
Peatix(ピーティックス)とは?手数料や選ばれる理由、集客で成果を出すためのポイント
Peatix(ピーティックス)とは、イベントの集客から当日の運営まで行えるイベントプラットフォームです。
オンラインセミナーなどで活用している企業もあり、Peatix内でフォロワーを管理したりチケットを販売したりできます。サポート体制もしっかりしているので、「イベントの運営方法が分からない」「集客がうまくできず参加者が集まらない」といった悩みを抱えている主催者からも支持を得ています。
この記事では、Peatixのサービス内容や主催者に選ばれる理由、集客の活用事例をイベント集客を成功させるポイントも踏まえてお伝えします。
目次
Peatix(ピーティックス)とは

公式サイト:Peatix
Peatix(ピーティックス)とは、イベントの集客からチケット販売、参加者管理まで一括で行えるイベントプラットフォームです。
イベントの主催者は、Peatixを通してターゲット層に告知をしたり、参加者に案内を送ったりできます。操作が簡単でサポート体制も整っているので、イベントの主催が初めての方でも使いやすく、スムーズに運営を進めることが可能です。
また、集客だけでなく、Peatix内でオンラインイベントを開催したり、参加者とコミュニケーションを図ったりすることも可能なため、企業のマーケティング活動やセミナー開催時にも使われています。
Peatixを利用する際の手数料

Peatixの手数料は、オンライン上で有料チケットが売れた際の決済処理費用にかかる手数料(4.9% + 99円/チケット1枚)のみです。初期登録料、月額費、掲載費は無料となっていて、当日現金払いでのチケット販売や無料で行うイベントに関しては手数料は発生しません。
オンライン上での有料チケットの販売に関しても、申し込み不要で利用を開始できるので、すぐにイベント運営を始められることはPeatixを活用する大きな魅力です。
Peatixのサービス内容

ここでは、Peatixが主に提供しているサービス内容を解説します。
- イベント集客
- チケット販売
- 参加者管理
- イベント当日の受付管理
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
イベント集客
Peatixでは、イベント主催者が参加者を集めることができます。
個々に提供されるイベントページはカスタマイズ可能で、ターゲット層に向けた集客を行ったり、ほかのユーザーに対してイベント情報を広めたりすることが可能です。また、イベント情報は、FacebookやTwitterで簡単にシェアできるため、SNSを活用した時代に沿う集客が行えます。
ユーザーは、一度イベントに参加すると企業のフォロワーになり、新しいイベントが開催された際に通知が届くようになります。フォロワー限定の告知もできるため、リピーターの獲得もしやすく、主催者と参加者のつながりを深められるでしょう。
チケット販売
Peatixでは、イベントチケットをオンライン上で販売できます。 チケットの種類や価格は自由に設定でき、イベントごとに柔軟な販売戦略を立てられます。
販売されたチケットは、デジタルチケットとして発行され、参加者のスマートフォンから簡単に確認可能です。主催者側は、紙のチケット印刷や郵送にかかるコストを削減できるため、運営の効率化にもつながるでしょう。
また、チケット販売ではクレジットカード、コンビニ決済、銀行振込など複数の支払い方法に対応しています。参加者が自己都合に合わせた方法でチケットを購入できるため、支払い手段の制約による顧客離れを防げます。
参加者管理
Peatixでは、イベントの参加者を管理することも可能です。 参加者の詳細情報は、購入時に自動で記録されるので、主催者は参加者数やチケットの支払い状況をリアルタイムで把握できます。
イベント開催時は、参加者へのメッセージ機能により、急な変更やキャンセルが発生した場合でも迅速に連絡でき、トラブルを最小限に抑えられるでしょう。また、Peatixではイベントが終了して終わりではありません。参加者をつなぐグループ機能を通して、次回イベントの案内を送れるため、リピーターの獲得やコミュニティの形成にも役立ちます。
イベント当日の受付管理
Peatixでは、デジタルチケットを通してイベント当日の受付管理を行えます。
受付は、参加者がスマートフォンでチケットを提示し、QRコードをスキャンするだけで完了します。 チケットはPeatixのアカウント情報に紐づいているので、本人確認の手間や混雑を減らし、当日はスムーズにイベントを開催できるでしょう。
また、オンライン上で受付データを管理することで、リアルタイムの正確な参加状況を把握できます。参加状況は、主催者がスマートフォンから都度確認できるので、手書きのリスト作成や口頭共有が不要となり、受付業務の負担を大幅に減らせます。
主催者にPeatixが選ばれる理由

ここでは、主催者にPeatixが選ばれる理由としてあげられる5つのポイントをお伝えします。
- サポート体制が充実している
- 初期登録料、月額費が無料
- オンライン・オフライン問わずイベント開催できる
- 参加者とやり取りしてリピーターを作れる
- サブスクリプションを設定できる
それぞれみていきましょう。
サポート体制が充実している
Peatixは、主催者向けに充実したサポート体制が整っているため、安心してイベント運営を始めることが可能です。例えば、集客に関する悩みを相談できる電話サポートやオンライン面談のほか、週に1度の集団説明会も開催しています。
また、有料集客サポートとして、イベントの上位表示や紹介メール配信、セミナー集客広告などのサービス提供も行っています。公式Youtubeでは、Peatixの使い方や活用のコツを配信しているので、分からないことがある場合は動画を参考にしながら実践的なノウハウを学べる点も選ばれる理由の1つです。
初期登録料、月額費が無料
Peatixでは、初期登録料、月額費が無料で始められます。
費用は、有料チケットの販売手数料に対してのみ発生し、イベントページの立ち上げから運営は全て無料で行えます。初期投資が不要でリスクを最小限に抑えられるので、イベントの規模に関わらず主催者が利用しやすいプラットフォームとなっています。
Peatixで利用できる無料機能は以下のとおりです。
- 参加者とのコミュニティページ作成・管理
- イベント告知ページの作成
- オンラインイベントの作成
- 無料チケットの販売
- 参加者に対する事前アンケートフォームの作成
- ユーザーへのイベント公開・Peatix内のイベント検索結果への掲載・関連イベントへの掲載
- おすすめイベントメールの自動配信
- 外部サイトへのイベント埋め込み
- 参加者管理
- アクセス解析
- 電子チケット発行・受付管理
- Peatix専用アプリの使用(要問い合わせ)
オンライン・オフライン問わずイベント開催できる
Peatixは、オンライン・オフラインイベントの両方に対応しています。イベントの形式にかかわらず、Peatix内で一括管理できるため、主催者はイベントごとに媒体を変える必要がありません。複数企画を同時に開催する場合でも運営が楽になるでしょう。
また、ライブ配信を組み込んだセミナーや、リアル会場と配信を同時に行うハイブリッド型イベントを行うことも可能です。ユーザーは場所を問わずに参加できるので、遠方に住んでいて会場まで足を運べないターゲット層に対する集客も実現しています。
参加者とやり取りしてリピーターを作れる
Peatixでは、主催者の情報が記載されたグループページで参加者とやり取りできます。グループページでは、過去のイベントの参加者や興味を持った人がフォロワーとして登録されるため、次回イベント開催時のリピーターを獲得しやすくなります。
また、フォロワーになった参加者に対して、イベント詳細を個別メッセージやリマインドメールで送ることも可能です。定期的に情報発信できるので、参加者との関係を維持しやすく集客にもつながるでしょう。
サブスクリプションを設定できる
Peatixでは、イベントの参加者に対してサブスクリプションを設定できます。
サブスクリプションでは、月額または年額の料金を設定でき、入会費も任意で決めることが可能です。会費を支払ったメンバーが解約しない限り、自動的にクレジットカードから引き落とされるため、安定した収益を得やすく集客にもつながります。
また、サブスクリプションの手数料は会費の10%で、初期費用や月額手数料は一切かかりません。加入者のみに送れる限定メッセージ機能もあり、限定イベントを開催したり特別な割引を適用したりと、リピーターの確保やコミュニティの形成ができるでしょう。
企業が行うPeatixを用いた集客の活用例

ここでは、企業が行うPeatixを用いた集客の活用例をご紹介します。Peatixを通したイベント開催により、企業の認知拡大や新規顧客の獲得が期待できるので、ご紹介する活用例を参考にしながら集客に役立ててみてください。
ビジネスユーザーに向けたセミナー案内
Peatixでは、一般向けのイベントだけでなく、ビジネスユーザー向けのセミナーを開催することも可能です。例えば、マーケティングに関するセミナーを開催した企業は、Peatix上で「マーケティング」「イノベーション」「経理」などのタグを設定し、興味関心のあるユーザーに届くようにしています。
一度セミナーを開催するとフォロワーがつくので、興味関心が限られる企業の情報を特定ユーザーに届けやすくなったり、自社に興味のあるユーザーの傾向を把握できたりします。
オンラインイベントの開催
Peatixでは、無料のオンラインイベントを開催する企業も多いです。
例えば、プログラミング講習、マーケティング戦略の講演、企業セミナーなど、企業の強みを生かしたオンラインイベントにより、自社サービスやブランドに対する認知拡大を図っています。
また、無料でイベントを開催することで、特定ユーザー以外の潜在層にも関心を持たれやすくなり、新規顧客を獲得できるようです。
最新技術の報告会を行う
Peatixでは、企業が最新技術の研究成果や新製品の体験会に活用している例もあります。
例えば、3Dプリンターの企業が海外動向の報告を行ったり、統計ソフトの企業が新しい製品を試す機会を設けたりしています。報告会を開催することで、業界関係者やユーザーに対して企業の技術力をアピールでき、ブランドの信頼向上と集客につながるでしょう。
また、グループページでは過去の報告会参加者に対して情報を届けられるため、興味関心のある層へのアプローチがしやすくなります。
Peatixの集客で成果を出すポイント

Peatixでの集客で成果を出すためには、以下の3つのポイントを抑えておくと良いです。
- アンケートフォームを活用する
- イベントごとに割引を適用する
- イベント告知をするターゲットを絞る
それぞれのポイントをくわしく確認していきましょう。
アンケートフォームを活用する
Peatixでは、チケット申し込み時にアンケートフォームを設置できます。
アンケートフォームの質問は自由に設定でき、イベントの目的に応じた質問を設けて効果的にデータを収集することが可能です。イベント前のアンケート実施により、参加者の関心が高いテーマが明確になり、ニーズを満たすコンテンツを提供できるようになるでしょう。
また、収集した情報を次回のイベント企画に生かすことで、参加者に刺さる魅力的なイベントとなりリピーターや新規参加者を獲得しやすくなります。
Peatixのアンケートフォームの設置方法は以下のとおりです。
- イベント編集画面の「5.設定|フォーム」→「フォーム設定へ」を選択する
- 「新しいフォームを作る」をクリックする
- フォーム名を設定する(参加者には公開されない)
- 「項目を追加」から設問を追加し、各項目を編集する
- 編集が終わったら、「フォームを作る」をクリックする
- 利用する」をクリックすると利用開始
※アンケートフォームの設置を辞めたい場合は、「フォーム設定へ」を選択しましょう
イベントごとに割引を適用する
Peatixでは、イベントごとに割引を適用して集客の拡大を図ることができます。例えば、早期申し込み割引により早めの参加を動機づけたり、団体割引チケットの作成により企業単位での参加を促進できたりします。
また、フォロワー限定でクーポンコードを発行することも可能です。定期的にイベントを開催していると、割引を目的としたフォロワーの増加も狙えるので、割引をうまく活用しながらリピーターを獲得してみると良いでしょう。
Peatixの割引コードの設定方法は以下のとおりです。
- イベント編集画面の「4.チケット」を選択
- 各チケットの右側にある「設定」 をクリック
- 「割引コード設定」→「割引コードを追加する」を選択
- 金額を入力し、「保存」をクリックすると設定完了
※「適用後の金額」欄には、割引後の金額を入力する
(例)3,500円のチケットを3,000円で販売したい場合、「3000」と入力する
イベント告知をするターゲットを絞る
効果的な集客を行うためには、イベント告知のターゲットを適切に絞ることが大切です。
Peatixには、イベントのカテゴリー設定やタグ付け機能があるため、ターゲット層に合わせて設定しておきましょう。検索機能やおすすめイベントの表示機能を活用し、ターゲット層が関心を持ちそうなキーワードを設定しておくことで、ユーザーにイベントを見つけてもらいやすくなります。
また、Peatixはイベントページの埋め込みコードを提供しているため、自社のウェブサイトやブログに組み込むことも可能です。URLを通したTwitterやFacebook、instagramへのシェアもできるので、ターゲット層が多く集まりそうなSNSにURLを公開し、他サービスからの流入を狙うとよいです。
Peatixのカテゴリーの設定方法は以下のとおりです。
- イベント作成画面「3.詳細」から「カテゴリー」を選択
- イベントに合う大カテゴリとサブカテゴリを選択し、「保存」をクリックすれば設定完了
Peatixを活用して企業の認知度を高めよう
Peatixは、イベントの集客・運営・管理を行えるプラットフォームとして、企業の広報活動の一環としても使用されています。利用料は無料で、気軽にイベントページを設置できるため、新規事業の認知拡大を図りたい際も始めやすく、リスクを抑えたイベント運営になるでしょう。
また、イベントを開催するだけでなく、フォロワー機能やサブスクリプション機能により、参加者と長期的な関係を築くことも可能です。オンラインイベントを開催したり、最新技術の報告会を行ったりと様々な活用方法があるので、Peatixを企業の認知度向上やイベント集客に役立ててみてください。
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