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ホームページ作成費用の相場をサイト規模・サイトの種類・依頼先別に徹底解説!

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ホームページを作りたいけれど、「どのくらいの費用がかかるのかわからない」と悩む人も多いでしょう。実は、ホームページの作成費用は一律ではなく、サイトの目的や規模、依頼先によって大きく変わります。

コーポレートサイトやECサイト、オウンドメディアなど、種類によって必要な機能やデザインも異なるため、適正な価格を知るには、まずどのようなサイトを作りたいのかを明確にすることが大切です。また、ホームページは作って終わりではなく、運用や管理にもコストがかかります。

本記事では、ホームページ作成にかかる費用目安を、サイト規模・サイトの種類・依頼先に分けて詳しく解説しています。実際に制作会社のシミュレーションをしてみた結果や、費用を抑える方法も紹介しています。ホームページ作成を行う予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。

ホームページ作成費用の平均相場はいくら?

ホームページ作成費用の相場イメージ

ホームページ作成費用の平均相場は、正直「サイト規模」「サイトの種類」「依頼先」などによってバラバラです。ですが、企業がホームページを作成することを想定すれば、100万円前後はかかると想定したほうが良いでしょう。

この後、「サイト規模」「サイトの種類」「依頼先」別に、ホームページ作成の費用相場を解説していきます。どのくらいの費用になるかの目安として利用してください。

サイト規模別の費用相場

サイト規模(ページ数)が増えるほど、ホームページ作成費用は高くなります。以下に、おおよその相場観をまとめてみました。

規模 費用相場
小規模(~15P) 40~60万円
中規模(16~30P) 80~100万円
大規模(30P~) 150万円~

小規模サイトは、個人店や小規模企業向けのコーポレートサイトやサービスサイトイメージです。会社概要・店舗情報やサービス内容、アクセス情報や問い合わせページのみなど、最小限で構成されています。

中規模サイトは、中小企業向けと想定して良いでしょう。採用ページや各種サービスページなども作成できます。大規模サイトは、ECサイトやオウンドメディアなど、コンテンツ量が多いサイトです。SEO対策を強化していくのであれば、中規模~大規模サイトになります。

サイトの種類別の費用相場

サイトの種類によって、必要な機能が異なってきます。そのため金額もバラバラです。おおよその相場感は以下の通りです。

サイト種類 費用目安
コーポレートサイト 50万円~150万円
ランディングページ(1P) 10万円~50万円
サービスサイト80万円~200万円
ECサイト 100万円~300万円
オウンドメディア 80万円~200万円

商品の購入機能が必要となる、サービスサイトやECサイトは金額が高めになります。オウンドメディアは、SEO対策費用やコンテンツ費用が上乗せになると思ったほうが良いでしょう。逆に、1ページに収まるランディングページ(以下LP)は、金額が低めです。

依頼先別の費用相場

依頼先別に費用相場をまとめてみました。

規模 費用相場
自社 5~10万円
フリーランス 10~30万円
制作会社 80万円~

自社の場合は、オープンソースのCMSを利用すれば、基本的にサーバー・ドメイン・SSLなどの環境構築費用のみとなります。フリーランスに関しては、スキルアップや副業で受注している人もいるので費用がかなり抑えられるでしょう。

ホームページ制作会社に外注する場合は、依頼する業者によって金額にかなり変動があります。次のコンテンツでもう少し詳しく解説していきます。

制作会社の費用シミュレーション結果

ホームページ制作会社によって費用はバラバラです。実際にどんな感じなのか、「ホームページ 費用 シミュレーション」の検索結果に出てきたサイトを使って費用を出してみました。LP以外は中規模サイトを想定でシミュレーションしています。

A社 B社 C社 D社 E社
コーポレートサイト 825,000円 930,000円 1,020,000円 900,000円 1,000,000円
ランディングページ 528,000円 380,000円 537,000円 575,000円 510,000円
サービスサイト 605,000円 870,000円 755,000円 750,000円 800,000円
ECサイト 1,133,000円 3,500,000円 1,527,000円 2,100,000円 2,050,000円
オウンドメディア 935,000円 1,470,000円 955,000円 825,000円 1,100,000円

ページ数や機能を統一してシミュレーションしてみても、違いが出ることがわかっていただけるはずです。作成したいホームページを明確にし、見積もりをもらったほうが予算を組みやすいでしょう。

ホームページ作成費用の内訳

ホームページ作成費用の内訳イメージ

ホームページ作成費用のおおまかな内訳を解説していきます。

企画・設計費用

企画・設計費用には、市場調査や競合分析、コンセプトやターゲット決めなどの企画段階で行うものや、サイトマップやワイヤーフレーム作成などのサイト設計に関するものが含まれます。

外注の場合は、ディレクション・プランニング・サイト設計費用が当てはまります。ホームページ作成費用の30~40%ほどが、企画・設計費用になるでしょう。費用が高い理由は、ディレクションやサイト設計がないと、ホームページ作成を行う上での進行管理ができないからです。最も重要な工程となります。

デザイン費用

デザイン費用は、ホームページ全体のデザインだけではなく、写真・動画・アイコン・バナーなどの素材や、カラー・フォント選定も含まれてきます。デザイン費用の相場は5~10万円ほどが目安です。

外注先に丸投げしてしまうと、企業やサービスからかけ離れたデザインになってしまうケースがあるのでよくすり合わせておきましょう。

開発・コーディング費用

開発・コーディング費用は、ホームページを作る際にHTML、CSS、JavaScriptなどの言語を用いて構築していくためのものです。レスポンシブ対応や、内部SEO対策も含まれるケースがあります。

開発・コーディング費用は1ページごとに10~20万円ほどが目安となるでしょう。ただし、実稼働・人件費で算出する場合もあります。

システム・機能開発費用

システム・機能開発費用は、会員登録やログイン機能、決済や予約システム、API連携、チャットボット導入などが含まれます。機能によって費用が異なるので一概に言えませんが、1機能20~30万円ほどを目安にすると良いです。

事前にホームページに必要な機能を洗い出しておくと、おおよその金額がわかりやすくなります。

ドメイン・サーバー・SSL取得費用

ドメイン・サーバー・SSL取得費用は、ホームページの環境構築に必要なものです。取得する種類やサービスによって金額が異なりますが、5~10万円ほどで揃います。

企業でホームページを運営するのであれば、最低限のセキュリティは必須です。SEO対策を行うのであれば、中古ドメインやサブドメインは避けて独自のものを取得したほうが良いでしょう。費用を抑えることより、安全性を考慮することをおすすめします。

SEO対策・コンテンツ作成費用

SEO対策やコンテンツ作成費用は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの上位に各ページを表示させたいときに必要となっていきます。SEO対策で約20~30万円、1コンテンツあたり3~10万円ほどが目安です。

初めてホームページを作成するなら、ページ数に応じた最低限のコンテンツは必要となります。会社概要や事業内容のページに掲載する情報もコンテンツです。どこまで作成するのかを明確にしておくと良いでしょう。

テスト・公開費用

テスト・公開費用は、パソコン・スマートフォン・タブレットなどの実機での動作確認、機能デバッグ、バグの修正を行った後、問題なければ本番環境で公開するまでにかかった費用が含まれます。

きちんとテストしておかないと、ホームページ公開後に不具合がおきます。利用するユーザーにとってもストレスがかかり離脱が増える原因にもなります。約10~20万円ほどかかりますが、外注するなら依頼しておいたほうが良いです。

ここでは、大まかな内訳を紹介してきましたが、実際の見積もりに記載される項目に沿って知りたい人は以下の記事も参考にしてください。

ホームページ作成費用が高くなる要因

ホームページ作成費用が高くなる要因のイメージ

ホームページ作成費用の中でも、高くなる主な要因を6つ紹介します。

  • 複雑なデザイン
  • ページ数が多い
  • 独自CMSの導入
  • 決済やレコメンドなど特殊機能の実装
  • SEO対策やコンテンツ量が多い
  • 悪質な業者に当たった可能性

費用シミュレーションや見積もりで高いと感じた場合は、当てはまっていないか確認したほうが良いです。

複雑なデザイン

完全オリジナル、アニメーション付き、ディテールへのこだわりが強いなど複雑なデザインに場合は、ゼロベースからのオーダーメイドとなります。イメージに近づけるため綿密な打ち合わせが必要になるので、費用が高くなります。また、パソコンとスマートフォンで違うデザインにしたい場合も、2パターン作成しなければいけないので費用が倍近く跳ね上がります。

ページ数が多い

ホームページ作成の費用は、1ページ単位で計算するケースが多いです。ページ数が多ければ多いほど費用は高くなります。とくに50ページ以上の大規模サイトの場合は、300万円を超える可能性もあります。

独自CMSの導入

知識がない人でもホームページの編集・更新ができるCMSの中には、無料で公開しているオープンソースのものから、有料のパッケージ型・クラウド型のものが存在します。企業が独自で開発しているCMSの場合は、ほかのCMSにはない機能が備わっているケースが多く金額も高めです。

CMSの導入だからオープンソースのものというわけではないので、きちんと確かめておきましょう。

決済やレコメンドなど特殊機能の実装

決済やレコメンドなど特殊機能が多い、ECサイトやマッチングサイトは金額が高くなりやすいです。機能実装が複雑、情報漏洩しないためのセキュリティを強化しなければいけないなどの理由があります。

SEO対策やコンテンツ量が多い

SEO対策の場合は、市場調査や競合分析を行ったのちに対策方法を検討します。ホームページ制作時の対策だけでなく、継続していくためのコンサルティング費用が発生してくるケースが多いので費用が高くなりがちです。

また、コンテンツに関しては1つあたりの金額で計算するため、量が多いほど高くなりやすいです。たとえばオウンドメディアを作成する上で、公開までに30記事用意してほしいなどの依頼は想定より費用がかかると思ったほうが良いでしょう。

悪質な業者に当たった可能性

ホームページ制作会社の中には、まれに悪質な業者が存在します。最初から金額を上乗せして出してくるケースがあり、完成したホームぺージと照らし合わせると費用対効果が見合わないと感じるかもしれません。また、当初の見積もりより実費がかかったことを理由に、追加料金が発生してしまう懸念もあります。

ホームページ作成費用を抑えるためのポイント

ホームページ作成費用を抑えるイメージ

ホームページ作成費用を少しでも抑えるためのポイントを解説します。予算オーバーになりそうな場合は、以下で紹介する5つのことを行ってみてください。

ページや機能は最低限にする

ページ数や機能は最低限のものに絞っておきましょう。どちらも、多くなるほど費用が高くなります。事業紹介やサービスページは1ページにまとめる、検索機能は必須だがレコメンドはいらないなど、本当に必要なものは何か精査すると良いです。もし、後々自社内で運用する予定であれば、自社で追加ページの作成を行うことも可能です。

デザインはテンプレートを活用

デザインは、オーダーメイドではなくセミオーダーにするとデザイン費用を抑えられます。用意されているテンプレートやテーマを元に、色や素材を変更するだけでもオリジナリティは出せます。その際、使用する画像や素材も自社で準備する、商用利用可のフリー素材を使うなどでも、費用は削れるでしょう。

オープンソースのCMSを導入

CMSを導入する場合は、ソースコードを一般公開していて誰でも無料で使える「オープンソース型CMS」を導入すると良いです。有名なものだと、WordPress、Joomla!などがあります。どのCMSもプラグインなどでカスタマイズできるので、希望通りのホームページを作り上げることが可能です。

複数社に見積もりをもらう

制作会社やフリーランスに外注する場合は、契約前に複数から見積もりをもらっておきましょう。これを「相見積もり」と言います。相見積もりで比較すれば、作業内容に対し妥当な金額かがわかるうえ、費用が安い業者を選べます。また、他の見積もりを元に依頼したいところに交渉することも可能です。

一部だけでも自社で巻き取る

外注する場合でも、サイトマップやワイヤーフレーム作成、画像や動画などの素材準備、原稿やコンテンツ作成などを自社内で巻き取ると、外注費用をかなり抑えられます。外注先の作業工数が減るからです。できる限りのことで良いので、一部だけでも自社で行うようにしましょう。

ホームページ作成後の運用・管理費のことも考えておく

運用・管理費のことも考えるイメージ

ホームページ作成を行う際は、作成費用だけでなく、その後の運用・管理費のことも考えておきましょう。製作費を安く抑えられたとしても、運用・管理費で予算オーバーになってしまったという話も少なからず耳にするからです。

おおよそですが、自社管理だと月2~3万円、外注管理だと月5~10万円ほどが目安と覚えておくと良いです。以下は、サイトの種類別の月額運用費の相場をまとめたものです。

サイト種類 運用費/月
コーポレートサイト 1万円~10万円
ランディングページ(1P) 1千円~5千円
サービスサイト 2万円~10万円
ECサイト 3万円~30万円
オウンドメディア 2万円~15万円

また、サーバー・ドメイン・SSL・セキュリティに関しては、年単位で更新費用が発生します。毎月の運用費は安いですが、年間で予算を組むとなるとやや多めに見積もっておいた方が良いかもしれません。

まとめ

ホームページ作成費用のまとめイメージ

ホームページ作成の費用は、サイトの規模や種類、依頼先によって大きく変わります。たとえば、小規模なコーポレートサイトなら数十万円、中規模のサイトは100万円前後、大規模なECサイトになると300万円を超えることもあります。特に、ECサイトやマッチングサイトのように、会員登録や決済機能など特別なシステムが必要な場合は、その分開発コストがかかるため、事前にしっかりと見積もりをとることが大切です。

また、作成費だけでなく、その後の運用・管理費も考慮しましょう。サーバー・ドメイン・SSLの維持費、コンテンツ更新やSEO対策など、継続的なコストが発生します。特にオウンドメディアや採用サイトは、運用次第で成果が大きく変わるため、長期的な視点で予算を組んだほうが良いです。

コストを抑える方法としては、テンプレートデザインを活用する、無料のCMS(WordPressなど)を導入する、一部の作業を自社で対応するなどの工夫が有効です。自社に合ったホームページを適正なコストで作り、しっかり運用するためにも、本記事を参考にしながら準備を進めていきましょう。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

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