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ShareWithとはどんなCMS?料金やメリット・デメリットを解説

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コーポレートサイトを作成するにあたり、「使いやすい」「安全性が高い」「サポートが充実している」CMSを求める企業は少なくありません。特に、国内企業向けのCMSを選ぶ際には、日本語対応の管理画面や、社内の複数部署が共同で運用できる機能、IR・採用ページの更新のしやすさが求められるでしょう。

こうした要件を満たしつつ、クラウド型で効率的にサイト管理ができる国産CMSを探している企業におすすめしたいのが「ShareWith(シェアウィズ)」です。

本記事では、ShareWithとはどんなCMSなのかをわかりやすく解説しています。料金プランや、導入するメリット・デメリット、導入事例はもちろん、CMSで有名なWordPressとの違いも紹介しています。ぜひ参考にしてください。

ShareWithとは?

ShareWithのサイトトップ画像
公式:ShareWith

ShareWith(シェアウィズ)とは、野村インベスター・リレーションズ株式会社が提供するクラウド型CMSです。CMS機能とクラウドサーバーが一体化したSaaSでもあります。

コーポレートサイトに特化したCMSで、サービス・広報・IR・採用など、すべての部署に関係する機能を集約しています。Webサイト担当者が専属で運営するのではなく、組織全体でサイトを成長させていくことを目的としているため、リアルタイムでの共同編集やファイル管理もできます。

管理画面のUIがシンプルなうえ、国産CMSなので完全日本語対応です。誰であっても、直感的な操作で簡単に編集できるでしょう。

ShareWithの料金プラン

ShareWithの料金プランをまとめました。「初期費用」+「月額費用」の2つで構成されています。

初期費用 月額費用
コンパクト 75万円~ 12万円~
スタンダード
(非上場)
100万円~ 14.8万円~
スタンダード
(上場企業)
150万円~ 16.8万円~
レジリエンス 280万円~ 24.8万円~

コンパクトは、30ページ以内の小規模サイト向けです。IRサイトや採用サイトなど、1つに特化したサイトを作る場合に最適でしょう。スタンダードは、非上場と上場企業の2つに分かれます。100ページまでのサイトを作成できます。レジリエンスは、大企業や金融機関向けです。大規模災害の対策もされている強固なプランです。

ShareWithの特徴とメリット

ShareWithの特徴とメリットイメージ

ここでは、ShareWithの特徴を交えて導入するメリットを紹介します。

  • コーポレートサイトに特化
  • IR用の機能が搭載
  • 多言語自動翻訳ツールと連携可
  • 直感的な操作で使いやすい
  • メンテナンスを自動化
  • セキュリティ性が高い
  • 運用サポートが手厚い

それぞれのメリットについて、もう少し解説していきます。

コーポレートサイトに特化

先述した通り、ShareWithはコーポレートサイトに特化したCMSです。会社の顔であるコーポレートサイトに必要な情報を全て集約したい場合は効力を発揮するでしょう。

ニュースカテゴリの自動絞り込みや、リンク変更時の自動更新、フッタサイトマップ自動更新や、グラフの簡単作成など、サイト更新に嬉しい機能が満載です。専門知識がない人でも、容易にコーポレートサイトを更新できます。

IR用の機能が搭載

ShareWithの最大の特徴とも言えるものが「IRサイトの自動更新機能」です。東証TDnetとデータ連携しているので、開示したプレスリリースや決算資料をそのままコーポレートサイトに自動掲載ができます。

また、東証TDnetに四半期ごとに開示される決算短信のXBRLデータを取り込んで更新する「財務グラフ自動更新機能」も搭載されています。そのため上場企業でのShareWith導入数が増えています。

多言語自動翻訳ツールと連携可

多言語自動翻訳ツール「WOVN.io」と連携が可能です。最大43言語に対応しており、一瞬で翻訳してくれるので多言語サイトも容易に作成できます。海外に支店や取引先がある企業であれば、かなり嬉しいメリットと言えるでしょう。

直感的な操作で使いやすい

ShareWithの管理画面はシンプルなUIで、どこになんの機能があるかわかりやすいです。クリック選択やドラッグ&ドロップ、文字入力などの直感的な操作となります。40種類以上のパーツを組み合わせるだけで、誰でもページ作成ができます。うっかり編集してしまった場合でも、一括でリセットする機能も搭載されています。

メンテナンスを自動化

ShareWithは、バージョンアップやサーバーのメンテナンスだけでなく、サイトのコンテンツのメンテナンスも自動化しています。リンクやタイトル、サムネイル画像の差し替え、パンくずリンクなど、細かい作業も全て自動化。デッドリンクやタイトルミスなどを防げるので、SEO的にも有利となるはずです。

セキュリティ性が高い

「多重防衛」と称するほど高いセキュリティ性を誇ります。24時間365日の監視、管理画面と公開サイトのパスの分離、IP接続制限あり、アクセス急増時の自動スケーリング、機能故障時の自動復旧などのセキュリティ機能が搭載されています。

金融機関向けのレジリエンスプランでは、日本データセンター協会(JDCC)の最高レベルを採用しているほどです。多重防衛に恥じぬ強固なCMSと言えるでしょう。

運用サポートが手厚い

ShareWithは、導入だけでなく運用サポートが手厚いです。年1回、無料の操作研修を開催してくれるので、新しく入ってきた社員でもすぐに使いこなせるようになります。24時間利用できる問題外解決型のサポートサイトもありますし、メールでの問い合わせもレスポンスが速く利用しやすいです。

ほとんどのCMSはサポートが有料だったりしますが、ShareWithは無料で受けられるサポート範囲がかなり広いのが特徴でもあります。

ShareWithのデメリット

ShareWithのデメリットイメージ

メリットが多いShareWithにも、以下の2つのデメリットが存在します。

  • 機能やデザインに制限がある
  • 月額費用がやや高め

デメリットについてもう少し解説していきます。

機能やデザインに制限がある

ShareWithはパッケージ化されたCMSなので、機能やデザインに制限があります。標準搭載されている機能が多いですが、拡張プラグインなどはありません。自身でカスタマイズはできないと思ったほうが良いでしょう。また、デザインも用意されているパーツを組み合わせる形となるので、自由度は低めです。色味や写真、パーツの配置で差別化を図るしかないです。

月額費用がやや高め

1番安い料金プランでも、月額12万円かかります。商用CMSの中では費用が高めです。ただし、サーバー代や運用保守、サポート代が不要と考えるのであれば、妥当な金額に思えるかもしれません。

ShareWithを導入した企業例

ShareWithの公式サイトで公開されている導入事例の中から、大手で知名度が高い企業を3つ紹介します。2025年3月現在もShareWithを使ったサイトを公開しているので、どんな感じのものが出来上がるのか気になる人は見てみてください。

株式会社野村総合研究所

株式会社野村総合研究所のIRサイトトップ
公式:野村総合研究所 IRサイト

ShareWithを開発した野村インベスター・リレーションズ株式会社を含む、NRIのIRサイトです。青×白のシンプルなデザインなうえ、各コンテンツがブロックのように組み立てられているのがはっきりわかるサイトとなります。ShareWithのIR機能をフル活用しています。

株式会社クレスコ

株式会社クレスコのコーポレートサイトトップ
公式:株式会社クレスコ

株式会社クレスコのコーポレートサイトもShareWithで作成されています。画像を全面的に押し出したデザインです。IRに関するページでは、グラフで見える化されているので数字がわかりやすいコンテンツに仕上がっています。

佐藤商事株式会社

佐藤商事株式会社のコーポレートサイトトップ
公式:佐藤商事株式会社

佐藤商事株式会社のコーポレートサイトも、コンテンツがブロックごとに組み立てられているのがはっきりわかる仕様となっています。動画の埋め込みや、数字に動きを出すなどで視覚的にわかりやすいサイトです。こういった動きのあるサイトを作成できるのもShareWithの魅力の1つでしょう。

ShareWithとWordPressの主な違い

ShareWithとWordPressの違いイメージ

世界中で最も人気のあるCMS「WordPress」。ソースコードが公開されているオープンソース型なので、導入だけであれば無料です。デザインのカスタマイズ性、プラグインによる機能の拡張性も高く、オリジナリティあふれるサイトを作成できます。

そんなWordPressと、本記事で紹介した国産クラウド型CMS「ShareWith」の主な違いを解説していきます。

使用目的がそもそも違う

WordPressとShareWithでは、そもそも使用目的が違います。WordPressは、サイトでSEO対策を行うマーケティングのためのツールです。ShareWithは、組織全体でコーポレートサイトを運営・管理していくためのツールと言えるでしょう。

IRや採用など、コーポレートサイトを見る人に情報を届ける目的として使うのであれば、ShareWithのほうが向いています。

カスタマイズ性はWordPressのほうが高い

カスタマイズ性はWordPressに軍配が上がります。プラグインで機能拡張ができるうえ、JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語で実装可能だからです。サイトの種類も限定されておらず、コーポレートから採用サイト、オウンドメディア、ECサイトなど幅広く作成できます。

ShareWithは標準搭載されている機能がメインで、拡張プラグインなどはありません。ノーコードでサイト作成をするCMSなので、プログラミング言語での実装も難しいと考えたほうが良いです。

ShareWithはセキュリティ性が高い

セキュリティ性の高さは、ShareWithのほうが圧倒的です。先述した通り、24時間365日監視、、アクセス急増時の自動スケーリング、機能故障時の自動復旧、管理画面と公開サイトのパスの分離など、あらゆる対策がされています。

WordPressはソースコードが公開されているので、脆弱性を狙われやすいことで有名です。セキュリティ対策も、自分で導入するしかありません。

まとめ

ShareWithを使ってサイト作成するイメージ

ShareWithは、コーポレートサイトの運用を効率化するために設計されたクラウド型CMSです。コーポレートサイトはもちろん、IR情報の発信や採用ページの管理まで、多くの機能を一元化できる点が特徴的です。特に、東証TDnetとの連携によるプレスリリースの自動掲載や、財務グラフの自動更新といったIR関連機能は、他のCMSにはない強みと言えます。

また、直感的な操作性と日本語対応の管理画面により、Webの専門知識がない担当者でも簡単に更新作業を進められる点も魅力の1つです。クラウド型であるため、社内の複数部署がリアルタイムで共同編集でき、情報発信のスピードも向上します。セキュリティ面では、多重防衛システムを採用し、企業の重要情報を保護するための対策が徹底されているため、安心して利用できるはずです。

上場企業やIRサイトの運用を考えている企業に特におすすめしたいCMSです。導入すれば、運用の負担を減らしながら、必要な情報を迅速に発信できるでしょう。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

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