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note(ノート)で収益化するには?有料記事で稼ぐ方法を紹介!

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ソーシャルメディアの「note(ノート)」を使って収益化ができることはご存じでしょうか。

noteには有料記事を販売したり、月額制サブスクリプションを作ったりする機能が備わっており、クリエイターが稼げる仕組みが用意されています。noteの収益額には制限がないため、作品が話題になって売上が増えれば、比例して収益も伸びていきます。

当記事では、noteで収益化する方法や収益化を成功させるコツを紹介します。

そもそもnote(ノート)とは?

noteとは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを応援できるメディアプラットフォームです。2014年にnote株式会社がサービスを開始しました。

一見、ブログのようなサービスに見えますが、「自分の作品を有料コンテンツとして販売できるが、広告は掲載できない」「クリエイター同士でコミュニケーションが取れる」といった点で、ブログとは異なります。

アカウントの開設や作品の投稿が無料で行えるため、手軽にクリエイターとして発信を始めることができます。

noteで投稿できる作品は?

noteで投稿できる作品は、大きく以下の5つに分けられます。

つぶやき

「つぶやき」は、140文字以内の短い文章と画像を投稿することができる機能です。クリエイターとしての近況報告や、フォロワーとの交流など、X(旧Twitter)と同じような感覚で気軽に利用してみましょう。

テキスト

「テキスト」では、文字数の制限なく文章を投稿することができます。日記や小説、コラム、本や学びのアウトプットなど、さまざまな用途で活用することが可能です。

X(旧Twitter)やYouTubeのURLの埋め込みなど、コードの貼り付けも簡単に行うことができます。

画像

自身で撮影した写真や、オリジナルのイラストなどを公開することができます。デザイナーやフォトグラファーを目指す方はもちろん、オリジナルの漫画を連載して人気を博している方も多く見られます。

1ファイル10MB以内、最大30枚の画像を載せることが可能です。

音声

noteには、MP3やAAC形式の音楽ファイル(最大100MB)をアップロードできる機能があります。自分でつくった音楽やラジオ、朗読などの音声データを投稿することができます。

動画

noteには、YouTubeやVimeoといった外部の動画サイトにアップロードされている動画を公開できる機能もあります。

気に入ったミュージックビデオを取り上げたり、自身で撮影した映像を紹介したりと、活用の仕方はさまざまです。

noteで収益化する方法!有料noteで稼ぐポイントは?

ここからは、どのようにして有料コンテンツで収益を上げていくかを説明していきます。

noteは6つの課金機能を備えており、これらを組み合わせることで読者から直接収益を得るビジネスモデルを採用しています。noteで収益化する方法は以下の通りです。

  • 有料note(有料記事)の販売
  • 有料マガジン
  • 定期購読マガジン
  • 「メンバーシップ」の運営
  • クリエイターサポート(投げ銭)
  • Amazonアソシエイト

ポイント①:有料note(有料記事)の販売

通常の記事単品に、価格を設定して販売する方法です。noteでは最もベーシックな収益化の手段となります。ただし、記事の価格帯は200~500円程度なので、記事の販売だけで大きな収益を上げるのは難しいでしょう。

ポイント②:マガジンの販売

noteの記事は、「マガジン」としてセットで販売したり、定期購読販売したりすることも可能です。

マガジンの価格は自由に設定できますが、記事単品を合計した金額よりも少し安くしておくと、買う方もお得感を感じることができます。

通常マガジン

複数の記事をまとめて販売できる機能です。マガジンとしてまとめた記事は、セットでの価格を設定でき、シリーズものやテーマ別の記事など、読者の関心に併せて販売することが可能です。

複数の記事を一度に売ることができるため、ある程度まとまった収益を期待できます。

定期購読マガジン

定期購読マガジンとは、月額料金を支払うことで、定期的に配信される記事を購読できる機能です。定期購読マガジンの購読者数が増えると、売上が大きくなり、収益も安定します。

ただ、「この人の記事は月額料金を払ってでも網羅して読みたい」と思われる必要があるため、一定のファン層を持つ上級者向けの方法だといえるでしょう。

定期購読マガジンでは記事を定期的に公開する必要があるため、クリエイター側の負荷はどうしても大きくなると考えられます。

ポイント③:「メンバーシップ」の運営

noteには、誰でも簡単に月額制サブスクリプションを作れる「メンバーシップ」という機能があります。この機能は過去に「サークル」と呼ばれていたものです。

メンバーシップでは、主催するクリエイターによる限定情報や、記事やマガジンの閲覧、会員限定の掲示板でのファンや仲間との交流などができます。参加者が支払う月会費が主催者の収益となります。

会員はメンバーシップに所属するために対価を支払うので、メンバーシップの主催者には高いリーダーシップが求められます。なお、メンバーシップを開設する際には、noteの運営による審査をクリアする必要があります。

(参照)あなただけの月額サブスクを作れる 「note メンバーシップ」

ポイント④:クリエイターサポート(投げ銭)

クリエイターサポート(投げ銭)は、読者が記事に対して自ら指定した金額をオンライン送金する機能を指します。noteで公開された記事の最後には、「サポートする」というボタンが設置されています。

ユーザーは「記事を書いた人を金銭的にサポートしたい」と思った時に、クリエイターに対して「100円~1万円」のサポートを行うことができます。

投げ銭される金額はユーザーによって異なり、強制力もないため、これをメインに稼ぐのは現実的ではありません。メインの収益源としては考えない方がベターです。

ポイント⑤:Amazonアソシエイト

noteで唯一許可されているアフィリエイトは、Amazonアソシエイトです。Amazonアソシエイトを導入すれば、自分が運営するnoteにAmazonの商品を紹介する広告を埋め込むことができます。訪問した人が広告をクリックし、その商品を購入した場合には、売上に応じて報酬を受け取ることができます。

利用するには、Amazonに申し込みをした上で、審査を通過する必要があります。

収益化ツールとしてnoteを使うメリット

この項では、収益化ツールとしてnoteを使うメリットについて、説明していきます。

メリット①:収益額に制限がない

収益化ツールとしてnoteを使うメリットの1つ目は、「収益額に制限がない」ことです。

noteの収益額には制限が設けられていないため、作品が話題になり、売上が増えればそれだけ収益につなげることができます。実際に、月に数十万稼いでいるクリエイターも存在していると言われています。

メリット②:価格設定が簡単

収益化ツールとしてnoteを使うメリットの2つ目は「価格設定が簡単」なことです。

noteでは作品を投稿する際に、そのコンテンツを「無料」とするか「有料」とするかを自由に決めることが可能です。有料とした場合には、販売金額を任意に設定することができます。

メリット③:無料で手軽に利用することができる

収益化ツールとしてnoteを使うメリットの3つ目は「無料で手軽に利用することができる」ことです。noteは簡単なアカウント登録が済めば、すぐに運用を開始することができます。

プラットフォームとして利用するだけであれば費用も発生しないため、必要最小限のコストで始めることが可能です。

なお、記事や通常のマガジンはnoteの無料会員でも作成することができます。定期購読マガジンの発行は月額500円のnoteプレミアムの会員でないと行えないので、ご注意ください。

noteで収益化を成功させるコツ5選

ここからはnoteで収益化を成功させるコツ5選をご紹介します。ご紹介するのは以下の項目です。

  • まずは無料記事で読者を獲得する
  • アクセス状況を分析する
  • ペルソナを明確にする
  • 人気ジャンルを意識した上で独自性が高いコンテンツをつくる
  • SNSを活用して集客する

コツ①:まずは無料記事で読者を獲得する

noteで収益化を成功させるコツの1つ目は「無料記事で読者を獲得する」ことです。

あなたが有名人でなければ、収益化を狙って有料の記事ばかりを公開しても、売上をあげるのは難しいでしょう。まずは、読者にとって有益な無料記事を作成し、読んでもらうことで、あなたを知ってもらうきっかけをつくりましょう。

無料記事で「このクリエイターは信頼できる」「この人が書いている情報には価値がある」と思ってもらうことができれば、収益化に向けて一歩前進したといえるでしょう。

コツ②:アクセス状況を分析する

noteで収益化を成功させるコツの2つ目は「アクセス状況を分析する」ことです。一度記事を出して終わりではなく、定期的に更新・改善を行いましょう。

アクセス状況の確認は、noteのダッシュボードから行うことが可能です。

手順は以下の通りです。

(1)自分のクリエイターページを開く。

(2)自分のアイコンをクリックする。

(3)ダッシュボードをクリックする。

ダッシュボード上部の「週」「月」「年」「全期間」からアクセス解析したい期間を選択すると、指定した期間の「全体ビュー」「コメント」「スキ」が表示されます。

※集計結果がリアルタイムではない点には注意が必要です。例えば、20時ごろにダッシュボードを確認すると、最新の集計時刻は17時ごろと表示されます。

表示されるデータに数時間のタイムラグがあるため、1日のアクセス数を知りたい場合は翌日の朝にダッシュボードにアクセスしましょう。

コツ③:ペルソナを明確にする

noteで収益化を成功させるコツの3つ目は「ペルソナを明確にする」ことです。ここでいうペルソナとは、「記事を最も読んでほしい具体的なユーザー像」を指します。

ペルソナを設定することで、読者に記事が刺さりやすくなり、記事を購入してもらえる可能性が高まります。

例えば、以下が「時短レシピ」をテーマにした記事を作成する場合に想定するペルソナの一例です。

  • 性別:女性
  • 年齢:32歳
  • 配偶者・子供:あり
  • 居住地:神奈川県
  • 職業:会社員(フルタイム)
  • 性格:せっかち、几帳面
  • ライフスタイル:フルタイム勤務で時間がない中でも自炊をしたい。短時間で簡単に美味しい料理がつくれるレシピを探している。

コツ④:人気ジャンルを意識した上で独自性が高いコンテンツをつくる

noteで収益化を成功させるコツの4つ目は「人気ジャンルを意識して独自性が高いコンテンツをつくる」ことです。

人気があるジャンルの記事を公開することで、より多くの読者に興味を持ってもらうことが可能になります。note上で人気があるジャンルは以下の通りです。

  • ビジネスに関するノウハウ
  • 自己啓発
  • レシピ
  • 子育て
  • ペット
  • 旅行
  • 本の紹介
  • ダイエット・フィットネス
  • ファッション・ビューティ
  • テック・ガジェット
  • プログラミング  など

多くの人から記事に興味を持ってもらいたいのなら、人気ジャンルを意識して記事制作をするのも有効です。

記事制作に当たっては、他のクリエイターと似たような記事を生み出すのではなく、自分の経験や意見を盛り込んだ独自性があるコンテンツを提供することが大切です。

コツ⑤:SNSを活用して集客する

noteで収益化を成功させるコツの5つ目は「SNSを活用して集客する」ことです。noteで収益を上げるためには、アクセス数を増やすことが必要です。noteのみでアクセス数を確保するのは難しいため、SNSで情報発信をし、興味を持ってもらえそうな読者をnoteに誘導するとよいでしょう。

noteの記事をより多くの人にリーチさせたい場合に、活用するといいと言われているSNSは「X(旧Twitter)」です。XはテキストベースのSNSでリアルタイムな発信が可能であり、リツイートによる拡散も見込めます。

記事の注目度を高めるには「Xで話題となっているテーマをチェックし、それについてnoteの記事で言及したうえで、その記事をXで広める」といった使い方をしてみるのもよいかもしれません。

また、noteとXのアカウントを連携させておけば、自分のnoteがシェアされた際に、Xから通知を受けることができます。誰がどのように自分の記事を紹介しているのかを知ることは、今後の記事を作成する際のヒントになるでしょう。

noteで収益化する際に発生する手数料は?

noteでの収益化に当たっては「事務手数料」「プラットフォーム利用料」「振込手数料」といった費用が発生します。この項では、コンテンツを販売して、売上が上がった場合にどのくらいの手数料がかかるのかを説明します。

事務手数料

「事務手数料」とは、読者が有料記事を購入する際に発生する費用です。noteでは、ユーザーの決済手段に応じて異なる手数料率が適用されます。

具体的には、

  • クレジットカード決済:売上金額の5%
  • 携帯キャリア決済:売上金額の15%
  • PayPay決済:売上金額の7%
  • noteポイントでの決済:売上金額の10%
  • PayPal決済:売上金額の6.5%

が事務手数料率となります。

プラットフォーム利用料

収益化方法に応じて発生する費用を「プラットフォーム利用料」といいます。売上金額から事務手数料を引いた額のうち、1~2割がプラットフォーム利用料として差し引かれます。

  • 有料記事、有料マガジン、サポート、メンバーシップ:売上金額-事務手数料の10%
  • 定期購読マガジン:売上金額-事務手数料の20%

振込手数料

振込手数料とは、売上金を自身の口座に振り込む際に必要な手数料です。noteでは、売上金が1000円以上になると振り込みを申請することができます。

1回の振込につき、270円が手数料として発生します。

計算方法の一例

例えば、1000円の有料記事がクレジット決済で購入された場合

①事務手数料:コンテンツの売上金額×5%(小数点以下切り捨て) 

1000円×5%=50円

②プラットフォーム利用料:(コンテンツの売上金額-事務手数料)×10%(小数点以下切り捨て)

(1000円-50円)×10%=95円

③振込手数料:270円

振込金額=売上金額-(事務手数料+プラットフォーム利用料+振込手数料)で

1000円-(50円+95円+270円)=585円となります。

noteは初期費用なしで収益化を目指したいクリエイターにおすすめ!

自分の作品を発信することで収益化につなげられると、創作のモチベーションが上がるクリエイターの方は多いのではないでしょうか。

noteは初期費用なしで創作活動を開始できます。収益化に興味がある方は、ご自身の経験や関心があることをnoteに綴ってみてください。noteが新たな収入源になるかもしれません。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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