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オンラインストレージおすすめ比較12選!無料版や買い切りもタイプも紹介

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サーバー管理や自社でのデータ管理を脱却したい企業から注目が集まっているのが、「オンラインストレージ」です。

オンラインストレージとは、ネットワーク上で簡単にデータの管理や共有・バックアップができるサービス。需要の高まりとともにその種類は増え続けており、選択肢が増える分、どれを選んでいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

本記事では、オンラインストレージを使うメリット・デメリットや、選び方、無料・有料のおすすめオンラインストレージ比較を紹介しています。導入を検討している企業の方やオンラインストレージについて詳しく知りたい方は参考にしてください。

オンラインストレージとは

オンラインストレージとはのイメージ

オンラインストレージとは、インターネット上に用意されたクラウド上にデータを保存・共有できるサービスです。クラウドストレージと呼ばれることもあります。ネット環境とパソコンやスマートフォンなどのデバイスさえあれば、どこでもアクセス可能です。

オンラインストレージのメリット

  • サーバーが不要
  • 自動バックアップ機能がある
  • 共有・共同編集が可能
  • データーの一括管理ができる
  • 低コストで導入できる

オンラインストレージは、上記のようにメリットが多いことから利用者が増加しています。何といっても低コストなうえ、クラウド上でデータの一括管理ができる便利さが人気の理由です。

自動バックアップ機能がついているので、パソコンやスマートフォンが壊れたとしてもクラウド上にデータが残ります。リスクヘッジとしても最大限に活用できます。

オンラインストレージのデメリット

  • 機能カスタマイズができない
  • 障害があっても対応できない
  • 使い続ける限り費用が発生する

オンラインストレージは機能が固定です。有料版であっても自分好みにカスタマイズできません。サブスクリプションの料金形態のものばかりで、使い続ける限り毎月(年間)費用が発生します。

また、運営会社のシステムに依存するため、障害が発生したとしても自分たちで対策できません。運営会社のほうで復旧するのを待つしかないのは、ややデメリットが大きいと言えます。

オンラインストレージの選び方

オンラインストレージの選び方を調べるイメージ

今やオンラインストレージは無数にあります。無料版・有料版、容量の違い、利用ユーザー数など、使うものによって違います。そこで、オンラインストレージを選ぶ際のポイントを簡単にまとめました。

  • 導入コスト
  • 使用できる容量
  • 同期・共有機能
  • マルチデバイス

上記の内容を確認し、自分に合っているオンラインストレージを選んでください。

導入コスト

無料版・有料版のものがあるので、導入コストを比較しましょう。個人で利用するのであれば、無料版でも十分です。

ただ、大量のデータを保存したい・ビジネスで使いたい場合は有料版を選択する人が多いです。プランによって金額が異なるので、この後紹介する容量や機能など含めてコストが見合っているのかを確認しましょう。

使用できる容量

オンラインストレージを使うなら、使用できる容量は必ず気にしたほうが良いです。写真や画像データがメインなら5GB以上、それ以外のデータなど複数保存したい場合は倍以上の容量を確保したほうが良いです。

どれくらいになるかわからないという人は、2GB(無料版の平均容量)から試してみてください。

同期・共有機能

同期機能は、自動的にデータのバックアップをします。共有機能は、他ユーザーとデータを共有します。これらの機能があれば、リスクヘッジできますしデータのやり取りの効率化を図れます。ビジネスシーンでは利用が多くなるので、確認しておきましょう。

マルチデバイス

オンラインストレージの中には、スマホ用・パソコン用のものもあります。使い勝手が悪いので、できればマルチデバイス対応のものを選びましょう。アカウントを紐づければ、手持ちのデバイスでデータの確認・保存ができるようになります。

無料プランがあるおすすめのオンラインストレージ

無料トライアルではなく、無料プランがあるオンラインストレージの中から、おすすめをピックアップしてみました。

Dropbox 無料プラン「Basic」では2GBまで利用可能。Dropboxを利用していない人ともデータ共有ができる。
Google Drive Googleアカウントがあるなら無料で15GBまで利用可能。サブスク課金でストレージの容量だけを追加できるプランもあり。
OneDrive 無料プランでは5GBのストレージの利用ができる。ローカルドライブと同じく「エクスプローラー」からアクセス可能。
firestorage 未登録会員はアップロードが2GBまで、無料登録会員はアップロード・ストレージ保存が各2GBまで利用可能。日本法人が運営。
セキュアSAMBA ストレージ容量5GB・ユーザー数3名まで無料プランで使える。セキュリティがしっかりしている国産のオンラインストレージ。
MEGA 無料プランでも20GB利用可能。チャット機能がついていて、データの共有だけでなくコミュニケーションも図れる。

それぞれのオンラインストレージについて、もう少し詳しく解説していきます。

Dropbox

Dropboxのサイトトップ
公式:Dropbox

Dropboxは、共有や復元機能の優れたオンラインストレージです。「共有リンク」や「共有フォルダ」だけでなく、所有者が細かくファイルを制御できる「Dropbox Transfer」やリアルタイムで共同編集が可能な「Dropbox Paper」を備えています。

無料プラン「Basic」では2GBまでの容量が使えます。Droboxを利用していない人とのファイル共有もできるので使い勝手が良いです。容量が足りない場合は、有料プラン(1,200円/月~)に切り替えると良いです。有料プランは削除されたファイルの復元も可能です。

Google Drive

Google Driveのサイトトップ
公式:Google Drive

Google Driveは、Googleアカウントを持っている人が利用できるオンラインストレージです。無料版でも15GBまで使えるので、画像や写真が多い人にもおすすめです。多機能さも特徴で、共有機能、共同編集機能、画像やPDFのテキスト変換機能に加えて、「検索オプション」や「検索演算子」で条件を細かく指定できる検索機能も搭載しています。

スマートフォン用アプリを利用すれば、さらに活用の幅を広げられることでしょう。「パソコン版Googleドライブ」というデスクトップアプリもあり、外部の保存容量を使用しながら、GoogleドライブをPC内のローカルドライブのように利用することが可能です。容量が足りなくなったら1,360円/月の有料プランに切り替えられます。もしくはGoogleOneという、容量だけ追加可能なサブスクもあります。

OneDrive

OneDriveのサイトトップ
公式:OneDrive

OneDriveは、Microsoft社が提供しているオンラインストレージサービスです。Windows10以降は、ローカルドライブの場合と同じく「エクスプローラー」からアクセス可能です。無料プランでは5GBのストレージと、メールボックス15GBの利用ができます。

Windowsに親しんできたユーザーは、直感的に操作できることでしょう。共有機能も搭載し、スマートフォンやタブレットでも操作可能。ファイルのバックアップ先としても役目を果たします。有料版は個人と法人向けがあり、個人は年間2,400円~、法人は月749円~です。

firestorage

firestorageのサイトトップ
公式:firestorage

firestorageは、日本法人のロジックファクトリー社が提供するオンラインストレージです。無料プランが2種類あり、登録不要で利用できる未登録会員はアップロードが2GBまで、無料登録会員はアップロードが2GB・ストレージ保存が2GBまで可能です。

ほかのオンラインストレージとの違いは、メール登録をしなくてもデータやファイルを相手と共有できる点です。ファイル転送サービスのような使い方もできます。運営会社が日本なので、不具合などがあった際の問合せがしやすい点もメリットと言えます。

セキュアSAMBA

セキュアSAMBAのサイトトップ
公式:セキュアSAMBA

セキュアSAMBAは、無料プランでストレージ容量5GBまで使える国産オンラインストレージです。1人利用はもちろん、無料でもユーザー3名まで利用可能です。ブラウザ・ドライブアプリ・デスクトップアプリ・スマートデバイスアプリの4種類でアクセスできます。

セキュリティ機能も充実しています。データセンターに信頼性の高いAWS(アマゾンウェブサービス)を採用していることや、細やかなアクセス制限が可能であることをはじめ、標準搭載の対策から既に高水準を保っています。仕事で使うなら、有料プランのスタンダードとビジネスの2種類がおすすめです。理由は、容量が大きいのもそうですが、ユーザー数無制限で使えるからです。

MEGA

MEGAのサイトトップ
公式:MEGA

MEGAというオンラインストレージは、無料プランで20GBも利用可能です。アカウントなしで利用できる割に容量が大きいので、個人からちょっとしたビジネスにも使いやすいです。無料版でも参加メンバー同士のファイル共有もできる優れものです。

MEGAの機能としてチャットが付属しており、データ共有だけではなくコミュニケーションも図れます。このチャットは無料プランでも使えるので、他のオンラインストレージよりも多機能と言えるでしょう。

有料版でおすすめなオンラインストレージ

容量が足りない人・ビジネスで利用したい人向けにおすすめの有料オンラインストレージを5つピックアップしました。

InfiniCLOUD 880円/月~ 継続30日ごとにストレージの容量が10GBずつ増える特典あり。150日使えば+50GBにも。最大1500GBまで追加あり。
Box 2084.50円/月~ どのプランもストレージの容量が無制限なのが最大の魅力。1500以上のアプリケーションとの連携が可能でビジネス向け。
Fleekdrive 600円/月~ ストレージは10GB×ユーザー数で利用できるので、チームや部署単位の導入が可能。共同作業の機能を重視して開発されている。
使えるファイル箱 19,300円/月~ 1TBと3TBのプランがあり、どちらともユーザー数無制限。社員が多い企業ほどお得になる。国産なので問合せもしやすい。
DirectCloud 30000円/月~ 4種類の有料プランあり。どれもユーザー数無制限。1番高価なプレミアムプランは、AI機能が搭載されている。

どのストレージも有名どころなので、容量・機能ともに充実したものばかりです。コストで選んでみても良いかもしれません。

InfiniCLOUD

InfiniCLOUDのサイトトップ
公式:InfiniCLOUD

InfiniCLOUDは、長く使えば使うほどお得になるオンラインストレージです。その理由は、継続期間が30日すぎるごとに10GBずつストレージの容量が追加される特典があるからです。また、友達を紹介すれば最大1TBの容量追加など嬉しいメリットがたくさんあります。

長く使うことを前提とするなら、1番安い有料プラン880円/月からスモールスタートするのも良いでしょう。継続すればどんどん容量が増えるので、よほどデータが多くない限りは十分な仕様のはずです。

Box

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公式:Box

世界10万社以上の企業に導入されているBoxは、セキュリティが高いと評価されているオンラインストレージです。要素認証・電子透かしといった制御機能に、Box KeySafeやBox Shieldという独自のセキュリティ対策がされています。

有料プランは月額2084.50円からですが、どのプランもストレージの容量が無制限なのが魅力的です(ファイルアップロードの上限はあり)。1500種類以上のアプリケーションとの連携が可能なので、ビジネス向けのオンラインストレージと言えます。

Fleekdrive

Fleekdriveのサイトトップ
公式:Fleekdrive

Fleekdriveは、世界190ヵ国の企業が導入しているほど知名度があるオンラインストレージです。1番安い有料プランは、1ユーザーあたり月額600円と格安。ストレージは10GB×ユーザー数で利用ができるので、チームや部署単位での契約が可能です。

最大の特徴は、「ファイルコラボレーション」のコンセプトのもと、ひとつの仕事を複数の人が共同で進める「共同作業」にフォーカスして開発されているということです。チャットでリアルタイムにコミュニケーションをとりながらの共同編集が可能で、連絡待ちによって作業が中断する時間を削減。同じ場所で作業しているかのような密な連携が期待できます。

使えるファイル箱

使えるファイル箱のサイトトップ
公式:使えるファイル箱

使えるファイルは、1TBと3TBのプランがあり、どちらともユーザー数無制限です。社員数が多い企業ほど、導入コストが低くなります。ファイルサイズの上限もないので、どんなデータでも保存可能です。

セキュリティ性も高く、2段階認証や暗号化通信などが採用されています。運営会社が日本なので、問い合わせしやすいのもメリットと言えます。安いプランが19,300円/月なので高く見えますが、1GBあたり19.3円ほどなのでほかの有料版よりも実は低コストです。

DirectCloud

DirectCloudのサイトトップ
公式:DirectCloud

DirectCloudもユーザー数無制限で利用できるオンラインストレージです。「大容量ファイル」「重要ファイル」の転送が可能で、セキュリティ性が高いAWS環境を採用しています。テレワーク強化のためのストレージとして開発されたと言っても過言ではありません。

1番安い月額3万円のプランはストレージ容量が500GB、高額な月20万円プランは10TBと、容量ごとに4種類のプランがあります。1番高額なプレミアムプランでは、他社システムとの連携ができるうえ、AI機能が搭載されているという優れもの。機能と費用を考えると、むしろお得かもしれません。

買い切りタイプのおすすめオンラインストレージ

pClouのサイトトップ
公式:pClou

「pClou」は、数あるオンラインストレージの中で唯一、買い切りタイプのプランがあります。500GB・2TB・10TBのプランがあり、1番安いもので199USD(約31,735円)です。※2024年6月時点のキャンペーン価格

スイスを拠点とする企業が運営していますが、2020年に日本向けのオンラインストレージが販売されています。もちろん、日本語に対応しているので英語が出来なくても問題ありません。

データ同期、自動バックアップ、ファイル共有、データ復元など、基本的なオンラインストレージの機能は揃っています。使い続けるのであれば、3年ほどで元が取れる計算となります。

用途にあったオンラインストレージを選ぶべし

オンラインストレージに画像データを保存するイメージ

数あるオンラインストレージ。本記事で紹介したものので、名前すら聞いたことがなかったものもあるのではないでしょうか。個人で利用するなら、無料かつ容量が大きいものがおすすめです。しかし、ビジネスで利用するならそれ以外の機能にも注目したいところです。

共同編集、チャット、ファイル容量、マルチデバイスなど、どういった機能が必要なのか使用用途に照らし合わせて選びましょう。きっと業務効率化にも繋がるはずです。

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この記事を書いた人

おさだ
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、サングローブに入社。前職以外では、旅行・登山などアウトドア系の記事経験もあり。とにかく記事を書くことが大好きです。

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