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検索順位チェックツール12選!無料ツールと有料ツールの違いや選ぶ際のポイントも解説

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SEO

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自社サイトのSEO対策の成果を測る指標として、検索順位の推移を把握することは非常に重要です。

しかし、検索エンジンでひとつひとつキーワードを打ち込み、自社サイトが何位なのか確認するのは、手間も時間もかかってしまいます。

この作業を効率化してくれるのが「検索順位チェックツール」です。順位を調べたいサイトのURLとキーワードを入力するだけで、簡単に検索順位を確認できるほか、ツールによっては毎日自動で順位を調査しデータとして保存してくれるものもあります。

本記事では、数ある検索順位チェックツールの中からおすすめのツールを、無料版6製品・有料版を6製品紹介します。検索順位チェックツールの選び方にも触れていますので、参考にしてみてください。

検索順位チェックツールを活用する必要性

検索順位チェックツールの導入はSEO対策をするうえで必須といっても過言ではありません。自社サイトに検索流入を増やすため、本格的にSEO対策に取り組むには、日々の検索順位の動向を把握しておく必要があります。

各ページに設定しているキーワードの日々の検索順位を把握しないことには、サイトのSEO対策が上手くいっているのかどうかの判断ができません。ツールによっては過去の検索順位の変動も把握できるため、自社のSEOが適切か判断でき次の施策につなげられます。

しかし、複数のキーワードを1つずつ検索し、順位を見ていくのは手間も時間もかかるもの。そんな順位のチェックを効率化してくれるのが、検索順位チェックツールです。

検索順位チェックツールで使える機能

検索順位チェックツールの種類は、自社サイト検索順位の確認のみができるツールから、検索順位の改善にもつながるツールまで多岐にわたります。

検索順位チェックツールに搭載されている機能でよく見かけるものを以下にまとめました。

  • 複数のキーワードでの検索順位を確認
  • 順位結果のCSVファイル出力
  • 競合サイトの順位も確認
  • 順位を取得しているページ/URLの確認
  • その他のSEO対策機能の利用

ツールによって機能が異なるため、自社に必要な機能を見極めてツールを選択しましょう。

複数のキーワードでの検索順位を確認できる

主な機能は、指定したキーワードでの検索順位の調査です。

指定できるキーワード数はツールによりますが、有料版では数万個、無制限のキーワード登録のできるツールもあります。複数のキーワードの検索順位を把握できるため、自社サイトがどのようなキーワードに強み・弱みを持っているか把握でき、それぞれのキーワードに対して適切な対策を取ることができます。

また、順位は検索エンジンによっても異なります。Yahoo!はGoogleの検索エンジンの仕組みを採用しているため検索結果はほぼ同じですが、Bingでは違った検索順位になる場合があります。

Google以外の検索エンジンでの順位も調査できるツールもあるため、自社のSEO対策に合わせて活用しましょう。

結果をCSVファイルで出力できる

検索順位チェックツールの多くは、調査結果のCSVファイル出力も可能です。

ExcelやGoogleスプレッドシートなどに検索順位のデータを蓄積して、関数を使って多角的に分析したいという人もいるでしょう。

ツールによっては検索順位の変動履歴をツール自体に保存できるものもあります。それとは別に、Excelなどにデータを移行して分析したい場合は、一つひとつのデータを転記する必要があるため、膨大な手間がかかります。

順位の調査結果をCSVファイルで出力できれば、スムーズに他のツールにデータが移行できるため便利です。

競合サイトの順位も確認できる

検索順位チェックツールによっては、競合サイトの順位を確認できるものもあります。

例えば、自社サイトの検索順位が下がった場合、競合サイトが自社サイトよりも上位になったことになります。今まで自社サイトよりも下位だった競合サイトが上位になったということは、競合サイトは何らかのSEO対策を行った成果が出ていると考えられます。もしくは、Googleの評価基準が変更になった可能性などあるでしょう。

そのようなときに競合サイトをチェックしていると、自社サイトの足りない部分や競合サイトよりも劣っている部分が見つかる場合があります。その点を改善することで、再び自社サイトの順位向上が期待できます。

また「今まで1位だった競合サイトが急激にランクダウンした」という場合には、アルゴリズムの大幅な変更があった可能性が考えられます。いち早く順位の変動に気づければ、即座に対策を取ることもできるでしょう。

このように、競合サイトの順位の変動にも気を配ると、自社サイトの改善や先手を打った対策ができます。

順位を取得しているページ/URLの確認

検索順位チェックツールでは、登録したキーワードで順位を取得したページの確認できる機能を搭載したものもあります。「SEO対策を意識したページは覚えているからそんな機能必要ないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、意図せず別のページが順位を取得していることもありうるのです。

SEO対策を行う上で避けなければならない状況のひとつに、「カニバリゼーション」というものがあります。SEOにおけるカニバリゼーションとは、似た内容のページが同じキーワードで競合している状況のことを指します。

検索順位チェックツールで、同じキーワードで複数のページが順位を取得している場合はカニバリゼーションが起きていると判断できることもあるため、そういった対策にも効果を発揮します。

なお、カニバリゼーションについてもっとくわしく知りたいという方は以下のページにて解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>>SEOにおけるカニバリゼーションとは?起きる要因と確認方法・解消法を解説!

その他のSEO対策機能も利用できる

検索順位チェックツールの中には、検索順位の調査以外にもSEO対策機能が搭載されているものもあります。

例えば、キーワードごとのユーザーの検索意図を分析できるツールを活用すると、ユーザーがどのような意図でそのキーワードを検索しているか把握できます。そのため、ユーザーの意図に合わせたコンテンツ制作がしやすくなります。

また、自社サイト内の改善ポイントを分析できるツールでは、HTML記述の最適化やモバイルデバイス対策などができ、内部対策を強化できます。

さらに、SEO対策による自然検索での順位の変動だけでなく、リスティング広告やローカル検索の検索順位を調査できるツールもあります。

多様な機能を活用することで、自社サイトを強化して検索順位の向上を目指しましょう。

検索順位チェックツールを選ぶ際のポイント

検索順位チェックツールの種類は多岐にわたるため、自社に合ったツールを選びたい場合は複数を比較することがおすすめです。比較の際には以下のポイントを意識しましょう。

  1. コスト
  2. 登録できるキーワード数やサイト数
  3. クラウド版かインストール版か
  4. 検索順位チェック以外の機能

1.コストで選ぶ

まずはコスト面です。最低限、そのときの順位だけ知ることができれば良いという人は無料ツールでも良いかもしれません。一方で、過去の順位履歴や毎日自動で順位チェックをしてほしいなど機能が充実している方が良いという方は有料ツールが向いているでしょう。

もちろん自社の予算との兼ね合いであったり、費用対効果を予測したりして選ぶことも重要です。

サイトの規模によって予算をかけられるコストもかわると思いますので、自社の状況にあわせて判断すると良いでしょう。

2.登録できるキーワード数やサイト数で選ぶ

検索順位チェックツールによって登録できるキーワード数やサイト数は異なります。無料で使えるツールの中にはキーワード数が限られているものもありますが、有料ツールの中には数百~数万に対応しているものもあります。

また、複数のサイトを運用している場合は、注意が必要です。ツールによっては1つのサイトにしか対応していないものもあるため、複数のサイトをひとつのツールで管理したい場合は、登録できるサイト数が多いものを選ぶとよいでしょう。

3.クラウド版かインストール版かで選ぶ

クラウド上で使えるか、インストールしなければ使えないか、という点も重要なポイントです。

クラウド版はインターネットのブラウザからすぐにアクセスできるため、手軽に利用できます。一方のインストール版はソフトを起動して利用するため、インストールしたパソコンでしか利用できない点には注意が必要です。

担当者が複数おり、それぞれのパソコンで見れるようにしたいのであれば、クラウド型がよいでしょう。

4.機能で選ぶ

ツールによって機能が異なるため、使いたい機能で選ぶのもおすすめです。

単に検索順位の調査だけで構わないのか、検索順位を上げるためのSEO対策機能も使いたいのか、といった視点でツールを比較しましょう。

まずは必要な機能を洗い出してからツールを比較すると、スムーズに選定できます。

【無料】検索順位チェックツール6選

それでは、本題の検索順位チェックツールを紹介していきます。まずは、無料で利用できる6製品をご紹介。特徴についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

GMO順位チェッカー

出典:ずっと無料プラン登場!-GMO順位チェッカー|クラウド型 検索順位チェックツール【公式】SEOツール

「GMO順位チェッカー」は「ずっと無料プラン」のあるクラウド型の検索順位チェックツールです。クラウド型なので、Windows、MacとOSに関係なく利用できます。

自動順位取得やレポートの作成、SEO難易度の表示など、順位チェックだけでなくさまざまな機能を搭載している点も魅力のひとつです。

無料プランでは、登録URLが1件、登録できるキーワード数が1件と限られていますので、とりあえず検索順位チェックツールがどういったものなのか知りたい、試してみたいという方におすすめといえます。

もっと多くのキーワードの検索順位をチェックできる有料プランもあり、月額485円(税込)から利用が可能です。登録したいキーワード数によってプランを検討するとよいでしょう。

参考:プラン一覧:価格・キーワード数:GMO順位チェッカー

検索順位チェッカー

出典:検索順位チェッカー – Google、Yahoo、Bingの検索順位を簡単チェック!!

「検索順位チェッカー」は、Google、Yahoo!、Bingの3つの検索エンジンに対応し、パソコンとスマートフォンの検索順位を調査できます。

キーワードは1回につき5つ指定でき、100位までの順位をクラウド上で調査可能です。半角スペースを空ける、AND検索にも対応しています。

同じブラウザであれば調査結果を1年間保存できる機能や、検索順位の結果をCSV形式でダウンロードする機能も使用することができます。検索順位チェックツールを無料で利用したいが、CSV出力できるものが良いという方におすすめのツールです。

ohotuku.jp 順位チェック

出典:順位チェック(検索順位チェックツール)|SEOチェックのためのSEOツール集 ohotuku.jp

SEO対策に使えるさまざまなSEOツールを利用制限なく提供している「ohotuku.jp」では、Googleは100位まで、Yahoo!は10位までの検索順位を確認できる機能があります。

過去の調査履歴を保存できるため、同じURLとキーワードで順位を調査したい場合は、履歴の中から選択するだけで調査が可能です。

ただし1回に指定できるキーワード数は3つまでです。複数のロングキーワードでSEO対策をしている場合は、複数回に分けてチェックする必要があります。

SEOチェキ!

出典:SEOチェキ! 無料で使えるSEOツール

「SEOチェキ!」はクラウド版SEOツールです。検索順位のチェックだけでなく、サイト内のSEO対策チェックやキーワードの出現頻度なども調査できます。

GoogleとYahoo!に対応し、3つのキーワードを指定可能です。Googleは100位まで、Yahoo!は10位までの順位を確認することができます。

CSVファイルでの出力はできませんが、機能やインターフェースがシンプルで使いやすいツールです。

SERPOSCOPE

出典:Serposcope – Free rank tracker for SEO

「SERPOSCOPE」は、パソコンにインストールして使用します。

Googleのみの対応で、調査するWEBサイトURLやキーワードを無制限で登録できる点が特徴と言えます。また、競合サイトの検索順位もチェック可能なので、自社サイトと競合サイトの順位変動を把握できます。

さらに計測時間を設定すれば、1日1回自動で順位をチェックしてくれるため、調査する手間も削減できる点は魅力的といえるでしょう。

ただし、デメリットとして、日本語化されていない点とGoogleの順位のみしか計測しないという点が挙げられます。UIを気にせず、Google以外の検索エンジンは調査しなくてよければおすすめのツールです。

Google Search Console

出典:Google Search Console

Googleが無料で提供しているSEOツール「Google Search Console」にも、検索順位をチェックする機能が搭載されています。

順位だけでなくクリック数や表示回数などのデータも取得でき、自社サイトのパフォーマンスを多角的に分析できます。

ただし自社サイトしか調査できないため、競合サイトも調査したい場合は他のツールも併用すると良いでしょう。

【有料】検索順位チェックツール6選

有料で提供されている検索順位チェックツールは、無料版と比較して機能面が充実しています。なかでも、おすすめの5製品について、特徴を紹介します。

GRC

出典:SEOツールラボ

「GRC」はSEOツールラボが提供しているインストール型の検索順位チェックツールです。Google、Yahoo!、Bingに対応しています。

無料プランもありますが、登録できるURLやキーワード数を増やしたい場合は有料プランを選択しましょう。月額2,475円(2024年7月現在)のアルティメットプランでは登録数が無制限となります。

指定した時刻やGRC起動時に、自動で検索順位を取得することも可能で、どのページが順位を取得しているかまで確認ができます。もちろん、レポート印刷も可能です。Macでの利用も可能ではありますが、直接インストールしての利用はできません。くわしくは、GRC公式サイトの「MacでGRCを利用する方法」をご確認ください。

Rank Tracker

出典:Ranktracker:効果的なSEOのためのオールインワン・プラットフォーム

インストールして使用する「Rank Tracker」は、自社サイトだけでなく競合サイトも調査できるツールです。

日次、週次、月次の順位をグラフ化してくれるため、順位の変動を直感的に把握して対策を打つことができます。

Google AnalyticsやGoogle Search Console、そのほか複数のキーワード調査ツールとも連携でき、自社サイトで強化すべきキーワードを提案してくれる点も特徴です。

BULL

出典:検索順位を自動チェック!- BULL【検索順位チェックツール】

「BULL」はクラウド上で使用でき、調査したいURLとキーワードを登録するとPCを立ち上げずとも毎日自動で順位調査をしてくれるツールです。管理画面はスマートフォン対応なので、外出先や休日でも気になったらすぐに確認できます。

また、BULLは自社だけでなく、クライアントのSEO順位を管理している企業にとっても便利なツールです。有料オプションではありますが、クライアントログイン機能という、データ共有が可能な機能もつけることができ、特定のフォルダにIDとパスワードを設定して、キーワード順位を共有することができます。

料金プランは5つで、登録できるURLやキーワードの数が異なるため、自社に合ったプランを選択できる点も魅力です。

Gyro-n SEO

出典:月額500円から使える検索順位チェックツール「Gyro-n」

「Gyro-n SEO」は検索順位のチェック機能以外にもSEO対策に関する多様な機能が搭載されています。

毎朝自動で順位を計測してくれて競合サイトも調査可能なので、優先的に対策すべきWEBページやキーワードを把握できます。

また、対策すべきキーワードを提案してくれるキーワード候補機能や、内部対策状況を把握できるページ分析機能など、さまざまなSEO対策機能が充実しています。

MIERUCA

出典:コンテンツマーケ・SEO対策ツール-ミエルカSEO

「MIERUCA」は現在の検索順位だけでなく、適切なSEO対策をして、順位が上がった場合を想定した流入数やコンバージョン数も予測してくれるSEOツールです。

現在の課題を抽出して改善点を提案してくれるため、自社がやるべきSEO対策を具体的に把握できます。

また、現状でライバル視しているサイトだけでなく、直近で流入が増加してきたサイトも検知するので、先手を打った対策が可能です。

キーワードファインダー

出典:キーワードファインダー- KEYWORD FINDER

キーワードファインダーは、毎日の順位チェックはもちろんのこと、最大7社までの競合比較や、想定流入キーワードの表示、対策すべきおすすめのキーワードを提案してくれる機能など、SEO対策のキーワードに関連するあらゆる豊富な機能を実装したツールです。

また、クラウド型の検索順位チェックツールですので、スマホでもデータを閲覧することができます。

すでにSEO対策を始めてから月日がたったサイトでもこれから対策を始めるサイトでも、どちらでも使い勝手の良いツールといえるでしょう。

検索順位チェックツールを活用してSEO対策の成果を測ろう

自社サイトのSEO対策が検索エンジンに評価されているか確認するためには、検索順位のチェックが欠かせません。検索順位チェックツールを活用することで、狙ったキーワードでの順位を自動で取得でき、検索順位の確認が効率化します。

検索順位チェックツールを活用して、検索順位を定期的に確認しながらサイトを改善していくと、検索エンジンからの評価も向上し検索順位への好影響も見込めるでしょう。サイトの集客効果が高まり、多くのコンバージョンが期待できます。

今回は無料ツールと有料ツールを合計10製品紹介しました。ツールを選ぶ際には「コスト」「キーワード数」「クラウド版・インストール版」「機能」を確認し、最適なツールを見極めることがポイントです。

SEO対策に力を入れている方は、ぜひ検索順位チェックツールを活用して、自社サイトのSEO対策の成果を測定しましょう。

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この記事を書いた人

いまい
サイト運営歴15年以上。立ち上げたサイトは数知れず。SEO、メルマガ、広告、YouTube、手あたり次第が過ぎて、何も身になってないことに最近気づく。もう少しだけ、Web業界にしがみついていたい。

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