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TikTokのビジネスアカウントとは?作り方やメリット・デメリットを紹介!

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TikTok」(ティックトック)とは、ByteDanceが運営する短尺動画に特化したSNSです。

スマホがあれば簡単に、音楽に合わせた短い動画の投稿・閲覧ができるサービスで、10~30代を中心に人気を集めています。

TikTokのビジネスアカウントとは、企業やブランドのマーケティングを支援するための無料サービスです。

当記事ではビジネスアカウントの作り方を解説するほか、ビジネスアカウントのメリット・デメリットについてもご紹介します

目次

TikTokのビジネスアカウントとは?個人アカウントとの違い

TikTokのユーザーアカウントには、「個人アカウント」と「ビジネスアカウント」の2種類があります。

一般ユーザーが利用して、動画の投稿や視聴を楽しむ個人アカウントに対し、ビジネスアカウントではビジネス向けの機能を利用することができます。

TikTokのビジネスアカウントは、企業に加え個人事業主や個人も、無料で利用することができます。現在、TikTokのビジネスアカウントを利用している主要ブランドは1000以上あります(2020年5月時点)。

ビジネスアカウントは、個人アカウントからの切り替えもできるため、すでに個人でTikTokを利用中の人が、既存アカウントをビジネス用に使いたいケースにも対応できます。

TikTokのビジネスアカウントの作り方・個人アカウントへの切り替え方

ここからは、TikTokのビジネスアカウントの作り方について、説明します。

TikTokアプリをインストールし、アカウント登録する

ここでは、TikTokアプリをインストールし、アカウント登録する方法を説明します。

(1)App StoreまたはGoogle Playから、TikTokアプリをインストールする。

(2)アプリを開いたら、下部のメニューバーにあるプロフィールアイコンで、「登録」をクリックして、アカウントを作成する。(すでにアカウントを持っている場合はログインする)

個人アカウントからビジネスアカウントに切り替える

個人アカウントからビジネスアカウントへの切り替え手順は以下の通りです。

(1)TikTokアプリで、プロフィールページの右上にある「≡」をクリックする。

(2)「設定とプライバシー」をタップする。

(3)「アカウント」をタップする。

(4)「ビジネスアカウントに切り替える」をタップする。

(5)自身のビジネスに適したカテゴリを選択する。

ビジネスアカウントから個人アカウントに切り替える

ここからは、ビジネスアカウントから個人アカウントへの切り替え方を説明します。

(1)プロフィール画面を開き、右上にある「≡」をタップする。

(2)「設定とプライバシー」を選択し、「アカウント」をタップする。

(3)「アカウント」をタップし、「個人アカウントに切り替える」を選択すれば、完了。

TikTokのビジネスアカウントのメリット

TikTokを使ってビジネスを成功させるには、ビジネスアカウントのメリットを把握し、活用することが大切です。

ここからは、TikTokビジネスアカウントのメリットをご紹介します。メリットとして考えられるのは、以下の6つです。

  • アカウントのカテゴリーを設定できる
  • プロフィールに外部サイトのリンクを設置できる
  • 投稿動画の分析ができる
  • インサイトで投稿分析ができる
  • 商用音楽ライブラリが利用できる
  • クリエイティブガイドを見ることができる

メリット①:アカウントのカテゴリーを設定できる

TikTokビジネスアカウントでは、自社の製品やサービスに適したカテゴリーの設定が可能です。

カテゴリーを設定することで、そのカテゴリーの動画を好むユーザーに投稿が表示されやすくなり、製品・サービスに興味を持ってもらえる可能性が高まります

カテゴリの一例としては、以下のようなものがあります。

  • 芸術・工芸
  • 自動車・交通手段
  • 赤ちゃん
  • 衣類・アクセサリー
  • 教育・研修
  • グルメ&ドリンク
  • 旅行・観光

など

メリット②:プロフィールに外部サイトのリンクを設置できる

TikTokビジネスアカウントでは、外部サイトのリンクをプロフィールに設置することができます。

外部リンクを設置することで、自社の公式ウェブサイトや問い合わせ先情報などの、外部サイトへのアクセスを増やせる可能性が高まります。

なお、個人アカウントでは、1000人以上のフォロワーを集めるまで、外部リンクを設置できません。フォロワー数の制限なく、外部リンクの設置ができるのは、ビジネスアカウントならではのメリットといえます。

メリット③:投稿動画の分析ができる

TikTokビジネスアカウントでは、以下の項目について、投稿した各動画のパフォーマンスをリアルタイムで分析することができます。

  • 合計再生時間
  • 時間合計視聴回数
  • 平均視聴時間
  • トラフィックソースの種類
  • 視聴者の所在地(国別)

メリット④:インサイトでアカウント・投稿の分析ができる

TikTokビジネスアカウントでは、自分が投稿した動画の再生回数やエンゲージメント、フォロワー数の推移などを、数値で分析できる「インサイト機能」を利用することが可能です。

インサイトを有効活用することで、効率的にTikTokを運用することができるようになります。

分析できる項目は、以下の通りです。

概要:

  • 動画の視聴数
  • フォロワー数の増減
  • プロフィールの表示回数

コンテンツ:

  • 動画投稿(直近7日間に投稿したコンテンツ)
  • 人気上昇中の動画

フォロワー数:

  • フォロワーの属性(フォロワー数100人以上から利用可能)

インサイトの確認の仕方は以下の通りです。

(1)TikTokでプロフィール画面を開く。

(2)画面右上の「≡」マークを選択する。

(3)「ビジネススイート」をタップする。

(4)「インサイト」を選択する。

なお、全体公開の動画を1本も投稿していないと、インサイトを利用できないので、注意しましょう。

メリット⑤:商用音楽ライブラリが利用できる

TikTokビジネスアカウントでは、商用音楽ライブラリ(CML)に入っている曲を動画のBGMとして利用することができます。

商用楽曲ライブラリとは、商用利用できるよう権利がクリアになった約100万曲の楽曲コレクションのことです。

一方で、TikTokの商用音楽ライブラリに入っていない曲については、ビジネスアカウントでの商用利用ができません。注意しましょう。

メリット⑥:クリエイティブガイドを見ることができる

ビジネスアカウントに登録すると、視聴回数が多い・エンゲージメントが高いブランドコンテンツを取り上げているクリエイティブガイドを閲覧可能です。

人気動画をチェックし、動画作成の参考にしてみてください。

クリエイティブガイドの確認方法は、以下の通りです。

(1)TikTokアプリを開き、「≡」を選択する。

(2)「ビジネススイート」をタップする。

(3)「クリエイティブガイド」をタップすれば、人気のコンテンツをチェックすることができます。

TikTokビジネスアカウントのデメリット

ここからは、TikTokビジネスアカウントのデメリットを紹介します。

デメリットとして考えられるのは、以下の2つです。

デメリット①:商用ライセンス未取得の楽曲を利用できない

TikTokビジネスアカウントのデメリット1つ目は、商用ライセンス未取得の楽曲を利用できないことです。

ビジネスアカウントの投稿で使用できる楽曲は、「商用音楽ライブラリー」に収録されている楽曲のみです。商用ライセンスが適用されていない流行の楽曲などは、ビジネスアカウントの投稿では使用できません。

デメリット②:炎上リスクがある

TikTokのビジネスアカウントのデメリット2つ目は、投稿した動画やアカウントが批判を受けるなどの炎上リスクがあることです。

TikTokは非常に拡散力が高いメディアです。動画出演者の失言や信頼性を欠くような発信(競合他社の悪口や第三者へのなりすまし、社員へのパワハラなど)をしないように注意し、炎上リスクを回避することが重要です。

TikTokのビジネスアカウントと個人アカウントの使い分け方

ビジネスアカウントを運用する際のメリットとデメリットを踏まえ、TikTokのビジネスアカウントと個人アカウントの使い分け方について、整理していきましょう。

アカウントカテゴリーの設定・分析データの使用をしたい場合はビジネスアカウントを使う

カテゴリーの設定やデータ分析が必要な場合は、ビジネスアカウントを運用するのがおすすめです。

また、ビジネスアカウントではウェブサイトのURLや連絡先情報の登録もできるため、ユーザーとの双方向的な関係性を築くことができます。例えば、ECサイトを持つビジネスを展開している人は、プロフィール内にECサイトのリンクを貼って、ユーザーを誘導することも可能です。

トレンドの楽曲を使いたい場合は個人アカウントを使う

企業や個人事業主でも、トレンドの楽曲を使って、商品やブランドの認知拡大を目指したい場合は、個人アカウントの利用が適しています。

ただ、個人アカウントでは、ビジネスカテゴリーの設定やデータの分析はできないため、これらを行いたい場合は、ビジネスアカウントを利用しましょう。

TikTokのビジネスアカウントを運用するポイント

この項では、ビジネスの発展を目指す企業・個人が、ビジネスアカウントの運用に関して意識したいポイントについて解説します。

ポイント①:ビジネス感を出しすぎない動画を制作する

かしこまった企業紹介動画や、テレビCMのような広告らしさがある動画は、ユーザーから敬遠されてしまいがちです。

ビジネス感が強すぎる動画が流れてくると、ユーザーはすぐにスワイプして別の動画を閲覧してしまいます。

一般ユーザーの投稿と並んでも違和感がないような、ビジネス感を出しすぎない動画を制作しましょう。

ポイント②:オリジナリティがあるコンテンツを作ること

すでに人気がある動画が持つ要素を取り入れることは、視聴者の満足度を上げるために重要ですが、あまりにもオリジナリティに欠けていると、視聴者の興味を引くのは難しくなってしまうでしょう。

視聴者が「またこのパターンの動画か・・・・・・」と感じて、別の動画に遷移してしまわないために、オリジナリティがあるコンテンツづくりを意識しましょう。

ポイント③:ターゲット層に合った動画を制作する

TikTokのビジネスアカウントで閲覧数、「いいね」数、フォロワーなどを増やすためには、

ターゲット層に合った動画を作成しましょう。

動画制作をする前にターゲットを明確にし、ペルソナ(製品やサービスの典型的な顧客像)を設定しておくのがベターです。

ペルソナを設定することで、視聴者はコンテンツに共感しやすくなり、エンゲージメントを得られる可能性が高まると言われています。

例えば、ターゲットを「30代女性」とするだけでは不十分です。性別や年齢、配偶者の有無、居住地、年収、ライフスタイルなど、より具体的なペルソナを描きましょう。

投稿動画のテーマや登場人物、映像のエフェクト、使用する楽曲などを決定する際にペルソナをイメージすることで、一定の人に「刺さる」コンテンツを生み出すことができます。

ポイント④:動画投稿とデータ分析を高頻度かつ継続的に実施する

ファンになってくれる視聴者を獲得するために、動画投稿やデータの分析は、高頻度かつ継続的に実施しましょう。

理想は毎日、難しければ週に数回の投稿を行うのがおすすめです。

アカウント運用の負荷を減らしたい方は、TikTokに備わっている予約投稿機能を使ってみるのもよいでしょう。

また、視聴者にとってより興味深い動画を作成するためにも、ビジネスアカウントのデータ分析機能を有効に活用しましょう。日々数値と向き合いながら、動画の改善を行っていくことがアカウント運用を成功させるために重要です。

TikTokビジネスアカウントに関するよくある質問

ここからはTikTokビジネスアカウントに関するよくある質問を紹介します。

質問①:利用料金は必要?

TikTokビジネスアカウントを利用するのに、費用はかかりません。無料であるため、低リスクで企業・ブランドのマーケティングを行うことができます。

質問②:企業でなくてもビジネスアカウントは使える?

TikTokビジネスアカウントは、企業だけではなく個人事業主や個人が利用することも可能です。ブランドの構築や、商品・サービスのプロモーションなど、さまざまな目的で活用することができます。

質問③:ビジネスアカウントを削除するにはどうしたらいい?

ビジネスアカウントをどうしても削除したい場合、TikTokのアカウントごと消す必要があります
アカウントの削除方法は以下の通りです。

(1)プロフィール画面を開き、画面右上の「≡」をタップする。

(2)「設定とプライバシー」を選択する。

(3)「アカウント」をタップする。

(4)「アカウントを利用停止にするか削除する」を選択する。

(5)「削除または利用停止しますか?」と表示されるので、「アカウントを完全に削除」をタップする。

アカウントを削除しても、30日以内であれば復元することが可能ですが、それ以上経つと、完全に消去されてしまうので、気を付けましょう。

質問④:ビジネスアカウントは複数作れる?

作成できるビジネスアカウントの数に上限はなく、いくつでもアカウントを作ることができます。

ただし、作りすぎると管理が大変になってしまうので、注意しましょう。

TikTokのビジネスアカウントを活用しよう!

当記事では、TikTokのビジネスアカウントについて解説してきました。

TikTokでは、誰でも無料で簡単にビジネスアカウントを作成することができます。ご紹介したメリット・デメリットを踏まえた上で、ブランド構築や、商品・サービスのプロモーションなどに積極的に活用してみてください。

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この記事を書いた人

みつほり
業界紙報道記者の経験を経て、サングローブに入社。入社前は省庁に常駐し、取材・執筆に携わっていた。

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