
SOUNDRAWとは?使い方・料金プランや利用者のリアルな評判を紹介
音楽生成AI「SOUNDRAW」は、ムードやジャンルを指定するだけで簡単に楽曲づくりが楽しめると評判のツールです。編集機能も充実しており、作曲のプロから、今まで携わったことのない人まで、誰でも楽曲づくりが楽しめます。
しかしどのような使い方なのか、どんな特徴があるのかなど気になることも多いでしょう。
そこで、この記事ではSOUNDRAWの特徴や評判、使い方から料金プランまで細かく紹介します。SOUNDRAWを利用する際の参考にしてみてください。
目次
SOUNDRAWとは

出典元:AI音楽生成 SOUNDRAW
SOUNDRAWとは、音楽生成AIツールです。曲の長さや曲のジャンルを指定するだけで、すぐに音楽が生成できます。楽譜が読めなかったり、音楽の知識がなかったりしても、簡単に素敵な楽曲を作曲可能です。
気軽に作曲を行えるため、これまで作曲をしてみたくても、なかなかできなかったという人も、SOUNDRAWがあれば楽曲づくりをスタートさせやすいでしょう。
そんなSOUNDRAWは、音の特徴やユニークな点を引き出し、音の可能性を最大限に活かしたいという思いで作られました。
そのため、プロアマ問わず誰もが、想像したメロディ・ハーモニー・リズムを指先ひとつで簡単に手に入れられるようなツールとなっています。クリエイティブに新たなひらめきを与えるという目的でも、活用できるでしょう。
SOUNDRAWの特徴

SOUNDRAWは、プロの作曲家から、作曲未経験の人まで、誰でも楽しく作曲が楽しめる音楽生成AIです。
そんなSOUNDRAWには、さまざまな特徴があります。主に覚えておきたい特徴は次の3つです。
- 著作権フリーで商用利用や収益化も可能
- 生成した曲の編集ができる
- ダウンロードは有料プランが必要
SOUNDRAWを使うなら、ぜひ上記3つの特徴をしっかり覚えたうえで利用するようにしましょう。さっそく、3つの特徴を解説します。
著作権フリーで商用利用や収益化も可能
SOUNDRAWで生成された楽曲は著作権フリーとなっており、商用利用や収益化も可能です。
楽曲を商用利用したり収益化したりするためには、一般的に使用料の支払いが必要となります。
しかしSOUNDRAWで自分で作った楽曲なら、著作権フリーなので、使用料を払わずに商用利用できるのです。SOUNDRAWに使用料を払う必要もありません。
そのためYouTube動画のBGMを探しているときや、動画配信で活用したいときなど、幅広い用途でSOUNDRAWの楽曲を活用できます。
むしろSOUNDRAWで作成する楽曲は、自分の好みや要望をしっかり反映させて作れるため、動画に合う楽曲を探す手間も省けるようになるでしょう。
生成した曲の編集ができる
SOUNDRAWでは、生成した楽曲を編集し、よりオリジナルな楽曲に作り替えることができます。
編集できる項目は次の通りです。
- ブロックの追加や削除
- 曲の長さ
- テンポ
- 楽器の編成
- キー
- 楽器ごとのボリューム
たとえば曲のブロックを追加して増やしたり、テンポをスローにしたり、好きな楽器を入れる、などの編集が可能です。曲のキーを高くしたり、一つの楽器の音量を際立たせたりもできます。
また、リバーブなどのエフェクトを追加したり、ループを加えたりといったアレンジもできます。AIが生成した楽曲に、自分なりの個性が追加できるのです。
音楽生成AIが作った曲とはいえ、自分でしっかり手が加えられるため、オリジナリティも大事にしたいという人も楽しんで使えるでしょう。
ダウンロードは有料プランが必要
SOUNDRAWは無料で使える音楽生成AIですが、生成された楽曲をダウンロードするためには、有料プランへの加入が必要です。無料プランのままでは楽曲がダウンロードできないため、楽曲を動画などに利用したい場合は、有料プランへの加入を検討しましょう。
SOUNDRAWの有料プランには「Creatorプラン」と「Artistプラン」の2種類があります。
クリエイタープランであれば無制限にダウンロードが可能ですが、アーティスト・音楽プロデューサープランは料金によって10回・20回・無制限とダウンロード回数が異なります。
ダウンロード形式もプランごとに異なるため、ダウンロードを検討している場合は、どのプランに加入するかじっくり検討するようにしましょう。
SOUNDRAWの評判

soundraw試しに使ってみた。
— PLANB(プランビ) (@Planb51) June 23, 2024
サウンドノベルの音楽を作る分には(多少制限があるにせよ)問題なく出来る印象。
立ち絵、音源、効果音も問題なく、あとは簡単に組み込めるシステムがあればいいんだけれども。
SOUNDRAWを使ってみた。あるイメージの曲を単にBGMとして使う場合は良いと思うんですが、似たイメージ(優しい、ピースフル…等)の曲のバージョン違いで数曲作るようなのは苦手みたいで似たものになりがち。劇伴に向いていないと感じた。全体的にPOPな曲が多くキラキラしてない作品には合わないかも。
— ササハラユウキ@京都の自主映画マン (@sasaharasmovie1) November 25, 2024
SOUNDRAWの評判を調査した結果、楽曲づくりに使いやすいという評判が数多く見受けられました。制限があるとはいえ、目的に合わせた音楽を生成しやすいと高評価です。
音楽の知識がない人でも、ジャンルなどを設定するだけで簡単に楽曲づくりが楽しめるため、作品にBGMをつけたいときなどにかなり重宝するでしょう。実際に評判でも、BGM作りに活用しているという意見が多く寄せられていました。
その一方で、似たイメージの曲を作ると、曲調のバージョンが同じになってしまいやすいという意見がありました。同じジャンルでも異なるテイストの曲を作りたいときには、少し頭を悩ませるかもしれません。
また明るいポップな曲が多いとの声もあり、バラードなど、ゆったりした曲を作りたいときにも、音楽生成が思うように進まない可能性があるでしょう。
SOUNDRAWの料金プランと無料・有料の違い

SOUNDRAWの料金プランは次の通りです。
料金プラン | Creator | Artist |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1,650円 | $29.99~$49.99 |
商用利用 | 〇 | 〇 |
BGM利用 | 〇 | 〇 |
楽曲配信 | ✕ | 〇 |
月間ダウンロード数 | 無制限 | 10~無制限 |
ダウンロード形式 | mp3 | mp3,wav,ステム(プランによる) |
Artistはダウンロード数ごとに「Starter」「Pro」「Unlimited」とプランが分かれています。利用目的に合わせて選ぶようにしましょう。
なお、無料プランはアカウント登録を行う必要もなく、誰でもすぐに音楽生成ができます。生成回数も決められていないので、気に入る楽曲が出来上がるまで何度でも生成可能です。しかし、作った楽曲のダウンロードはできません。
楽曲のダウンロードを検討しているのなら、有料プランを利用するようにしましょう。
SOUNDRAWの使い方

ここからは、SOUNDRAWの使い方を紹介します。
使い方の流れは以下の通りです。
- サービスサイトで「無料で生成してみる」をクリック
- ジャンル・ムード・テーマ・長さ・テンポ・楽器を選択する
- 生成された曲を手軽に編集する
- 生成された曲を細かく編集する
- 動画や画像をプレビューしながら楽曲を生成する
- 生成した楽曲をシェアする
編集の仕方についてや、楽曲のシェア方法についても解説するので、SOUNDRAWを利用する際の参考にしてみてください。
サービスサイトで「無料で生成してみる」をクリック

まずはSOUNDRAWのサービスサイトTOPから、「無料で生成してみる」のボタンをクリックしてください。
ボタンをクリックすると、会員登録不要で、すぐに楽曲生成の画面が表示されます。もちろんここで楽曲を生成しはじめるだけなら、料金は発生しません。
ジャンル・ムード・テーマ・長さ・テンポ・楽器を選択する

続いてジャンル・ムード・テーマ・長さ・テンポ・楽器を選択します。
ジャンルはヒップホップやロック、ハウス、カントリーなどさまざまなものから選べます。ムードは壮大、ハッピー、ロマンチックなど、曲の雰囲気を左右する項目です。
テーマは写真集やスポーツ、ゲーム、ロマンスなど、曲自体のテーマ・コンセプトのことです。最後に長さ・テンポ・使用する楽器を選択し、「生成する」のボタンをクリックすると、複数の楽曲が生成されます。
生成された曲を手軽に編集する

生成された楽曲の中で気に入ったものがあれば、曲をより自分好みに変更していきましょう。
編集画面で表示される以下のボタンをクリックすると、手軽な編集が可能になります。
- quiet
- mid
- intense
- Extreme
上記のボタンは、メロディーのボリュームを変更できるボタンです。曲を細かなブロックに分け、ブロックごとのメロディーのボリュームを調整できます。
たとえばquietならボリュームが抑えられ、静かになり、Extremeにすれば曲の中でもメロディーを際立たせ、盛り上げられるようになります。
なお、それぞれのブロックを選択すれば、ブロックを増やしたり削除したりも可能です。
生成された曲を細かく編集する

生成された曲は、各ブロックに設定された、パートごとの青いブロックを、さらに細かく調整することで、よりオリジナリティあふれる編集が可能になります。
たとえばメロディーのブロックを強くすると、主旋律が目立つようになります。バッキングは伴奏の存在感が強くなるので、間奏部分で伴奏を際立たせたいときに強くすると良いでしょう。
ベースは低音の強さ、ドラムはリズムを表しており、それぞれブロックごとに調整できます。いろいろ試して、自分好みの楽曲に整えていってください。

詳細な編集画面では、曲の長さも調整できます。編集画面の下部にある「長さ」の項目で、+を押せば曲の長さが長くなり、-を押せば曲が短くなります。使用する動画などの長さに合わせて、調整してみると良いでしょう。

テンポの調整も可能です。BPMを早めたいときには大きな数字、ゆっくりとしたテンポが良いときには小さな数字を選んでください。
ゆったりとした曲が生成されたものの「もう少し早い方が良いかもしれない」と思ったときなどに便利な機能です。

楽器のボタンをクリックすれば、各パートに使用する楽器を変更できます。メロディーラインや伴奏・ベース・ドラムに使用する楽器を丸ごと変えられるので、より自分の希望に合う楽曲に近づけやすくなるでしょう。

キーのボタンでは、楽曲のキーを調整できます。Highを選べばキーが高くなり、Midで中間、Lowを選ぶとキーが低くなります。曲の雰囲気ががらりと変わるので、テンポやメロディーはそのままに、雰囲気を少し変えたいときなどに使ってみましょう。

パートごとの音量も「音量」のボタンで調整できます。メロディーを際立たせたいときはメロディーのバーを上げ、伴奏を強くしたいときには伴奏のバーをあげましょう。パートごとに細かな調整がしたいときに、使ってみてください。
動画や画像をプレビューしながら楽曲を生成する

SOUNDRAWでは、動画や画像をプレビューしながら楽曲を生成できます。
生成画面の右上にある「動画をプレビューする」のボタンをクリックしてください。すると、動画をドラッグ&ドロップできる画面が表示されます。
動画に生成された楽曲を合わせながら編集できるので、動画に合う楽曲がより作りやすくなるでしょう。動画のテンポに合わせてBGMのテンポも揃えられるため、違和感なく仕上がります。
動画制作に使うBGM作りを行っているのなら、ぜひ使ってみてください。
生成した楽曲をシェアする

生成された楽曲は、ほかの人にシェアできます。楽曲の右側にあるシェアボタンをクリックしましょう。楽曲のURLが表示されるので、URLをコピーし、シェアしたい相手やSNSに貼り付けてください。
URLを開くと、楽曲の再生画面が表示されます。これで、ほかの人にも生成した楽曲を聞いてもらうことが可能です。
また、表示された楽曲の編集も可能となっているので、気に入った楽曲を後で編集したいときには、URLを控えておくと良いでしょう。
SOUNDRAWを使用する際の注意点

SOUNDRAWは登録不要で楽曲づくりが楽しめ、音楽の知識がなくても手軽に編集できる機能が搭載されています。作曲の知識がなくても、楽曲制作を楽しめる画期的な音楽生成AIです。
しかし、使用する際には覚えておきたい注意点もいくつか存在します。主に覚えておきたい注意点は以下の3つです。
- 同じような曲が生成されやすい
- 支払い方法はPayPalかクレジットカードのみ
- 活用するコンテンツによっては使用制限がある
利用する際は、上記3つの注意点を理解したうえで使うようにしましょう。さっそく、3つの注意点について解説します。
同じような曲が生成されやすい
SOUNDRAWには、同じような曲が生成されてしまいやすいという特徴があります。複数の楽曲を作っても、似たようなメロディーが多くなりやすいので、全く異なる曲を複数生成したいという場合には使いにくさを感じてしまうかもしれません。
異なる雰囲気の曲を生成したい場合は、ジャンルやムードを細かく指定したり、編集機能を活用したりと言った工夫が必要になります。
それでも同じような曲だと感じる場面は少なくないので、オリジナリティをさらに出したいなら、個人で編曲することも検討しましょう。
支払い方法はクレジットカードのみ
SOUNDRAWの支払い方法は、クレジットカード(Visa,MasterCard,American Express)のみとなっています。
そのほか、デビットカードなどの支払い方法や、対応していないクレジットカードの利用はできないので注意が必要です。
そのため有料プランに加入する際は、クレジットカードを保有していることが必須となります。
活用するコンテンツによっては使用制限がある
SOUNDRAWで作った楽曲は、基本的には著作権フリーで商用利用もできますが、SpotifyやApple Musicなど配信サービスでの活用には制限があるので注意が必要です。
これらの配信サービスで楽曲を配信するためには、ボーカルや、自分の演奏トラックを加えるなど、明らかに元の楽曲とは違うと感じられるほど、編曲を行わなければいけません。
また、配信するならArtistプランへの加入が必須で、Creatorプランでは利用できません。
SOUNDRAWを活用して楽曲生成を楽しもう

気軽に誰でも音楽生成が楽しめるSOUNDRAWは、動画や配信のBGM制作などで活躍します。著作権フリーで商用利用可能な楽曲が生成できるため、自分の動画に使う、目的に合ったBGMを探している人におすすめです。
音楽生成は、ジャンルやムードを指定するだけと簡単で、音楽の知識や作曲の経験がなくてもすぐに楽曲を作ることができます。これまで作曲にチャレンジしてみたくてもできなかったという人にとって、挑戦のハードルを下げてくれるツールとなるでしょう。
その一方で、コンテンツによっては利用に制限があるなど、覚えておきたい注意点も存在します。それぞれの注意点をよく理解し、SOUNDRAWを使って、自分の目的にピッタリの音楽を作ってみてください。
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