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Googleディスカバーの表示

Google Discoverとは?最適化するための使い方や表示方法を解説

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GoogleアプリやChromeを開いたときに、トップページに複数の記事が表示されることはないでしょうか。これは「Google Discover(グーグル ディスカバー)」というフィールド機能です。

ユーザーの検索履歴や動向など、興味関心がある情報をAIが自動的にピックアップしてくれます。上手く使えば、効率良く情報収集ができることでしょう。

本記事では、Google Discoverとはどういう仕組みなのか、最適化する方法やおすすめの使い方、表示方法について解説しています。Google DiscoverとSEOの関係性についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Google Discoverとは

Google Discover(グーグル ディスカバー)とは、ユーザーの嗜好性に合わせた情報を選別するフィード機能のことです。検索履歴などユーザーの動向に合わせて、興味関心がある情報を自動的に表示します。

2018年にAndroidのスマートフォン向けに登場(現在はiPhoneも可)し、2023年12月ころにパソコン版でも利用できるようになりました。ちなみに、Google Discoverが登場する以前の「Google now」」「Google Feed」も類似の機能を持っていました。

Google Discoverに表示されるジャンル

Google Discoverに表示されるジャンルは特に絞られていません。ユーザーの興味関心にあったコンテンツであれば基本的に表示されます。なかでも、表示されやすい傾向にあるのは以下です。

  • 天気
  • スポーツ
  • 健康
  • エンターテイメント
  • ライフスタイル
  • 金融

「天気」「スポーツ」「金融」に関しては、スペースカスタマイズですぐにオンオフ可能です。また、動画やSNSの投稿なども表示されます。

Google Discoverを利用するメリット

Google Discoverを利用するメリットを4つ上げました。

  • 表示コンテンツをカスタマイズできる
  • 情報の内容を一目で判別できる
  • 情報比較が効率的にできる
  • コンテンツ自体が面白くて楽しめる

自分好みにカスタマイズし、必要な情報だけ表示できることが最大の魅力と言っても良いでしょう。

Google Discoverの具体的な仕組み

Google Discoverの具体的な仕組みのイメージ

Google Discoverはどのような仕組みによって生まれているのでしょうか。

各パーソナルの趣味・嗜好を的確に捉えたインプレッションは、当然、テクノロジーの進化が理由であり肝となっているはずです。

AIによる最適なコンテンツのセレクト

Google Discoverは、AIが収集した情報をもとにユーザーの興味にマッチしそうなニュースコンテンツがセレクトされる仕組みです。

アクティブユーザーの行動はアクセスログとして観察され、AIはそこから傾向を把握するに至ります。さらには、特定の分野が選別され、仕分け作業が行われる流れです。高性能なフィード機能は、こうした背景によって保持されています。

検索履歴・行動パターンなどを分析して表示

Google DiscoverでAIが分析する情報は、多岐にわたっています。検索窓に入力したキーワードに加え、ユーザーの属性や行動履歴、パターンなども大いに活用される材料のひとつです。

特定のコンテンツをフォローしている場合、その情報も加味されます。結果、レコメンドされる記事は同一のカテゴリーが多くなりやすいです。また、最新履歴もAIはヒントとして使用します。タイムリーに読みたい記事や、速報に出くわす可能性が高まります。

Google Discoverの最適化

Google Discoverの最適化のイメージ

カード形式で表示されるGoogle Discoverのニュースコンテンツは、ユーザー側でカスタマイズが可能です。

フィード画面には必ずしも興味のある記事ばかりが並ぶわけではありません。そのため、興味関心の高いコンテンツだけを表示させるよう、最適化することが重要となるでしょう。一般的な表示設定方法を4つ紹介していきます。

検索履歴やお気に入りである程度の変更ができる

検索履歴やお気に入り登録(ブックマーク)のジャンルを絞っておけば、ある程度の内容を精査できます。

違う事柄を調べた際、不要な履歴を削除するなど手間はありますが、ユーザーの興味関心のジャンルが統一されていると知りたい情報が優先的に表示されます。

フォローで関連情報を増やす

表示されたコンテンツに関連する情報記事をもっと多く配信してほしいときには、「フォロー機能」を利用しましょう。

コンテンツ右下の三点リーダーのアイコンをタップして、上側に表示される「フォロー」を選択するだけです。「フォロー中」となったコンテンツは、以降、優先的に関連情報が表示されるようデータが蓄積されます。

また、類似したコンテンツの配信頻度を増やすには、丸付き縦棒のアイコンからでも簡単に設定が可能です。これをタップすると、「類似を増やす」と「類似を減らす」のボタンが上下に並んで表示されます。

「興味なし」で表示を減らす

表示されているコンテンツに関する記事全般に対して、配信をストップ、もしくは減らしてほしい場合は、三点リーダーのアイコン内にある設定画面へ進み「表示しない/興味なし」の報告をしましょう。

表示しないを選択した場合は、そのキーワード自体の表示がストップします。興味がない場合は、キーワードにフィルターがかかり表示が減ります。

Google Discoverをオフで表示させない

ニュースコンテンツ自体の配信を中止したい場合は、Google Discoverをオフにしましょう。スマホの場合はGoogleアプリの「設定→全般」から、パソコンはChromeの「その他の設定」からオフにできます。

Google Discoverのおすすめな使い方

Google Discoverのおすすめな使い方イメージ

ここではGoogle Discoverのおすすめな使い方を3つ紹介します。ここで紹介する以外の活用方法もあるので、自分好みにカスタマイズしてみてください。

ニュース系を表示して情報収集

Yahooニュースやライブドアニュースなど、ニュースまとめサイトを検索・フォローしておけば、Google Discoverに最新ニュースを表示されることが可能です。

IT・スポーツなど、知りたいニュースだけを表示させることもできます。まさに情報収集にはうってつけと言える機能でしょう。

グルメ系を集めて行きたいお店チェック

「(駅名)駅 おいしいお店」「(食べ物名) 人気ランキング」などの検索を繰り返しておけば、Google Discoverがグルメ情報でいっぱいになります。

お気に入りの情報を見つけたら、「いいね」や「ブックマーク」しておけば、後からお店のチェックができて便利です。

「興味/関心」を利用して自分好みにカスタマイズ

人は無意識に興味や関心事にアプローチしています。音楽・漫画・ゲームなどのサブカルチャーのみの情報を表示させることも容易でしょう。自分好みカスタマイズし、Google Discoverを使いやすくしてみてください。

なお、「その他」から「設定」メニューを選択し「興味関心」のタブをタップすれば気になっているキーワードの一覧が表示されます。

Google Discoverの表示方法

Google Discoverの表示方法イメージ

Google Discoverの表示方法をスマホ・パソコンに分けて解説していきます。表示されない・表示させたいという人はぜひ参考にしてください。

スマホに「Googleアプリ」をインストール

スマホに「Googleアプリ」をインストールして、設定からGoogle Discoverをオンにすれば表示されるようになります。なお、Androidの場合はデフォルトでGoogleアプリがインストールされているので、最初から表示されているケースが多いです。

パソコンは「その他の設定」から表示をオン

パソコンからブラウザで利用する場合は、設定からオンにしましょう。

GoogleDiscoveryのパソコンでの表示方法1

Chromeで何かしらキーワードを検索してください。検索結果の右上側に歯車マークが表示されるので、それをクリックし、その他の設定を表示しましょう。

GoogleDiscoveryのパソコンでの表示方法2

左側に表示されるメニューから、再び「その他の設定」をクリック。Google Discoverの表示をオンにすれば完了です。

GoogleDiscoveryのパソコンでの表示方法3

更新すると、Google検索のトップページにGoogle Discoverが表示されるようになります。

Google DiscoverとSEO対策の関連性

Google DiscoverとSEO対策の関連性イメージ

Google Discoverは、SEOに直接的な影響はありません。ただし、ユーザーの興味関心がある事柄が表示されるので、間接的にSEO効果もあると言えるでしょう。

インプレッションからのアクセス数アップ

ユーザーの興味を引くような見出しタイトルによって、たまたまアプリを開いただけでも、ついクリックしてしまう人は少なくないはずです。意図せずともインプレッションのおかげでアクセス数がアップします。

アクセス数がアップすれば、魅力的なコンテンツだとGoogleから評価されやすくなるので検索順位も上がりやすくなることでしょう。これが、間接的にSEO効果があると言われる理由です。

企業のマーケティングでも活用可能

Google Discoverは、ユーザーの興味関心をもとに表示されるので、WEBサイトのアクセス数増加が期待できるサービスです。コンテンツを配信する企業にとって無視できない施策となってきています。

ユーザーに有益な情報記事を発信し、興味関心を引く。そのためには、コンテンツマーケティングは欠かせません。おのずとSEO効果が発揮され、検索上位に表示されれば、さらなる集客の相乗効果が期待できるでしょう。企業としても活用しない手はありません。

Google Discoverを使って効率良く情報収集をしよう

Google Discoverを使って効率良く情報収集するイメージ

Google Discoverは、ユーザーの興味関心をもとに自動で関連する記事を表示するサービスです。上手く最適化できれば、知りたいタイミングで欲しい情報だけが効率良く収集できます。

また、企業としてもユーザーの興味を惹くコンテンツを作成できれば、アクセス数がアップします。コンテンツマーケティングの戦略にも必要不可欠と言えるでしょう。Google Discoverの仕組みや特徴を理解し、上手く活用してみてください。

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この記事を書いた人

いまい
サイト運営歴15年以上。立ち上げたサイトは数知れず。SEO、メルマガ、広告、YouTube、手あたり次第が過ぎて、何も身になってないことに最近気づく。もう少しだけ、Web業界にしがみついていたい。

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