ライター必見!表現の幅を広げたいときに役立つ類語・言い換え辞典7選
ライターになったばかりの人や、これから書く仕事に就きたいと考えている人は、長い文章を書くことにまだ慣れていないかもしれません。また、企業の広報担当者になり、急遽プレスリリースを書くことになったけれど文章力には自信がないということもあるでしょう。自身が書いた文に、同じ表現が繰り返されている、ということはありませんか?
同じ言葉が続いてしまうと読みづらいため、いい文章とは感じられにくくなってしまいます。自分では無意識に頻繁に使ってしまう言葉がある可能性もあるので、改善するためには意識的に注意することがブラッシュアップを目指すうえで重要です。
なお、言葉はSNSを投稿する際などにも扱うものなので、文章スキルは書く仕事を志す人だけでなく、だれもがテクニックとして身につけておいて損はないでしょう。
まずは類語を活用して表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか。言い換え表現を上手く連想することができれば、巧みに言葉を操れるようになります。
目次
言葉を言い換えたいときはどうすればいい?
文章の表現を変更したいとき、下記の2つの方法で言い換えることができます。
類語辞典・言い換え辞典で似た言葉を探す
言葉の意味を調べる際に辞書を引くのと同じように、言い換えたい言葉と似た表現を探す際は類語辞典を使用します。自身の手で言葉を発見することになるので語彙力が身につき、文章を書くことが楽になるでしょう。
一方、ビジネスメールなどの文章そのものの表現に悩んだ際は、言い換え辞典を使用します。実際にさまざまなシチュエーションで活用できるものが掲載されているので、そのまま定型文として活用することも可能です。
どちらも一冊持っておくと長く活用することができるでしょう。
なお、言葉は日々アップデートされていくので、類語辞典や言い換え辞典を購入する際は最新版を選ぶことをおすすめします。最近では紙媒体だけでなくアプリもあるので、持ち運びもしやすいです。
言い換えツールで似た文章を探す
オンライン上のツール(アプリやサイト)に言葉やフレーズを入力すると、自動で言い換えしてくれます。連続した文章を丸ごと言い換えることもできるので、時間がないときも瞬時に表現を変えることが可能です。
おすすめの言い換え辞典・類語辞典
ここからは数ある言い換え辞典・類語辞典の中からおすすめの4つを紹介します。
オンライン
goo辞書(類語辞書)
蓄積された2万5,000語にものぼる言葉を6,000のグループに分類しており、微妙なニュアンスの違いや使い方を丁寧に解説してくれるなど、文章を書くうえで多くのヒントを得ることができます。
索引するとはじめに、その言葉の意味や使い方、使い分け方などが表示され、あらためてその語句を学ぶことができます。その下に類語が表示されるのですが、ニュアンスによってジャンル分けされるので、目的に合った言葉をすぐに探すことが可能です。
なお、検索ランキングも表示されるので、ここから新しい言葉を知ることもできます。五十音順索引も可能なので、類語辞典に慣れてない人も使いやすいでしょう。ツールの使い方がわかる凡例も載っており、操作に迷ってもすぐに解決することができそうです。
Weblio類語辞書
同義語や同意語の日本語表現を約410万語収録しており、類語辞典やシソーラス辞書を一度に検索することができます。シソーラスとは、同義語集のこと。
索引すると言葉の意味によってジャンル分けされて類語が表示されるので、目的に合った言葉を簡単に探すことが可能です。また、その中の言葉を選択することで、さらにその類語も探すことができるので、より言葉の知識を深めることができます。
なお、類語辞書トップページにアクセスランキングが表示されるので、ここから新しい言葉を知ることもできます。五十音順索引やローマ字索引、数字、記号から言葉を探すことができ、類語辞書として多くの機能を備えています。
書籍
使い方の分かる 類語例解辞典〔新装版〕
25,000語の基本的な言葉を6,000のグループに分類し、類語の使い分け方やニュアンスの違いを丁寧に説明しています。また、文章作成に役立つ例文もあるので、言葉の意味をしっかりと学ぶことができます。
巻頭には五十音順索引がついており、巻末には英語表現索引がついているので、簡単に類語を探すことができます。
新明解類語辞典
類語だけでなく、言葉の意味を深く知り、表現力を磨くことができる一冊です。冒頭では言葉についての思想を学ぶことができ、日本語についてあらためて考えることができます。
日本語を「自然」「人間」「文化」の3つに分け、そこからさらに細かく枝分かれしているので、求めている意味の言葉に辿り着きやすいです。
五十音順索引も可能で、スムーズに索引することができるでしょう。
類語ニュアンス辞典
先ほど紹介した『新明解類語辞典』の姉妹書で、類語のニュアンスに焦点を当てた、エッセイ風の面白い作りです。
小説や詩歌などの実例から類語を紹介し、軽やかな語り口でニュアンスや用法を解説しているので、楽しく学ぶことができます。著者のユーモアあふれるエピソードなどもあり、辞書を引くのが苦手という人でも、スラスラと読めるのではないでしょうか。
なお、見出し語を五十音順索引することもできます。
おすすめの言い換えツール
ここからは数ある言い換えツールの中からおすすめの3つを紹介します。
アプリ
idraft by goo(アイドラフトバイグー)
NTTレゾナントが提供するスマホ向けアプリで、アプリ内で執筆しながらワンタッチでその文章の誤字脱字などをチェックすることができます。言い換え表現や類語の確認ができるのはもちろん、重複表現や「ら抜き言葉」も検出してくれるので、素早く修正することが可能です。
他にも文字数カウントや文字サイズ設定など、文章を書くうえで便利な機能が備わっています。タイトルは最大で2,000文字、本文は最大で5万文字まで入力することができます。 有料プランの「プレミアム」があり、加入するとパソコンでも利用できるようになります。また、クラウド上に保存することもできるようになるので、異なるデバイスで文章を同期することが可能です。価格は月額480円(iTunes Store、Google Play決済)。
サイト
全文を自動的に書き換える
最大一度に1,000文字までの文章が、自動的に言い換えられます。フォーマルな表現をしたいなら1、より砕けた言い回しにするのであれば3という風に、3段階に調整できます。
言い換えを行うと変更点も表示されるので、元の文章から不自然な点がないかチェックすることが可能です。また、日本語だけでなく、英語や中国語などほかの言語の言い換えを行うこともできます。さらに、盗作された文章かどうか確認できる「盗用チェッカー」がついているので、編集作業の際にも利用できます。
サイト上には使い方が細かく書かれており、ストレスなく扱うことができるでしょう。ただ1日に利用できる回数が5回までと決まっているので注意が必要です。24時間経過すればリセットされるので、回数に気をつけながら利用してください。
サイト・アプリ
REPHRASE
無料ながらブラウザでもアプリ上でも使うことができる言い換えツールです。文章を直接入力する以外に、ファイルのアップロードも可能です。表現は「流暢さ」「標準」「クリエイティブ」の3段階で調整することができます。
日本語以外にも英語や中国語などを言い換えることが可能です。注意点として、違和感のある表現に言い換えられることがあるので、特に文章量が多い場合は自身の目で確認しながら使用してください。
類語を学び表現の幅を広げよう
文章力を磨くためには、表現力や語彙力は必須であり、日頃から類語や言い換え表現を学ぶだけでも強化できます。類語を徹底的に調べたいという人は辞典を、言い換え表現を簡単に覚えたいという人はアプリを、というように、それぞれに合った方法で学んでみてはいかがでしょうか。
今回紹介した辞典やツールからとっておきの1つを探してみてください。
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