【無料?】GPT-4oとは?できることや使い方、料金プランを解説!
ChatGPTの最新モデル「GPT-4o」がリリースされました。前モデルよりさまざまな点でアップグレードされています。
本記事では、GPT-4oの概要をはじめ、できることや使い方、料金プランなどを解説しています。ぜひ参考にしてください。
目次
GPT-4oとは?何が違う?
「GPT-4o」とは、2024年5月14日にリリースされたChatGPTの最新モデルです。「ジーピーティフォーオー」と読みます。リリースに関してはこちらの記事を参考にしてください。
>>>ChatGPTの新モデル「GPT-4o」がリリース
さまざまな点で従来モデルよりも優れており、詳細は以下のとおりです。
特徴/モデル | GPT-4o | GPT-4 | GPT-3.5 |
---|---|---|---|
学習データ | 不明 | 2023年4月まで | 2021年9月まで |
webブラウジング | ◯ | ◯ | ☓ |
画像生成 | ◯ | ◯ | ☓ |
ファイルアップロード | ◯ | ◯ | ☓ |
音声認識 | オムニ化 | Whisper | ☓ |
テキスト理解 | ◎ | ◯ | △ |
GPT-4oはテキスト性能において、前モデルのGPT-4だけではなく、GeminiやClaudeといった他社の生成AIよりも高いスコアを達成しています。
- MMLU:大規模マルチタスク言語理解力
- GPQA:推論能力
- MATH:計算能力
- HumanEval:プログラム合成力
- MGSM:複数ステップの算術推論能力
- DROP:段落の内容に関する個別の推論力
画像に関しても同様です。
また、最大の特徴は音声会話(Voice Mode)のオムニ化が実装された点。従来は音声認識・意味理解・読み上げなどを別々に処理していましたが、GPT-4oではすべて(Omni)を1つのニューラルネットワークで処理します。これにより音声を介した「理解」「表現」「処理速度」が格段に上昇しました。
GPT-4oでできること
GPT4-oでできることは以下のとおりです。
- マルチモーダル
- 高速音声処理
- Google Drive・OneDriveとの連携
それぞれ詳細を解説します。
マルチモーダル
GPT-4oはマルチモーダルに対応しています。マルチモーダルとは、テキスト・画像・音声など、さまざまな種類のデータを一度に処理できるAIモデルのことです。
たとえば、GPT-4oには画像生成機能が搭載されています。コメントボックスにプロンプトを入力するだけで、プロレベルのイラストを入手可能です。
また、ChatGPTはGPT-4の時点でマルチモーダルに対応していたので、画像生成機能は以前から利用できました。詳細はこちらの記事を参考にしてください。
>>>ChatGPTで画像生成する方法を解説!著作権や商用利用はどういう扱い?
高速音声処理
GPT-4oでは、オムニ化による高速音声処理が実現しています。 前述した通り、従来は音声認識・意味理解・読み上げなど別々に処理していたものをオムニ化したので、これにより音声を介した「理解」「表現」「処理速度」が格段に上昇しました。
ただ、現時点(2024/5/27)では音声入力はスマホアプリ版のChatGPTのみ対応しています。パソコンでは利用できないのでご注意ください。
Google Drive・OneDriveとの連携
GPT-4oにアップグレードされたおかげで、ChatGPTにGoogle Drive・OneDriveからファイルをアップロードできるようになりました。
PDFファイルをアップロードして内容を要約・翻訳するなど、作業効率をアップさせる使い方が可能です。
GPT-4oは無料で使える?
GPT-4oはChatGPTの無料ユーザーも利用できます。以前は有料プランのChatGPT Plusでしか提供されていなかった機能に関しても、今後は無料ユーザーでもアクセスできるようになります。
- GPT-4レベルの応答
- webブラウジングによる応答
- 画像認識
- ファイルのアップロード、要約
- GPTsとGPT Store など
ただ、無料ユーザーがGPT-4oで送信できるメッセージ数には制限がかけられています。具体的には、ChatGPT Plusのユーザーと比較して、1時間に入力可能なプロンプト数が5分の1に制限される予定です。言い換えれば、有料プランを契約している人は、無料ユーザーよりも5倍のプロンプト数を入力できるということになります。制限に達した後は、自動的にGPT-4oからGPT-3.5に切り替わります。
GPT-4oの料金プラン
GPT-4oはChatGPT Plusユーザー向けに提供されています。ChatGPT Plusは月額20ドルなので、約3,000円で利用できる計算です。
また、GPT-4oのAPIを利用する場合の価格は以下の通り。
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
GPT-4o | 5.00ドル/ 100万トークン | 15.00ドル/ 100万トークン |
gpt-4o-2024-05-13 | 5.00ドル/ 100万トークン | 15.00ドル/ 100万トークン |
ChatGPTのトークン数に関しては、こちらの記事で解説しています。
>>>ChatGPTのトークン数とは?計算(カウント)方法、日本語と英語の違いを解説
GPT-4oの使い方
ここでは、GPT-4oの使い方をパソコン版とスマホ(iPhone)にわけて解説します。
パソコン
ChatGPT Plusと契約しているユーザーの場合、「GPT-4o」が自動的に選択されています。
ChatGPT Plusの登録方法に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
使い方は従来のChatGPTと同様です。コメントボックスにプロンプトを入力すれば、テキストや画像を生成してくれます。
スマホ
2024年5月時点では、スマホアプリでもデフォルトでGPT-4oになっています。
使い方も従来と同様です。詳細はこちらの記事で解説しています。
>>>【iPhone/Android】ChatGPTアプリの始め方を解説!本物はどれ?日本語でOK?
また、無料版のGPT-4oには回数制限が存在します。具体的な回数は明言されていませんが、私が試した限りでは10回でした。
回数制限後もGPT-4oを使いたい場合、ChatGPT Plusにアップグレードする必要があります。
GPT-4oのまとめ
今回は、GPT-4oについて解説しました。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。
- GPT-4からさまざまな点でアップグレード
- 音声処理機能が大幅に向上
- 基本的にはChatGPT Plusユーザー向けに提供
また、こちらの特集ではChatGPTの使い方でつまづきやすい点や疑問を解説しています。参考にしてください。
>>>【Tips】ChatGPTサポートガイド!かゆいところに手が届く!
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