ラッコキーワードの使い方や機能を解説!無料版・有料版の違いも紹介
ラッコキーワードは、SEO対策やコンテンツ制作に役立つキーワードリサーチツールです。無料版と有料版がありますが、無料版でもさまざまな機能を利用できることからキーワード選定ツールとして広く利用されています。
本記事では、ラッコキーワードの基本的な知識から使い方、無料版・有料版でできることについてくわしく解説します。ラッコキーワードに備わっている機能についても触れていますので、SEO対策で検索キーワードをお探しの方、コンテンツ制作でSEOを強化したい方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ラッコキーワードとは
ラッコキーワードとは、SEO対策におけるキーワードリサーチを強力にバックアップしてくれる優れたツールです。
ラッコキーワードを使えば、キーワード調査から記事作成、さらには競合サイト分析まで行うことができます。SEO対策におけるキーワード調査のほか、AIによる文章作成支援や話題になっている記事情報の取得なども可能です。
また、対策したいキーワードの周辺語や一緒に使用される頻度が高い「共起語」の抽出もできるなど、SEOの成功率を高めたいなら必須のツールといっても過言ではないでしょう。
しかし、すべての機能を利用できるわけではありません。 ラッコキーワードには無料版と有料版があり、使える機能に違いがある点に注意しましょう。
ラッコキーワードの無料版でできること
ラッコキーワードでは、無料版でも利用できる機能は充実しています。基本的な機能を無料で利用できますが、リクエスト回数に制限がある点に注意が必要です。
無料版では、以下の機能を利用できます。
機能 | 利用可能回数 |
---|---|
獲得キーワード調査 | 30回/日 |
集客コンテンツ検索 | 30回/日 |
AIによる提案 | 10回/日 |
各種キーワード調査 | 30回/日 |
見出し抽出/共起語取得/ 関連ハッシュタグ/ 潜在的な検索KW/質問(LSI/PAA) |
10回/日 |
上記の機能を活用すれば、キーワード調査やコンテンツ作成のヒントを得られます。なお、無料版の場合はページ内に広告が表示されますが、有料版にすると広告は表示されません。まずは無料版を試して、より詳細にキーワードを調査したい場合は有料プランを検討すると良いでしょう。
ラッコキーワードの有料版でできること
ラッコキーワードの有料版では、無料版の機能に加えて、より詳細なキーワード調査や分析、コンテンツ作成のサポート機能が充実しています。
ラッコキーワードの有料版で利用できる機能は、以下のとおりです。
エントリー | ライト | スタンダード | プロ | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 440円 | 990円 | 2,475円 | 4,950円 | 9,900円 |
獲得キーワード調査 | 1,500回 | 3,000回 | 10,000回 | 30,000回 | 50,000回 |
収集コンテンツ客検索 | 1,500回 | 3,000回 | 10,000回 | 30,000回 | 50,000回 |
一括キーワード調査 | 40回 | 100回 | 250回 | 500回 | 1,000回 |
高精度 AI による提案 | 3回 | 20回 | 50回 | 100回 | 200回 |
AIによる提案 | 500回 | 1,000回 | 2,500回 | 5,000回 | 10,000回 |
サジェストプラス | 100回 | 300回 | 1,000回 | 2,000回 | 5,000回 |
同時接続可能数 | 1名 | 1名 | 5名 | 10名 | 25名 |
各種キーワード調査 | 500回 | 1,000回 | 2,500回 | 5,000回 | 10,000回 |
方向抽出/共起語取得/ 関連ハッシュタグ/ 潜在的な検索KW/質問(LSI/PAA) |
500回 | 1,000回 | 2,500回 | 5,000回 | 10,000回 |
有料版では利用できる機能が大幅に増えるほか、プランによってリクエスト回数も異なります。また、440円から利用可能な料金設定は「Uber suggest(ウーバーサジェスト)」「Ahrefs(エイチレフス)」といった有料ツールと比べても格安です。
有料版の機能を活用することで、より効率的にSEO対策を行い、ウェブサイトへのアクセス数アップが期待できます。
ラッコキーワードの使い方
ラッコキーワードを使うには、まず新規登録してログインする必要があります。ログインしない場合、1日に5回までしかキーワードを調べられない制限がかかるため、ラッコキーワードの公式サイトにアクセスし、右上の「新規登録」ボタンから登録を済ませましょう。
新規登録を済ませてログインした後は、検索窓に調べたいキーワードを入力して右側の虫眼鏡マークをクリックします。キーワードの横に「サジェスト」「共起語」など調査したい項目がありますが、検索結果画面でもそれぞれの項目を選択できます。
クリックしたあとは、サジェストキーワードや関連キーワード、共起語、検索ボリューム、競合サイトなど、SEOに役立つさまざまなデータを取得可能です。その後、Googleのキーワードプランナーで月間平均検索ボリュームを調べれば、対策したいキーワードを比較できます。キーワードプランナーはGoogle広告のツールの事を指し、検索ボリュームは限られるものの無料で利用可能です。
ラッコキーワードの主な機能
ラッコキーワードには、コンテンツ作成やSEO対策に役立つさまざまな機能が搭載されています。主な機能は以下のとおりです。
- 集客コンテンツ検索
- 一括キーワード調査
- 記事タイトル生成(AI)
- 記事見出し生成(AI)
- 関連する疑問(AI)
- 関連キーワード(AI)
- サジェストプラス
- 見出し抽出ツール
- 共起語取得ツール
- 関連ハッシュタグ取得ツール
- 潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA)
- サジェストキーワード取得ツール
- Q&A取得ツール
- ニュース/話題の記事取得ツール
- Googleトレンドツール
- 周辺・連想語取得ツール
- 類語・同義語取得ツール
- サイト調査
上記の機能を活用することで、SEOに強く、ユーザーの検索意図とニーズに応えられる質の高いコンテンツを作成できます。それぞれの機能を使い方とあわせて解説します。
集客コンテンツ検索
「集客コンテンツ検索」は、キーワードを入力するだけで検索結果に表示されるWebサイトや記事コンテンツの推定流入数、月間検索数、検索順位が取得できる機能です。
例えば、ユーザーが「ラッコキーワード」というキーワードで上位表示を狙いたいとします。 その場合、「ラッコキーワード」と入力して月間検索数やSEO難易度を確認することで、自身のコンテンツ制作に役立てることが可能です。
検索結果ではコンテンツごとに検索順位も表示されているため、コンテンツ制作以外に広告の掲載先を見つけるといった方法も有効です。
一括キーワード調査
ラッコキーワードでは、複数のキーワードをまとめて調査できる「一括キーワード調査」機能が使用できます。
一括キーワード調査を使えば、「ラッコキーワード」を含めた複数のキーワードの月間検索数や競合性を確認できます。「どのキーワードを調査したら良いか分からない」という場合は、ラッコキーワードの「サジェストワード」機能でサジェストワードを洗い出してから利用するのがおすすめです。
記事タイトル生成(AI)
キーワードを入力するだけで、AIが検索ニーズをもとに記事タイトルの候補を自動で提案してくれる機能です。記事タイトルを考えるのが苦手な方でも、簡単に魅力的なタイトルを生成できます。
上の画像は、「ラッコキーワード」を入力して表示されたタイトル案です。ラッコキーワードを使えば、SEOに強く、ユーザーの検索意図とニーズに合致したタイトル候補を提案してくれます。
生成されたタイトル候補は、そのまま利用することも、自身で編集してより良いタイトルにすることも可能です。
記事見出し生成(AI)
ラッコキーワードの記事見出し生成(AI)では、キーワードとタイトルを入力するだけで自動的に記事の見出しを提案してくれます。
SEOのコンテンツ制作において、見出し作成は非常に時間のかかる作業です。記事見出し生成(AI)を使えば記事作成時間を大幅に短縮できるだけでなく、読者の検索意図とニーズに応えられる魅力的な見出しを作成できます。
また、作成された記事見出しについてはそのままコピーしてWordなどに貼り付けることも可能です。
関連する疑問(AI)
関連する疑問(AI)は、ユーザーが検索しそうな「関連性の高い疑問」をAIが自動で提案してくれる機能です。
上の画像は、「ラッコキーワード」と入力した場合に提案された疑問文です。これらの疑問文は、ユーザーが潜在的に抱えている疑問を具体的に示しています。
SEOにおいて、ユーザーが持つ疑問や悩みを解決するコンテンツ作成は非常に重要です。関連する疑問(AI)を取り入れることで、ユーザーが求めている情報を的確に提供できます。
関連キーワード(AI)
関連キーワード(AI)は、検索したキーワードと関連性の高いキーワードをAIが一覧表示してくれる機能です。
関連キーワード(AI)機能を使えば、ユーザーがどのようなキーワードで検索しているのかを把握できます。「サジェストワード」は対策したいキーワードを縦に掘り下げたい時に利用しますが、関連キーワードは横に広げる際に役立ちます。
関連キーワード(AI)で提案されたキーワードをコンテンツに組み込めば、より広範囲なユーザー層にアピールしつつ、上位表示にもつなげられるでしょう。
サジェストプラス
サジェストプラスはラッコキーワードの有料版に備わっている機能で、通常のサジェストキーワード機能よりも多くのサジェストワードを調査できます。またGoogle、Yahoo、Bingなどの複数の検索エンジンに対応しているため、検索エンジンごとにキーワードの取りこぼしなく分析できる点が魅力的です。
さらにサジェストプラスの画面内で「月間検索数の取得」も同時に実行できるため、キーワード選定を効率的に進められます。
見出し抽出ツール
見出し抽出ツールは、検索したキーワードからGoogle検索で上位表示されている20サイトの見出しやタグ構成を抽出できる機能です。
検索上位に表示されているサイトは、ユーザーの検索意図が満たされていると考えられます。そのため、SEO対策において上位サイトのコンテンツを分析することは非常に重要です。
見出し抽出ツールでは見出し構成のほかに平均の文字数や見出し数、ディスクリプションも確認できるので、コンテンツのボリュームの把握やコンテンツ制作に役立ちます。
共起語取得ツール
ラッコキーワードの共起語取得ツールでは、指定したキーワードの共起語を分析し、一覧で表示できます。
共起語を取得すれば、上位サイトがどのような内容でコンテンツ制作をしているのかをキーワード単位で分析可能です。例えば、「ラッコキーワード」と入力して検索すると、「ツール」「無料」「機能」といった共起語が表示されます。
ただし、共起語をたくさん盛り込めば上位表示されるものではない点に注意しましょう。共起語の他に周辺語や連想語も活用してユーザーニーズを満たすコンテンツ制作をするのがおすすめです。
関連ハッシュタグ取得ツール
関連ハッシュタグ取得ツールは、検索したキーワードと関連性の高いハッシュタグを一覧で表示する機能です。ラッコキーワードではInstagram、TikTok、YouTubeからハッシュタグを検索します。
関連ハッシュタグを調べることで、SNSでの発信に利用したり、競合他社がどのようなハッシュタグを使用しているかを分析したりできます。
また、表示されたハッシュタグについてくわしく分析したい場合は「深堀調査」のアイコンをクリックすれば再検索することが可能です。
潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA)
ラッコキーワードでは、ユーザーが検索する可能性のある「潜在的な検索キーワード/質問(LSI/PAA)」を抽出できます。LSIは「関連性の高い検索」、PAAは「関連する質問」のことを指します。
これらのキーワードは、そのキーワードを検索したユーザーが潜在的に知りたいであろう情報です。検索したキーワードのみでは認識しづらい潜在的な検索意図を分析するため、ユーザーが深く知りたい情報をコンテンツに盛り込むことができます。
サジェストキーワード取得ツール
サジェストキーワードとは、検索エンジンでキーワードを入力した際に予測表示される検索候補のことです。ラッコキーワードのサジェストキーワード取得ツールでは、Google、Yahooをはじめとした8種類の検索エンジンのサジェストキーワードを取得できます。
サジェストキーワードはユーザーが実際に検索する可能性が非常に高いため、対策したいキーワードにどのようなニーズがあるのかを把握できます。また、有料版であれば表示されたサジェストキーワードの月間検索数も取得することが可能です。
Q&A取得ツール
ラッコキーワードのQ&A取得ツールは、指定したキーワードに基づいて「Yahoo!知恵袋」「教えて!goo」に投稿された質問を一覧で取得できる機能です。
Yahoo!知恵袋や教えて!gooはユーザー同士で疑問を解決し合うQ&Aサイトで、ユーザーの検索意図を分析するのにも大いに役立ちます。
Q&A取得ツールを使うことで、ユーザーの潜在的なニーズを把握し、より検索意図に沿ったコンテンツを作成することができます。
ニュース/話題の記事取得ツール
検索したキーワードについて話題になっているニュース記事をまとめて取得できる機能です。
例えば、「ラッコキーワード」というキーワードを入力すると、ラッコキーワードのユーザーが20万人を突破した記事やAI機能を搭載した記事が表示されます。SEOに関する最新ニュースや話題の記事を一覧で表示してくれます。
ニュース/話題の記事取得ツールを使えば、
- 世の中のトレンドや最新情報を得る
- 競合サイトがどのような情報発信をしているかを知る
- 記事のネタ探しに活用する
など、さまざまな用途で活用できます。
Googleトレンドツール
ラッコキーワードには、Googleトレンドのデータを確認できる機能があります。Googleトレンドではキーワードの検索ボリュームの推移や、関連キーワード、関連トピックを確認することができます。上の画像は、「ラッコキーワード」のキーワードで検索した結果です。
Googleトレンドツールを活用すれば、対策したいキーワードの検索推移が一目で分かります。キーワード選定や記事作成のタイミングを最適化したい場合は積極的に活用しましょう。
周辺・連想語取得ツール
周辺・連想語取得ツールは、入力したキーワードと関連性が高い単語を取得できる機能です。
例えば「旅行」というキーワードを入力すると、「新婚旅行」「家族旅行」「旅行会社」といった関連性の高い周辺語や連想語が表示されます。周辺・連想語取得ツールを使うことで、記事に盛り込むキーワードのバリエーションを増やすことができます。
しかし、取得したキーワードを不自然に盛り込みすぎると読みづらい記事になってしまう可能性があるため注意しましょう。
類語・同義語取得ツール
指定したキーワードの類語や同義語を一覧で表示する機能です。コンテンツ作成時に表現の幅を広げたり、ユーザーの検索意図に合致したキーワードを選定したりする際に役立ちます。
例えば、「旅行」というキーワードを入力すると、「トラベル」「トリップ」「周遊」といった類語や同義語が表示されます。
類語や同義語を調べておけば、コンテンツ内で同じ言葉を繰り返し使用することを避け、より自然で読みやすい文章を作成することが可能です。
サイト調査
Google検索において、100位以内にランクインしているキーワードの一覧が取得できる機能です。調査したいサイトのURLを検索窓に入力して検索すると、ランクインしているキーワードの月間検索数や検索順位が把握できます。
サイト調査の機能は自社サイトの分析に役立つ以外にも、競合サイトのURLを検索すれば競合サイトがどのようなキーワードでランクインしているかを把握するのにも使えます。
ラッコキーワードを活用して業務を効率化しましょう
ラッコキーワードは、コンテンツマーケティングやSEO施策などを効率化するさまざまな機能を搭載しています。
無料版は1日の利用回数に制限があるものの、基本的な機能は利用できます。ただし、出力するキーワードを増やしたい場合やよりくわしくキーワードを分析したい場合は、有料版を検討してみましょう。有料版には無料版よりも多くの機能が搭載されているため、さらに効率的に業務を進めることができます。
ラッコキーワードを活用すれば、キーワード選定の作業を効率的に進められるほか、検索意図を満たしたSEO記事を作るのにも役立ちます。
また、YouTubeやInstagramなどのSNSの活用に役立つ点も魅力です。ぜひラッコキーワードを活用してみてください。
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