に対して精度の高い答えが返ってくるかどうかは重要なポイントです。

今回は「ユーザーの課題（キーワード編）」を利用してみます。分析したいキーワードは「AI生成ツールの使い方」です。実際に生成された内容を見てみましょう。

ツールのインターフェースの使い方が難しい：AI生成ツールのインターフェースや機能が複雑で使い方がわかりづらいと感じるユーザーがいる。 マニュアルやサポートが不十分：適切なマニュアルやサポートが提供されず、ユーザーが使い方や問題解決に困難を感じることがある。 生成されたコンテンツの品質に満足していない：ユーザーはAI生成ツールで生成されたコンテンツの品質に満足しておらず、不自然だったり目的に沿わない出力物を受け取ることがある。使用料金やライセンスに関する疑問や混乱：使用料金やライセンスに関する情報が不透明であり、追加料金が発生したり、制限を理解しづらいと感じるユーザーもいるかもしれない。 AI生成ツールの制限に制約される：ツールの使用回数や出力量に制限があるため、大規模なプロジェクトや特定のニーズを満たす際に制約を感じることがある。

このように5つのユーザーの課題を生成してくれました。まとめると、使い方がわかりづらい、品質や料金に不満を感じている、制約を感じているという課題があると判断できました。

「使い方」を検索しているユーザーは確かに使用感に不満を感じている可能性もありますし、もっと効率よく、料金内で便利に使える方法を探しているとも判断できます。そのためCatchyが出力した課題は、精度の高い答えだといえるでしょう。

ただし、ほかにも「使ったことがないから使い方を知りたい」「そもそもAIはどんな場面で使えるの？」といった課題もあるでしょう。生成された課題はあくまでひとつの意見として受け止め、足りない課題を補う必要がありそうです。

Catchyを利用する際の注意点とは？

記事制作や業務の効率化、メール原案の作成やアイデア出しなど、多彩な働きができるCatchyは、AIを身近に感じられるツールといえます。しかしいくら便利なツールとはいえ、注意しなければいけないポイントもあるのが事実です。

特に気を付けたい注意点は次の3つがあげられます。

• 1生成＝1クレジットとは限らない
• 生成される文章が期待より少ない場合がある
• 必ずファクトチェックや校正を行う必要がある

まずはCatchy独自のシステム、クレジットについてです。生成ツールによって使用クレジット数が異なるため注意する必要があります。そして生成される文章の文字数をこちらで指定できるわけではないので、期待よりもかなり短くなる可能性があります。

最後に気を付けたいのが、生成された文章のファクトチェックや校正が必要になるという点です。Catchyに限らず、AI生成ツールを使うなら必ず覚えておきたい注意点となっています。

さっそく、それぞれの注意点について解説します。

1生成=1クレジットとは限らない

Catchyは生成するたびにクレジットが必要になりますが、クレジット数は使用する生成ツールによって異なります。

主なツールごとの使用クレジットは以下の通りです。

生成ツール	使用クレジット数
記事アイデア	1クレジット
メルマガのタイトル	1クレジット
キャッチコピー（比喩）	1クレジット
短文を長文に	2クレジット
プレスリリースの本文	2クレジット
マーケティング戦略	3クレジット
記事の本文	4クレジット
文章をリライトver.2	7クレジット

上記のように、ツールによって使用クレジット数がそれぞれ異なります。

Freeプランの場合は10クレジットしか付与されていないため、クレジット数の多いツールを使ってしまうとあっという間にクレジットがなくなってしまうでしょう。Starterプランも100～300クレジットと上限が決まっているため注意が必要です。

クレジット数の上限にいつも達してしまうという場合は、プラン変更を視野に入れるようにしましょう。

生成される文章が期待より少ない場合がある

Catchyで生成される文章が、期待していた分量よりも少なくなってしまう場合がしばしばあります。

たとえば先ほど実際にメールの文章を生成してもらいましたが、かしこまったメールの返信としてはかなり短い96文字しか生成してもらえませんでした。できれば冒頭のあいさつから締めの言葉まで含めて、長めの文章を生成してもらいたいところです。

記事作成の文章にいたっても、1見出し150文字前後のコンパクトな文章が生成されてしまいました。質問の仕方や見出しの数によってはさらに文字数が減る可能性もあるでしょう。

Catchyで生成してもらう文章はあくまで原案であり、生成されたあとは自分で肉付けする必要があると覚えておくことが大切です。

必ずファクトチェックや校正を行う必要がある

Catchyで使用できるGPT-3.5-turboは、こちらの質問の意図をくみ取り、的確な答えを返してくれやすいです。しかし的確な答えではあるものの、正確なわけではありません。

GPT-3.5-turboが知らない情報にもかかわらず、知っているかのように返事をすることもあります。誤った情報を真実のように並べることもあるでしょう。そのため、生成された文章や情報は必ずファクトチェックをおこなう必要があります。

また、文章の敬語の使い方が間違っていたり、誤った単語で文章を生成していたりすることもあります。自然な文章生成ができるとはいえ、その精度は100％とはいえません。性正誤は必ず校正も行うようにしましょう。

Catchyについてよくある質問5選

ここまでCatchyの使い方と注意点を解説してきましたが、ほかにも商用利用が可能なのかや、支払い方法の種類についてなど、気になる点がたくさんあるでしょう。ここでは、Catchyについてよくある質問にお答えしていきます。

お答えする質問は以下の6つです。

• 商用利用はできる？
• 支払い方法は何がある？
• 契約期間中に解約したら返金される？
• 使えるブラウザやOSは？
• 入力したデータのセキュリティはどうなる？
• 一つのアカウントに対して複数人で利用できる？

Catchyを使う際の参考にしてみてください。

商用利用はできる？

Catchyで生成した文章は、商用利用することが可能です。また生成された文章の著作権は入力者に帰属するため、著作権問題も気にせずに安心して商用利用ができます。

ただし、Catchyが生成した文章は必ずしも正しい情報とは限りません。そのまま商用利用してしまうと、誤った情報の拡散につながるかもしれないのです。商用利用に限った話ではありませんが、生成文章を使う際は必ずファクトチェックを行うようにしましょう。

またSEO記事として商用利用する場合は、そのまま文章を使うとGoogleにスパム認定されてしまう可能性があります。読める文章として成立しているかどうか、校正をしっかり行ってから記事に使うようにしましょう。

支払い方法は何がある？

Catchyの有料プランには、次の4種類の支払い方法が用意されています。

• クレジットカード
• デビットカード
• プリペイドカード
• 銀行振込（年額払いのみ）

年額払いで契約する場合のみ、銀行振込で支払うことが可能です。お問い合わせページから、事前に「銀行振り込みで年額払いがしたい」と問い合わせるようにしましょう。請求書を発行してもらえます。

月額払いの場合はクレジットカード、もしくはデビットカード、プリペイドカードのみが使用できます。Amazonギフトカードなどは使用できません。また、支払い画面でカード情報とカード所有者名が入力できない支払い方法も使用できません。

なお、プランの領収書は設定画面からいつでも発行可能です。インボイス制度対応の領収書をPDFで発行してもらえます。

契約期間中に解約したら返金される？

契約期間中に解約した場合、月額払いと年額払い共に返金はされません。月額払いの場合は1カ月おき、年額払いの場合は1年おきの請求発生となるので、解約を検討している場合はカレンダーなどに忘れずに記入しておくのがおすすめです。

なお、解約後Proプランの場合は請求が終了する日まで無制限で利用できます。早めに解約しておいても、次の更新日まで使用することができるのです。

またStarterプランの場合は、解約後も半年間はクレジットが利用できます。解約を忘れてしまいそうなら、必要なクレジット数が手に入った後、すぐに解約しても良いでしょう。

ちなみにプランをアップグレードする場合は、新しいプランとの差額を請求されるだけなので、2重で支払いが発生する心配はありません。

使えるブラウザやOSは？

Catchyは、Windows・Mac・iOS・Androidに対応しています。PC・スマホどちらのOSにも対応しており、使用できるブラウザもSafariやGoogle Chromeをはじめ幅広いです。

ただしメッセンジャーアプリ内などのブラウザなどからCatchyを開くことはできません。通常のブラウザを使用してCatchyを開くようにしましょう。

使用感はスマホでもPCでもあまり変わりません。外出先でスマホで作成した文章を、帰宅後にPCでさらに調整しなおすといった使い方もできるでしょう。

なお、どちらで使っても大きな問題や違うはありませんが、文章入力がしやすく、コピーペーストやメモ帳機能も利用しやすいPCでの使用がおすすめです

入力したデータのセキュリティはどうなる？

Catchyでは、入力したデータのセキュリティ対策を徹底しています。入力したデータは、無断でAIが学習することはなく、入力したテキストデータに第三者が無断でアクセスすることもできないようになっているのです

そのためセキュリティレベルの高い文章を取り扱う際や、社外秘のプロジェクトに関するアイデア出しがしたい場合も安心して利用しやすくなっています。そしてセキュリティレベルはFreeプランでも有料プランでも変わりません。

そして、Catchyでは通信を暗号化するなど、セキュリティ対策も強化しています。情報が漏れてしまうのではと心配になってしまうかもしれませんが、安全に利用できるサービスです。セキュリティに不安を感じることなく、ビジネスでも安心して活用できます。

一つのアカウントに対して複数人で利用できる？

Catchyは、Freeプラン・Starterプラン・Proプランのすべてで、1アカウント1名でしか利用できません。今後複数人が1つのアカウントにログインした場合は、自動的にログアウトされるような仕組みにもなっていくとのことです。

なお、Catchyには法人向けのEnterpriseプランもありますが、Enterpriseプランでも複数人の利用はできません。一人1つのアカウントを作成して利用するようにしましょう。

Freeプランなら10クレジット分無料で使えて、毎月1日にクレジットが回復します。お試しで使いやすいですし、月に数回しか触らないのであればFreeプランで十分という人もいるはずです。

ほかにも、使用クレジットに応じて複数のプランが用意されています。複数人で使う場合は、一人ひとりに合わせたプラン選びを行いましょう。

Catchyのまとめ

AIライティングツールのCatchyは、記事制作やメール作成、アイデア出しやキャッチコピーの作成など幅広い業務に活用できる生成ツールです。動画の企画案を作ったり、マーケティングに活用したり、SNSでバズるアイデアを提供してもらったりもできます。

また面倒なプロンプトの入力が必要なく、文章を生成したいときはテンプレートに沿って文章を入力するだけと簡単です。Chat GPTでのAI活用は苦手だという人も、Catchyなら使いやすいかもしれません。

Catchyは、10クレジット無料で試せるFreeプランが用意されています。クレジット数は生成ツールごとに異なりますが、少ないクレジット数の生成ツールを選べばたっぷりお試しできるでしょう。まずは無料で、Catchyの機能を使ってみてください。