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コーポレートサイトをリニューアルする目的と進め方を徹底解説!

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コーポレートサイトは、企業に関する情報を掲載しているWebサイトです。サービスサイトやオウンドメディアと違って更新頻度が低くなりがちですが、取引先や就活者などが見るので更新はマメにしたほうが良いでしょう。

情報が古くなってきている、業界的にトレンドになっているデザインにしたいなど、目的が明確ならリニューアルを検討してみるのもありです。

本記事では、コーポレートサイトをリニューアルすべきか迷っている人に向けて、目的やリニューアルを行うタイミングと判断基準を解説しています。リニューアルの進め方や注意点もあるので、ぜひ参考にしてください。

そもそもコーポレートサイトとは?

コーポレートサイトとはのイメージ

コーポレートサイトは、企業に関する情報を掲載しているWebサイトのことを指します。沿革、企業理念、社長のあいさつや、事業紹介や採用情報などを掲載している、企業の名刺代わりとなるものです。

一般ユーザーより、取引先や投資家(株主)、就活者に向けて情報を提供するサイトと思って良いでしょう。

コーポレートサイトをリニューアルする目的

コーポレートサイトをリニューアルする目的イメージ

コーポレートサイトをリニューアルする主な目的をまとめました。

  • 企業情報やサービス内容などの情報の最新化
  • UXを意識したデザインに変更
  • モバイル対応
  • SEO対策の強化

それぞれの目的について解説していきます。

企業情報やサービス内容などの情報の最新化

コーポレートサイトは、企業の顔になるものです。掲載している情報が古いと、正しい情報を伝えられないので更新は必要です。

部署やサービス内容が増えた、株主に向けた情報ページの内容を充実させたい、そもそも情報の整理をしたいなど、コンテンツの内容を大幅に変更するケースでリニューアルを考えることは多いです。

UXを意識したデザインに変更

UXとは、「User Experience(ユーザーエクスペリエンス)」を略したもので、「ユーザー体験」のことを指します。デザインの見やすさやフォントの読みやすさ、資料請求や会員登録などの導線のわかりやすさなど、ユーザーが体験することすべてがUXです。

UXを意識したデザインに変更することで、ユーザーの意欲をくすぐりサイト滞在時間が伸びる可能性を秘めています。そのため、UXを意識したデザインに作り替えることを目的とする企業もあります。

モバイル対応

2024年7月5日以降、GooglebotクロールがPCサイトの巡回を停止しています。今後はモバイルサイトの評価で検索順位が決定します。モバイル対応していないコーポレートサイトは、なるべく早くリニューアルしたほうが良いでしょう。

SEO対策の強化

ページ表示速度の改善や、メタタグ設定、構造化データ、パンくずやサイトマップ変更など、SEO内部対策の最適化を行いたいときもリニューアルはおすすめです。該当箇所だけを改善するのではなく、コーポレートサイト全体で改善したほうがSEO対策がより強化されるからです。

リニューアルを行うタイミングと判断基準

リニューアルを行うタイミングと判断基準イメージ

コーポレートサイトのリニューアルを行う主なタイミングは「節目」と「デザイントレンドの移り変わり」の2パターンあります。節目は、創業5周年・10周年などのタイミングです。デザイントレンドの移り変わりは、BtoCサイトで約3年、BtoBサイトで約6年が目安です。

どちらのタイミングでリニューアルを行っても良いですが、以下の3つを判断基準にすると良いでしょう。

  • 業界標準やトレンドとのギャップ
  • 直帰率や滞在時間など数字が低迷
  • ページ表示速度やエラーページなどの技術問題

判断基準について、もう少し詳しく解説していきます。

業界動向や競合とのギャップ

サービスが最新の業界の動向とマッチしているか、競合サイトが取り入れているマーケティング手法を活用しているかなどを調査しましょう。既存のコーポレートサイトとギャップがある場合は、リニューアルしたほうが良い可能性が高いです。

直帰率や滞在時間など数字が低迷

直帰率が高い、滞在時間が短い、そもそもPV数が伸び悩んでいるなど、コーポレートサイトに訪れるユーザーに関する数字が低迷している場合、コーポレートサイトをリニューアルしたほうが改善されるケースは多いです。

とくに、内部SEO対策が不十分な場合は、リニューアルで強化しておきましょう。

ページ表示速度やエラーページなどの技術問題

ページ表示速度が遅い、エラーページが複数あるなどの技術問題が生じた場合や、新機能を複数追加する、ドメイン移管を行う際に、リニューアルで一新するのもありです。細かい改修を何度も繰り返すより、リニューアルするほうが工数削減になる可能性があります。

コーポレートサイトのリニューアルの進め方

コーポレートサイトのリニューアルの進め方イメージ

コーポレートサイトをリニューアルする目的が明確になったら、いよいよ実際の行動に移ります。リニューアルの進め方は大まかに6ステップとなります。

  • Step1:現状分析・課題の洗い出し
  • Step2:KPI設定と最終目標の明確化
  • Step3:競合分析
  • Step4:サイトマップ・ワイヤーフレーム作成
  • Step5:デザイン・コンテンツ制作
  • Step6:テスト~公開

それぞれ、どんなことを行うのか見ていきましょう。

Step1:現状分析・課題の洗い出し

コーポレートサイトのリニューアルを決めたら、現状のサイト分析を行い、課題を全て洗い出してください。この時に、足りていない機能があれば一緒に洗い出しておくと良いです。

課題の洗い出しに関しては、目的に合っているかも確認しておきましょう。リニューアル目的がデザインならデザインに関しての課題を、情報更新なら不要な情報と追加したい情報の精査を行ってください。

Step2:KPI設定と最終目標の明確化

次はゴールの設定です。目標を明確にしておかないと、リニューアルが成功したかわからなくなります。

最低でも、KPI(中間目標)と最終目標の2種類を明確化すると良いです。目標は、具体的な数字で出しましょう。たとえば、「リニューアル後2か月以内でPV数を〇〇までもっていく」「〇〇PVあれば、売上が△%見込める」などです。

Step3:競合分析

具体的な課題の洗い出しや、改善策を見つけるために、競合分析も忘れてはいけません。自社のコーポレートサイトと競合サイトを見比べて、対策しているキーワード、足りないコンテンツ、色味やデザインテーマ、コンテンツの配置箇所など細かく分析を行ってください。

自社の強みを活かしつつ、競合の良いところは取り入れるようにしましょう。

Step4:サイトマップ・ワイヤーフレーム作成

次は要件定義を行い、「サイトマップ」「ワイヤーフレーム」の作成をしましょう。

サイトマップは、コーポレートサイトのページ構造を地図のように一覧にまとめたものです。ワイヤーフレームは、1ページごとにコンテンツの配置などを決める画面設計となります。

この2つをもとに、サイト構造やデザイン案を固めていきます。なお、制作会社にリニューアルを外注する際も、サイトマップとワイヤーフレームは作成したほうが良いです。

Step5:デザイン・コンテンツ制作

いよいよ、コーポレートサイトの実装に入ります。サイトのコーディングとともに、デザインやコンテンツ制作も同時進行で進めていきます。ページ数にもよりますが、4~6か月ほどのスケジュール感で進むケースが多いです。

Step6:テスト~公開

コーポレートサイトが完成したら、公開前に実機でテストを行ってください。PCだけではなく、AndroidやiPhone、タブレットなどあらゆるデバイスで確認しましょう。

各ページの誤字脱字チェック、操作性、ボタンの配置など、ユーザー目線で問題ないかを確かめる必要があります。できれば、複数人でテストを行ったほうが良いです。

テスト後、問題なければリニューアルサイトを公開してください。

コーポレートサイトのリニューアル後の運用

コーポレートサイトのリニューアル後の運用イメージ

コーポレートサイトをリニューアルしたら、運用を開始しましょう。

  • 定期的なコンテンツの更新
  • 数字分析と改善を繰り返す
  • デザインのABテストを行うのもあり

リニューアルしたからといって放置してしまうと、せっかくのサイトを成長させられません。ブランディングにも失敗してしまうので、必ず運用を行ってください。

定期的なコンテンツの更新

「リニューアルのお知らせ」「社内イベント情報の発信」「ブログ更新」など定期的なコンテンツ更新をしましょう。更新されていると、きちんと運営しているコーポレートサイトだと認識してもらえます。

また、コンテンツ内容が最新情報になっていると評価してもらえるので、SEO的にもサイトの強化に繋がります。

数字分析と改善を繰り返す

アクセス数、直帰率、滞在時間などの数字分析を行い、課題を見つけるたびに改善を繰り返しましょう。日々のPDCAを回すことで、より良いコーポレートサイトへと成長させられます。

デザインのABテストを行うのもあり

コンテンツの編集だけで数字の改善が見込めない場合は、デザインのABテストを行うのもありです。ABテストとは、内容やデザインが異なる2つのページをランダムで表示させて、どちらが良いか検証する手法です。

ファーストビューやCTAボタンを変更するだけでも、ユーザーの行動が変わってきます。余裕があるなら、デザインのブラッシュアップも検討してみると良いです。

コーポレートサイトをリニューアルする際の注意点

コーポレートサイトをリニューアルする際の注意点イメージ

コーポレートサイトをリニューアルする際、以下の4つのことに注意しておきましょう。

  • 予算やスケジュールに余裕があるか
  • リダイレクト設定やメタ情報などSEOへの影響はないか確認
  • ユーザーが使いやすい設計になっているか
  • 外注した場合はサイトの所有権が譲渡されているか

なぜ注意が必要なのかを簡単に解説していきます。

予算やスケジュールに余裕があるか

リニューアルを行う前に、十分な予算やスケジュールに余裕があるのかを確認しておきましょう。

予算を抑えすぎた結果、ありきたりなデザインになる、機能が足りないなど不具合が生じる可能性があります。また、スケジュールがギリギリだと、予期せぬトラブルで遅延する可能性も捨てきれません。

リダイレクト設定やメタ情報などSEOへの影響はないか確認

コーポレートサイトが一新するので、SEOへの影響はないかの確認も忘れてはいけません。メタ情報や構造化データなどは大丈夫か、ドメインを変更する場合はリダイレクト設定されているのかの確認は徹底しておきましょう。

SEOに影響があると、検索結果にコーポレートサイトが表示されないリスクがあります。

ユーザーが使いやすい設計になっているか

コーポレートサイトを見る、取引先や投資家などのユーザーが使いやすい・見やすい設計になっているかは重要です。

デザインに凝ったため、コンテンツがどこにあるのかわかりにくい、目が疲れる色合いになってる場合は、直帰率・離脱率が高くなってしまいます。せっかくの情報を伝えられないので、ユーザー目線でサイト設計しましょう。

外注した場合はサイトの所有権が譲渡されているか

制作会社にリニューアルを外注した場合は、完成したコーポレートサイトの所有権・著作権が譲渡されているかを忘れずに確認しましょう。もし譲渡されていない場合は、画像・動画・テキストを自社に引き継げない、ドメインとサーバーの移管をしなければいけないなどの手間が発生します。

まとめ

コーポレートサイトリニューアルまとめイメージ

コーポレートサイトをリニューアルする目的は、情報の最新化・デザイン変更・モバイル対応・SEO強化が主です。なんとなくリニューアルするとなると、予算が無駄に終わることもあるので、現状のコーポレートサイトを分析し、問題点や課題が多いか否かで判断すると良いでしょう。

リニューアルが成功すれば、ブランディング力の向上に繋がりますし、ユーザーのサイト滞在時間が伸び成果に繋がりやすくなります。ぜひ本記事の内容を参考に、より良いコーポレートサイトに成長させてみてください。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、サングローブに入社。前職以外では、旅行・登山などアウトドア系の記事経験もあり。とにかく記事を書くことが大好きです。

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