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はてなブログMedia(現はてなCMS)とは?導入するメリット・デメリットを解説!

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​企業が効果的な情報発信を行うためには、Webサイトを作成するのが1番です。ただ、プログラミング知識がなく上手く運用できないとお悩みの人も多いはずでしょう。そんなときは、使いやすく高機能なCMS(コンテンツ管理システム)の導入がおすすめです。Webサイトの設計・作成・運用管理を簡単にしてくれます。​

本記事では、無数にあるCMSの中から国産の「はてなブログMedia(現はてなCMS)」についてわかりやすく解説していきます。導入するメリット・デメリットや、WordPressとの主な違いも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

※本記事では、旧名「はてなブログMedia」のままで記載しています。

はてなブログMedia(はてなCMS)とは

はてなブログMedia(はてなCMS)のサイトトップ
公式:はてなCMS

はてなブログMediaとは、法人向けのオウンドメディア専用CMSのことです。2025年2月3日にリブランディングし、名称が「はてなCMS」に変わりました。

はてなCMSでは、従来のオウンドメディアに関する機能だけでなく、コーポレートサイトや採用サイト、サービスサイトなどのWebサイト制作も可能です。Webマーケティングを行う企業のための支援機能が幅広く備わっているので、さらに使いやすくなっていることでしょう。

はてなブログMediaの料金プラン

はてなブログMediaの料金プランは公開されていません。資料請求での問い合わせとなります。ただ、はてなビジネスブログによると、採用オウンドメディアプランは、月額7万円とのことです。

なお、どのプランも料金は「初期費用」「月額費用」「オプション費用」の3つで構成されています。

はてなブログMediaの特徴とメリット

はてなブログMediaの特徴とメリットのイメージ

はてなブログMediaの特徴とメリットをまとめてみました。

  • 直感的な操作なので知識が不要
  • デザインテンプレートが用意されている
  • はてなブログと共有のシステム基盤で運用
  • SEO対策しやすい
  • AIコンテンツアシスト機能あり
  • ネイティブ広告出稿で収益化できる
  • 計画から運用までの支援サービスがある

それぞれについて解説していきます。

直感的な操作なので知識が不要

はてなブログMediaは、ノーコードCMSなのでプログラミングの知識が不要です。クリック、ドラッグ&ドロップ、文字入力などの直感的な操作でホームページの作成・運営ができます。管理画面のUIがシンプルなうえ、日本語表記で使いやすいのも特徴の1つです。

デザインテンプレートが用意されている

はてなブログMediaは、デザインテンプレートが用意されています。プロモーション向け、採用向け、認知度拡大など用途に合わせたデザインを選ぶことができます。また、デザインプレートは管理画面の「デザイン設定」から色味などをカスタマイズできます。

はてなブログと共有のシステム基盤で運用

はてなブログと共有のシステム基盤で運用されているので、サーバーの準備や保守が不要です。セキュリティアップデートも自動でしてくれます。月間5億PVを超える処理を行っている強固なサーバーなので、ページ表示速度も担保されているでしょう。

SEO対策しやすい

はてなブログMediaは、最新のSEO対策に対応できるよう随時アップデートされています。サイト構造もSEOに効果的なものに最適化されるので、検索順位も上がりやすいでしょう。

また、自社ドメイン直下にオウンドメディアを配置できるので、ドメインパワーを引き継げることも有利と言えるでしょう。まさにWebマーケティングのためのCMSです。

AIコンテンツアシスト機能あり

2024年7月に実装された「AIコンテンツアシスト」機能は、AIが記事を作成する手助けをしてくれます。記事を作るにあたってのアイディア(クエリ選択)はもちろん、構成や本文、タイトルやリード文の提案もしてくれます。

初めて記事を書く人でも、質の高いコンテンツを作成できるはずです。AIコンテンツアシストを利用して、新人ライターの育成をするのもありかもしれません。

ネイティブ広告出稿で収益化できる

はてなブログMediaでは、はてなブログのサービス内にネイティブ広告を出稿できます。ネイティブ広告とは、Web上のコンテンツに溶け込むように表示される広告です。主張がなく、コンテンツの1つとして違和感なく掲載できるので、ユーザーが興味を持ちやすいとされています。

また、Google Adsenseの導入が可能、他企業とのタイアップ広告記事の掲載もできるなど、収益化しやすいのもメリットと言えるでしょう。

計画から運用までの支援サービスがある

はてなMediaSuite」という、サイトの計画から運用までを支援してくれるサービスを利用できます。市場調査やペルソナ設定、サイト構造やコンテンツの立案など、Webサイト作成を外注に依頼したとき同様なことをお願いできます。

はてなブログMediaのデメリット

はてなブログMediaのデメリットのイメージ

メリットが多いはてなブログMediaですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。主に以下の3つのようなデメリットが存在します。

  • 利用するには問い合わせが必須
  • 導入費用がやや高め
  • デザインのカスタマイズ性が低い

それぞれについて簡単に解説していきます。

利用するには問い合わせが必須

はてなブログMediaは、公式サイト上でそのまま利用できるわけではありません。「資料ダウンロード」を行い、内容に問題なければ専用フォームから「問い合わせ」を行います。その後に、営業担当からの連絡があり、規約や料金、条件などを確認してやっと申し込みができます。

無料トライアルの場合も手順は同じです。必ず問い合わせを行い、営業担当のヒアリングが入るため面倒に感じる場合があるでしょう。

導入費用がやや高め

法人向けの有料CMSなので、WordPressやDrupalなどのオープンソース型のCMSよりは費用が高めです。月額費用とは別に初期費用も掛かるので、導入費用がやや高めと言えます。とにかくコストを抑えて導入したいという企業の場合は不向きかもしれません。

デザインのカスタマイズ性が低い

先述した通り、はてなブログMediaは、デザインテンプレートが用意されています。ですがカスタマイズ性は低めです。色味や画像の差し替え、ヘッダーやメニューなどの文章は変更できますが、完全なオリジナルデザインにはできません。カスタマイズできる機能が限定的なのはデメリットとなりえます。

はてなブログMediaでやってはいけないこと

はてなブログMediaでやってはいけないことのイメージ

ここでは、はてなブログMediaでやってはいけないことを紹介します。

  • 著作権や肖像権違反
  • デマ記事作成
  • 第三者が不快に思うコメント

各項目について解説していきます。これらは、はてなブログMedia以外でもやってはいけない行為なので覚えておいて損はないはずです。

著作権や肖像権違反

Webサイトの場合、写真や画像をフリー素材から持ってくる人もいるはずです。完全に著作権フリーのものかつ、商用利用可のものにしないと権利違反となってしまいます。企業で使うのであれば、無料のフリー素材サイトより、有料で営利目的対応をしている素材サイトを利用したほうが安心できるでしょう。

デマ記事作成

コンテンツを作成する際は、虚偽の内容はNGです。とくに、YMYLと言われる「お金や健康など、人生に影響を与える重要な情報を扱うページ・コンテンツ」の場合は、Googleのペナルティを食らう可能性があります。ページ単一だけではなく、サイト全体の評価が落ちてしまうリスクがあるので絶対にやめましょう。

第三者が不快に思うコメント

はてなブログMediaには、コメント機能がついています。第三者が見て不快に思うコメントは公式で禁止されています。誹謗中傷、個人情報の書き込みなどコメント荒らしと言われる迷惑行為はしてはいけません。

はてなブログMediaとWordPressの主な違い

はてなブログMediaとWordPressの主な違いを探すイメージ

オウンドメディアを運営するにあたって、最も利用されているCMS「WordPress(ワードプレス)」。はてなブログMediaと何が違うのか、簡単にまとめてみました。比較する際に参考にしてください。

費用面

はてなブログMediaは企業向けのサービスであり、初期費用や月額費用が発生します。​具体的な料金はプランによって異なり詳細は問い合わせが必要ですが、月7万円以上はかかると思った方が良いでしょう。

WordPressは、ソースコードが公開されているオープンソース型のCMSで利用料金は0円です。ただし、別途サーバーやドメイン代がかかります。CMSの利用料金(環境費用含む)と考えるなら、WordPressのほうが安いと言えます。

導入と運用の手軽さ

導入と運用の手軽さは、はてなブログMediaのほうが良いです。はてなが提供するシステムと共通なので、サーバーの設定や保守などの技術的な作業が不要です。比較的短期間で導入ができます。

WordPressの場合は、サーバーの準備やドメイン取得、SSL化、テーマやプラグインの設定などを全て行う必要があります。

カスタマイズ性

デザインや機能のカスタマイズ性はWordPressに軍配が上がります。テーマが豊富、HTMLやCSSで自由にデザイン変更できるうえ、プラグインもかなりあり機能のカスタマイズもしやすいです。

はてなブログMediaは、はてなが提供する機能やデザインテンプレートを利用するため、カスタマイズは限定されてしまいます。

サポート体制

はてなブログMediaは、はてなによるサポートが受けられるため、技術的な問題が発生した際にも安心です。​導入から運用まで幅広く対応してくれます。

WordPressはオープンソースなので、公式のサポートは存在しません。コミュニティやネット上で情報を集めるか、外部の専門会社にトラブルシューティングしてもらう必要があるでしょう。

まとめ

はてなブログMedia(現はてなCMS)を使ってサイト運営するイメージ

はてなブログMedia(現はてなCMS)は、ノーコードで簡単にウェブサイトを制作・更新できる国産CMSです。オウンドメディア専用でしたが、2025年2月にリブランディングし、コーポレート・採用・サービスなど各種Webサイト向けのCMSへと進化しています。

​直感的な操作性と豊富なデザインテンプレートを備え、​セキュリティ対策も強固で、安心して運用できます。​これにより、中小企業でも効率的にウェブサイトを構築・運営でき、ビジネスの成長をサポートしてくれるでしょう。どのCMSを導入すべきか迷っている人は、以下の記事も含めて比較してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

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