ChatGPTで画像生成する方法を解説!著作権や商用利用はどういう扱い?
ChatGPTで画像生成する方法をご存じでしょうか。特別な設定は必要なく、有料プランを契約している方は全員利用できる機能です。ただ、なかには「チャットAIで画像生成ってどういうこと?」という方もいると思います。
そこで本記事では、ChatGPTで画像生成する方法をわかりやすく解説します。
一般的な画像生成AIとの違いをはじめ、商用利用や著作権にも触れているので、ぜひ参考にしてください。
目次
ChatGPTの画像生成とはDALL-E 3のこと
結論、画像生成AIの「DALL-E」のことです。ChatGPT自体はチャットの生成AIですが、そこに画像生成AIの「DALL-E」が搭載されました。どちらも運営元はOpenAI社です。DALL-Eにはいくつかバージョンがありますが、ChatGPT上で利用できるのはDALL-E 3です。
DALL-Eは単体としてサービス展開されており、多くのユーザーから人気を集めています。本来ならChatGPT上で使えるようにする必要性はありません。
しかし、ChatGPT上でDALL-Eを利用した場合、「AIとコミュニケーションを取りながら画像を生成できる」といったメリットが生まれます。詳細は後述しますが、一般的な画像生成AIとは異なり、まるで人間と会話するようにプロンプトを調整できます。
DALL-Eの詳細に関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>【無料あり】DALL-E 2・DALL-E 3とは?使い方や商用利用について解説!
ChatGPTで画像生成する方法
ChatGPTで画像生成するためには、有料プランのChatGPT Plusの契約が必要です。ChatGPT Plusと契約し、上位モデルのGPT-4を利用できる環境を用意してください。GPT-4の詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。
>>>【GPT-4 vs GPT-3.5】OpenAIのChatGPT(チャットジーピーティー)の新モデルを徹底解説!
ここからは、GPT-4が利用できる前提で画像生成する方法を解説します。
まずはChatGPTにログインします。その後、左上のメニューからDALL-Eを選択してください。
以下のポップアップが表示されるので、「Get Started」をクリックします。
いよいよプロンプトの入力です。ChatGPTは日本語プロンプトに対応してるので、今回は翻訳せずにプロンプトを作成します。「筋トレをするライオンと虎」にしてみましょう。結果は以下のとおりです。
かなりプロンプト通りの画像が生成されました。ただ、虎が人型なのに対してライオンは少し違和感があります。「左の画像のライオンを人型にしてください」と追加で指示を出します。結果は以下のとおりです。
ライオンに焦点が当たり、虎が消えてしまいました。今度は「元画像の虎が消えています。改善してください」と入力してみましょう。結果は以下のとおりです。
まさに「筋トレをするライオンと虎」です。このように、ChatGPTで画像生成する際は、AIとコミュニケーションをとりながらクオリティを上げていくことができます。
ChatGPTで画像生成できない原因
ChatGPTで画像生成できない原因は大きく分けて以下の3つです。
- 有料プランを契約していない
- サーバーが混雑している
- NGプロンプトが含まれている
有料プランを契約していない
繰り返しになりますが、ChatGPTで画像生成するためには有料プランのChatGPT Plusと契約する必要があります。まずはGPT-3.5になったままではないかご確認ください。
サーバーが混雑している
次に考えられるのがサーバーの混雑です。「Creating Image」と表示され画面が動かないときはこの可能性があります。
基本的には時間が解決してくれるので待機しましょう。万が一そのまま動かなければ、新しいチャットを作成してください。
NGプロンプトが含まれている
最後に考えられるのがNGプロンプトです。ChatGPTでは、暴力的・性的なコンテンツ、著名人に関連したコンテンツなどを生成できません。たとえばドナルド・トランプと入力した結果は以下のとおりです。
「I’m sorry, but I can’t create images of specific real-life public figures, including politicians like Donald Trump. However, I can help you with other types of images or information. Do you have any other requests or topics you’d like to explore?(申し訳ございませんが、ドナルド・トランプのような政治家を含む、特定の実在の公人の画像を作成することはできません。しかし、他のタイプの画像や情報についてはお手伝いすることができます。他にご要望やトピックはありますか?)」と表示されました。
また、ChatGPTで画像生成を始める際、以下の画面が表示されることもあります。
この画面で待ち続けても画像は生成されません。右下のリロードマークをクリックしてください。
ChatGPTの画像生成ではプロンプトが自動で書き換わる
ChatGPTの画像生成では、入力したプロンプトが自動で書き換わります。先ほど「筋トレをするライオンと虎」の画像をご紹介しましたが、その際も英語に変換されていました。
なかには「入力したプロンプト通りに画像生成してほしい」という方もいると思います。しかし、私が試した限りでは実現できませんでした。「以下のプロント通りに画像生成してください」「Generate images as per the following prompts」と指示を出しても結果は同じです。
日本語で指示を出した場合は以下のとおりです。
英語で指示を出した場合は以下のとおりです。
ChatGPTの画像生成における著作権・商用利用
ChatGPTの画像生成ではDALL-Eが使用されています。このDALL-Eですが、商用利用が認められています。
Subject to the Content Policy and Terms, you own the images you create with DALL·E, including the right to reprint, sell, and merchandise – regardless of whether an image was generated through a free or paid credit.
引用:Can I sell images I create with DALL·E?|OpenAI
ただ、著作権に関してはかなりグレーゾーンです。
DALL-Eに限らず、画像生成と著作権は明確なルール作りがされていません。OpenAIが商用利用を認めていたとしても、生成したコンテンツが著作権侵害に該当する可能性もあります。
DALL-Eと著作権・商用利用に関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>【無料あり】DALL-E 2・DALL-E 3とは?使い方や商用利用について解説!
ChatGPTの画像生成まとめ
今回は、ChatGPTの画像生成について解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- ChatGPTで画像生成はできる
- 画像生成AIのDALL-Eを使用
- 画像生成するには有料プランの契約が必要
- 一部ブロックされるプロンプトもある
一般的な画像生成AIとは異なり、AIとコミュニケーションをとりながらコンテンツを作成できるのが大きな魅力です。ChatGPT Plusの契約が必要ですが、その分の価値はあるでしょう。
また、画像生成AIについて詳細を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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