webサイト運営者必見!目を引く人物写真・物撮り写真
webサイトにおいて、ユーザーの目を引くポイントとなるのが掲載する「写真」。写真の良し悪しはサイト全体のイメージにも影響を及ぼし、サイトの集客効果においても写真で決まる部分は大きいでしょう。
情報メディア、ブログ問わず利用できる、汎用性の高い人物写真、物撮り写真の撮影方法を紹介します。
目次
webサイトの写真に必要なのはユーザーに与える「イメージ」
webサイトの場合、重要となるのが掲載する「写真」の選定です。写真はユーザーの目を引く役目を担うほか、文字では伝えきれない情報の伝達手段としても有効です。さらに、サイトの雰囲気作りや文章を読み飛ばしがちなユーザーの引き留めなど、活用次第で様々な役目を持たせることができます。
しかし、webサイト向けの撮影知識がないと、ただ写りが良いだけの写真を量産してしまうのではないでしょうか。webサイト用の写真に求められるのはデザイン面でのクオリティではなく、サイトの雰囲気やブランディング力を明確に伝える「イメージ」であり、写真に意味をもたせることが大事です。
つまり、サイト向けの写真を撮影する場合、高画質・高解像度など写真そのものの出来を追求するのではなく、サイトにもたらすイメージやユーザーに与える印象が優先事項といえます。それらを踏まえつつ、webサイトと相性の良い写真を撮影するための方法やコツ、注意点などを解説します。
まずは写真撮影の事前準備から始める
いきなり撮影を始めるのではなく、先にサイトの設計や撮影プランを行う必要があります。まずは、マーケティングの対象となる商品、事業やターゲットにしたい年齢層など、webサイトのコンセプトを決定しましょう。
コンセプトが決まったら、撮影したい写真を明確にするためサイトの大まかなレイアウト設計を行い、写真、文字の配置やカット数、シーン内容などを企画します。設計が終了したら、ロケハンを行いながら撮影の予定時間を決めます。人物写真の場合はモデルとなる被写体との打ち合わせが必要になり、また、日の入りや被写体の拘束時間などの兼ね合いから撮影時間が限られる可能性があるので、撮影のスケジュールはなるべく余裕を持って組みましょう。
撮影プランを立てたら、次は持っていく撮影機材の準備に入ります。撮影用のカメラと固定させる三脚は勿論のこと、状況に合わせて光源を調節するためのレフ板やストロボ照明、撮影用のスクリーンとして使用する無反射布など、オプションとなる機材も揃えておくとより効果的です。
人物写真の撮影ポイントは被写体の「視覚情報」
人の第一印象は55%が「視覚情報」によって決まるとされています。視覚情報とは目に見える情報のことで、つまり表情や仕草、姿勢といった人の立ち振舞いを指し、この中で最も優先される情報が顔の「表情」といわれています。
これは人物写真にもいえることで、被写体(モデル)の視覚情報はサイトのイメージにそのまま反映されます。例を挙げると、エステサロンのwebサイトでフェイシャルエステの写真を使う場合、被写体の表情が固くなっているとユーザーの印象が悪くなってしまいますが、穏やかな笑顔の表情であればプラスイメージになります。
人物写真の場合は、被写体の表情や姿勢などに気を配りつつ、ユーザーの印象に残るようなシーンを撮影しましょう。
被写体が複数の場合は画面内での「位置」が大事
複数の人物を同時に撮影する場合は、被写体の「位置」にも気を配る必要があります。被写体同士の距離が離れすぎていると、写真のサイズが大きくなりページを圧迫するだけでなく、一番見せたい「人物」が小さくなってしまいます。トリミングによる調整も可能ですが、人物が見切れてしまうなどの弊害があるので、撮影前に人物の位置関係を決めておきましょう。
なお、被写体が7~10人という集合写真を撮影するとなると、被写体全員を画面に収めるための工夫が必要になります。左右に全員を並べると横幅が広くなり見辛くなるので、上下左右に配置して一枚の画角に収まるよう位置関係を決めましょう。ただし、あまりに被写体人数が多すぎると画面内が情報過多になり、逆にユーザーの視線を逸してしまいます。webサイト向けに人物写真を撮影する際は、スタッフ紹介など集合写真の必要性がない限りは、必要最低限の人数に絞った方がユーザーの目を引く写真になるでしょう。
物撮り写真の撮影は「構図」が決め手
物撮り写真の際は、ユーザーの目に留まって欲しい物を目立たせる「構図」がベストです。ユーザーの注目は、大きい物体や色味の強い果実など画面内で「最も目立つもの」に集中します。
エステサロンの室内写真であれば、ユーザーが横たわるベッドを目立つように収めると良いですが、人の視線移動は端側から始まるので、中央ではなく左右のどちらかに寄せて配置すると、よりユーザーの目を引きやすくなります。また、背景の色相は統一すると物が際立つようになるので、ベージュベースの部屋ならベージュ系統のインテリアに揃えるなど、被写体周辺の環境も整えておきましょう。
撮影機材が揃っているなら「演出」を加えてみる
被写体に「演出」を加えることで、写真がユーザーに与えるイメージや印象は大きく変化します。例えば、明るく白い光で照らすと清潔感や新しさといった印象を与え、暖色系の淡い光源を入れると暖かなイメージになります。
また、被写体を光や色で主張をすると画面内のアクセントになり、ユーザーの目を引きやすくなります。光源を操作する場合は、室内の照明だけでは細かい調整ができないので、レフ板やストロボ照明などの撮影機材も活用し、後述する画像加工ソフトなども駆使しながら様々な演出を試してみましょう。
写真撮影は必ず被写体の「肖像権」に配慮すること
サイトに撮影した写真を掲載する場合、注意すべきなのが「肖像権」です。被写体に権利があるのは有名人や著名人だけでなく、一般の人々ももちろん当てはまります。人物だけでなく、物品に関しても「著作権」があるため注意が必要です。特に有名ブランドやキャラクターが描かれた商品など、撮影前に必ず確認をした方がいいでしょう。
販売目的のサイトへの写真利用は「商用利用」となるため、これらの権利を有した人物や物品を含む写真は、事前に使用許諾を取らないとサイトに掲載できません。許可を取らずに写真を掲載するとトラブルになり、場合によっては裁判に発展する可能性もあるので、たとえ被写体が自社のスタッフであっても当人の許可は必ず取るようにしましょう。
画像加工ソフトによる調整も活用すると便利
写真撮影の補助作業として、画像加工ソフトやアプリなどで調整する方法もあります。例えば、サイトのイメージカラーに合わせて色相を調整したり、不要な部分をトリミングしてサイズを整えたりすることです。画像加工ソフトは無料でダウンロードできるものもあるため、手軽に始めることができるでしょう。
ちなみに無料ソフトはアマチュア向けで機能が少ない場合が多く、有料ソフトはプロ向けで多機能である傾向が強いです。いきなり有料ソフトをダウンロードしても初心者の方の場合はすべての機能を使いこなせないこともあるかもしれないので、あくまでも自分のレベルに合わせて選びましょう。今や画像加工ソフトはいくつも存在しているので使いやすいものを見つけるまでは無料のもので使い比べてみるのもいいかもしれません。
画像加工ソフトがあると写真の用途をさらに広げることができ、見栄えの悪い写真でも加工次第では映える写真になることもあるので、失敗した写真も安易に削除せずに一度加工してみてください。ただし、webで見つけた画像やほかの方が撮影した写真など、著作権が他者にあるものの場合、加工が許可されているか確認を取る必要があります。
写真の集客効果は「百聞は一見に如かず」を体現する
写真がwebサイトにもたらす効果は多大で、写真の1枚1枚がサイトの運営力・集客力を左右します。写真撮影の技術を磨くことはコンテンツ力のアップにも繋がるので、webサイトで使う写真は外注ではなく自社で撮影することを推奨します。
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