LINE VOOM(ラインブーム)とは?使い方や非表示の方法と利用の注意点を解説
LINE VOOM(ラインブーム)は、新たな情報発信・収集やコミュニケーションのツールとして、注目を集めています。しかし、使い方がよくわからない、不要な投稿を非表示にする方法がわからないといった悩みも少なくありません。
そこで、LINE VOOMとは何か、基本的な使い方から、不要な投稿やアカウントを非表示にする方法、さらに利用時の注意点までを解説します。ビジネスの活かし方も解説しているので、集客やマーケティングで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
LINE VOOMとは?機能の特徴
LINE VOOMとは、主にショート動画を中心としたLINEの動画プラットフォームです。従来のタイムライン機能が進化し、2021年11月にLINE VOOMとして生まれ変わりました。
LINE VOOMの特徴として、以下のような内容が挙げられます。
- フォローしてもらうことで投稿が表示される
- 動画以外も投稿ができる
- 投稿は無料で削除もできる
- 動画投稿限定で収益化ができる
- いいねやコメントでコミュニケーションが取れる
まずは、上記の特徴について解説します。
フォローしてもらうことで投稿が表示される
LINE VOOMは、アカウントをフォローすることで投稿が表示されるようになります。
従来のタイムラインでは、表示の対象はLINEで「友だち」になっているアカウントの投稿のみでした。しかし、LINE VOOMではLINEで友だちになっていなくても、LINE VOOM内で相手をフォローすれば自由に動画を見ることができます。
LINE VOOMに変更されたことで、動画投稿者にとってもより多くの人に見てもらうチャンスが広がりました。特に、収益化を目指す方や企業アカウントを運営する方にとって大きなメリットといえるでしょう。
動画以外も投稿ができる
LINE VOOMでは、動画だけでなく、写真やテキスト、スタンプ、位置情報、クーポン、リサーチも投稿することができるため、さまざまな形式でメッセージを伝えることが可能です。
例えば、飲食店が新メニューの写真を投稿したり、割引クーポンを配布したりすることで、より効果的にプロモーションを行えるでしょう。また、リサーチ機能を使って顧客の意見を収集できるため、顧客のニーズを正確に把握し、サービスの向上に役立てることが可能です。
投稿は無料で削除もできる
LINE VOOMの投稿は、無料で行うことができます。そのため、企業や個人はコストをかけずに多くの情報を発信し、必要に応じて投稿を削除することが可能です。
また、間違った情報を投稿した場合でもすぐに修正ができるため、安心して利用することができます。
動画投稿限定で収益化ができる
動画投稿を通じて収益化も可能です。フォロワーが500人以上で、直近30日間の再生時間が50時間を超えるアカウントは、再生回数や視聴時間に応じて収益を得ることができます。ただし、収益化できる投稿は30秒以上の動画のみですのでご注意ください。
近年はショート動画の市場が拡大しています。サイバーエージェントとデジタルインファクトの共同調査である「2023年国内動画広告の市場調査」によると、2023年のショート動画の市場規模は、昨年比で156.3%の526億円、2027年には1,942億円に達すると予測されています。
LINE VOOMは利用者が多いLINE内のコンテンツであるため、上手に活用することで収益や事業拡大が期待できます。
いいねやコメントでコミュニケーションが取れる
LINE VOOMでは、ユーザーが投稿に対して「いいね」やコメントを残せるため、クリエイターとユーザーが直接コミュニケーションを取ることが可能です。
また、コメントを通じて双方向のコミュニケーションが生まれ、より親密な関係を築くこともできます。
LINE VOOMの「友だち」と「フォロー」の違い
LINE公式アカウントの「友だち」と「フォロー」は使用用途や期待できる効果が異なります。
「友だち」は、企業の公式アカウントを登録しているユーザーアカウントのことです。メッセージやキャンペーン情報を送信できるため、ユーザーに直接アプローチしながら売上向上を目指すことができます。
「フォロー」は、アカウントをフォローしてもらうことで「フォロー中」のタブに投稿が表示されるようになる機能です。直接メッセージを送ることはできませんが、フォローしてもらうことで投稿をより見てもらいやすくなります。
「友だち」はユーザーに対して直接アプローチできる反面、登録してもらえないとコミュニケーションを取ることができません。しかし、「フォロー」はユーザーに直接アプローチすることはできませんが、登録していないユーザーにも見てもらえるチャンスが広がります。
LINE VOOMとタイムラインとの違い
LINE VOOMは、2021年まで存在していたタイムラインがリニューアルしたコンテンツです。従来のタイムラインは、友人や企業の投稿を確認する場として使われていましたが、LINE VOOMでは投稿がメインではなくショート動画が中心となっています。
また、タイムラインでは友達の投稿が表示されていましたが、LINE VOOMではフォローしたユーザーの投稿が表示されます。そのため、LINE VOOMでフォローしても友達登録にはならないことも覚えておきましょう。
LINE VOOMに投稿する方法
ここからは、LINE VOOMに投稿する方法を紹介します。ショート動画を投稿する方法と、テキストや画像を投稿する方法は異なるため、それぞれ解説します。
いずれも投稿自体は簡単にできるので、紹介する方法を参考に、まずはトライしてみましょう。
【LINE VOOM】ショート動画の投稿方法
LINE VOOMでショート動画を投稿する方法は以下のとおりです。
- 「おすすめ」の右上にある「動画」をタップする
- 画面下部の「ビデオカメラ」アイコンをタップして撮影する
- 撮影が完了したら「次へ」をタップする
- 必要に応じて動画を編集し「次へ」をタップする
- 公開設定を選択する
- ダウンロードできるか、端末に動画を保存するかを選択して投稿する
それでは、実際の画像を用いて解説します。
まず、LINE VOOMを開いたら、「おすすめ」の右上にある「動画」アイコンか、「フォロー中」の右上にある「+」から「動画」をタップします。
次に、画面下部に表示される「ビデオカメラ」アイコンをタップします。動画の撮影モードに切り替わるため、撮影したいシーンをビデオカメラで撮りましょう。
撮影が完了したら、画面右下の「次へ」ボタンをタップします。
撮影した動画を確認し、次のステップに進むことができます。
動画を確認した後、必要に応じて編集を行います。カットやトリミング、フィルターの追加などが可能です。編集が完了したら、再度「次へ」ボタンをタップします。
最後に、動画の公開設定やダウンロードの可否設定を行います。
公開範囲は「全体公開」「公開リスト」「自分のみ」から選べます。また、投稿した動画をユーザーがダウンロードできるか、または端末に保存するかを選ぶことで、視聴者が動画を保存できるかどうかを決められます。
設定が完了したら「投稿」ボタンをタップして完了です。
【LINE VOOM】写真やテキストの投稿方法
続いて、写真やテキストの投稿方法について紹介します。手順は以下のとおりです。
- 「フォロー中」の右上にある「写真・テキスト」をタップする
- 公開設定を選択して「投稿」をタップする
それでは、実際の画像を用いて解説します。
まず、LINE VOOMを開いたら、「フォロー中」の右上にある「+」から「写真・テキスト」をタップしましょう。
続いて、テキストの入力、もしくは画像を選択し、投稿するコンテンツを作成します。
最後に公開設定を行います。「全体公開」「友だち」「自分のみ」から選択可能です。
設定が完了したら「投稿」ボタンをタップして、コンテンツを公開しましょう。
LINE VOOMの投稿やアカウントを非表示にする方法
LINE VOOMの投稿やアカウントを非表示にしたい場合は、以下の手順で行います。
- 動画の右下にある「︙」タップ
- 特定の動画を非表示にする場合は「興味なし」もしくは「この投稿を非表示」をタップ
- アカウントを非表示にする場合は「このアカウントのコンテンツを非表示」をタップ
まず、非表示にしたい動画の右下にある「︙」をタップします。
特定の動画を非表示にしたい場合は、表示されたメニューから「興味なし」または「この投稿を非表示」を選択します。
アカウントごと非表示にしたい場合は、同じアクションメニューから「このアカウントのコンテンツを非表示」を選択しましょう。
上記の手順により、LINE VOOMを非表示にすることが可能です。
LINE VOOMはビジネスで利用できる?注意点と活用方法
LINE VOOMは、ビジネスシーンでも活用できるプラットフォームです。
LINEは、NTTドコモ モバイル社会研究所の調査によると60代をのぞいて利用率が80%を超えており、その60代でも70%は超えています。また、月間9,500万人を超える利用者がいる、国内最大のSNSです。
(参照元:NTTドコモ モバイル社会研究所「LINE利用率8割超え:10~50代まで8~9割が利用」)
LINE VOOMも多くの企業がポテンシャルに注目しており、ビジネスアカウントも増えています。
ここからは、LINE VOOMをビジネスで活かせる理由とその注意点について解説します。
商品やサービスの詳細な説明ができる
LINE VOOMはテキストや画像だけでは伝わりにくい情報を発信できます。
そのため、商品やサービスを動画でアピールすることで、効果や使用方法などをわかりやすく説明することが可能です。
ユーザーもイメージが湧きやすいため、販売意欲を掻き立てる効果が期待できます。また、購入後のミスマッチ防止も見込める点もメリットです。
キャンペーンやイベントの告知ができる
キャンペーンやイベントの告知を行うのにも有効です。期間限定セールや新店舗オープンの告知を動画で行うことで訴求力が高まり、記憶に残りやすくなります。
動画の最後にQRコードなどを表示して詳細情報へのリンクを用意することで、視聴者がアクセスできるようになるでしょう。
また、LINE VOOMの「おすすめ」タブに表示されることで、フォロワー以外のユーザーにも情報が届きやすくなります。
ただし、メッセージ配信とは異なりターゲット毎に動画を変えることはできないため、注意が必要です。
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潜在顧客にアプローチできる
LINE VOOMでは、「おすすめ」タブを通じて、フォローしているユーザーだけでなくフォローしていないユーザーにも動画が表示されるため、潜在顧客にアプローチすることが可能です。
しかし、動画の内容がターゲットユーザーに合っているか、頻度が多すぎないかなどの注意点もあります。
視聴者にとって有益な情報や、エンターテイメント性を持たせることが効果的です。また、頻繁に投稿しすぎるとユーザーにとってネガティブな印象を与えてしまう恐れがあるため注意が必要です。
低コストで認知度を向上できる
LINE VOOMの投稿は無料で行えます。そのため、広告費を抑えたい中小企業やスタートアップ企業にもおすすめです。
ただし、質の低い動画を何度も投稿してしまうと、ユーザーから非表示にされてしまう可能性があるため、コストや労力と効果のバランスを保ちながら運用していくことを心がけましょう。
LINE VOOMまとめ
LINE VOOMは、動画を軸に多くのユーザーとコミュニケーションを取れる機能です。効果的に情報を発信し続けることで、フォロワーとの関係値を深めることができるでしょう。
本記事で紹介したビジネスの活かし方や意点点を参考に、LINE VOOMを最大限に活用してください。
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