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IMA検定(Internet Marketing Analyst)とは?受験料や難易度を解説!

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情報端末や高速インターネットの普及により、インターネットはいまや電気やガス、水道のような社会インフラへと成長しました。多くの人々の生活やビジネスに欠かせない存在になりつつあり、ビジネスの現場においては企業だけでなく、個人にもインターネットを利用した集客や販売促進の知識が求められています。

しかし、インターネットの環境やユーザーのニーズは日々変化しており、効果的なネットマーケティング施策を講じ続けるためには、常に最新の知識や技術を身につけておく必要があるのです。そこでWebマーケターの知識証明におすすめしたいのが「IMA検定(Internet Marketing Analyst)」です。

本記事では、インターネット広告の運用を中心とした知識やノウハウを養ううえで役立つ「IMA検定」を取得するメリットや、受験料、難易度を解説しています。勉強方法や申し込み方法も紹介しているので、取得を考えている人はぜひ参考にしてください。

IMA検定(Internet Marketing Analyst)とは

IMA検定(Internet Marketing Analyst)とはのイメージ

IMA検定(Internet Marketing Analyst)とは、一般社団法人IMA研究所が運営する民間資格です。インターネット広告の運用・分析をメインとした、Webマーケティングの現場で必要なスキル・知識が身に付きます。

「知識を詰め込む暗記」よりも「実務オペレーションの習得」が重視されていることが特徴的な資格です。そのため、個人・法人問わずリスティング広告の運用やウェブサイト管理などの実務に携わっている方、インターネットマーケティング業界を志望している方におすすめです。

▶公式:IMA検定|IMA研究所

IMA検定を受けるメリット

IMA検定を受けるメリットをまとめました。

  • 実務よりなスキルが身につく
  • キャリアアップに繋がる
  • 国際的に通用する資格

IMA研究自体、国際キャリアを目指す人をサポートしている団体です。そのためIMA検定も、国際的に通用する実務寄りのスキル・知識取得をメインとした検定となります。検定試験に挑戦することでスキルが身に付きますし、国内外の企業への転職などキャリアアップにも役立つはずです。

IMA検定(Internet Marketing Analyst)の2つのコース

IMA検定(Internet Marketing Analyst)の2つのコースのイメージ

IMA検定には「Standardコース」「Professionalコース」の2種類あります。飛び級や併願はできないので、まずStandardコースを受け、合格したのちにProfessionalコースに挑戦しなければいけません。

各コースのカリキュラム内容・受験料・難易度などを解説していきます。

Standardコース

Standardコースは「マーケ概念」「アクセス分析」「サイト集客」のスキルがメインです。基本のマーケティング概念から、最新のWebマーケティング情報に関しての問題が出ます。

受験日はほぼ毎月開催されていますが、申込期間・開講日・受験日・合格発表のスケジュールが決まっています。基本的に、試験日の2か月前から、カリキュラムが開始されます。

Standardコースのカリキュラム内容

Standardコースは、約2か月かけて以下のカリキュラム講座を受ける必要があります。

  • Face.1:Webマーケティング概念
  • Face.2:広告配信の仕組み
  • Face.3:適正広告文の開発
  • Face.4:広告配信ツールの設定
  • Face.5:キーワード・テキスト広告の改善
  • Face.6:広告運用の発展的運用主要
  • Face.7:Google Analyticsの概要と開設

受講はWebで行います。パソコンとネット環境を準備しておきましょう。推薦ブラウザは「Chrome」「Safari」「Firefox」のいずれかです。なお、スマートフォンやタブレットでも受講できますが、課題回答できないのでパソコン環境をおすすめします。

▶参照:Standardコース|IMA検定

Standardコースの受検料と受検方法

Standardコースの受験料は、個人だと19,800円。10名以上の企業団体だと17,820円です。前回の受験から1年以内の再受験の場合は、割引が適応されて8,800円となります。

受方法は「Webでの一斉受験」のみです。監視体制はありますが、受験時に公式テキスト・インターネット検索の利用ができます。また、電卓の持ち込みも可能です。

Standardコースの難易度

Standardコースの難易度は、公式カリキュラムを受講していれば難しくありません。開催される受験内容に合わせたカリキュラムを組んでいるので、出題される問題の傾向が把握しやすいです。

ただし、カリキュラムを受講していない場合は、難易度はやや高めと言えるでしょう。その理由は、過去問題を公開していないからです。どういった問題が出るのか予想がつかないので、実務経験がしっかりしている人でないと苦労します。

Professionalコース

Professionalコースは、「高度な集客」「成果引率」「KPI管理」などやや管理者よりの内容です。潜在的なターゲット層へのアプローチや、比較検討層への訴求を考慮して広告プランニングがメインとなります。

受験日は約2か月ごとの開催となります。Professionalコース同様に、2か月ほど前からカリキュラムの受講が始まります。

Professionalコースのカリキュラム内容

Professionalコースのカリキュラムは、Professionalコースよりも実務寄りとなります。

  • Face.1:多様な広告媒体の特徴とプランニング
  • Face.2:KPI管理の基本と各媒体における指標
  • Face.3:ABテストに基づいた改善とクリエイティブ
  • Face.4:YouTube広告の活用
  • Face.5:Loocker StudioとGA4探索レポートの使い方と使い分け
  • Face.6:コンテンツSEOとChatGPTを活用したコンテンツ作成
  • 課題:1回目の提出と添削

Professionalコースは、カリキュラム受講後に課題の提出が入ります。毎回内容が違ううえ、最新のマーケティングに関する内容が反映されるのでトレンドは逃さないように確認しておきましょう。

添削内容も、検定対策に沿った内容できちんとされます。添削された場合は、その内容も反復しておくと良いです。

▶参照:Professional|IMA検定

Professionalコースの受検料と受検方法

受験料はStandardコースと同じで、個人で19,800円。10名以上の企業団体で17,820円です。前回の受験から1年以内の再受験の場合は、8,800円となります。

受方法は「Webでの一斉受験」のみです。受験時に公式テキスト・インターネット検索の利用、電卓の持ち込みが可能です。

Professionalコースの難易度

Professionalコースの難易度はやや難しいです。仕事での実務経験があるかつ、カリキュラムをしっかり受講している人であれば合格ラインに乗るでしょう。Google Analytics(GA4)・Loocker Studio・YouTube広告・ChatCPTの最新の仕様やトレンドを追うことも忘れないでおいてください。

実務経験が少ない人は、カリキュラムを受講したのち、何度も反復勉強しておいたほうが良いです。

IMA検定(Internet Marketing Analyst)の勉強方法

IMA検定(Internet Marketing Analyst)の勉強方法のイメージ

IMA検定では、過去問題や市販テキストの公開・販売がされていません。公式でも、以下のように明記されています。

試験の過去問・模範回答については、Google広告やYahoo!広告のシステムや配信アルゴリズムが順次変更になり受講を進める上で支障が出ると判断し、公開を差し控えさせていただいております。
引用:FAQ|IMA検定

そのため、主な勉強方法は「公式カリキュラム」と「実際にツールを触る」ことがメインです。平均勉強時間は20時間ほどとされています。

  • カリキュラムの受講・反復
  • 公式のスキルチェックを利用
  • 実際にツールを触ってみる

各勉強方法について簡単に解説していきます。

カリキュラムの受講・反復

IMA検定を取得する上で、公式のカリキュラムの受講は必須です。唯一の勉強方法を言っても過言ではありません。カリキュラム内容の見直し(eラーニング再視聴)もできるので、何度も反復してください。

公式のスキルチェックを利用

IMA検定公式で「スキルチェック」が用意されています。基本的な知識が身についているかの確認ができるので、実務経験が少ない人は受けておくと良いでしょう。ただし、過去問題ではない点は注意してください。

実際にツールを触ってみる

Analytics(GA4)・Loocker Studio・YouTube広告・ChatCPTなど、IMA検定に登場するツールを実際に触っておくのも手です。使用感の確認、最新の仕様や各コンテンツの名称などの把握に役立ちます。

IMA検定(Internet Marketing Analyst)の申し込み方法

IMA検定(Internet Marketing Analyst)の申し込み方法のイメージ

IMA検定は「Web申し込み」のみです。申し込み手順は、以下の通りとなります。

  • 手順①:公式サイトにアクセス
  • 手順②:コースと受験日を選んで「申し込み」
  • 手順③:STORESサイトから「ゲスト購入」
  • 手順④:受験料の支払い

IMA検定」公式サイトを開いたら、右上のボタンからコースを選んでください。その後表示されるスケジュールから日程を確認しましょう。

希望日程が決まったら申し込みボタンをクリックして、外部サイト「STORES」に遷移。コースごとに、今購入できる日程が商品となって掲載されています。希望日時を選んで、ゲスト購入してください。

支払方法は、クレジットカード、Paypal、楽天ペイ、キャリア決済、コンビニ決済が選べます。企業用の団体の場合は、問い合わせて銀行振り込みも可能です。

購入後は、開講日前日までにID・パスワード等が記載された案内が送られるのを待つだけです。

意味はないと言わせない!Webマーケターなら知識証明に有効

Webマーケターの知識証明イメージ

Webマーケティング関係の資格は「取得しても意味がない」と言われることが多いですが、Webマーケティングの関係の仕事をしている(する予定がある)人であればそんなことはありません。

基礎知識が身につくだけではなく、実際のツールの使い方や実務寄りの考え方ができるようになるからです。資格を活かせる職業だからこそ、取得しておいて損はないでしょう。

また、取引先への知識証明にも有効です。名刺に記載したり、コーポレートサイトに明記しておけば信用度も上がること間違いないはずです。IMA検定に限らず、自分が欲しい知識の検定を見かけたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

おさだ
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、サングローブに入社。前職以外では、旅行・登山などアウトドア系の記事経験もあり。とにかく記事を書くことが大好きです。

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