Instagram（インスタグラム）の非公開アカウントについて解説！やり方は？危険性はある？

Instagram（インスタグラム）には公開アカウントとは別に非公開に切り替えるアカウント設定があります。非公開アカウントにすると、自分が承認したフォロワーのみが閲覧できるようになるため、知らないユーザーからのフォローを避けることが可能ですが、Instagramの全ての機能が非公開になるわけではありません。

この記事では、Instagramの非公開アカウントの特徴や設定方法について解説します。利用するうえでのメリット・デメリットや、危険性もまとめていますので、ぜひ最後までご確認ください。

Instagramの非公開アカウントとは

Instagramの非公開アカウントとは、自分の投稿やストーリーを公開アカウントから非公開に切り替えるアカウント設定です。自分が承認したフォロワーのみ公開できるため、知らないユーザーによる投稿の閲覧や、「いいね」やコメントなどのリアクションを防ぐことが可能です。

また、自分のフォロワー・フォロー中のユーザーを見られることもありません。そのため、プライバシーを保護したい場合や、トラブルを防ぎたい場合に適した設定です。

鍵のマークが表示されるため、「鍵アカウント」と呼ばれる場合がありますが、言い方が異なるだけで同じ機能です。

Instagramの非公開アカウントに危険性はある？

Instagramを非公開アカウントに設定するとプライバシーを守ることができるため、危険やリスクを避けることができます。しかし、偽アカウントによる悪質なフォローには気を付けましょう。フォローを承認する際には相手のプロフィールを慎重に確認し、疑わしい点があれば承認を避けたり、信頼できる人だけに情報を共有したりすることが重要です。

また、非公開アカウントであっても、承認されたフォロワーがユーザーの投稿やストーリーをスクリーンショットといった方法で保存・共有することが可能です。ユーザーの意図に反してプライベートな情報が広まる原因となるため注意しましょう。

Instagramで非公開アカウントにするメリット

Instagramの公開アカウントと非公開アカウントのどっちがいいか悩む方も多いでしょう。非公開アカウントに設定することで得られるメリットはたくさんあります。

• フォロワー以外は自分の投稿を閲覧できなくなる
• フィード・リール動画が検索画面に表示されない
• フォロワー・フォロー中のユーザーを見られることがない
• 外部のアプリやサイトからの閲覧も制限できる

それでは1つずつ解説します。

フォロワー以外は自分の投稿を閲覧できなくなる

アカウントを非公開に設定すれば、フォロワー以外は投稿を閲覧できなくなります。フォローリクエストが承認制になっているため、承認を却下すれば投稿を見られることはありません。

フィード・リール動画が検索画面に表示されない

公開アカウントは、自分の投稿がランダムに検索画面におすすめ表示される場合がありますが、非公開アカウントの場合はフォロワーのタイムラインだけに投稿が表示されます。

フォロワー・フォロー中のユーザーを見られることがない

Instagramのプロフィール画面には、フォロワーとフォロー中のユーザー数が表示されています。タップするとユーザーを確認することができますが、アカウントを非公開設定にすると自分以外は確認することはできません。

そのため、非公開アカウントは、フォロワー・フォロー中のユーザーを他人に把握されたくない人にもおすすめです。

外部のアプリやサイトからの閲覧も制限できる

基本的にInstagramはログインして楽しむSNSですが、外部アプリやサイトを利用すれば閲覧することができます。

しかし、非公開アカウントに設定することで、他人が外部から閲覧しようとしても、投稿やストーリーを非公開にできるというメリットがあります。

Instagramで非公開アカウントにするデメリット

Instagramの非公開アカウントは、自分が承認したフォロワーのみ投稿を見ることができるため、プライバシーを保護することができます。非常に便利な機能ですが、多少のデメリットも存在します。

• フォロワーを増やしにくい
• フォロワー以外のユーザーをタグ付けできない
• プロアカウントに設定できない

それでは1つずつ解説します。

フォロワーを増やしにくい

非公開アカウントはフォロワー以外は投稿を確認できないため、関心が向きづらいです。また、非公開アカウントがハッシュタグを付けて投稿した場合、フォロワーからしか検索結果に表示されません。

積極的にフォロワーを増やしたい際はデメリットに感じる場合があるかもしれません。

フォロワー以外のユーザーをタグ付けできない

非公開アカウントは、自分のフィードやリールなどの投稿にフォロワー以外のユーザーをタグ付けすることは不可能です。ただし、ストーリーにメンションした場合、フォロワー以外のユーザーも追加することができます。

プロアカウントに設定できない

Instagramには、ビジネスでInstagramを運用するユーザーに向けて、「プロアカウント」というアカウント設定が存在します。ショッピング機能やインサイト（分析機能）など便利な機能が利用できるようになりますが、プロアカウントは公開設定のアカウントのため、非公開アカウントに設定することができません。

非公開アカウントに設定した後にプロアカウントに変更しても、切り替えた直後に公開アカウントに設定されてしまうためご注意ください。

予約投稿ができない

Instagramでは個人アカウントで予約投稿を行うことができません。予約投稿を行うには、プロアカウントに切り替える必要があります。

Instagramで非公開アカウントにするやり方

Instagramの非公開アカウントにするやり方は以下のとおりです。

• メニューボタンをタップ
• 「アカウントのプライバシー」をタップ
• 「非公開アカウント」ボタンをオンにする

それでは、実際の画像を用いて解説します。

方法①：メニューボタンをタップ

プロフィール画面右上のメニューボタン（≡）をタップします。

方法②：「アカウントのプライバシー」をタップ

「コンテンツの公開範囲」の項目にある「アカウントのプライバシー」をタップしましょう。

方法③：「非公開アカウント」ボタンをオンにする

「非公開アカウント」のボタンをオンにしてください。

方法④：非公開に切り替える

「非公開に切り替える」をタップすれば設定完了です。

Instagramの非公開アカウントで非公開になる機能

Instagramの非公開アカウントに設定しても全ての機能が非公開になるわけではありません。非公開アカウントでフォロワー以外の第三者に隠せる機能は以下のとおりです。

• フィード
• リール
• インスタライブ動画
• ストーリー・ハイライト
• フォローアカウント・フォロワー
• ハッシュタグ検索
• 他のSNSでシェアされたInstagramの非公開投稿

Instagramの非公開アカウント設定により、フィード投稿、リール、ライブ動画はフォロワー以外には非表示になるため、未承認のユーザーからの閲覧を防ぐことが可能です。また、ストーリーもアイコンに表示される虹色のグラデーションリングが消え、タップしても再生されません。

フォロワーやフォロー中アカウント数は公開されていますが、アクセスできるのは承認されたフォロワーだけです。タップしてもフォロワー・フォロー中のユーザーを見られることはありません。

ハッシュタグ検索でも、非公開アカウントの投稿は表示されないため、外部からの不意なアクセスやフォローを回避できます。

Instagramの非公開アカウントで公開される機能

Instagramの非公開アカウントで公開される機能は以下のとおりです。

• ユーザーネーム
• アイコン
• プロフィール紹介文
• 投稿数・フォロワー数・フォロー中の数
• いいね
• コメント
• 投稿のタグ付け
• ストーリーの閲覧履歴・いいね履歴

Instagramを非公開アカウントに設定しても、ユーザーネームやプロフィール画像、自己紹介文、投稿数・フォロワー数・フォロー中の数は公開され続けます。投稿への「いいね」やコメントも表示されますが、自分の投稿一覧やストーリー、ハイライトは非表示になっているためご安心ください。

また、ストーリーに残した閲覧履歴や「いいね」履歴は消えずに残りますが、相互フォローしていない限り投稿内容を見ることはできません。

Instagramの非公開アカウントでDM（ダイレクトメッセージ）を送るには？

Instagramの非公開アカウントは、フォロー外のユーザーであっても、プロフィール画面の「メッセージ」ボタンから通常どおりDMを送ることが可能です。

ただし、相手がメッセージのリクエストを拒否している場合はDMを送ることはできません。

DMの通知が来ない場合の対処法

Instagramの設定で通知がオフになっていた場合、DMが送られてきても通知が来ません。プロフィール画面右上のメニューボタン（≡）から「お知らせ」をタップし、「メッセージ」をオンにしましょう。

Instagramの非公開アカウント設定の解除方法

Instagramの非公開アカウントを解除し、公開アカウントにする方法は以下のとおりです。

• メニューボタンをタップ
• 「アカウントのプライバシー」をタップ
• 「非公開アカウント」ボタンをオフにする

非公開アカウントの期間にフォローリクエストが溜まっている場合は、公開アカウントに変更した瞬間に自動承認されてしまいます。

そのため、フォローされたくないアカウントが含まれているのであれば、公開アカウントにする前にフォローリクエストを解除しておくことをおすすめします。

方法①：メニューボタンをタップ

プロフィール画面右上のメニューボタン（≡）をタップします。

方法②：「アカウントのプライバシー」をタップ

「コンテンツの公開範囲」の項目にある「アカウントのプライバシー」をタップしましょう。

方法③：「非公開アカウント」ボタンをオフにする

「非公開アカウント」のボタンをオフにしてください。

方法④：公開に切り替える

「公開に切り替える」をタップすれば、公開アカウントに変更することができます。

まとめ

Instagramを非公開アカウントに設定すると、プライバシーを守ることができるため、危険やリスクから守ることが可能です。

ただし、Instagramの表示機能を全て隠せるわけではなく、ユーザーネームやプロフィール紹介文など、公開される機能もあります。非公開アカウントに設定する際は、非公開になる範囲を予め把握しておくと良いでしょう。

「知り合い以外には見られたくない」「興味のないアカウントからのフォローを避けたい」など、ニーズにあわせて利用してみてください。