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LINE WORKS AiNoteとは?無料?使い方や文字起こし機能の精度なども解説

LINE WORKS AiNoteとは?無料?使い方や文字起こし機能の精度なども解説

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定例会議やキックオフミーティングなど、議事録が必要となるシーンは数多く存在します。しかし、議事録が分かりにくかったり、内容に抜け漏れがあったりすると、正しく情報共有することができません。

そのような場合におすすめなのが、AI議事録自動作成ツールです。音声データから議事録が自動生成できるため、業務効率化が期待できます。

この記事では、LINE WORKS AiNoteについて解説します。使い方や特徴だけでなく、実際に文字起こし機能を使って精度を検証してみました。ぜひ最後までご覧ください。

LINE WORKS AiNoteとは

LINE WORKS AiNoteとは
出典:LINE WORKS株式会社プレスリリース

LINE WORKS AiNoteとは、音声認識AIを活用した会議記録管理サービスです。LINE WORKS株式会社が2022年5月から提供していた「CLOVA Note β」がサービス終了し、同社が企業のニーズに応えるべく開発されました。

そのため、よく使う言葉や専門用語などを登録機能の追加、認識精度が向上されています。

企業だけでなく個人でも利用できるため、それぞれのニーズにあわせた活用が可能です。

LINE WORKS AiNoteの機能

LINE WORKS AiNoteの機能

LINE WORKS AiNoteで使える主な機能は以下のとおりです。

  • 音声データを録音・文字起こし
  • 音声ファイルのアップロード
  • よく使う言葉の登録
  • ノートの作成・共有
  • ノートの検索

それでは、詳しく解説します。

音声データを録音・文字起こし

LINE WORKS AiNoteでは、モバイル版アプリ・ブラウザ版で音声データを録音することができます。

また、高性能AI技術を活用し、さまざまな言語の音声を文字起こしすることが可能です。日本語、英語、韓国語、(簡体、繁体)に対応しています。

音声ファイルのアップロード

録音したファイルをアップロードして文字起こしすることができます。

よく使う言葉の登録

専門用語や、社内やメンバーとよく使う固有名詞を「よく使う単語」に登録でき、カスタマイズされたAIモデルの利用が可能です。

ノートの作成・共有

ノートを投稿すると、音声をテキストに自動変換されたデータが、任意のメンバーに共有することができます。

ノートの検索

「音声記録やメモに記載した単語」や「参加者名」からノートを検索することが可能です。

LINE WORKS AiNoteは無料で使える?

LINE WORKS AiNoteは無料で使える?

LINE WORKS AiNoteは、フリープランを選択すれば無料で使うことができます。ただし、フリープランでは、利用人数や1回あたりの文字起こし時間など、機能に一部制限があるため、ご注意ください。

LINE WORKS AiNoteの料金プラン

フリー ソロ チーム ビジネス
プランの用途 まずは無料で
楽しみたい
1人で利用 少人数のチームで
利用
部署等で利用
利用料金 ¥0 ¥1,600/月払い
(月額契約)
¥1,440/月払い
(年額契約)
¥22,000/月払い
(月額契約)
¥19,800/月払い
(年額契約)
¥60,000/月払い
(月額契約)
¥54,000月払い
(年額契約)
共有クォータ/
1サービス環境/月
基本300分 600分 6,000分 18,000分
利用人数 最大30人 1人
(または少人数での利用)
無制限 無制限
1回当たりの
文字起こし時間
60分 180分 180分 180分
データの
学習利用
学習利用あり
(リリースキャンペーン中は学習利用なし)
学習利用なし 学習利用なし 学習利用なし
データの
保管期間
1年間 3年間 5年間 5年間

※参照:LINE WORKS AiNote

LINE WORKS AiNoteが提供しているプランは、「フリー」「ソロ」「チーム」「ビジネス」の4種類です。それぞれ料金が設定されており、利用できる機能も異なります。

「ソロ」「チーム」「ビジネス」のプランは、文字起こし時間をオプションで追加購入することも可能です。

「フリー」プランは、期間によって利用できる機能が変更になる場合があるため、LINE WORKS AiNote公式サイトで随時確認することをおすすめします。

LINE WORKS AiNoteの使い方

LINE WORKS AiNoteの使い方

LINE WORKS AiNoteは、モバイル版アプリとブラウザ版で利用できるため、それぞれ使い方の手順が異なります。

録音方法

録音の方法は以下のとおりです。

モバイル版

    ①「+」アイコンをタップ
    ②「録音を開始」アイコンをタップして録音を開始
    ③録音を完了する場合は「終了」ボタンを選択
    ④「音声種類」と「参加者数」を選択
    ⑤音声がテキストに自動変換され、音声記録の作成通知プッシュが送信されたら完了

ブラウザ版

    ①画面左上のマイクアイコンをクリックして録音を開始
    ②録音を完了する場合は「終了」ボタンを選択
    ③「音声種類」と「参加者数」を選択
    ④音声がテキストに自動変換され、音声記録の作成通知プッシュが送信されたら完了

2.の場合、マイクはできるだけ近くに置いて録音してください。また、PCから録音する場合は、PCにマイクを接続する必要があります。

音声ファイルのアップロード

音声ファイルのアップロード方法は以下のとおりです。

モバイル版

    ①「+」アイコンをタップ
    ②「ファイルアップロード」をタップ
    ③「新規ノート作成」から件名、参加者、メモを入力
    ④アップロードする音声ファイルを選択
    ⑤アップロードしたファイルの「音声種類」と「参加者数」を選択
    ⑥録音ファイルがアップロードされる
    ⑦音声記録の作成通知プッシュが送信されたら完了

ブラウザ版

    ①画面左上の「ページに+マークが付いている」アイコンをクリック
    ②音声の認識言語を選択し、アップロードする音声ファイルをドラッグして希望の位置に移動させる or 添付する
    ③アップロードしたファイルの「音声種類」と「参加者数」を選択
    ④録音ファイルがアップロードされる
    ⑤音声記録の作成通知プッシュが送信されたら完了

iOS端末とブラウザ版でアップロードする音声ファイルは、m4a、.mp3、.aad、.amr、.wavの拡張子のみ可能です。

また、録音したファイルをアップロードしてノートの作成が可能です。件名や参加者、メモはアップロード後に編集することもできます。

ノートの事前作成

ノートを事前に作成する方法は以下のとおりです。

モバイル版

    ①「+」アイコンをタップ
    ②「新規ノート」アイコンをタップ
    ③ノートの件名と「参加者」「メモ」を入力
    ④「新規ノート作成」から「録音を開始」ボタンを押す or 音声ファイルをアップロードする
    ⑤音声記録の作成通知プッシュが送信されたら完了

ブラウザ版

    ①画面左上の「ページに+マークが付いている」アイコンをクリック
    ②ノートの件名と「参加者」「メモ」を入力
    ③「新規ノート作成」から「録音を開始」ボタンを押す or 音声ファイルをアップロードする
    ④音声記録の作成通知プッシュが送信されたら完了

録音したファイルがない場合や、録音を行うのが難しい場合は、件名や参加者、テーマなどを最初に作成することも可能です。

LINE WORKS AiNoteの文字起こし精度について

LINE WORKS AiNoteの文字起こし精度について

自動文字起こしツールのなかには、「うまくテキスト化されない」「ケバ取りが自動化できない」など、精度があまり高くない場合もあります。そこで、実際にLINE WORKS AiNoteを使ってみて、文字起こしの精度を確認してみました。

以下が文字起こしを行うテキストです。

    「初めまして、ちょっと簡単に自己紹介をさせていただきたいのですが、よろしいですか。」

    「はい、ぜひお願いします。」

    「あのー、前職では営業職として10年間、主に法人営業に携わってました。そこで、えー、新規顧客の開拓や既存顧客との関係構築に注力してまして、課題解決力やコミュニケーション力、交渉力を身につけることができたと実感しています。」

    「へぇー、法人営業してたんですね。」

「あのー」や「えー」などの、訥弁(次の言葉を選んでいる間の隙間を埋めるセリフ)が入ったテキストを文字起こしさせてみました。

以下が、実際にLINE WORKS AiNoteで文字起こししたテキストです。

実際にLINE WORKS AiNoteで文字起こしした画面①

文字起こしの精度は全く問題ないように思います。ケバ取りもされているため、全体的に読みやすいテキストになっています。

また、音声に複数人の声が含まれている場合は、参加者の数が人数分表示されるため、判別がつきやすく便利です。

ただし、「低音質」「滑舌が悪い」「独特のイントネーションで喋っている」「複数人が同時に喋っている」などの状態だと、完璧にテキスト化されない場合があります。正しく文字起こしされていなかった場合は、「編集」ボタンを押してテキストを修正しましょう。

再生にあわせて文字に色が着く

実際にLINE WORKS AiNoteで文字起こしした画面②

文字起こしが完了した後、音声を再生すると喋っているスピードにあわせてリアルタイムで文字に色が着くため、確認している箇所を見失わずにすみます。

また、気になるテキストをクリック(タップ)すれば、該当箇所から録音を再生することもできるため、業務の効率化が期待できます。

LINE WORKS AiNoteのまとめ

LINE WORKS AiNoteは、高精度の音声AIにより文字起こしができるため、会議の議事録を作成する手間を省くことができます。専門用語やよく使う言葉の登録もできるため、より精度を向上させることが可能です。

文字起こしの精度も良く、無料のフリープランでも十分に活用できるため、まずは気軽に試してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

ニシオカ
美容外科のWebマーケ/ライターの経験を経て、サングローブへ入社。前職ではWebページだけでなく書籍の出版も担当。音楽を聴きながら執筆すると捗る。

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