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Googleデータポータルって?何ができる?使い方は?

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Googleデータポータルは、大量のデータを効率的に扱えると同時に、収集したデータを分かりやすく表示してくれる優れものツールです。
当たり前ですが、ビジネスにおいて情報は非常に重要。加えて、分析が必要になります。
情報がデータとしてまとめられ、分析・考察、意思決定によってその後のビジネスの成否が決まってくるといっても過言ではないでしょう。
したがって、Googleデータポータルは、まさしくニーズに沿ったものなのです。

本稿では、Googleデータポータルのできることや使い方など基本的な知識を紹介します。

Googleデータポータルとは?

あらためて、GoogleデータポータルとはGoogleが提供するBIツールです。
集めたデータを可視化し、情報を使いやすい形に変換してくれます。
ビジネスにおける情報の重要性が分かっても、そのデータをどのように分析し生かすかはまた別の問題です。大量の情報を手にしていても、それを読み解く分析力がなければ宝の持ち腐れ。そこで、Googleデータポータルの出番となるわけです。何よりありがたい点は、ビジュアル面で分かりやすく表示されるため、専門知識のない人でも一瞥しただけで分析結果が判然とします。
グラフや図形のテンプレートが豊富。直感的な操作が可能。それゆえ初めての人でも使いやすいのが特徴でありメリットです。
さまざまな機能がついているにも関わらず無料で利用できることも魅力的ですね。

なお、Googleデータポータルは、以前「Googleデータスタジオ」という名称でした。元を辿れば、Google Analytics 360 suiteという有償製品の機能の一部で、その後、無償版として提供されるようになります。年々その注目度も上昇。
たとえば、ITに対して苦手意識を持つEC事業者からも好評を博していることから、その使い勝手の良さは決して無視できないものだと考えます。

広がりを見せるBIツール

PCを使用する作業では、効率化やパフォーマンスの向上など、多くの課題と向き合う必要があります。そこで役立つのが、「BI(ビジネス・インテリジェンス)ツール」です。それぞれの問題、面倒に思えることに対して、解決を図るべく躍動してくれます。その核にあるのがデータの整理と可視化。そう、まさしくBIツールが拡張した先にGoogleデータポータルは存在するのです。

Googleデータポータルでできること

経営の意思決定に大きく影響するほど、データは大きな力を持っています。そのため、扱い方がとても大事になるといえるでしょう。

俗説として大量のデータを効率良くスピーディに扱うには、専門知識が必要だと思われがちです。確かに収集したデータをイチからレポートで作成するには専門分野の知見、パソコンスキル、分析能力が求められます。
しかし、GoogleデータポータルをはじめとするBIツールを活用すれば、最低限の知識を習得するだけで容易にレポートの作成が可能になります。

と、現実は果たしてそううまくいくのか、半信半疑または懐疑的な読者に向けて(笑)、以下Googleデータポータルでできること、おさえておくべき知識について紹介します。

データの可視化

再三お伝えしている通り、データを分かりやすく可視化してくれるというメリットがあります。
データはただ収集するだけでは生かせません。大小存在するさまざまなデータから必要な情報を選別し、読み解く分析力が必要です。Googleデータポータルが優れている点の一つは間違いなく、誰もが理解できる形をグラフや図表によって明確に示してくれるところといえるでしょう。
なお、複数のグラフを同時に確認できるなど機能によってはさらなるカスタマイズも可能です。

省エネ分析

データ入力には、それなりに労力が伴います。作業効率の面において、手間を減らすことは必須です。
そんな中、GoogleデータポータルはGoogleアナリティクスやGoogle広告、GoogleスプレッドシートなどGoogleが提供するツールに接続することで、簡単かつより幅広いデータを取り込むことができます。
この連携は各種データの自動取得を可能にし、その後の管理を楽なものにしてくれるのでおすすめです。まさに省エネ。また、Google以外のツールからのデータに関しても、Googleスプレッドシートを介しまとめることで一元管理が実行できるようになります。

資料のリアルタイム共有

Googleデータポータルで作成されるレポートはGoogleドライブ上で共有が可能です。閲覧だけでなく、編集に関しても他のユーザーへ権限譲渡を行えるため、複数人でやり取りする場合にはスムーズな進行が期待できることでしょう。
細かな情報をリアルタイムでシェアするのにはもってこい。負荷を感じずにすむ便利なツールだと思います。

Googleデータポータルの使い方

GoogleデータポータルはGoogleアカウントがあれば誰でも作成できます。難しい操作はほとんどなく、パソコンを扱えるのであれば特に悩む必要はないでしょう。

導入前に行うこと

Googleデータポータルを導入する前に行う手順は主に3つ。
まず、Googleアカウントを作成します(すでにアカウントを保有している場合はそのまま使用して問題ありません。持っていなければ、Googleの公式ページ内で作るようにしてください)。
次に、Googleデータポータルへ接続し、規約に同意します(初めての利用時にのみ表示されます)。
最後にメール登録です。画面の指示に沿って入力してください(メールアドレスに関しては「ユーザー設定」からいつでも変更可能です)。

レポート作成(データ元の取得)

Googleデータポータルを導入する手続きを済ませたら、実際にレポート作成へと進みます。ホーム画面から、左上にある「作成」のボタンをクリックし、さらに「データソース」を押して、どのデータソースに接続するかを選びましょう。
Googleデータポータルでは、グラフや表などのもとになるデータを外部のサービスやファイルに接続して取得する仕組みです。ちなみにこれが「データソース」で、そこに接続する機能は「コネクタ」と呼ばれます。後者はGoogleアナリティクスやGoogle広告、Googleスプレッドシートなど、あらかじめ用意されているため選択は簡単です。データソースへの接続が完了すると、以降いつでもそのデータを呼び出せます。

データの視覚化

レポート作成によって、接続したデータソースのデータが視覚化されます。
グラフや表を扱う場合は、ツールバーの「グラフを追加」をクリックしましょう(一覧から選べるようになっています)。
Googleデータポータルでは、複数の異なるデータ元の情報が集計を経て可視化され、リアルタイムで変遷するデータを観測できます。すなわちダッシュボードを作成できるわけです。ポイントは複数のデータを1ページに綺麗に収められること。人によってはあれもこれもと取り込むことで複雑化するリスクが脳裏をよぎりますが、特段心配する必要はありません。Googleデータポータルで背景や罫線、テキストの色をうまくカスタマイズできれば(レポート作成画面右下のメニューにある「スタイル」で調整可能)、しっかり見やすいものに表示してくれます。

解像度の高いグラフに仕上げる

作成したグラフは誰もが分かる形にすることがセオリーであり鉄則です。情報は何でも全て載せれば良いというわけではありません。不要な情報の排除でデータを絞り込み、本当に伝えるべき内容をはっきりと表現するよう意識してください。Googleデータポータルではグラフのフィルタ設定によって条件を変えられます。

伝わるデザインにする

グラフの明瞭さ同様、データにおいても“何を伝えたいか”が一目でわかるようにすることが大切です。情報を詰め込みすぎると各要素、視認性が薄れます。強調表現にも注意が必要です。原色を使うにしても多用してしまっては余計に見にくくなります。
特に、多様なデータが同一のグラフで表示される場合、多角的・総合的にデータを読み解ける一方で、もっとも必要なデータを見落としてしまうなんてことも起こり得ます。

前述した「スタイル」を駆使し、工夫を凝らし、とにかく伝わるデザインを心がけましょう。

Googleアナリティクスとの連携

先に触れた通り、Googleデータポータルを活用する上で、連携は有効です。
その中でも優先してほしいのが「Googleアナリティクス」です。
分析や改善に欠かせないツール筆頭格。これをGoogleデータポータルに接続することで、データをスピーディに処理できます。
なお、連携方法はこれまた簡単。Googleデータポータルにログインし、「新しいレポートの開始」へと進み、「データソース」一覧からGoogleアナリティクスを選択しましょう。
初めての際には、アクセス権の許可を求めるメッセージが表示されますが、戸惑う必要はありません。承認ボタンを押せば無事完了します。

Googleデータポータルの導入で変わること

色々ありますが、とりわけ影響の大きい要素を二つ紹介します。

まず一点。
Googleデータポータルを導入することで、解析レポート作成が自動となるため、作業時間の短縮につながります。

もう一点。
作成されたレポート内のデータは、タイムリーに複数人と共有可能です。したがって、経営方針やWebマーケティングの施策における意思決定までのスピードが速やかなものへと変わります。加えて、専門知識がない人が一目で理解できる点もまた、スムーズな進行に寄与するといえるでしょう。

Googleデータポータルを活用してビジネスをよりスマートに!

Googleデータポータルは、業務の効率化を図る上で非常に優れたツールです。
一度レポートを作っておけば、自動的にデータ集計を行ってくれます。
つまり、ベースを用意するだけでその後のデータ管理の手間が省けるということです。

一方で気を付けるべき点もあります。
手当たり次第にデータを取り込んでいては、当初の目的との齟齬が生まれるかもしれません。まずはデータを通して何を知りたいのかを明らかにすることが大事です。

Googleデータポータルは、漠然としたデータ収集から卒業するにはうってつけのツールともいえます。
「伝えるべき対象に分かりやすく可視化する」
大抵、この意識の有無が与える影響は、取り組むプロジェクトの成否に左右するものです。問題点を浮き彫りにし、改善点が見つかる可能性は高まります。
ただ導入するだけでなく、適切に扱うことでビジネスチャンスはきっと広がるはずです。

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