Lemon8(レモンエイト)とは?危険性は?使い方や基本機能についてを解説!
「新時代のSNS」といわれているLemon8(レモンエイト)は、20~30代に人気があります。日本では1600万ダウンロード突破、アメリカではアクティブユーザー数が425万人以上と言われているほど注目を集めているSNSです。
本記事では、Lemon8とはどんなSNSなのか、TikTokやInstagramとの違いや、Lemon8の特徴、アカウント解説方法や機能の使い方を解説します。利用するにあたり知っておきたい危険性についてもまとめているので、利用するか迷っている人はぜひ参考にしてください。
目次
Lemon8(レモンエイト)とは
Lemon8(レモンエイト)とは、ファッションや美容・料理や旅行などのライフスタイルの投稿をシェアできる「新時代のSNS」と言われています。TikTokを運営しているByteDance社が2020年3月からスタートさせたSNSということもあり、20~30代の若者から人気を集めています。2023年4月時点で1600万ダウンロードを突破しています。
以前は「Sharee(シェアリー)」という名称でしたが、2021年9月に「Lemon8」となりました。由来は、レモネードのように爽やかで、新鮮でポジティブな価値観を共有できるアプリをイメージして付けられています。また、8は横にすると∞(無限)を意味します。無限に広がる多数のコンテンツによって、毎日の生活に楽しいアイデアを提供しつづけるプラットフォームを象徴しています。
Lemon8とTikTokの違い
運営会社が同じであるLemon8とTikTokの違いは、シェアするコンテンツの内容が異なります。Lemon8はライフスタイル関係の文字・画像が投稿できるSNSに対し、TikTokはエンタメが強い動画がメインです。また、2024年7月時点でLemon8自体での収益化はできません。
Lemon8とInstagramの違い
文章と画像を投稿するLemon8とInstagramの違いは、仕様が若干違います。Lemon8は、フォロー中・フォロワー・いいね数が表示されます。Instagramでは、投稿数・フォロー中・フォロワー数の表示となります。
また、Lemon8は投稿文にテキストリンクを挿入できますが、Instagramでは直接のリンクは貼れません。
Lemon8(レモンエイト)の特徴
Lemon8の特徴をまとめました。ほかのSNSと違って、完全に個人でのライフスタイル情報発信がメインとなります。
各特徴について、簡単に解説していきます。
ジャンル別の投稿を確認できる
Lemon8は、投稿ジャンルがカテゴリー分けされています。気になる情報を調べやすいのが特徴的です。
- 暮らし
- ファッション
- ウェルネス
- レシピ
- 知識
- メイク
- グルメ
- トラベル
- ヘア
- 美容ケア
- ネイル
2024年7月時点で、上記11ジャンルのカテゴリーがあります。ちなみにLemon8公式では、1アカウントで1カテゴリーの投稿を推薦しています。カテゴリー別に複数アカウント作成できるので、身バレ防止にもなりそうです。
ハッシュタグ入力サポート機能がある
投稿画面の右下(画像赤枠部分)のボタンを押せば、ハッシュタグの挿入が容易にできます。「#(ハッシュ)」以降に好きな文字を付けてタグ付けすると、検索結果で表示されやすくなります。シャープの記号と間違える心配がありません。
他SNSやサイトへの誘導が容易
Lemon8は、投稿テキストの中にURLを含めます。他SNSへのリンクや、紹介した商品サイトのリンクへの誘導がしやすいです。Lemon8の投稿で紹介しきれなかった魅力や知恵を、別サイトでいっぱい解説できるのです。
ちなみに、他の人の投稿を別のSNSにシェアする機能も存在します。
ライフスタイルに関する情報収集ができる
Lemon8は、ライフスタイルに関する投稿がメインのSNSです。料理レシピやメイクテクなど、知りたい情報をピンポイントで探しやすいので簡単に情報収集ができます。雑誌と違い、モデルではない一般の人が投稿しているケースが多いので、自分に合った内容を見つけやすいのもメリットです。
1投稿で複数の位置情報登録が可能
1投稿で複数の位置情報登録が可能です。旅行ジャンルの場合、写真ごとに位置情報を複数登録できるので、どこに行ったのかを伝えやすくなります。もちろん、載せたくない場合は位置情報なしでの投稿も可能です。
毎週分析レポートが送られてくる
1週間ごとにフォロワー数や閲覧数、いいね数などの推移を記録したレポートが届きます。よりクリエイターとして認知されたい方は、こちらを参考に分析、改善することができるでしょう。
Lemon8の場合、過去に投稿したものを編集して再投稿することもできるので、データをもとに何度でもトライ&エラーを繰り返すことができます。
ビジネス利用不可の完全個人SNS
2024年7月時点、Lemon8は規約でビジネス利用不可と明言しています。
当社の明示的な書面による同意なく、本サービスを、商用または許可されていない目的に利用すること(商用の広告、勧誘、スパムを含みます)。
個人が非商用目的で利用する、完全にプライベートなSNSと言えます。アフリエイトリンクを貼ることは規約違反になるので注意しましょう。
Lemon8(レモンエイト)の使い方・機能解説
Lemon8のアカウント解説方法や、基本的な機能の使い方を紹介していきます。
- 使い方1:アプリをインストール
- 使い方2:アカウント開設
- 使い方3:プロフィール設定
- 使い方4:ID設定
- 使い方5:投稿画像の編集
- 使い方6:投稿文章の作成・投稿
- 使い方7:自分以外のユーザーと交流
- 使い方8:投稿キャンペーンに参加
- 使い方9:BODYタイプ・顔型・肌などの診断
使い方1:アプリをインストール
Lemon8を使うなら、まずはストアからアプリのインストールを行ってください。
WEB版も存在しますが、機能制限があるのでスマートフォンでのアプリ利用がおすすめです。
使い方2:アカウント開設
Lemon8のアカウントは「LINE」「Google」「X(旧Twitter)」の連携か、電話番号・メールアドレスの登録で作成できます。電話番号やメールアドレスの登録をしたくない人は、ほかのSNSと連携させましょう。
ちなみに、アカウント作成前に「生まれた年」「性別」「興味ジャンル」の入力項目がありますが、面倒な場合は右上のスキップで飛ばせます。
使い方3:プロフィール設定
アカウント作成ができれば、次はプロフィール登録です。アイコンになる画像の設定とアカウント名を入力してください。この2つは、登録後でも変更可能です。プロフィール登録が完了すれば、Lemon8の利用ができるようになります。
使い方4:ID設定
右下の人のアイコンをタップしてマイページに飛んでください。上に表示されている「@」からID設定を行います。これはいわば、Lemon8での住所のようなものです。ほかの人と全く同じのものは利用できないので注意してください。
使い方5:投稿画像の編集
タイムライン表示に戻ると、下の中央に黄色い「+」のアイコンが出ています。ここから投稿が可能です。投稿はまず画像の選択をして、加工などを行います。複数の写真をコラージュする機能もあるので、見せたいだけ画像の投稿が可能なのは魅力的です。
使い方6:投稿文章の作成・投稿
投稿画像の編集が完了したら、投稿文章の作成です。「タイトル・本文」を入力しましょう。もちろん、位置情報やハッシュタグの設定もできます。
投稿画面に出てくる「テキストのアイディア」は、いわゆるテンプレートです。自分で文章レイアウトを考えるのが面倒な人は利用してみても良さそうです。すべて作成したら、投稿してください。
使い方7:自分以外のユーザーと交流
自分のライフスタイルを投稿するのも良いですが、他のユーザーとの交流も盛んなLemon8。
上の画像は、公式アンバサダーの谷まりあさんのユーザーページですが、黄色い「フォロー」ボタンを押すことでフォローすることができます。今後投稿を見ていきたいユーザーを見つけたらここをタップするようにしましょう。
また、その隣の紙飛行機アイコンをタップすると、個別メッセージ(DM)を送ることができるようになります。
ベルのアイコンをタップすると、新規フォロワーやいいね、保存、コメントなどの通知とLemon8からのお知らせ、週間レポート、おすすめのクリエイターが表示されます。
なお、ここから「Lemon8からのお知らせ」を開くと、投稿を募集しているテーマ、実施中のキャンペーンを確認することができます。
使い方8:投稿キャンペーンに参加
「Lemon8からのお知らせ」から開催中のキャンペーンや投稿を募集しているテーマを見つけて参加してみるのもありです。何を投稿すればいいかわからない初心者にもお勧めです。それぞれ応募条件などはキャンペーンページに記載されているので、よくお読みのうえ、ご参加ください。
使い方9:BODYタイプ・顔型・肌などの診断
Lemon8ではさまざまな診断をアプリ上で行うことができます。自身に合ったスキンケアやメイク、ファッションについて知りたい方は試してみるとよいでしょう。ほかに髪色シミュレーションも可能です。使い方はその場で自身の写真を撮るか、すでに持っている写真をアップロードするか、簡単な質問に答えるだけ。
診断結果を投稿してほかの人にシェアもできます。暇つぶしに使うも良し、シェアして話題のネタにするのも良しです。色々試して、自由に楽しんでみてください。
Lemon8(レモンエイト)の危険性
完全無料で使えるLemon8。比較的新しいSNSということもあり、情報が少ないという点も不安要素になりますよね。そこで、Lemon8の危険性を徹底解剖します。ネット上で噂されている4つのリスクについてまとめてみました。
2022年10月19日に脆弱性のニュースが出た
2022年10月19日にアクセス制限不備の脆弱性が発見されたというニュースが出ました。これにより、危ないSNSなのではないかと言われています。
ですが、2024年7月時点の最新バージョンであれば、改善されているうえセキュリティ強化がされたので安心して使えます。危ないのは「バージョン3.3.5より前」のものです。
位置情報を複数登録できるので行動範囲がバレやすい
位置情報を複数登録できるので、行動範囲が第三者にバレやすいのは確かにリスクと言えます。付きまとい、ストーカーなどの被害に合わないためにも、できる限り位置情報は載せないほうが良いです。旅行の写真を載せる時だけ位置情報を登録するなど、リスクヘッジはしておくべきです。
顔診断の画像が残ると噂されている
顔診断は、写真を撮って顔のパーツの種類やサイズ比率などを調べられるものです。この時撮影した写真が、Lemon8の運営のデータベースに残って悪用されるのではという噂があります。
当該情報はお客様個人を識別できるのもではなく、また、当社は分析終了後、直ちに当該情報を削除いたします。
規約では分析終了後に「情報を削除」とありますが、写真・画像を削除という表現がないことから噂になっていると想定されます。自分の顔写真を投稿している人もいますが、身バレやネット上に写真が残るリスクはどのSNSでも付きまとう問題です。
本当に自分の顔写真を載せても大丈夫なのかを、今一度考えてみても良いかもしれません。
新着順に表示されないので古い情報を取集するリスクがある
Lemon8のホーム画面の表示は時系列ではありません。そのため過去に投稿したものがあとから話題になることもあり(実際数年前に投稿されたものが改めて話題になっているケースはよく見かけます)ます。メリットとも取れますが、新しい情報を仕入れたい人にとっては要注意です。
数年前の古い情報を手にした結果、自分が求める結果にならなかった。というマイナスな状況に陥る可能性があるからです。投稿文章の下に、投稿日時が表示されるので確認する癖をつけておくと安心です。
魅力的な投稿を続けると「厳選クリエイター」に選ばれる
「厳選クリエイター」とは、Lemon8の運営チームに選ばれた、高い頻度で魅力的な投稿を続けているユーザーのこと。次のステップに招待されることで、より注目を集めやすい投稿をするためのアドバイスをもらえたり、限定イベントに参加できるようになったりします。早い人だと、アカウント開設かや3か月ほどで厳選クリエイターになれるようです。
上記の動画は、2022年に行われた「Lemon8 SparklingDay」という厳選クリエイターを集めたイベントの様子です。
厳選クリエイターになるには、「ポテンシャルクリエイター」になることが入り口になります。また、高い頻度で魅力的な投稿を行うことが近道と言われています。
ポテンシャルクリエイターは開設間もない人でも選ばれる
ポテンシャルクリエイターとは、Lemon8の運営チームに選ばれた、素敵な投稿をしているクリエイターのこと。選出されると、注目ユーザー枠、おすすめクリエイター枠への掲載率、記事での紹介率が上がるようです。
実は筆者もアカウントを開設して1か月ほど(6投稿くらい)でポテンシャルクリエイターに選出されました。自身ふくめ、ポテンシャルクリエイター限定のチャットに招待されているユーザーは開設から間もない方が多いので、Lemon8がいかにユーザー育成に力を入れているかがわかります。
ポテンシャルクリエイター限定のオープンチャットでは、クリエイター同士が情報を共有したり、運営担当者がバズるコツをアドバイスしたり、日々活発な交流が行われています。
成長中の市場に飛び込む意義
今や「SNS」は無数にあります。次から次へと新しいものが流行り、人気のないものはすたれていく。まさにSNS戦国時代。「ある程度流行ってから新しいSNSを利用してみよう」と思う方は多いですが、なにが流行るか予想を立てるのはとても難しいです。それならいっそ、新しいものに飛び込んだほうが日常に刺激を与えられます。
市場が醸成する前に踏み出すことのメリットは、やはり注目を集めやすいということ。企業や店舗などがこれからSNSを始める場合は、もしかしたらすでに巨大なプラットフォームとなったInstagramやTikTokのアカウントを開設するよりも、新しいプラットフォームに飛び込んだほうが集客効果を見込める可能性もあります。
特にLemon8は情報を発信・収集するというメディア的性質を持ったSNSなので、企業アカウントも活用しやすいはずです。注目を集めることが目的でなくても、単純に新しいアプリはローカルルールも少なく、反応もフラットなため、いろいろと自分なりの表現を試せる場所でもあります。
筆者は動画編集スキルを磨きたくて始めたのですが、Lemon8ではほかのSNSよりもカジュアルにコメントを送り合う傾向が見られ、見てくれている人がいるということが可視化されると、次のクリエイティブの励みになります。発信したいものがある方はLemon8を始めてみてはいかがでしょうか。
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