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パソコン版 Google ドライブとは?バックアップをもっと便利に!

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パソコンの容量が小さいと、大きいデータのやりとりが難しいですよね。そのため、データのバックアップや共有にGoogle ドライブを使用している方は多いのではないでしょうか。
Google ドライブはブラウザ上で同期やデータのアップロードなどを行いますが、この操作が面倒に感じるときもあるかもしれません。頻繁に使用するデータであれば、スムーズに作業を行いたいものですよね。

そんなときは、パソコン版 Google ドライブ(旧 Googleドライブファイルストリーム)が便利です。

パソコン版 Google ドライブとは

2021年3月現在、Google ドライブには2つのデスクトップアプリが存在します。今回紹介する「パソコン版 Google ドライブ」と「バックアップと同期」です。ちなみに、デスクトップアプリとは、アプリをダウンロードすることでパソコン上で使用できるソフトウェアを指します。

Google ドライブのデスクトップアプリを導入することによって、パソコン内にあるローカルドライブと同じように扱えるようになり、データのやり取りがスムーズになるなど、利便性が向上します。

なお、「パソコン版 Google ドライブ」と「バックアップと同期」は使用できる機能に違いがありますが、2021年内に統合予定です。その前段階として、同年1月に「Google ドライブ ファイル ストリーム」が「パソコン版 Google ドライブ」に変更され、使用できる機能も増えました。今後、2つのデスクトップアプリが統合されることで、さらに便利になることが予想されています。統合するまでは併用することで両方の機能を使用することが可能ですが、気になる方は今後のGoogleからの発表を注視しておくといいでしょう。

パソコン版 Google ドライブとバックアップと同期の違いは?

では、Google ドライブのデスクトップアプリ「パソコン版 Google ドライブ」と「バックアップと同期」の違いについて説明していきます。

大きく分けると「パソコン版 Google ドライブ」はビジネス向けアプリで有料サービス、「バックアップと同期」は個人向けアプリであり無料で使えるという違いがあります。有料プランについての詳細は次の項目で説明します。

機能面でも大きな違いがあります。「パソコン版 Google ドライブ」はGoogleドライブ上にあるデータをストリーミングすることで使用できますが「バックアップと同期」はGoogle ドライブ上にあるデータを全てパソコンにダウンロードします。すなわち、Google ドライブに大量のデータがある場合、それだけパソコンのストレージ容量が圧迫されることになるので、パソコンの使用容量を抑えたいという場合は「パソコン版 Google ドライブ」がおすすめです。

また、一見すると「パソコン版 Google ドライブ」はなんでも可能に見えますが、できないこともあります。それは下記の2つです。

・ドキュメントやデスクトップなど、その他のフォルダの同期
・Google フォトのアップロード

これらは「バックアップと同期」では可能なので、冒頭で説明したように今後サービスが統合されれば、問題なく使用することができるでしょう。

使用するにはGoogle Workspaceの加入が必要

「パソコン版 Google ドライブ」はビジネス向けのアプリのため、有料サービスのGoogle Workspace(旧 G Suite)への加入が必要です。申し込む際は公式サイトから行うことができます。
Google Workspaceはビジネス向けのクラウドツールで、加入するとGoogle ドライブやGmailなどGoogleが提供しているサービスにおいて、さまざまな管理権限が付与され、できることの幅が広がります。

Google Workspaceには4つのプランが用意されているので、その中から自身に合ったものを選んでください。パソコン版Google ドライブは全てのプランで使用できるので、特に他の機能は必要ないという場合は、一番お得なBusiness Starter(月額680円)を選ぶといいでしょう。

パソコン版 Google ドライブを使うメリット

データをやり取りする手間が省ける

デスクトップアプリではブラウザのアプリと異なり、瞬時にファイルを開くことができるので、手間なくデータのやり取りを行うことができます。また、データのアップロードも、許可さえすれば自動で行われ、変更した内容も自動で反映されるので、更新漏れもなくなります。

デバイスの容量を節約できる

Google ドライブのデータはストリーミングで使用できるので、パソコン内の容量が変わることはありません。パソコンの容量よりも大きいデータのやり取りも可能になるのです。

必要なデータをパソコン内に保存できる

Google ドライブにあるデータはパソコン内に保存することもできます。そのため、パソコンの容量が充分にある場合はオフラインでも使用可能です。

セキュリティの強化

データを全てGoogle ドライブに預けてパソコン上には一切保存しないという場合は、パソコンが盗難されたり紛失したりしても、大切なデータを漏洩させることなく守ることができます。

パソコン版 Google ドライブの使い方

はじめにパソコンのOSが対応しているか確認しましょう。以下が推奨環境です。

Windows:Windows 7 以降、Windows Server 2012 以降
Mac:El Capitan(10.11)以降、High Sierra(10.13)以降
※High Sierra(10.13)以降の場合、別手順でインストールする必要があります。

Google 管理コンソールでGoogle ドライブを有効に

お使いのOSが対応していたら、次にGoogle 管理コンソールにログインし、以下の手順でパソコン版 Google ドライブを有効にする設定を行います。

「アプリ」→「Google Workspace」→「ドライブとドキュメントの設定」→「機能とアプリケーション」

すると、ユーザーの権限と使用するアプリの設定ができます。「承認されたデバイスでのみパソコン版 ドライブの使用を許可する」を選択すれば管理者のみがアクセスできるようになります。

ファイルのダウンロードとインストール

Google ドライブ ヘルプにアクセスし、「パソコン版 Google ドライブのスタートガイド」内にある「パソコン版 Google ドライブをダウンロードしてインストールする」を選択します。Windows版とMac版から選択できるので、任意のファイルを選び、ダウンロードを行いましょう。ダウンロードからインストーラの実行が始まったら手順に沿ってインストールを進めていきます。

アプリを開く

インストールが終了したらアプリを起動し、有効になっているGoogle アカウントでログインします。続いて「Google ドライブ フォルダを開く」と表示されたら選択し、初期設定は終了です。

なお、High Sierra(10.13)以降の場合はアプリを起動し、画面左上のリンゴマークを選択します。続いて「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」に移動し、ポップアップが表示されたら許可を選択して使用できるようにしましょう。

パソコン版 Google ドライブを使う際の注意点

同期されない

Google ドライブにあるデータを使用することになるので、当然、手を加えれば書き加えられてしまいます。また、指定したファイルのみが保存されるので、指定し忘れてしまうと、データはパソコン内に残ったままです。データを安全に保存したいという場合は「バックアップと同期」と併せて利用するといいでしょう。

写真や動画は対象外

写真や動画を保存する場合はGoogle フォトを使用しますが、パソコン版Google ドライブはGoogle フォトと連携できないため、自動で保存されません。こちらに関しても、「バックアップと同期」と併せて利用するとよいでしょう。

費用が発生する

Google ドライブ自体は無料で使用できますが、先ほど説明したようにGoogle Workspaceへの加入が必要なので、固定費が発生します。パソコン版 Google ドライブ導入の目的や頻度などをあらかじめ検討しておくことをお勧めします。

パソコンの容量を節約できるのは大きなメリット

これまでパソコンの容量不足により、大きなデータを扱う度に使っていないアプリを削除するなど、ストレージを確保しなければいけなかったという人も少なくないでしょう。パソコン版 Google ドライブはGoogle Workspaceユーザーしか使うことができませんが、膨大なストレージを使うことができるので、パソコンの容量に縛られることなくデータを扱うことができます。

また、ローカルに保存する必要がなくなれば、社外秘データを扱う上でのリスクが抑えられ、セキュリティ面でも安心できるでしょう。

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この記事を書いた人

RYUICHI ARAI
神奈川県出身。いきなりフリーランスとしてキャリアをスタートさせ、スポーツ関連の記事を執筆。過去にはHIPHOPライターとしても活動。ライター 以外にもコンテンツ制作や編集などの仕事も行う。趣味はフィールドワーク。

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