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SEO対策の手法・具体的なやり方を基本から実践まで解説

SEO対策の手法・具体的なやり方を基本から実践まで解説

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SEO

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Webサイトの検索流入アップや、狙っているキーワードで上位表示を狙っていくためには、SEO対策の正しい手法を知っておく必要があります。

Webサイトを開設したものの一向にアクセスが増えないとお悩みの方は、本記事のSEO対策の手法を参考に、サイトの改善を図ってみてください。

当メディアで実際に実践し、効果の出ている施策や、SEO対策を行ううえでの考え方などをお伝えしています。

SEO対策とは

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。

「SEO対策=検索エンジンで上位表示させるための手法」と考える方も少なくないと思いますが、SEO対策が検索エンジン最適化だと考えれば「検索エンジンに向けてサイトやコンテンツを最適化することで、検索エンジンから正しく評価してもらうための施策」と捉えることもできます。

SEOと向き合ううえで、SEO対策をすれば上位表示されるという短絡的な思考をするのではなく、「SEO対策=検索エンジンに評価されやすいWebサイトを構築する手法」として捉え、取り組んだ方がうまくいきやすいでしょう。

SEO対策はGoogleに向けて行うもの

引用元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan

日本における検索エンジンのシェア(2022年5月)

  • Google 76.39%
  • Yahoo! 16.22%
  • Bing 6.73%
  • その他 0.53%

上記のようなシェアになっており、Google一強といって差し支えない状況だといえます。

Yahoo!もGoogleの検索エンジンを利用している

Googleに次いでYahoo!の利用者も多いですが、Yahoo!の検索エンジンの中身はGoogleです。そのため、Googleに向けてSEO対策を行うことは、同時にYahoo!検索の対策にもなります。

日本において、SEO対策はGoogleに対して行うものだと考えておけば問題ありません。

Yahoo!とGoogleとで検索結果が異なる理由

Yahoo!の検索エンジンの中身がGoogleだと述べましたが、検索結果を見ると、完全に一致しているわけではありません。

両者で検索結果が異なる理由としては

  • 検索エンジンは同じだがYahoo!とGoogleとで広告面が異なる(広告出稿に関しては両社で別のシステムを採用している)
  • Yahoo!はYahoo!ショッピングやヤフオクなどの自社サービスのコンテンツや、子会社のZOZOTOWN、mybestなどのページを検索結果に表示している

上記のような理由から、Yahoo!とGoogleとで若干検索結果の表示が異なっています。

SEOで上位表示されたときのクリック率の目安

検索順位 クリック率(CTR)
1位 13.94%
2位 7.52%
3位 4.68%
4位 3.91%
5位 2.98%
6位 2.42%
7位 2.06%
8位 1.78%
9位 1.46%
10位 1.32%

引用元:https://www.seoclarity.net/mobile-desktop-ctr-study-11302/

検索キーワードや業種によって、クリック率は変わってきますが、そういった要素を抜きにした順位別のクリック率が上記表になります。また調査した企業によって数字にばらつきがあるので、あくまでも参考値として捉えてください。

月間検索ボリューム10000のキーワードで1位を獲得した際は、おおよそ1400人/月のアクセスが期待できるという予想が立てられます。

SEO対策に取り組む前に把握すべきメリット・デメリット

SEO対策は相対評価であり、すでに市場として飽和している状態といえます。そのため安易な気持ちで取り組んでも結果を出すことは簡単ではありません。

Googleで上位表示させて、見込み客を獲得しようと考えているのであれば、SEO対策のメリットとデメリット、リスクについて把握したうえで、参入するかを判断するようにしましょう。

メリット

  • 広告費をかけずに見込み客を集客できる
  • 長期的にコンテンツを作成することでサイト(ドメイン)の評価が高まり資産となる
  • 上位表示されることでブランディングになる
  • 見込み客が検索するキーワードで上位表示されると費用対効果が抜群に高い

SEO対策のメリットは、なんといっても広告費をかけずに見込み客を集められることです。

また長期的にユーザーに役立つコンテンツを発信していくことで、サイト(ドメイン)の評価が高まり、資産価値を持つようになります。

加えて、上位表示することで多くの人の目にとまるようになるため、認知向上やブランディングにもつながります。

デメリット

  • 長期的な集客施策となるので、即効性は期待できない
  • アクセス数の制御ができない
  • 広告費はかからないが、コンテンツ制作に対して時間的金銭的コストが発生する
  • 業種やキーワードによっては上位表示の難易度が高い
  • Googleのアップデートによって、検索順位が大きく下落する可能性があるため、安定した集客を見込めない場合がある

SEO対策のデメリットは即効性が期待できないことです。Googleのアルゴリズムに検索順位が左右されるため、確実性や安定性といった面でのリスクがあります。

また、上位表示された際に自社の受け入れ可能なキャパシティを越えた集客や問い合わせが来てしまい、対応し切れずに顧客に迷惑をかけてしまったり、急なスタッフの増員が必要になったりする可能性もあります。

SEO対策は長期的な施策であるため、デメリットやリスクをしっかり理解したうえで、取り組むことが大切です。

SEO対策を行うまえに目を通しておくべきGoogleのガイドライン

SEO対策はGooleに向けて行うものであるため、まずGoogleのガイドラインには必ず目を通しておきましょう。

SEO対策に”答え”はありませんが、Googleのガイドラインを把握しておくことで、Googleがどういったサイトを評価しているのかを理解する助けになります。

Google 検索セントラル

Googleが重視する評価基準

Googleで上位表示や、検索流入を狙っていくのであれば、Googleが重要視している評価基準について把握しておかなくてはなりません。

現在のアルゴリズムで特に重要視されている評価基準であるE-A-TとYMYLについては、SEOに本格的に参入すべきかどうかの判断材料になるものなので、SEO対策に取り組む前に理解しておくようにしましょう。

E-A-T

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

Googleがコンテンツを評価するうえで、専門性、権威性、信頼性の高いサイト・ページを重視すると公式に明示しています。

例えば、健康についてのテーマで全く同じ内容の書かれている2つのページがあった場合、一方が医療とは無関係の人が書いた記事で、他方が医師が書いた記事だとすると、GoogleはE-A-Tの観点から、後者のページを評価するというものです。

検索ユーザー側からしても、医療について専門的な知識を持たない人の書いた記事と、医師が書いた記事であれば、後者の方を参考にするでしょう。

特に後述するYMYL領域のコンテンツは、このE-A-Tが重要視される傾向にあります。

出典:Googleの品質評価ガイドライン(General Guidelines)p19

YMYL

YMYLは、Your Money or Your Lifeの頭文字を取った略語です。「人々のお金、健康、生活に大きな影響を与えるジャンル」のことで、このジャンルにおける検索結果は、特に厳格な評価基準が設けられています。

  • ニュース、時事問題(すべてのニュースがYMYL領域に含まれるわけではない)
  • 政治、経済
  • 法律、金融、保険
  • 医療、健康
  • ショッピング
  • 人種、宗教など

また、上記には含まれていないですが、美容や転職なども人生や生活に大きな影響を与えるトピックとして扱われています。

YMYL領域でGoogleから評価を得るためには、前述したE-A-Tを高めることを意識したサイトの運営やコンテンツの作成が求められます。

出典:Googleの品質評価ガイドライン(General Guidelines)p10

SEO対策で上位表示するための手法、考え方のポイント

当メディアを運営し、複数のキーワードで上位表示をさせてきた経験則から、特に重要だと感じられるSEO対策の手法や考え方、ポイントを紹介します。

キーワードの調査・選定をする

SEO対策を行ううえで、キーワードの選定は非常に重要です。

コンテンツを制作するまえに、どういったキーワードで上位表示をさせたいのかを明確にし、そのキーワードで検索するユーザーが何を求めているのか。その検索意図に応えるコンテンツを作成していく必要があります。

また、SEO対策は基本的に1ページに対して1つのキーワードで対策していきます。
1ページ内で複数のテーマのキーワードを盛り込むと、記事の内容がブレてしまい、Googleから評価されづらくなってしまいます。

候補キーワードで検索した際の検索結果を分析する

狙っているキーワードで実際に検索をした際に、検索結果にどのようなページが並んでいるのかも確認する必要があります。

  • 記事コンテンツ
  • ランキング、比較記事(〇〇選のような記事)
  • サービスサイト
  • ニュースサイト
  • 行政のサイト
  • 医療関連サイト

1ページ目に比較記事ばかり並んでいるようなら、ユーザーが求めている情報が商品やサービスの比較記事であるとGoogleが判断している可能性が高いと考えられます。

こうした検索結果のなかで、ハウツー系の記事コンテンツで勝負しようとしても、ユーザーのニーズを満たす記事ではないと判断され、上位表示にいたらない可能性が高まります。

上位表示しているページの傾向を分析し、狙っているキーワードに対して、どのようなコンテンツが求められているのかを確認するようにしましょう。

ユーザーの検索意図を把握する

キーワードを決めたら、そのキーワードで検索するユーザーがどんな情報を求めているのか(検索意図)を調査する必要があります。

Googleはユーザーの求めている情報が掲載されているページを上位表示させる傾向にあるため、検索意図に対して的外れなコンテンツはGoogleから評価されにくくなるからです。

検索意図を調べる方法

上位表示されているページから推測する

Google検索で上位表示されているページ=Googleがユーザーの検索意図を満たしていると判断しているページだと考えられるため、上位表示されているコンテンツがどういった内容を盛り込んでいるのかを確認しましょう。

ただし、まったく同じ構成・内容を書いても、すでに既知の情報として扱われ、評価は限定的になるので、独自の見解や意見などを盛り込むことも大切です。

Q&Aサイトを活用する

Q&Aサイトはユーザーの生の声が数多く投稿されています。想像だけでは補えないユーザーのニーズや悩みを拾うことができるうえ、何よりユーザーが本当に必要としている情報が何かを掴むことができるでしょう。

検索意図にマッチしたコンテンツを作成するうえで、役立つ質問や回答が多く、またベストアンサーに選ばれた回答は、それこそ質問者のニーズを満たしている情報といえるでしょう。

Yahoo!知恵袋教えて!gooなどのQ&Aサイトは、検索意図を満たすコンテンツの作成にこれ以上ないヒントとなるはずです。

Googleから評価されやすいコンテンツの傾向

キーワードが決まり、そのキーワードで検索するユーザーのニーズを把握できて、ようやくコンテンツの作成を開始することができます。

どういった内容のコンテンツを作成すれば、Googleから評価されやすいのかを見ていきましょう。

一次情報の発信

一次情報は競合サイトと差別化を図れる大きな要素です。

  • 実際に店舗に足を運び、サービスを受けた感想を画像とあわせて記事にする
  • 商品を紹介するだけでなく、実際に商品を購入し、使用した感想を盛り込む
  • 資格取得に向けた勉強やダイエットなど実際に取り組んだ結果を記事にする

こうした記事は、時間や費用がかかる反面、競合が簡単に真似できないコンテンツであるため、そのサイトだけにある独自の情報として、Googleから評価されやすくなります。

オリジナルの画像・動画・図解

文字情報だけでなく画像や図解なども独自に撮影・作成した画像や動画、図解などは一次情報にあたります。

フリー素材だけで構成されたページよりも、実際に体験した様子がリアルに分かる画像であったり、ユーザーの理解を助けるための分かりやすい図解など、そのサイトのコンテンツでしか得られない情報というのは価値が高くなります。

二次情報をまとめる

一次情報を得るのが難しい場合は、二次情報をまとめることでも、ユーザーに役立つコンテンツとなり得ます。

例えば、ある商品を使用した感想について、ブログやSNSなどで発信されている情報をまとめることで、その商品に興味のある人にとって役立つコンテンツとなるでしょう。

情報の網羅性を高める

ユーザーが求めている情報を、余すことなく満たすことも、Googleからの評価を高めるうえで重要になります。

検索したユーザーの知りたい情報について、その関連情報も含めて、知りたい情報が盛り込まれていれば、ユーザーはそのページを閲覧するだけで検索ニーズを満たすことができます。

近年、1ページ内の文字数が増えている傾向にあるのは、そのキーワードで検索してくるユーザーに対して、過不足なく情報を提供することが求められているからだといえます。

もし、ユーザーの知りたい情報が欠けていれば、再度検索結果に戻り、別のサイトに答えを求めることになるでしょう。

潜在的なニーズまで満たす

ユーザーは顕在化している目的や悩みを解決するために検索行動をします。コンテンツに求められる最低限のものとして、その顕在化したニーズを満たしてあげることは言うまでもありません。

しかし、さらに潜在的なニーズまで満たしてあげることも重要です。

たとえば、「ホームページ作成 無料」というキーワードの検索意図は、「ホームページを無料で作成したい」「ホームページを無料で作成する方法を知りたい」といったものだと考えられます。

コンテンツはホームページを無料で作成する方法を紹介するような内容になるでしょう。

しかし、それは顕在化しているニーズを満たしただけに過ぎません。ホームページを無料で作成したいと考えているユーザーは、潜在的にどういった情報を欲しがっているのかまで考え、コンテンツ内に盛り込むことを意識しましょう。

たとえば、無料で作成するデメリットや、お金をかけてホームページを作成するのと何が違うのか。実際に無料で作成したとして、目的を達成することができるのか。など、「ホームページを無料で作成したい」という裏側には、こういった不安が隠れているはずです。

そこまで拾い上げてコンテンツを作成することで、本当の意味でユーザーの検索意図を満たす記事になります。

ページの表示速度を向上させる

Googleは、Webサイトにアクセスしたユーザー体験向上を目指すために「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」という品質評価指標を、検索順位の決定要素として組み込む(SEOに影響する)と公式でアナウンスしています。

ユーザー体験を評価する指標として、ページの表示速度やレイアウトのズレによるコンテンツの誤クリックが起きていないかなどを評価の対象としています。

コアウェブバイタルに関しては、Googleサーチコンソール内でレポートされているだけでなく、ページ表示速度(読み込み速度)をスコア測定してくれる「PageSpeed Insights」というツールをGoogle自らが提供していることからも、Webサイトの評価指標として重視していることが見てとれます。

低品質のページや検索結果に表示させる必要のないページはnoindexにする

情報の薄いページがサイト内に大量に存在すると、サイト全体が低品質だと判断されてしまい、評価を下げられてしまう可能性があります。

例えば、お知らせページやニュース、日記などのコンテンツを毎日更新するようなサイトは、低品質のページを量産する意図がなくとも、このようなことが起こり得ます。

リピーター向けのコンテンツや、そもそも検索流入を狙っていないようなページでは、noindexの設定をして、Googleの検索結果に表示させないようにすることで回避することができます。

SEO対策に欠かせない無料ツール

SEO対策するうえで、必ず導入した方がよいツールをご紹介します。サーチコンソールとアナリティクスはサイトを運営するうえで必須ともいえるツールです。

無料で利用できるので、サイト開設と同時に導入するようにしましょう。

Googleサーチコンソール

サイトの今現在の状況の確認ができるGoogleが提供しているツールです。Googleの検索結果にどんなキーワードで、何回表示され、どのぐらいクリックされているのか。

獲得している主な被リンク元の確認や、サイト内にエラーがないかなど、現在のサイト状況を把握するために欠かせないツールとなります。

Googleサーチコンソール

Googleアナリティクス

自社のWebサイトのアクセス数や、サイト内のユーザー行動などを確認することのできるGoogle提供のアクセス解析ツールです。

SEO対策ではサーチコンソールを使う場面の方が多いですが、施策の結果として検索流入が増えているのかを確認できるのでGoogleアナリティクスも必ず導入しておきましょう。

Google アナリティクス

SEO対策をする上であると便利なツール

本格的にSEO対策による集客を検討していくのであれば、キーワード関連ツールや、競合分析、被リンク調査ツールなどの導入も検討しましょう。

一部無料で使えるものもありますが、基本的に有料のものが多くなってきます。しかし取得できるデータを活用すれば、そのコスト以上に価値のあるものとなるでしょう。ここでは、効率的なSEO対策を行っていくために役立つツールをご紹介します。

検索順位チェックツール

SEO対策を行ううえで、上位表示を狙っているキーワードの検索順位の確認は必須と言えるでしょう。またGoogleのアップデートがあった際など、日々の検索順位を取得しておくで、アップデートの傾向をつかめ、それをアップデート後のSEO対策に活かしていくこともできます。

対策するキーワードが増えてくると、目視でのチェックは現実的に難しくなってくるので、コンテンツSEOなど本格的にSEO対策による集客を考えるなら、検索順位チェックツールを導入して、日々の順位変動を追っていくようにしましょう。

GRC

検索順位チェックツールの代表的なツールといえばGRCです。順位取得の際にエラーを出すことも少なく、ツールの安定性という面で他のツールよりも圧倒的にすぐれています。

ただしGRCはWindowsにインストールするツールとなるので、Macで使う場合は、仮想化ソフトやWindowsサーバーなど、Windows環境を別途用意する必要があります。

検索順位チェックツールGRC

Rank Tracker

Macでも利用できる検索順位チェックツールで代表的といえるのがRank Trackerです。

GRCと比べるとやや設定が面倒なことに加えて、肝心の検索順位のチェックでエラーを出すことが多いのが難点です。Macユーザーで、どうしてもWindows環境が用意できないという場合は、Rank Trackerを検討してみましょう。

Rank Tracker

キーワードサジェストツール

サジェストとは、Googleの検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されることの多いキーワードを自動的に表示してくれる機能のことです。

ユーザーの検索頻度の多い(検索ボリュームの多い)複合キーワードや、関連性の高いキーワードを表示するので、ユーザーがどういった意図をもって、そのキーワードで検索することが多いのかを把握する手助けになります。

ユーザーの検索意図を満たす記事を作成する参考になりますし、キーワードの選定の際にも役立ちます。

ラッコキーワード

無料プランですと機能に制限があるものの、使いやすいサジェストツールです。Googleだけでなく、BingやYouTubeのサジェストを一括取得できます。

無料プランでも十分使うことができるので、キーワードの選定やコンテンツの作成にあたり活用してみてください。

キーワードリサーチツール「ラッコキーワード」

キーワードツール

キーワードツールは主にキーワードの検索ボリュームや、上位表示の難易度、関連語の発見などに使われるものです。

検索ボリュームをもとにキーワードを選定したいときや、複合ワードを調査したいときなどに重宝します。

Keyword Tool

なんの捻りもないツール名ですが、キーワードツールの中では人気が高く、取得できる関連語(ロングテールワード)も非常に多いです。

無料版では機能に制限があるので、使い続けるようであれば有料プランも検討するとよいでしょう。

Keyword Tool

aramakijake.jp

無料で使える検索ボリューム調査ツールです。無料で利用でき、それなりにデータの精度も高いとされているので、有料ツールの利用に抵抗がある場合は、まずこちらで需要のあるキーワードかどうかをチェックするとよいでしょう。

検索数予測ツール aramakijake.jp

競合調査ツール

SEOは上位表示できるサイトの数が決まっており、その評価は相対的なものであるため、競合を調査し、自社に何が足りないのかを分析しながら、サイトを運営していくことが大切になります。

  • 競合サイトがどんなキーワードで流入しているのか
  • これまでの大まかなアクセス数の推移
  • どんなサイトから被リンクをもらっているのか
  • キーワードの検索ボリューム
  • ツール独自指標によるドメインパワーの判定

ツールによって取得できるデータは異なりますが、おおむね上記のような分析を行うことができます。

Ahrefs

被リンクの分析・競合調査ツールで定評のあるのがAhrefsというツールです。

世界60万人以上が導入しているSEO分析ツールで、競合サイトと自社サイトとの間にどのぐらい差があるのかを様々な視点から分析することができます。キーワードの選定を含めたコンテンツ制作や、被リンクの獲得先の洗い出しなど、自社SEO対策の強化に間違いなく役立つでしょう。

海外(シンガポール)のツールですが、日本語での利用が可能です。また、多くの機能を備えていますが、直感的に操作できる使いやすさもAhrefsの魅力といえます。

SEOで上位表示を狙っていたり、オウンドメディアの検索流入を増やしていくことを目指していたりするのであれば、導入を検討するとよいでしょう。

SEOの被リンク分析・競合調査ツール | Ahrefs(エイチレフス)

SEO対策は短期間で効果を求める集客手法ではない

SEO対策は数ある集客手法の1つでしかありません。近年ではE-A-TやYMYLといった評価指標により、自社サービスの内容や企業規模によっては、上位表示の難しいジャンルもあり、そもそもSEOによる集客が向かない場合もあります。

また、すでにWeb上のコンテンツは飽和状態となっており、SEOの競合性も年々高まる一方です。おそらく今後もコンテンツが減少していくことは期待できないでしょう。

もちろんマイナスの部分ばかりではなく、SEO対策の結果、上位表示された際のインパクトは大きいですし、長期的な施策として費用対効果の高い集客手法であることも確かです。

SEO対策に取り組むということであれば、長期的な計画を立て、地道にサイト、ドメインの育成を図っていくことが大切です。裏技的なSEO対策や即効性のある手法は、すでに淘汰されています。そういった情報に惑わされることなく、ユーザーに価値提供のできるサイト、コンテンツづくりを目指していきましょう。

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この記事を書いた人

いまい
サイト運営歴15年以上。立ち上げたサイトは数知れず。SEO、メルマガ、広告、YouTube、手あたり次第が過ぎて、何も身になってないことに最近気づく。もう少しだけ、Web業界にしがみついていたい。

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