
Gammaとは?料金プランや使い方・スライドの作り方を解説!
Gammaとは、AI機能を利用して簡単にスライド資料を作成できるサービスです。生成後に編集することもできるため、素案作りとしても重宝します。
一般に、プレゼンテーション資料を作成するツールにはPowerPointやGoogleスライドなどがありますが、使いこなすためには知識やスキルを必要とします。しかし、Gammaなら、専用ツールの知識・スキルに自信がない人でも、スタイリッシュなスライド資料を作成できます。
本記事では、Gammaの具体的な特徴・登録方法・使い方などを解説するので、スライド作成に困っている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Gammaとは

Gammaとは、テキストデータなどから簡単にスライド資料を作成できるサービスです。運営会社はGamma Tech, Inc.で、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにて2020年に設立されました。
英語圏の人たちがサービスの開発・運営を行っていることから言語も英語がメインですが、日本語にも対応しているので英語が苦手・得意ではない人でも安心して利用できます。
スライド資料の作成は、デザインスキルやライティングスキルの活用に加え、PowerPointやGoogleスライドなどの各種ツールの操作を習得する必要があり、決して簡単に行える作業ではありません。しかし、Gammaを使えば、テキストを入力するだけで、スタイリッシュなスライド資料を簡単に作成できます。
Gammaの特徴とできること

Gammaの主な特徴は以下の通りです。
- 生成AIによるプレゼン資料の自動生成
- テンプレートは30種類以上
- サンプル画像あり
- 複数メンバーによる同時編集が可能
- 作成資料の分析が可能
上記5つの特徴・できることをくわしく確認していきましょう。
プレゼン資料を生成AIで自動生成できる
Gammaの強みは、生成AIによるプレゼンテーション資料の自動作成機能です。Gammaに搭載されている具体的なAI機能とその概要は以下の3種類です。
搭載されているAI機能 | 概要 |
Generate(テキストを貼り付ける) | ・プロンプトの入力 ・テキストも含めたスライド資料を自動作成 |
Paste in text(生成) | ・テキストファイルや入力した内容から作成 ・スライドの形状や文字数の考慮不要 |
Import file or URL(ファイルまたはURLのインポート) | ・作成済みドキュメントファイルやURLから作成 ・GoogleドキュメントやWordファイルなどに対応 |
Generateは資料に掲載する文章・内容も同時に作成してくれるので、プレゼン資料のたたき台としても活用できるおすすめの機能といえます。
なお、Gammaに搭載されているAIモデルは以下の通りです。
- Claude (Anthropic)
- ChatGPT + DALL-E (OpenAI)
- Gemini + Imagen (Google)
- Flux
- Stable Diffusion
- Playground
- Ideogram
これらのAIモデルを組み合わせて、テキスト生成、画像作成、デザイン作成が行われます。
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30種類以上のテンプレートが用意されている
テーマ・カテゴリに合わせて30種類以上のテンプレートが用意されていることもGammaの特徴です。テンプレートはレイアウト・カラー・フォントなどの変更が可能で、調整を加えればオリジナルのデザインにすることもできます。
さらに、画像・ビデオ・グラフ・アニメーションなどの挿入も可能なため、機能を使いこなすことでより分かりやすく伝わりやすいプレゼン資料が完成するでしょう。
テンプレートは定期的にアップデートされており、そのたびに新デザインなどが搭載される点も特徴のひとつといえます。
サンプル画像が用意されている
サンプル画像が用意されている点も、ほかのプレゼン資料ツールにはない特徴のひとつです。
資料を作る際、テーマや盛り込む内容はある程度決まっていてもスライドとしての完成イメージが湧かないことがあります。そのような場合にはAI機能のなかの「1行のプロンプト」にてテーマのキーワードを入力してみましょう。資料のページ数などを選択・設定することで、複数のサンプルが表示されます。
さらに、アウトラインやテーマなどの作成指示も行うことで、わずか数秒で大まかなアウトラインが生成されるので、ゼロからプレゼン資料の流れを制作する際にも役立ってくれるでしょう。
複数のメンバーと同時に編集ができる
Gammaはプレゼン資料のオンラインサービスであり、複数メンバーによる同時編集が可能です。オフラインツールでは、資料を編集するためにはデータを送信し、各メンバーが順番に編集を行う必要があります。
しかし、Gammaの場合は同時編集が可能で、変更点はリアルタイムで資料に反映されます。また編集や閲覧の権限機能も搭載されているため、特定のメンバーにのみ編集権限を付与したり、外部スタッフの編集を制限したりすることが可能です。
コミュニケーション・変更履歴などの機能も搭載されており、プレゼン資料上で直接やり取りをしながら編集できる点も特徴といえるでしょう。
作成した資料の分析ができる
GammaにはAnalyticsの分析機能が搭載されており、全体の閲覧数やスライドごとの閲覧時間を確認できます。
例えばGammaで作成した資料を社内全体に公開した場合、Analytics機能を利用することで、1日の閲覧数だけではなく、どのスライドの注目度が高いのかなども分析できます。
また、社外に共有した際はどのスライドが注目されたかを確認することで、今後の商品・サービス開発の参考になったり既存顧客へのアプローチの仕方を見直したりする際に役立つでしょう。
プレゼン資料作成ツールにこのような分析機能が搭載されているケースはあまり多くないため、資料作成と市場調査を同時に行いたい場合に重宝するサービスといえます。
Gammaの料金プランと無料でできること

Gammaのサービスは無料と有料の2種類に大別され、その主な内容等は以下の通りです。
プラン | Free | Plus | Pro |
---|---|---|---|
月額契約 | $0 | $8 | $15 |
年間契約 | $0 | $96 | $180 |
特徴 | ・400AIクレジット追加 ・基本的なAI画像生成 ・カード生成は最大10枚 |
・AI生成無制限 ・高度なAI画像生成 ・透かし削除 ・カード生成は最大20枚 |
・AI生成無制限 ・プレミアムAI画像生成 ・高度なAIモデルを使用した編集 ・カード生成は最大50枚 |
サービス内容 | ・無制限のユーザー ・基本的なインポートとエクスポート ・ウェブサイトビルダー |
・Freeプランすべて ・新機能の優先アクセス ・優先サポート |
・Plusプランすべて ・カスタムドメインとURL ・分析機能 ・パスワード保護 ・カスタムフォント |
Freeプランは無料でサービスの利用ができますが、その内容には制限が設けられています。Freeプランで機能性・使い心地などを確認したうえで、本格的に利用したい場合にはPlusプランなどに切り替えてみましょう。
Gammaの登録方法

Gammaはオンラインサービスのツールのため、まずは以下の手順で登録を行う必要があります。
- 公式サイトから「無料会員登録」をクリック
- ログイン方法を選択する
- アンケートに回答する
- 資料の作成方法を選択して資料を作成する
それぞれの手順について、くわしく確認します。
1.公式サイトから「無料会員登録」をクリック

Gammaの公式サイトのトップページにアクセスすると、ページ上部に「無料会員登録」のボタンがあります。
トップページ中段から下段にかけてGammaの特徴等が解説されているので、内容を確認したうえで「無料会員登録」のボタンをクリックしましょう。
2.ログイン方法を選択する

トップページの「無料会員登録」をクリックすると、サインアップのページに移動します。ログイン方法は、Googleアカウントとメールアドレスのいずれかが可能です。
Googleアカウントでのログインを選択する場合は「Googleで続行」のボタンをクリックし、ログイン時に使用したいGoogleアカウントのメールアドレス・パスワード等を入力しましょう。
メールアドレスでのログイン方法を選択する場合は、「メールアドレス」の文言の下にある入力欄からメールアドレスを記入します。
3.アンケートに回答する

ログイン方法の手続き・設定が完了すると簡単なアンケートが表示されるので、回答しましょう。アンケートは3つ程度でいずれも選択方式なので、該当する回答を選択して回答します。
4.資料の作成方法を選択して資料を作成する

アンケートへの回答が完了すると、資料の作成が可能になります。資料の主な作成方法は「Generate」「Paste in text」「Import file or URL」の3つなので、目的などにあわせて選択して資料を作成しましょう。
GammaのAIを活用した資料作成の使い方

Gammaを活用した資料作成の手順は以下の通りです。
- ログイン後に「新規作成」をクリック
- 「生成」をクリック
- 作成したい内容を入力
- 提案されたアウトラインを確認する
- 詳細な設定の内容を確認する
- テーマを選択する
- 生成された内容を確認・編集する
それぞれの手順をくわしく確認していきましょう。
1.ログイン後に「新規作成」をクリック

まずは、Googleアカウントまたはメールアドレスでログインし、「新規作成」をクリックしましょう。なお、登録時にワークスペースを作成するページが表示されるので、スペース名を入力して作成しておく必要があります。
2.「生成」をクリック

ログインすると「AIで作成する」のページに移動し、「テキストを貼り付ける」「生成」「ファイルまたはURLのインポート」の3つの選択肢が表示されます。
すでに資料として作成したテキスト・ファイルなどがある場合は「テキストを貼り付ける」もしくは「ファイルまたはURLのインポート」を選択しましょう。
今回は、資料の作成が何もできていない状態を想定して「生成」をクリックします。
3.作成したい内容を入力

「生成」の画面に移動したら、一番上の「プロンプト」欄にて作成したい内容を入力します。内容に間違いがないかを確認し、「概要を作成」をクリックしましょう。
4.提案されたアウトラインを確認する

作成したい内容をプロンプト欄に入力すると、ページ下部にアウトラインが表示されます。指定のカード数に合わせてアウトラインが提案されるので、表現方法・順番などを確認し、変更等をしたい場合は直接編集します。
5.詳細な設定の内容を確認する

アウトラインの下部には詳細な設定の項目が表示されています。「カード1枚当たりのテキスト量」「画像ソース」「画像スタイル」「画像モデル」の設定ができるようになっており、アドバンスモードでは語調などの細かな指示も可能です。
設定の確認・変更が完了したら、「続ける」をクリックしましょう。
6.テーマを選択する

テーマの選択が可能なページに移動するので、画面右側に表示されている「テーマの選択」から好みのデザインを選択して「生成」をクリックしましょう。画面中央に選択したデザインが適用されたスライド資料が表示されます。
7.生成された内容を確認・編集する

生成されたスライド資料は、編集も可能です。フォントスタイルの変更・画像の挿入などが自在にできるので、すべてのカードを確認して適宜手動で変更等を加えて資料を完成させましょう。
Gammaで実際にスライドを作ってみた

実際に、Gammaを使ってスライドを作成してみました。第一印象としては、十分に実用に足る水準にあるなという感想で、業務の効率化に大いに役立ってくれるという感じです。
スライドを作成する場合、どのようなページを入れるのか、テキストはどうするかなどは悩むところですが、Gammaなら必要なページや流れが簡単に生成されるため、構成を考える手間が省けます。
また、テキストも内容は最低限といった印象ですが、決して的外れではありませんでした。もちろん修正が必要だったり、内容によってはテキストが生成されないので自分で作成する必要があります。
それでも、時間がないときやスライド作成に慣れていない人にとっては、非常に便利なツールだと思います。
Gammaを活用して効率的にプレゼン資料を作成しよう

Gammaを利用すれば、プレゼン資料ツールの操作方法などに自信がなくても、手軽にスライド資料の作成が可能です。ゼロからアイディアを生み出すことも可能なので、企画するのが苦手という方にもおすすめのサービスです。
ただし、本格的に利用する際にはコストがかかるので、まずは無料のFreeプランで操作性などを確かめて検討されることをおすすめします。
Gammaを使いこなしながら、業務効率を高めていきましょう。
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