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【2025年版】法人におすすめのCMS10選!選び方や性能比較も紹介

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今やWebサイトにCMSを導入するのは、もはや当たり前の時代です。自社のサイトを運営していくうえで、どのCMSを選ぶかが、効率的な運用やセキュリティ、さらにはコストにも大きく影響します。ですが、CMSの種類が多くてどれが良いかわからない、無難なWordPressで良いのではと思う人も多いでしょう。

そこで本記事では、法人におすすめのCMSをまとめました。10種類のCMSの特徴や料金プラン、セキュリティ性についてわかりやすく解説しています。また、そもそもCMSとはなにか、どうやって選ぶべきかも紹介しているので、自社にあったCMSを見つける際の参考にしてください。

そもそもCMSとは?

CMSとはのイメージ

CMSとは「コンテンツ管理システム」のことで、Webサイトを作成する専門知識がなくてもコンテンツ作成やサイト更新ができるツールを指します。ホームページ作成ツールと言われることもあります。Webサイトを作成するにあたって、必要な機能が一通り揃っています。

また、WordやPowerPointのようにテキストと画像を挿入するだけで、自動的に最適なコードに変換してくれます。そのため、HTMLやCSSなどのプログラミング言語の知識は不要です。サイト全体だけでなく、コンテンツごとの管理・運用がしやすいといったメリットがあります。

CMSは主に3種類ある

CMSは主に「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の3種類に分けられます。

オープンソース型は、ソースコードが公開されていて個人・商用問わず誰でも無料で使えます。別途サーバーやドメインなどの環境準備が必要です。

パッケージ型は、販売会社が独自に開発・オープンソース型を拡張した製品です。ライセンスを購入して、自社サーバーで運用します。

クラウド型は、ネット上にあるサーバーを通じて利用する形となります。ネット環境とパソコンさえあれば、あとはライセンスを購入するだけで導入できます。

CMSを選ぶ際のポイント

CMSを選ぶ際のポイントイメージ

無数にあるCMSの中から、自社に合ったものを選ぶ際に迷う方が多いはずです。そんな時は、以下の5つのポイントを今一度確認してみましょう。

  • 環境構築が社内でできるか
  • サイトの目的や規模に合っているか
  • 使いやすいCMSか
  • 必要な機能が揃っているか
  • 見合った価格設定がされているか

それぞれのポイントについて解説していきます。

環境構築が社内でできるか

サーバーやドメインの用意などの環境構築が社内でできるかどうかを調査してみてください。環境構築できる場合は、オープンソース型やパッケージ型のCMSがおすすめです。環境構築できない、全てまとまっているCMSが良いというならクラウド型を選びましょう。

サイトの目的や規模に合っているか

サイトを作成する目的や規模はどうでしょうか。CMSによっては、Webサイト全般に対応しているものから、オウンドメディア特化、EC特化など得意分野が異なります。

また、サイト規模も重要です。クラウド型は小規模~中規模が得意なケースが多いです。大規模サイトであれば、CMSの処理速度も確認しておきましょう。とくに1000ページ以上の場合は、ページ表示速度が重要となります。ページの表示が遅いと、ユーザーが離脱してしまいます。結果、SEOとしてもユーザーにとって不利益なサイトとして評価が落ちるリスクがあるからです。

使いやすいCMSか

主に誰がCMSを使うのかを考え、その人が使いこなせるかどうかが重要です。UIがシンプル、直感的に操作できる、ネット上に情報が多いかなど総合的な使いやすさで判断しましょう。

たとえば、CMSで有名なWordPress。海外製品だとしても、ネット上に情報が多いので誰でも使えるようになります。逆に、情報が少なくても日本国内で開発されたCMSなら、メニューなどが日本語なので直感的に操作できるはずです。

必要な機能が揃っているか

CMSによって、備わっている機能が違います。デフォルト機能が充実しているか、プラグインなどで機能拡張できるかなどを確認してください。とくに、ECサイトやマッチングサイト系は、特殊な機能が必要となります。対応していないCMSもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。

見合った価格設定がされているか

使いやすさや機能面を見て、価格が適正かどうかも確かめておきましょう。法人向けCMSは有料のものが多いです。中には、100万円を超えるものもあるので、費用面も確認しておきたいポイントとなります。また、長期間運用することを考えて、費用対効果が見合っているかも確かめておくと良いです。

法人におすすめのCMS比較10選

おすすめのCMS比較のイメージ

法人におすすめのCMSを、国内外シェア率やネット上の評判を元にピックアップしました。それぞれのCMSの最低料金・種類・カスタマイズ性・セキュリティの高さをまとめたので比較する際に参考にしてください。

料金/月 CMSの種類 カスタマイズ性 セキュリティ性
WordPress 0円 オープンソース型
Movable Type 5,500円〜 パッケージ型
Drupal 0円 オープンソース型
Wix 0円~ クラウド型
ShareWith 12万円~
※初期費用別
クラウド型
HeartCore 要問合せ パッケージ型
microCMS 0円~ クラウド型
Joomla! 0円 オープンソース型
STUDIO 1,290円~ クラウド型
a-blog cms 1,650円~ パッケージ型

このあと、各CMSの特徴や料金プラン、セキュリティ性について詳しく解説していきます。

WordPress

WordPressのサイトトップ
公式:WordPress

WordPress(ワードプレス)は、日本だけでなく世界中で最も利用されているオープンソース型のCMSです。W3Techsによると、世界シェア率は60%超え、日本では80%超えを誇るほどです。

ビジュアル編集(コード自動編成)機能があるので、知識がない人でも直感的な操作で編集できるようになっています。また、2025年3月時点で59,000件以上の無料プラグインが用意されており、インストールすることで自由に機能拡張ができます。デザインの自由度もかなり高く、自社オリジナルのサイトを作りやすいことも人気の理由の1つと言えるでしょう。

コーポレートやオウンドメディアで利用されることが多いですが、EC機能もあるのでどんなWebサイトでも作れます。

料金プラン

実はWordPressには「WordPress.org」「WordPress.com」の2種類あります。オープンソース型で無料に使えるWordPressは前者のWordPress.orgを指します。WordPress.comはクラウド型CMSで、以下のような料金プランが用意されています。

パーソナル 1,280円/月
プレミアム 2,500円/月
ビジネス 5,600円/月
コマース 10,000円/月
エンタープライズ 要問合せ

年間払いの場合は最大68%も割引が入ります。サーバーを別で用意する必要がないと考えれば、比較的良心的な価格と言えるでしょう。

セキュリティ性

WordPressのセキュリティ性は、用意したサーバーやセキュリティソフトなどで変わってきます。「Web Application Firewall」を導入、SSL化を行う、最新バージョンへの更新を欠かさないなどのセキュリティ対策をしましょう。対策をしっかりしておけば、法人サイトとしても十分運用できます。

また、世界中で最も有名なオープンソース型CMSなので、脆弱性で狙われやすいと言われています。そのため、「SiteGuard WP Plugin」や「All In One WP Security & Firewall」といったプラグインを導入してセキュリティを強化するのもありです。

Movable Type

Movable Typeのサイトトップ
公式:Movable Type

Movable Type(ムーバブル・タイプ)は、2001年10月にアメリカの「シックス・アパート社」からリリースされたパッケージ型CMSです。

2003年にシックス・アパート社の100%子会社の日本法人「シックス・アパート株式会社」が設立され、その日本法人が運用サポートを行っています。そのため、今では国産CMSとして扱われています。日本語サポートを受けられるので、国内でのCMSシェア率TOP20に入るほど導入が進んでいます。

クラウド版では、1アカウントで最大10ドメインまでのサイトを管理できるのが大きな特徴と言えるでしょう。静的HTMLを生成するのでページ表示速度が速く、大規模サイトでも利用できます。

料金プラン

Movable Typeは個人利用の場合は無料で使えますが、法人利用は有料のみです。CMS費用は以下の通りとなります。クラウド版以外は、1インストールあたりの金額です。

クラウド版 5,500円〜/月
ソフトウェア版
/オンライン
99,000円
ソフトウェア版
/パッケージ
99,000円+手数料3,300円
エンタープライズ向け
Premium 825,000円
Advanced 1,320,000円
Premium
(Advanced Edition)
1,650,000円

このほか、メンテナンスサポートやプラグインも別途有料となります。

セキュリティ性

Movable Typeはセキュリティ性が高いことで有名なので、大企業や官公庁での導入実績が多いです。

CMS管理画面と、公開サイトのパスを分離して別々のURLを用意してくれるので、ID・パスワードの総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)などによる不正アクセスを防止できます。また、一定回数以上のID・パスワードを間違えてのログインでアカウントがロックされる機能などもあります。

セキュリティ性を重視したいなら、Movable Typeを選択肢に入れても良いかもしれません。

Drupal

Drupalのサイトトップ
公式:Drupal

Drupal(ドルーパル/ドゥルーパル)は、オバマ大統領時代のホワイトハウスのWebサイトで利用されたことから知名度が向上したオープンソース型CMSです。NASAや国連などのセキュリティが重視される公的機関で採用されているほど、強固なセキュリティを持つCMSとしても有名です。

世界中の100ヵ国以上の言語に対応しており、多言語サイトの構築にも向いています。キャッシュ機能が豊富なうえセキュリティ性が高いので、ECサイトでも活躍することは間違いないでしょう。

料金プラン

Drupalは、オープンソース型なので利用料金は無料です。その代わり、サーバー代やドメイン代が別途かかります。また、拡張モジュールの中には有料なものも存在するので、プラスで費用が発生するかもしれません。

セキュリティ性

Drupalは、ソフトウェアのセキュリティを規格化・改善している非営利団体のOWASP基準を満たす設計がされており、オープンソース型の中でもトップレベルのセキュリティとまで言われています。

40名ほどで構成された専門のセキュリティチームがあり、サーバー監視、脆弱性パトロール、悪意のあるプラグイン排除なども徹底的に行っています。セキュリティパッチの作成スピードも速く、脆弱性が発見されたときでも安心できるでしょう。

Wix

Wixのサイトトップ
公式:Wix

Wix(ウィックス)は、イスラエルで誕生したクラウド型のCMSです。2019年に日本法人が設立されたので日本語でのサポートが受けられます。小規模~中規模サイトにおすすめです。

ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でホームページを作成できるうえ、データ容量が500MBまでなら無料なので、個人店での利用が多いです。ホットペッパービューティーなどで掲載されているお店のホームページで見たことがあるかもしれません。

AI技術を搭載したWix ADI(人工デザイン知能)機能があるので、プログラミング知識は一切不要です。誰でも簡単にサイト作成・更新ができる仕様となっています。

料金プラン

Wixの料金プランは6種類あります。それぞれ、データ容量で金額が変わります。

フリー 0円/月
パーソナル 1,300円/月
スモールビジネス 2,300円/月
ビジネス 2,700円/月
ビジネスプライム 13,500円/月
エンタープライズ 要問合せ

有料プランでは、問合せフォームのカスタマイズ、決済・請求書機能、CRM(顧客管理)などが使えるようになります。中小企業のコーポレートやサービスサイトでも十分使えるでしょう。

セキュリティ性

Wixは、一般的なCMSのセキュリティ基準を満たしています。公式の動きが活発で24時間体制で監視を行っているので、トラブルが起きたときでも対応は早いでしょう。ビジネス機能に関しては、決済セキュリティ企画「PCI DSS」に準拠したものになっています。

ただし、CMSのバックアップ機能がありません。1つ前のバージョンに戻すなどの復元ができないため、外部ツールを使って定期的にバックアップしておいたほうが良いでしょう。

ShareWith

ShareWithのサイトトップ
公式:ShareWith

ShareWith(シェアウィズ)は、野村インベスター・リレーションズ社が提供する、コーポレートサイトに特化した国産のクラウド型CMSです。東証TDnetと連携しており、IRサイトの自動更新ができることから上場企業で人気があります。

コーポレートサイトに必要な機能を網羅しているうえ、クラウドサーバー完備、保守メンテナンス、障害復旧まで全てShareWith1つで簡潔します。サポート体制が手厚く、操作研修を継続して以来したり、サイト運用に関する質問を無制限に聞けることも魅力と言えるでしょう。

料金プラン

ShareWithの料金プランは3種類ですが、非上場企業・上場企業で金額が変わってくるため実質4種類のプランがあります。

初期費用 月額費用
コンパクト 75万円~ 12万円~
スタンダード
(非上場)
100万円~ 14.8万円~
スタンダード
(上場企業)
150万円~ 16.8万円~
レジリエンス 280万円~ 24.8万円~

CMSの中では初期費用がやや高めですが、サーバー代やドメイン代、IR系の機能が備わっていることを考えると妥当と言えます。導入サポートも手厚いので、初めてShareWithを使う場合でも安心できるはずです。

セキュリティ性

ShareWithは上場企業や金融系で導入されているので、セキュリティ性は高めと言って良いでしょう。

CMS管理画面と公開サイトのパスの分離、IP接続制限あり、アクセス急増時の自動スケーリング、機能故障時の自動復旧などの機能が備わっています。まさに「多重防衛」。野村グループのインフラ技術が活かされていると言っても過言ではありません。

HeartCore

HeartCoreのサイトトップ
公式:HeartCore

HeartCore(ハートコア)は、コンテンツ管理の一元化が得意な国産のパッケージ型CMSです。ヘッドレス配信機能があり、ヘッドレスCMSとしても活躍できるでしょう。

基本的なCMS機能が備わっているうえ、ヒートマップや検索キーワード分析などWebマーケティングに必要な機能も備わっています。役職や部署などアカウントごとに編集画面を変更できるので、自分好みの使いやすい画面にカスタマイズできるのも魅力と言えます。

オウンドメディアや予約サイト、ECサイトなどのマーケティングを主体とするサイトにおすすめのCMSです。

料金プラン

HeartCoreの料金プランは、2025年3月時点では公開されていません。導入を検討している場合は、公式サイトから要問合せとなります。

ただ、2023年にIR資料として公開していた内容によると、オンプレミスで290万円~、クラウドで月10万円~となります。物価高騰にあわせて金額が上がっている可能性があるので、300万円以上かかると想定したほうが良いかもしれません。

セキュリティ性

HeartCoreは、フロントエンド(コンテンツ側)とバッグエンド(サーバー側)が分離されているヘッドCMSでもあるので内部構造が秘匿化されています。

公式サイト曰く、リリースから14年間の間、情報漏洩や改ざんなどのトラブル報告件数が0件であるとのことです。それだけセキュリティに自信があるからこそ、日本航空や西武鉄道、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などの名だたる大企業が導入しているのでしょう。

microCMS

microCMSのサイトトップ
公式:microCMS

microCMS(マイクロ・シーエムエス)は、国産のクラウド型ヘッドレスCMSです。APIでデータのやり取りを行うため、フロントエンドの修正のみで手軽にコンテンツ作成ができます。

コンテンツに応じたエディタやフィールドが用意されていて、入力枠に必要な情報を記載、画像や動画などを挿入といった直感的な操作方法となります。公式コミュニティがあるうえ、日本語でのサポートになるので問合せをしやすいのもメリットと言えるでしょう。

ただし、APIの知識が必要だったり、プレビュー画面の実装が必須となります。プログラミング知識がある中級者向けのCMSと思ったほうが良いです。

料金プラン

microCMSの料金プランは5種類です。プランによって、データ転送量・メンバー数・API数に制限があります。

Hobby 0円/月
Team 4,900円〜/月
Business 63,000円~/月
Advanced 150,000円~/月
Enterprise 要問合せ

どのライセンスもAPIリクエスト数は無制限です。有料ライセンスは、データ転送量・メンバー数・API数を超過した場合にはオプションで追加可能となります。

セキュリティ性

microCMSのセキュリティ性は高めです。ヘッドレスCMSなので、フロントエンドとバックエンドが完全分離しておりサーバー攻撃リスクが低いです。データ暗号化、アクセス制限、静的HTML生成でのサーバ不可軽減、セキュリティパッチの提供などのセキュリティ対策にも力を入れています。

ZOZOTOWN、ABEMA、バンダイナムコオンラインなどの有名サイトに導入されているという情報も、安心できる材料となるでしょう。

Joomla!

Joomlaのサイトトップ
公式:Joomla!

Joomla!(ジュームラ)は、PHPベースのオープンソース型CMSです。日本での知名度はまだ低いですが、海外ではWordPressに次ぐシェア率の高さです。エクステンションという拡張機能を利用すれば、プログラミングの知識がなくても機能拡張ができることが、WordPressとの差別化になっているようです。機能がかなり豊富なので、大規模サイトでも十分に利用できるでしょう。

また、Joomla!はデザイン性が高いテンプレートが豊富です。メニューごとにテンプレート変更ができるので、デザインの自由度がかなり高めです。アーティストやアパレル系などのサイト利用にも人気です。

料金プラン

Joomla!は、オープンソース型なのでライセンス費用はかかりません。サーバーやドメインなどの環境費用だけ別途用意する必要があります。また、デザインテンプレートやエクステンションの中には、一部有料なものもあります。

セキュリティ性

Joomla!も世界でのシェア率が多いオープンソース型CMSなので、脆弱性が狙われやすいと言えます。エクステンションでセキュリティ機能を追加したり、SSL化やWAFを導入するなどで強化しておいた方が良いです。

なお、Joomla!はアクションログ機能があります。誰がどんな操作を行ったのかがわかるので、トラブルが起きたときの原因究明がしやすいです。

STUDIO

STUDIOのサイトトップ
公式:STUDIO

STUDIO(スタジオ)は、国産のクラウド型CMSです。積み木やパズルのようにコンテンツを重ねていくスタイルのため、ノーコードでWebサイトを作成できます。サーバーなどの環境構築の必要がなく導入ハードルが低いうえ、サポートが日本語なので徐々に国内で人気が出てきています。

ビジネスプランでも300ページまでの制限があるので、小規模~中規模サイト向きと言えるでしょう。また、ページネーション機能や、複数タグでの絞り込み、ランキング記事登録ができないので、オウンドメディアよりはコーポレートサイト向けです。

料金プラン

STUDIOの料金プランは5種類あります。以下は、月額払いの場合の金額となります。年払いにした場合は、20%ほどの割引が入ります。

Mini 1,290円/月
Personal 1,720円/月
Business 5,460円/月
Business Plus 12,900円/月
Enterprise 要問合せ

また、Business Plus以上のプランで使える有料のアドオンも3種類用意されています。欲しい機能がある場合は、追加してみても良いかもしれません。

セキュリティ性

STUDIOは標準的なセキュリティ対策はもちろん、企業に応じた独自のセキュリティ(有料)対策も行っています。そのため、プラン内容によってセキュリティレベルが違うと思って良いでしょう。

標準的なものは、SSL/TLSによる暗号化、Script制限、脆弱性対策などがあります。公式サイトで、セキュリティチェックシートを公開しているので、このシートに基づいて対策をしておきましょう。

a-blog cms

a-blog cmsのサイトトップ
公式:a-blog cms

a-blog cms(エーブログ・シーエムエス)は、国産のパッケージ型ローコードCMSです。HTMLとCSSの知識が多少必要となります。HTMLで作成したページを、PHPファイルに書き換える必要なくそのままコンテンツとして動作します。コンテンツは、ユニットと呼ばれるブロック単位で管理するので、直感的な操作ができることも魅力の1つです。

日本企業が開発・サポートを行っているので、質問もしやすいでしょう。なお、制作会社に依頼せずとも、導入~標準機能の範囲であれば運用元の企業がサポートしてくれます。HTMLやCSSの勉強をしながらサイト運営について学ぶといった、研修ツールとしても活躍できるかもしれません。

料金プラン

a-blog cmsの料金プランは「サブスクリプション」と「買い切り」があります。非商用の個人の場合は、無料のソロプランも利用可能です。

スタートアップ 1,650円/月
スタートアップ プラス 5,500円/月
プロフェッショナル 11,000円/月
プロフェッショナル プラス 16,500円/月
エンタープライズ 88,000円/月
買い切りスタンダート 66,000円

買い切りの場合は、オプションを追加すればユーザー数が無制限になったり、サブドメイン拡張が出来たりします。もちろん、買い切りの場合でも企業独自のカスタマイズの相談も可能です。

セキュリティ性

a-blog cmsは、定期的に脆弱性の報告がお知らせにあがるものの、最新のセキュリティパッチが迅速に適応されています。そのため、セキュリティ性に問題がなく、運用元がマメに対応していると思って良いでしょう。

ちなみに、a-blog cmsはコアファイルが難読化されています。海外からの攻撃を受けにく、ハッキングに強いCMSと言えます。監査ログ機能があり、サイト更新履歴を確認できるので、トラブルが起きた際の原因究明しやすいのも安心できる要素となります。

まとめ

おすすめCMSのまとめイメージ

法人企業におすすめのCMSについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。企業規模ごとに、おすすめのCMSは以下の通りとなります。

スタートアップ企業 Wix、microCMS、a-blog cms
中小企業 WordPress、Movable Type、STUDIO
大企業 ShareWith、HeartCore、Drupal

スタートアップ企業向けには、低コストで簡単に導入できるCMSが理想的です。中小企業向けには、カスタマイズ性やセキュリティ、サイト機能が充実したCMSをおすすめします。そして、大企業向けには、セキュリティ対策やサポート体制が整っているCMSが最適と言えるでしょう。

CMSによって得意分野が違うので、本記事を参考に自社のニーズに合わせて最適なものを選んでみてください。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

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