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【文字起こしAI】Nottaとは?無料?料金プランや使い方・安全性についても解説

【文字起こしAI】Nottaとは?無料?料金プランや使い方・安全性についても解説

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AIを活用した文字起こしサービス「Notta」をご存知でしょうか。音声ファイルの内容をテキスト化したり、会話をリアルタイムで文字起こしできたりなど、インタビューや議事録作成に役立つ機能が数多く搭載されています。

しかし、「無料で利用できる?」「情報漏洩の危険性はある?」など、気になる方も多いと思います。

そこで本記事では、Nottaの料金プランや安全性に加え、詳しい使い方についても解説します。文字起こしできない原因についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

Nottaとは

Notta(ノッタ)とは

Notta(ノッタ)とは、Notta株式会社が運営するAI文字起こしサービスです。日本語や英語を含む58言語の音声を自動でテキスト化できるため、インタビューや商談、セミナーなどの場面で活用できます。

「Zoom」や「Google Meet」などのWeb会議ツールとも連携でき、複数人の話者を識別しながら、それぞれの発言を分けて記録する機能も備えています。

また、Nottaの公式サイトによると、音声認識の精度は98.86%に達しているため、高い性能も特徴です。

Nottaの料金プラン

Nottaの料金プラン

Nottaの料金プランは、「フリー」「プレミアム」「ビジネス」「エンタープライズ」の4種類です。フリーのプランを選択すれば無料で利用できますが、各プランによって、機能や料金などが異なります。

料金プラン フリー プレミアム ビジネス エンタープライズ
月額料金 0円 1,980円 4,180円 要相談
年間プラン 0円 1,185円/月 2,508円/月 要相談
文字起こし時間/月 120分 1,800分 無制限 カスタマイズ
文字起こし時間/回 3分まで 5時間まで 5時間まで カスタマイズ

notta より引用

「フリー」プラン

Nottaの「フリー」プランは、料金が一切かからずに利用できる無料プランです。月間で最大120分まで音声を処理でき、1回につき3分までのリアルタイム文字起こしが可能です。

また、AIによる要約機能も月10回まで利用でき、ファイルのインポートは50個までに制限されています。

まずは無料でサービスの使用感を確かめたい人や、短時間の音声を試しに文字起こししてみたい人におすすめのプランです。

「プレミアム」プラン

「プレミアム」プランは、月額1,980円(税込)または年額14,220円(税込)で提供されている個人向けの有料プランです。月間で最大1,800分まで文字起こしが可能となり、1回の文字起こしで対応できる時間が90分です。

AI要約機能は月30回まで利用できます。翻訳機能も搭載されているため、日常的に音声の記録・整理を行う人や、多言語の音声を扱うシーンにも適しています。

「ビジネス」プラン

「ビジネス」プランは、チームや法人利用を想定したプランです。月額4,180円(税込)、または年額30,096円(税込)で提供されています。

月間の文字起こし時間に制限がなく、1回の文字起こしで最大5時間まで対応可能です。1アカウントにつき月50回までAI要約が使え、インポートできるファイルの数も月に200個まで利用できます。

商談記録や社内会議の記録など、大量の音声データを効率的に扱いたい場合におすすめのプランです。

「エンタープライズ」プラン

エンタープライズプランは、より柔軟な対応が求められる大規模な法人向けのカスタムプランです。アカウント数には上限がなく、文字起こし時間やAI要約機能の回数も、企業のニーズに応じて個別に相談・設定が可能です。

大量導入や高度なセキュリティ管理が求められる現場での運用を想定している場合におすすめのプランです。

Nottaの使い方

Nottaの使い方

Nottaの使い方は大きく分けて、「リアルタイム文字起こし」「音声ファイルの文字起こし」「Web会議の文字起こし」「画面収録」の4つです。

本記事では、上記4つの使い方について解説します。

使い方①:リアルタイム文字起こし

Nottaのリアルタイム文字起こしは、「音声開始」のなかから「発話言語」を選択して録音を行うだけです。録音の最中、文字起こしがリアルタイムで行われます。

手順①:「録音開始」を選択

Nottaの使い方:リアルタイム文字起こし手順①

「録音開始」を選択してください。

手順②:「発話言語」を選択

Nottaの使い方:リアルタイム文字起こし手順②

「発話言語」の種類を選択します。

手順③:文字起こし開始

Nottaの使い方:リアルタイム文字起こし手順③

会話を行うと、文字起こしがリアルタイムで行われます。

使い方②:音声ファイルの文字起こし

Nottaの使い方:音声ファイルの文字起こし

Nottaで音声ファイルの文字起こしを行う場合は、「インポート」を選択してファイルを選択しましょう。

1ファイルあたりの音声データは、最大1GB・5時間以内に収めてください。また、「文字起こし言語」を適切に選択すれば、音声認識の精度を確保できます。

また、「エクスポート」すれば、txt、docx、srt、PDF、xlsxの形式で出力が可能です。

使い方③:Web会議の文字起こし

「Zoom」「Google Meet」「Microsoft Teams」「Webex」のWeb会議にNotta Botを招待すれば、AIが自動的に録音と文字起こしをリアルタイムに行います。

手順①:「Web会議の文字起こし」を選択

Nottaの使い方:Web会議の文字起こし手順①

まずは、ホーム画面の「Web会議の文字起こし」を選択しましょう。

手順②:招待URLを貼り付ける

Nottaの使い方:Web会議の文字起こし手順②

次に、「Zoom」「Google Meet」「Microsoft Teams」「Webex」の招待URLを貼り付けます。

また、必要に応じて発言を切り替えてください。

手順③:「Notta Bot」からの参加リクエストを承諾

Nottaの使い方:Web会議の文字起こし手順③

Web会議が開始したら「Notta Bot」から参加リクエストが届きます。承諾したらリアルタイムで文字起こしが始まります。

使い方④:画面収録

Nottaの使い方:画面収録

Nottaは、PC画面や、Webカメラ、マイク音声を同時に収録して文字起こしできる「画面収録」が搭載されています。

Nottaのホーム画面から「画面収録」ボタンをクリックすれば、録画できます。「PC画面のみ」「カメラのみ」「PC画面&カメラ」の3つから好きな録画方法を選びましょう。

ただし、Google ChromeブラウザからWeb版のNottaにログインして利用する必要があります。また、macOSの場合、Google Chromeの画面録画の許可を有効にし、ブラウザを再起動してください。

Nottaで文字起こしができない原因

Nottaで文字起こしができない原因

Nottaで文字起こしができない場合は、「推奨動作環境を満たしていない」「ネットワーク接続が不安定」「有料プランに未登録」「文字起こし時間の上限に達している」の4つの原因が考えられます。

ここからは、上記4つの原因について詳しく解説します。それでも解決しない場合は、Nottaの「お問い合わせ」から連絡してみてください。

推奨動作環境を満たしていない

Nottaを利用するには、推奨された動作環境を満たしていることが重要です。

PCで使用する場合は、Google Chrome、Microsoft Edge、Safariの最新バージョンがサポート対象となっています。

スマホやタブレットでは、iOS 10.0以降またはAndroid 7.0以降のOSが必要です。アプリを利用する場合も、常に最新バージョンへアップデートしたうえで使用してください。

ネットワーク接続が不安定

Wi-Fiやモバイル回線が不安定だと、リアルタイム文字起こしの処理が途中で止まったり、エラーが発生したりすることがあります。

また、4G回線を利用している場合は、Wi-Fiや有線LANへの切り替えを検討してみてください。

有料プランに未登録

「フリー」プランでは、リアルタイム文字起こしが最初の3分間までに制限されています。3分以上の文字起こしを行いたい場合は、有料のプランに登録する必要があります。

有料プランを購入したにもかかわらず、フリーのプランとして表示される場合は、ログインしているアカウントが購入時のものと一致しているか確認しましょう。

文字起こし時間の上限に達している

有料プランでも、月間の文字起こし時間に制限があります。

利用可能な時間を超えている場合は、追加の文字起こしは実行されないため、追加購入が必要です。

Nottaの安全性・危険性

Nottaの安全性・危険性

Nottaは、通信時にはSSLやTLSなどの暗号化技術を用い、ユーザーが送受信する音声やテキストデータを保護しているため、高い安全性が確保されているといえます。

データはクラウド上に保存されますが、ユーザー以外がアクセスできないようにアクセス制限が設けられているため、情報漏洩の危険性も非常に低いです。

また、GoogleアカウントやAppleアカウントなどを利用したログイン認証も採用されているため、不正利用の防止にも配慮されています。

その他、Nottaはパスワード管理にも徹底しています。

Nottaは、すべてSHA256ハッシュアルゴリズムを使用し、パスワードをハッシュ処理し、ユーザーパスワードを転送したり、または保存したりすることはありません。データセンターに保存された音声、画像、テキストなどのデータはデフォルトで暗号化されています。ユーザーのデータを匿名で閲覧および使用することはできません。

引用:安心のセキュリティ体制|Notta

ハッシュ処理とは、元データを不規則な文字列に置換する手法のことです。パスワードをハッシュ化すれば、第三者による悪用を防ぐ効果が期待できるため、危険性を抑えることができます。

Nottaの解約方法

Nottaの解約方法

Nottaの有料プランを解約する方法は、支払い方法によって異なるため、それぞれに適した手順を取る必要があります。

また、アプリの削除やアカウントの退会だけでは解約にならないため、注意しましょう。

Apple ID決済の場合、iPhoneやiPadの「設定」アプリから自身のApple IDを選択し、「サブスクリプション」内でNottaを選んでください。その後、「サブスクリプションをキャンセルする」をタップすればNottaが解約されます。契約更新日の24時間以上前までに行う必要があるため、ご注意ください。

Google Play決済の場合、Android端末の「Google Play」アプリを開き、プロフィールアイコンから「お支払いと定期購入」を選択します。その後、「定期購入」からNottaを選択して「定期購入を解約」をタップしたら解約完了です。契約更新日の24時間以上前までに手続きを完了させる必要があります。

クレジットカード決済の場合、NottaのWeb版にログインしたら、画面右上のプロフィール画像から「設定」を選択して、「契約管理」へ進みます。「サブスクリプションの解約」を選択し、確認画面で「解約する」を選択することで解約手続きが完了します。契約更新日の24時間以上前までに解約手続きを行うことが必要です。

Nottaのまとめ

Nottaのまとめ

Nottaは、Web会議や商談などで幅広く活用されているAI文字起こしサービスです。SSLやTLSによる通信の暗号化やアカウント認証によって高い安全性が確保されているため、情報漏洩の危険性も限りなく少ないとされています。

無料のプランが存在しますが、1ヶ月で120分しか利用できません。また、リアルタイム文字起こしも3分間しか利用できないため、本格的に使いたい場合は有料のプランにアップグレードするか、ご自身の用途に合ったAI文字起こしサービスをご検討ください。

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この記事を書いた人

ニシオカ
美容外科のWebマーケ/ライターの経験を経て、サングローブへ入社。前職ではWebページだけでなく書籍の出版も担当。音楽を聴きながら執筆すると捗る。

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