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イベントの集客方法を成功させるコツを紹介!具体的な施策とうまくいかない理由

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イベントを成功させるためには、事前の集客が非常に重要です。イベント内容がどれだけ良くても、集客がうまくできなければ「思ったよりも参加者が集まらず利益に繋がらなかった」という事態にもなりかねません。

本記事では、イベントの集客を成功させるコツや、具体的なイベント集客方法やイベントがうまくいかない理由をくわしく解説します。

これからイベント集客をしたいと考えている方やイベント集客にお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

イベントの集客を成功させるコツは企画・準備にあり

イベントの集客を成功させるためには、事前の企画・準備が重要です。どれだけイベント内容が良くても、肝心の集客ができなければ自社サービスや製品の良さを最大限に伝えることは難しいでしょう。

イベントを開催する場合は、内容はもちろんのこと、参加しやすい開催場所や日時、他のイベントにはない魅力を盛り込むなど、事前にしっかりと企画・準備する必要があります。

ここでは、イベントの集客を成功させるための事前準備について詳しく解説します。

イベントを開催する目的やターゲットを明確にする

イベントの集客を成功させるには、まず「誰に来て欲しいのか」「何を伝えたいのか」を明確にすることが重要です。イベントの目的やターゲットが曖昧なままだと、効果的な集客活動を行うことができません。

例えば、新規顧客の獲得を目的としたイベントの場合、ターゲットとなる顧客層の属性は自社商品をまだ知らない「潜在顧客」、自社商品を知っているが購入に至っていない「見込み顧客」になります。潜在顧客や見込み顧客がターゲットの場合は、SNS広告やリスティング広告、チラシのポスティングなどが有効な集客方法となるでしょう。

このようにイベントを開催する時は、事前にイベントの目的とターゲットを明確にすることで効果的な集客戦略を立てられます。

参加しやすい開催場所・日時を選ぶ

参加者が訪れやすい開催場所や日時を選ぶことも、イベントの集客を成功させるための大切なポイントです。

まず、開催場所は公共交通機関や駐車場などの状況をチェックしましょう。特に、最寄りの駅からの所要時間や、空港やバス停からの距離などは参加者の負担になるため必ず確認することをおすすめします。また、開催場所となる施設の音響や照明、ネット環境などもチェックしましょう。

開催日時に関しては、イベントを行う上で非常に重要です。例えばターゲットに会社員が多い場合は、平日の夜間や週末に開催することで参加しやすくなります。また会社の経費で参加できるようなイベントであれば、平日の日中に開催するのも一つの方法です。イベントを開催する際は、ターゲットの立場に立って適切な場所と時間を選択しましょう。

イベント内容に他にはない魅力を持たせる

イベントの内容には、参加者に「参加してよかった」「学びがあった」と感じてもらえるような他にはない魅力を持たせましょう。

例えば、業界で有名な講師や専門性の高い有識者などがイベントに登壇する場合、他では得られない知識やノウハウが提供できます。また、イベント参加者限定でノベルティを配るなど、特典を用意することで特別感や限定感を演出することも可能です。その他、セミナー形式のイベントの場合、当日使用したPDFを資料として配布するのも立派な特典と言えます。

イベントにおける「集客」は、単にお客様を集めるだけではありません。参加者にとってより魅力的なイベントであることを感じてもらえるよう、自社ならではの魅力をイベント内容に盛り込んでおきましょう。

イベントの集客をより伸ばすためのコツ

集客数をさらに伸ばすためには、イベントの内容を充実させるだけでなく、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

  • 参加や申込みのハードルを下げる
  • ベネフィットを明確にアピールする
  • ターゲットの行動にあった集客方法を選ぶ
  • イベントのファンを作る
  • 集客施策の効果分析を行う

いくらイベント内容がよくても、参加するハードルが高かったりターゲットに合った集客ができていなかったりする場合は集客数に伸び悩むこともあるでしょう。ここでは、イベントの集客数を最大化するためのコツを詳しく解説します。

参加や申込みのハードルを下げる

イベントへの参加を促すためには、申込みの手続きを簡素化したり、参加しやすい方法にしたりなど、心理的なハードルを下げることが重要です。

例えば、Webからの申込みフォームの入力項目が多いと、その時点でユーザーが離脱してしまう可能性があります。

申込みフォームの入力項目を必要最小限にしておくことも、申込みのハードルを下げることに繋がります。また、イベントが有料の場合は「事前申込みで割引」などの割引制度を導入するのもおすすめです。

イベント内容によるものの、オンラインで参加できるようにするのもハードルを下げることにつながります。ライブ配信をする際にコストはかかりますが、場所を選ばずに集客できるのは開催側にとってもメリットです。

ベネフィットを明確にアピールする

イベント告知をする際は、参加することで得られるベネフィットを明確に伝えましょう。ベネフィットとは、商品またはサービスを購入することで得られる利益や恩恵のことを指します。

イベントの内容をただ伝えるだけでなく、参加者が「自分にとってどんなベネフィットがあるのか」を具体的にイメージできるように伝えられるのがベストです。

例えば、「最新のマーケティング手法を学べるセミナー」を開催する場合、「トレンドになっているマーケティング手法を得られる」だけでは有益性が伝わりません。

この場合、以下のような訴求をすることで反応率が高まります。

  • 明日からすぐに使えるマーケティングのノウハウがたった2時間で学べる
  • 自社のマーケティング戦略に活かせるアイデアが1日で得られます

このように、参加者が「イベントに参加したい!」と思えるような魅力的なベネフィットを明確に伝えましょう。

ターゲットの行動にあった集客方法を選ぶ

効果的なイベント集客を行うためには、ターゲット層がどのような媒体で情報収集し、どのような行動をとるのかを分析した上で適切な集客方法を選択することが重要と言えます。

例えば、ターゲットが学生の場合、SNSや口コミサイト、Googleなどの検索エンジンなどで情報収集するのが一般的です。一方で、社会人がターゲットの場合はニュースサイトやチラシなどで情報収集するケースも考えられます。

学生向けのイベントの場合、SNSでの情報拡散や口コミなどが効果的です。社会人向けのイベントであれば、チラシのポスティングやビジネス関連のWebサイトへの広告掲載をすれば上手くリーチできる可能性があります。イベント告知をする際は、ターゲット層の行動パターンに最適な集客方法を選ぶことで、より多くの参加者を集めることが期待できるでしょう。

イベントのファンを作る

イベントを成功させるためには、一度の開催で終わらせるのではなく、継続的に参加してくれる「ファン」を獲得することが重要です。イベント参加者の満足度が高かった場合、継続してイベント開催する際の参加意欲も高まります。

イベントのファンを作るためには、イベント内容はもちろんのこと、スタッフの対応や会場の雰囲気にも気を配りましょう。また、参加者同士が交流できる場を設ければコミュニティの意識を高められます。

イベントのファンが増えれば、SNSやインターネットをはじめとした口コミによる集客も期待できます。継続的にイベントのファンを獲得していけば自社製品の認知度向上にも繋がるため、集客に苦労する場面も少なくなるでしょう。

集客施策の効果分析を行う

イベント終了後には、どの集客施策が効果的だったのかを分析することが重要です。具体的には、以下の様な指標を参考にしながら分析すると良いでしょう。

指標内容
アクセス数Webサイトへのアクセス数、SNSのインプレッション数など、自社のサイトやSNSにどれぐらいの人が訪問したかを集計する。
反響Webサイトからの資料請求数、イベントページへのアクセス数、メルマガの開封率など、それぞれの施策における具体的な行動をリサーチする。
参加者属性参加者の属性 (年代、性別、居住地など) を具体的に分析する。
費用対効果施策にかかった費用に対してどれほどの効果があったのかなど、参加者1人を獲得するのにかかった費用を算出する。

上記で挙げた指標を分析することで、次回以降のイベントでより効果的な集客施策を打つためのヒントが得られます。

イベント集客の方法と効果を高めるコツ

イベントの集客方法は、オンライン上で告知するものやチラシ、街中で見かけるデジタルサイネージなどさまざまです。ここではイベントの代表的な集客方法と、それぞれの効果を高めるコツを紹介します。

ここで紹介する集客方法は、ターゲットをしっかりと定めた上で選択するのがおすすめです。また、集客方法を組み合わせることでより多くの集客につなげることもできます。

開催を予定している自社イベントの集客にぜひ役立ててください。

SNSでの告知

利用者が多いSNSはイベント集客においても見逃せないツールの一つです。SNSは、イベントの告知はもちろん、参加者同士の交流を促進する場としても活用できます。

SNSでイベント集客をする場合は、それぞれのサービスの特徴やユーザー層を把握しておくことが大切です。具体的には、以下のように使い分けましょう。

項目内容
X(旧Twitter)幅広い年齢層が利用。フォロワーに対してリーチしたいイベントに有効。
TikTok10~20代の若年層がメイン。若者向けのイベントに有効。
Instagram20~30代がメイン。美容系・ファッション系のイベントにもおすすめ。
Facebook30代以上がメイン。ビジネス系のイベントに有効。

SNSを効果的に活用すれば、イベントの認知度向上や参加者の増加に繋げることができます。

Webサイトへの掲載

Webサイトはイベント集客の拠点とも言えます。Webサイトでのイベント告知は、申込みフォームへ誘導するのが主な集客方法となります。

また、SNSやYouTube、Web広告を見てWebサイト訪れた人に向けて適切な情報を掲載することも重要です。Webサイトからイベント情報をピックアップして掲載したい場合は、イベント専用のLP(ランディングページ)を設置することも有効な手段と言えます。

Webサイトへ訪れた人は既に自社製品・サービスに興味を持っている可能性が高いため、より多くの集客効果が見込めます。

Web広告への出稿

インターネット上で多数のユーザーにイベント情報を露出できるWeb広告は、多くの参加を見込める可能性があります。

Web広告には、主に以下のような種類があります。

広告の種類特徴
検索連動型広告GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面に、関連性の高い広告を表示する。
ディスプレイ広告Webサイト上の広告枠に画像またはテキストを表示する。
SNS広告X(旧Twitter)、InstagramなどのSNSで、ユーザーの属性や興味関心に基づいて広告を表示する

Web広告は多くのユーザーにイベント情報を届けられる集客方法ですが、クリック数に応じて費用が発生するのでしっかりとターゲットを絞って配信することが大切です。

▼合わせて読みたい
主要なSNS広告の特徴を徹底比較!効果的な運用方法についても解説

YouTubeでの告知

動画コンテンツとして人気を博しているYouTubeは、イベント告知にも効果的な媒体です。動画コンテンツは視覚的に魅力を伝えられるため、イベント集客に最適と言えるでしょう。

YouTubeでのイベント告知は、具体的に以下が挙げられます。

  • 自社チャンネルでのイベント告知動画投稿
  • 関連動画への広告出稿
  • インフルエンサーへイベント紹介動画の作成・投稿依頼

YouTube広告を活用する場合は、ターゲットに合わせた詳細な設定を行い、効率的に集客する必要があります。動画の内容だけでなく、配信ターゲットの設定も重要な要素です。

ポータルサイトへの掲載

情報が集約されているポータルサイトを利用するのも、イベント集客において有効な手段の一つです。

ポータルサイトは特定のジャンルや業種の情報が集まっているため、単体のサイトに比べてアクセス数が多い傾向にあります。ポータルサイトにイベント情報を掲載することで、多くの人の目に触れる機会を増やし、イベントの集客につなげられます。

ただし、ポータルサイトによっては掲載料が必要な場合もあるので留意しておきましょう。

LINE公式アカウントによる集客

出典:【公式】LINE広告-9,700万人に届く|LINEヤフー for Business

LINEは国内月間9,700万人が利用する国内最大級のコミュニケーションアプリです。

LINEは老若男女問わず幅広い年齢層に利用されています。そのため、イベントの告知手段として非常に有効です。LINE公式アカウントによるイベント告知は、見込み顧客や新規顧客はもちろんのこと、既存の顧客に対して自社サービスをアピールするのにも向いています。

LINE公式アカウントを使ってイベント集客を行う場合は、SNSやWeb広告からLINE登録を促すなどの施策も検討しておきましょう。

メールマガジンの配信

メールマガジンは、自社に興味関心が高いユーザーに対して情報をダイレクトに届けられる集客施策の一つです。施策自体はLINE公式アカウントによるイベント集客と似ていますが、メールマガジンの場合は登録者を容易に把握できたり文字数の多い情報が配信出来たりするメリットがあります。

また、メールマガジンはツールによって開封率などの数値も把握できるので、内容を都度改善しながら情報を配信できます。ただし、メールマガジンを短期間で何度もしつこく配信すると登録を解除される恐れもあるので注意しましょう。

折り込みチラシやポスティング

大規模なイベントを開催する場合は、折り込みチラシやポスティングの配布も有効です。折り込みチラシやポスティングは、幅広いユーザーにアプローチするWeb施策とは異なり、特定の地域やターゲットに絞ってイベント情報を配信できます。

また、チラシやポスティングはWebでの施策とは違った属性のユーザーにアプローチできるのも魅力的です。ただし、紙を使った告知となるためコストがかかる点に注意しましょう。

折り込みチラシやポスティングを利用する際は、キャッチフレーズやデザインなど、見る人の目に留まる工夫が必要です。

サイネージ広告

サイネージ広告とは、駅や商業施設などに設置された液晶やLEDディスプレイに動画や静止画の広告を掲載する手法です。サイネージ広告は駅や街中に設置されているケースが一般的で、多くの人の目に触れます。そのため、イベントの認知度向上を期待できます。

サイネージ広告が通常の看板と違う点は、静止画以外にスライドショーやアニメーションなどのコンテンツを配信できることです。曜日や時間帯によって広告内容を変更すれば、多様なターゲティングもできます。ただし、広告を出稿するまでには時間とコストがかかる点に注意しましょう。

DMの配布

DM(ダイレクトメール)は、ターゲットを絞り込んで個別に郵送する集客方法です。イベント情報を直接届けられるため、メールマガジンなどの集客方法と比べて開封率が高いというメリットがあります。

ただし、DMは制作費用や発送費用がかかるため、「直近1ヶ月以内に自社製品を利用した顧客」「毎月自社製品を利用してくれている既存客」などターゲットを絞り込むようにしましょう。また、DMのハガキを持参した参加者には特典をプレゼントするなどの特別感を演出するのも効果的です。

イベント集客がうまくいかない理由とは

「イベントを成功させるために集客を頑張ったにも関わらず、思うように参加者が集まらなかった」という事態を避けるためには、イベント集客がうまくいかない理由を事前に理解しておく必要があります。

イベント集客がうまくいかない理由には、おもに下記の3点が挙げられます。

  • ニーズを把握できていない
  • 対象となるターゲット層が狭すぎる
  • 認知度の母数を広げられていない

イベント集客を成功に導くには、参加してほしい人のニーズを把握し、ターゲット層を適切に設定しましょう。また、イベントが開催されることをより多くの人に知ってもらうことも重要です。以下では、イベント集客がうまくいかない理由について詳しく解説します。

ニーズを把握できていない

イベント集客がうまくいかない理由の一つに、ターゲットとなる参加者のニーズを把握できていないことが挙げられます。

例えば、最新のマーケティング情報が知りたい社会人に最新家電の展示会を案内したり、子育てに悩む主婦層に投資セミナーを案内したりしても良い効果は得られないでしょう。

上記は極端な例ですが、イベント内容と参加者のニーズが合致していない場合、いくら集客施策を打っても効果は期待できません。参加者のニーズを把握するには、以下のような手法を組み合わせてみるのがおすすめです。

  • 事前に顧客にアンケートを取る
  • SNSをはじめとしたインターネットの情報を参考にする
  • 顧客の購買情報などを分析する

イベント集客に行き詰っている場合は、今一度参加者のニーズを把握してみましょう。

対象となるターゲット層が狭すぎる

イベントの内容によっては、対象となるターゲット層を絞り込むことが有効な場合もあります。しかし、ターゲット層があまりにも狭すぎるとイベントの存在を知ってもらう機会が減り、結果的に参加者が集まらない可能性があります。

例えば、「最新のSEO対策」に関するセミナーを開く場合、ターゲット層を「企業のSEO担当者」のみに絞ると想定よりも参加者が集まらないでしょう。この場合、「Web制作会社の営業担当者」「マーケティング担当者」「Webサイトの運用担当者」など範囲を広げることでより多くの人へイベントを認知してもらえる可能性があります。

ターゲット層を広げすぎるとイベントの満足度が低下する可能性もありますが、ある程度の広がりを持たせることで、より多くの人にイベントを知ってもらい、集客につなげることが可能です。

認知度の母数を広げられていない

いくらイベントの内容が良くても、開催されること自体が認知されなければ参加者を集めることはできません。

例えば、チラシやDM、SNSなどで告知をしても、ターゲットが狭すぎると認知度の母数は広がりません。また、若者向けのイベントをフェイスブック広告で告知したり、高齢者向けのイベントをInstagramで告知したりしても効果的に認知させることは難しいでしょう。

上記のように、それぞれの集客施策には届きやすいターゲット層があることを認識しておくのがおすすめです。

認知度の母数を広げるためには、さまざまな広告媒体を組み合わせたり、イベントの内容に興味を持ちそうな層へ積極的に情報を発信したりする必要があります。

イベントの集客は綿密な準備と適切な施策が大切

イベントの集客を成功させるためには、綿密な準備とターゲットに合わせた施策が不可欠です。イベントの目的やターゲット、開催場所や日時、内容などを考慮し、効率の良いアプローチ方法を選択しましょう。

集客施策においては、ターゲット層に効果的な方法を組み合わせる必要があります。例えば、若者向けのイベントであればSNSやWeb広告を活用する、社会人向けのイベントであれば、専門性の高いWebサイトへの掲載やメールマガジン配信が有効です。

また、イベント終了後は集客状況を分析し、必要に応じて施策を見直すことで次回の開催にも活かせます。本記事で紹介した集客方法を参考にして、ターゲットになる顧客に合った施策を実行して集客につなげましょう。

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この記事を書いた人

ささき
2019年にサングローブに中途入社。入社前は音楽業界で営業、商品開発、SNS運用などに携わっていた。現在はSEO運用サポートを経て、メディア運営・執筆に取り組んでいる。

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