最先端のWebマーケティングを発信するメディア

最先端のWebマーケティングを発信するメディア
ホームページの管理費・維持費の相場のアイキャッチ

ホームページの管理費・維持費の相場や内訳は?少しでも安くする方法を紹介

最終更新日:
SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

ホームページを運営する際には、作成費用だけでなく、継続的な管理費用が必要です。管理費には、サーバーやドメインの維持費、セキュリティ対策、コンテンツの更新、アクセス解析など、さまざまな項目が含まれます。これらの費用は、自社で管理するのか、それとも専門業者に外注するのかによって大きく変わってきます。

本記事では、ホームページ管理費の相場を詳しく解説するとともに、管理に含まれる具体的な業務や費用を抑える方法についても紹介します。自社管理と外注のどちらが適しているのか、運営目的や予算に応じて適切な選択ができるよう、ぜひ参考にしてください。

ホームページの管理費相場

ホームページの管理費相場イメージ

ホームページの管理費には、主に「管理費」「維持費」「運用費」が含まれます。管理費はホームページ修正やバグなどの内部管理、維持費はドメイン・サーバー・SSLなどの環境維持、運用費用は、コンテンツ作成やアクセス解析など集客に関するものとなります。

費用相場に関しては、自社管理か外注依頼かによって異なってきます。それぞれの管理費相場を解説していきます。

自社内で管理する場合

ホームページを自社内で管理する場合に費用相場は、「月2~3万円ほど」「年50万円ほど」となります。

月額は、基本的にコンテンツ作成やアクセス解析などのホームページ運用費だけで済むケースが多いです。ただし、サーバーやドメイン、SSLやセキュリティ関係の更新が契約年数ごとにかかるので、月額より年間費用が高くなります。契約しているものの費用を抑えれば、年間費用を削れます。

外注に依頼して管理する場合

専門業者にホームページの管理を外注する場合の費用相場は、「月5~10万円ほど」「年100~150万円ほど」と考えたほうが良いでしょう。委託料金が加算される分、自社で管理するより倍以上のお金がかかります。

ですが、工数削減・専門性があり安心できる・適切な管理維持をしてもらえるなどのメリットがあります。

ホームページの管理費に含まれる業務・内訳

ホームページの管理費に含まれる業務イメージ

ホームページの管理費に含まれる業務や内訳をもう少し具体的に解説していきます。最低でも、サーバー・ドメイン・セキュリティ費用は必ず発生すると認識しておくと良いです。

サーバー費用

サーバーは、ホームページの丈夫を保存したり、ネットワーク上でリクエストされた情報の送受信を行うために必要なものです。ホームページを運営するなら、必ず用意しなければいけません。

自作サーバーの設置・管理費用や、レンタルサーバー代などが必要となります。また、サーバーの容量や台数を増やす際にも費用が掛かってきます。契約するサーバー会社によって費用は異なりますが、年10~20万円ほどと想定しておきましょう。

ドメイン費用

ドメインは、インターネット上の住所のようなものです。「〇〇.co.jp」「〇〇.com」「〇〇.site」などさまざまな種類があります。企業がホームページを運営するなら、企業名やサービス名に変更できる独自ドメインを取得するケースが多いです。

ドメイン使用料や使い続けるための更新費用が必要となります。年間2~5千円ほどです。

セキュリティ対策・SSL費用

ファイヤーウォールやIP制限などのセキュリティ対策が、ホームページの通信を暗号化するSSLなども費用が掛かります。導入しているもの次第ですが、年間5~10万円ほどとなるでしょう。

企業でホームページを運営するなら、セキュリティ関係のものには多少費用をかけたほうが良いです。情報漏洩や第三者によるホームページ改ざんなど、トラブルが発生すると社会的信用度が落ちてしまうリスクを防ぐために必要となります。

コンテンツの更新・管理

ホームページを運営するなら、情報を最新化するためにも定期的なコンテンツの更新が必要です。ブログ記事の投稿、既存コンテンツの見直し、掲載画像の差し替えなどです。自社で管理できるケースも多いので、最も費用が掛からない項目と言えるでしょう。外注した場合は、1記事3万円~ほどかかります。

バグ修正・技術サポート

ホームページのバグ修正や、HTMLの変更などの技術的サポートは、毎月ではなく必要に応じてスポットで発生する業務となるでしょう。毎月発生しないけど、年何回か対応する形になるはずです。外注した場合は、1対応5万円ほどが目安となります。

SEO対策

内部SEO・外部SEO・コンテンツSEOなどを行う際にも費用が発生します。検索エンジンで上位表示をさせたいのであれば、必須な業務と言えるでしょう。先述したコンテンツの更新も、SEO対策の1つとして扱うケースもあります。

専門知識を要するので外注した場合は、月額でコンサル費用契約となるか、1コンテンツごとの成果物報酬で費用が発生することが多いです。

デザイン・機能のアップデート

サイトデザインの変更、機能追加、CTA変更なども、ホームページの管理維持に必要な項目です。ボタンやバナーなどの1部分だけ変更するというのは良くあります。こちらの業務も、必要があれば都度発生する程度となるでしょう。

部分的変更なら1箇所5千円ほど、サイト全体のデザインなら5~10万円ほどかかると思ったほうが良いです。

アクセス解析・レポート

ホームページのアクセス解析を行い、レポート作成を行うなどの分析業務も発生してきます。とくに、SEO対策を行っていたり、サービス・商品販売を行っているホームページであれば、業績を上げるためにも必須と言えます。

自社の分析のみであれば月5千円ほど、競合分析も含むなら月2~3万円ほどが目安です。

バックアップ管理

ホームページのバックアップ管理も運営するなら必要な業務です。WordPressを利用しているなら、無料プラグインで自動バックアップが可能です。サーバーにバックアップを行うなら、容量にもよりますが1万円以内に収まるでしょう。

ホームページの管理費を少しでも抑える方法

ホームページの管理費を削減するイメージ

長期間ホームページを運営することを考えれば、少しでも管理費を抑えたいと思うのは必然でしょう。ここでは、少しでもホームページの管理費用を抑える方法を、7つ紹介します。自社のホームページと照らし合わせて、実行できるものを試してみてください。

安価なサーバーを選ぶ

サーバーは、レンタルする会社やプランによって値段が異なります。専用サーバーかつ容量が大きいものだと、100万円を超えるケースもあるほどです。

ロリポップやエックスサーバーなど月額数千円の安価なサーバーを選べば、管理費の大半は削れるでしょう。ただし、セキュリティ面などは大丈夫か、契約前に必ず確認しておくべきです。

無料または安価なドメインを利用

ドメインも、どの種類をどの会社で取得するかで金額が変わってきます。取得料・香辛料・移管料のトータルで、安いものを選ぶと良いです。ドメイン提供会社によっては、取得料は0~数百円のところもあります。

セキュリティを自己管理する

SSL含むセキュリティの更新を自分で行えば、更新を請け負うための費用は発生しません。実費のみで済むので、費用を抑えられます。SSLもセキュリティソフトも、期限がくるまえに通知が来ます。更新手順が明確になっているので、知識がなくても公式サイトを見ながら自社管理できるでしょう。

不要な機能を削減する

ホームページの不要な機能を削除すれば、管理が楽になります。技術的サポートなどの範囲が狭くなるので、万が一ホームページの改修を行う際でも費用を抑えられます。また、無駄なページがあるなら、同様に削除しておきましょう。ホームページ関係の費用は、ページ数が多いと高くなりやすいです。

コンテンツ管理は自社で行う

ブログ記事などのコンテンツ管理は、自社内で行うと良いでしょう。短期間で終わる業務ではないので、外注に依頼するより専任の社員を雇ったほうが、長期的に見ると費用を抑えられます。社内ノウハウを蓄積できるというメリットもあります。

デザイン回りはテンプレートやフリー素材を利用

デザイン関係はゼロベースから作るよりも、テンプレートやフリー素材を利用したほうがコスパは良いです。ただし、商用利用可能な素材を使用してください。著作権違反になる可能性があります。 

外注するなら相見積もりで安い業者を選ぶ

ホームページ管理を外注する場合は、1社に絞らず複数から見積もりをもらって比較しましょう。管理内容と費用の両方を確認し、できるだけ安い業者を選ぶと良いです。これを相見積もり(あいみつ)と言います。また、他社の見積もりをもとに、依頼したい業者と費用交渉をするのも手段の1つです。

ホームページの管理は自社と外注どちらがいい?

ホームページの管理は自社と外注どちらがいいかのイメージ

ホームページ管理を自社か外注かで迷っている場合は、リソースの有無を確認しましょう。専任の社員がいてリソースを割く余裕があるなら、自社で管理したほうが費用を抑えられます。即時対応できる、対応が柔軟、社内ノウハウを蓄積できるなど、そのほかのメリットも多いです。

逆に、知識がある社員がいない、社内リソースを割く余裕がない場合は、外注に依頼したほうが管理を徹底できるでしょう。近年、中小企業では業務の一部をアウトソーシングすることが多くなっています。既存の社員が従来の仕事に専念できるという利点があるからです。

ホームページを通して会社にどういう利益をもたらしたいのかを今一度洗い出し、自社か外注かを選択してみてください。

まとめ

ホームページの管理費用まとめのイメージ

ホームページの管理費は、自社で管理するか外注するかによって大きく異なります。自社管理は費用を抑えやすく、即時対応が可能で社内のノウハウも蓄積できますが、専門知識が必要で人的リソースの確保が求められます。一方、外注の場合は専門的な管理を任せられ、品質を維持しやすいメリットがあるものの、費用が高くなりやすく、業者とのやり取りが必要になります。

費用を抑えながら効果的に運用するには、安価なサーバーやドメインを選び、セキュリティを自己管理するなどの工夫が必要です。また、不要な機能を削減し、コンテンツ管理を自社で行うこともコスト削減につながります。

ホームページの管理方法を決める際には、自社のリソースや予算、運用目的を明確にし、どの選択が最適かを慎重に検討することが重要です。適切な管理を行うことで、ホームページをより効果的に活用し、ビジネスの成長につなげていきましょう。

SHARE
FacebookTwitterLineHatenaShare

この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

UPDATE 更新情報

  • ALL
  • ARTICLE
  • MOVIE
  • FEATURE
  • DOCUMENT