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Wix(ウィックス)とは?メリット・デメリットや使い方を解説!

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世界190ヵ国以上で利用されており登録数は2億を超えているほど人気な「Wix(ウィックス)」。ホームページを作成しようと思っている人なら、一度名前を見たことはあるのではないでしょうか。

Wixは、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でホームページを作成できるので、初心者でも簡単にホームページ作成ができる優れものです。

本記事では、Wixを使うメリット・デメリットや、使い方、料金プランを解説しています。類似の「Jimdo」との違いもあるので、どのCMSを使ってホームページを作成するか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

Wixとは

Wixのサイトトップ
公式:Wix

Wix(ウィックス)とは、2006年にイスラエルで誕生したクラウド型のCMSです。ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作でホームページを作成できることから、世界190ヵ国以上で利用されており登録数は2億を超えているほど人気です。2019年には日本法人が設立されているので、日本語でのサポートが受けられます。

ブログサイトの基本的な機能はもちろん、画像フィルターやカスタムフォント編集、404エラーページのカスタマイズ、ビジネス向けの管理ツールなども用意されています。個人サイトから中小企業向けのホームページ作成まで、幅広く活躍することでしょう。

Wixのメリット

Wixのメリットのイメージ

Wixを使ってホームページ作成をするメリットは、以下のようなものがあります。

  • 無料でもホームページ作成ができる
  • 直感的な操作で使いやすい
  • テンプレートが豊富
  • レスポンシブデザインに対応
  • アプリをホームページに組み込める
  • ビジネス向けの機能も豊富
  • アクセス解析機能がある
  • 電話サポートあり

どういうCMSなのかの特徴も交えて解説していきます。

無料でもホームページ作成ができる

Wixの無料プランは、100ページ以内のホームページであれば利用可能です。ブログやお知らせなどの最低限の機能が使えます。クラウド型なので、サーバーやドメインなどを別途用意する必要もありません。

ただし、共通のサブドメイン、広告表示あり、データ容量が500MBまでなどの制限があります。静的ページであれば問題ありませんが、動的ページのように凝ったホームページの場合は有料に切り替えたほうが良いです。

直感的な操作で使いやすい

Wixは、プログラミング知識がない人でもホームページ作成ができることをコンセプトにしています。ドラッグ&ドロップや文字入力といった直感的な操作なので初心者にもおすすめです。

AI技術を搭載したWix ADI(人工デザイン知能)機能もあるので、誰でも簡単にホームページ作成ができます。

テンプレートが豊富

約900種類以上のデザインテンプレートが用意されています。色味、見た目、ジャンルなどから自分好みのものを選択できます。美容・ファッション・観光・旅行などの業種別からもテンプレートを選べますし、クリエイターやアーティスト向けのものもあります。

デザインセンスに不安を覚える人でも、まるでプロ仕様のホームページを作り上げることができるでしょう。

レスポンシブデザインに対応

用意されているデザインテンプレートは、ほとんどがレスポンシブデザインに対応しています。パソコン・スマートフォン・タブレットなど、デバイスの画面に応じてホームページの表示を指摘かしてくれます。パソコンサイトとモバイルサイトを別で作成する手間がありません。

アプリをホームページに組み込める

Wixには、「Wix App Market」というアプリストアが用意されています。ビジネス向けに約200種類ものアプリが用意されており、ホームページに組み込むことで機能を追加できます。

公式で用意されているものなので、組み込みも専門知識がなくても用意にできるはずです。また、各アプリのアップデート頻度が高いので、セキュリティ面でも安心できるでしょう。

ビジネス向けの機能も豊富

ビジネス向けの有料プランでは、以下のような機能もあります。

  • サービスの予約システム
  • 問合せフォームのカスタム
  • 決済、請求書機能
  • CRM(顧客管理)
  • Google Workspace 統合

これらはビジネス向け機能の一部です。ほかにも、会員機能やクーポン作成などもあります。作成する予定のホームページに合わせて、必要な機能を利用してみてください。

アクセス解析機能がある

Wixには専用のアクセス解析機能が備わっています。セッションや訪問者数はもちろん、トラフィックの追跡や売上データの分析なども可能です。アクセス解析画面もシンプルで、グラフなどで可視化されているので初心者でも使いやすいです。

もちろん、Googleアナリティクスや、FacebookとInstagram 広告に関するツールとの連携もできます。

電話サポートあり

平日の午前9時~午後9時であれば、電話でのカスタマーケアのサポートを受けられます。日本法人が対応するので、日本語での問い合わせで問題ありません。メールでの問い合わせもできるので、急ぎかそうでないときによって使い分けもできます。

なお、英語での電話サポートでも大丈夫な場合は、週7日間24時間対応しています。

Wixのデメリット

Wixのデメリットのイメージ

Wixにはたくさんのメリットがありますが、デメリットも存在します。以下の3つのことは覚えておきましょう。

  • デザインテンプレートの変更ができない
  • ページ表示速度がやや遅い
  • バックアップ機能がない

それぞれのデメリットについて解説していきます。

デザインテンプレートの変更ができない

1番最初に選んだデザインテンプレートは、後から変更できません。どうしても変更したい場合は、新しくプロジェクトを開始し、すべてのコンテンツを再アップロードするかゼロから作り直すしかありません。

どうしてもデザインを変更したい場合は、写真や画像を差し替える、フォントを変更するなどで対応しましょう。

ページ表示速度がやや遅い

Wixのサーバーが海外にあるため、画像や動画などの処理に負荷がかかりやすいです。そのため、ページ表示速度がやや遅いといったデメリットがあります。とくに、休日や夜間などネット利用が多い時間帯は重くなりやすいです。

ページ表示速度は、ユーザーの離脱率が上がる原因にもなるのでSEO的にも不利になりやすいです。Wixで各ページやコンテンツを作成する場合は、できる限り圧縮して軽くしておくと良いです。

バックアップ機能がない

Wixのヘルプセンター(Q&A)に記載されているように「CMSのバックアップ機能を使ってコンテンツの復元ができない」です。

コレクション(Wixアプリ統合時に追加されるデータベース)のみ、アーカイブコピーを利用して手動バッグアップが可能です。ホームページ全体をバックアップしたい場合は、外部ツールを使うしかありません。

Wixの使い方

Wixの使い方をまとめました。初めての人は、以下の手順でホームページを作成してみましょう。

  • 使い方①:アカウント新規登録
  • 使い方②:Wixではじめる
  • 使い方③:ダッシュボードを開く
  • 使い方④:サイトデザイン編集
  • 使い方⑤:コンテンツ編集
  • 使い方⑥:プレビュー後に公開

実際に無料プランを利用してWixを使ってみたので、画像とともに解説していきます。

使い方①:アカウント新規登録

Wixの使い方1

Wix」の公式サイトを開いたら「無料ではじめる」のボタンをクリックしましょう。

Wixの使い方2

アカウントの新規登録は「メールアドレス」もしくは「Google」「Facebook」のアカウント連携でできます。

Wixの使い方3

アカウント登録が完了すると、上記のように誰のためにホームページを作成するかのアンケートが表示されます。こちらは、回答してもスキップしても問題ありません。

使い方②:Wixではじめる

Wixの使い方4

次に、「Wix studio」か「Wix」の選択画面が表示されます。Wixstudioは企業向けのツールなので、今回は右の「Wixではじめる」をクリックして次に進みます。

Wixの使い方5

AIチャットを利用すれば自動的に初期のサイト設定ができます。今回は手動で設定を行っていきます。

Wixの使い方6

「サイトの種類」の質問が表示されるので、作りたいホームページの種類を選択してください。なお、この質問はスキップできます。

Wixの使い方7

次に「サイト名」を入力してください。このサイト名は、サブドメインで使用されるので、できれば英数字で設定したほうが良いです。

Wixの使い方8

サイト名入力後は「サイトを作成する目的」を回答します。こちらもスキップして問題ありません。

Wixの使い方9

設定最後の項目は「Wixアプリの選択」です。初期に搭載しておきたいアプリを選択してください。後ほど追加できるので、必要最低限のものに絞って良いです。

Wixの使い方10

設定が完了したら、上記のような画面が表示されます。「ダッシュボードを開く」ボタンをクリックしましょう。

使い方③:ダッシュボードを開く

Wixの使い方11

ダッシュボードは、管理画面です。ドメイン名やコンテンツ作成、料金プラン選択などができます。ダッシュボードのホームにやることが表示されるので、1つずつ作成していきましょう。

コンテンツ作成を行う前に、サイトデザインを先に決定させましょう。右上の「サイトをデザイン」をクリックして編集画面を表示させてください。

使い方④:サイトデザイン編集

Wixの使い方12

サイトデザインは「AI自動生成」と「テンプレート選択」のどちらかでできます。1度決めたテンプレートは途中で変更できないので、慎重に選んでください。今回は、右の「テンプレートを選択」からデザインを決めていきます。

Wixの使い方13

Wixが提供しているデザインテンプレートが表示されるので、好みのものを見つけてください。見本の上にカーソルを載せると「プレビュー表示」ボタンが出るのでデザイン全体を確認できます。

Wixの使い方14

テンプレートを選択したら、デザイン編集画面が表示されます。左メニューにあるアイコンをクリックして色味やフォントを編集したり、画面中央にある見本をクリックして部分編集することができます。

Wixの使い方15

サイトデザインは、色のテーマや、背景画像などを編集できます。

Wixの使い方16

セクションは、ヘッダー下のスペースに挿入したいものを選択してください。問い合わせフォームやSNS連携、自己紹介などを載せられます。

Wixの使い方17

なお、編集画面のアドレスバー左にあるアイコンを押せば、モバイル版の編集もできます。クリックやドラッグ&ドロップ、文字入力で編集できるので、自分好みのデザインに仕上げていきましょう。

使い方⑤:コンテンツ編集

Wixの使い方18

デザインが定まったら、いよいよコンテンツを追加していきましょう。コンテンツはダッシュボードから編集できます。デザイン画面の左上の「Wix」の文字、もしくは各コンテンツをクリックして「記事を管理」を選してください。

Wixの使い方19

ダッシュボードの左メニューにある「記事」を選択し、新しい記事を作成していきましょう。編集画面は、ノートのようになっているので自由に書き込み出来ます。

使い方⑥:プレビュー後に公開

Wixの使い方20

コンテンツもいくつか作成し終えたら、再びデザイン編集画面に戻りプレビューを確認しましょう。問題なければ、右上にある公開を選択。

Wixの使い方21

サイトドメインを選択して続行すれば、完成したホームページが公開されます。

Wixの料金プラン

Wixの料金プランを調べるイメージ

Wixの料金プランをまとめました。無料プランと有料プランが5種類あります。

プラン 月額 容量
フリー 0円 500MB
パーソナル 1,300円 2GB
スモールビジネス 2,300円 50GB
ビジネス 2,700円 100GB
ビジネスプライム 13,500円 無制限
エンタープライズ 要問合せ 無制限

無料プランは、広告表示あり、サブドメイン、データ容量500MBと制限があります。個人の小規模サイトや、お試しで利用してみる場合におすすめです。

有料プランは、広告非表示なうえ独自ドメインを設定できます。また、ビジネスプランの場合は決済機能やEコマース機能が搭載されています。サイトの種類や規模に応じて、適切なプランを選びましょう。

WixとJimdoとの違い

WixとJimdoとの違いをスマホで確認するイメージ

WixとJimdoは、どちらも直感的な操作でホームページ作成ができるクラウド型CMSです。有料プランの料金は大差がないので、使いやすさや機能で比較して選ぶことをおすすめします。

「使いやすさ」「デザインテンプレート数」「機能拡張」「SEO対策」「サポート体制」の項目に分けて、WixとJimdoとの違いを簡単に解説していきます。

使いやすさ

使いやすさは、知識がなくても直感的な操作で編集できるJimdoのほうに軍配が上がります。クリックやドラッグ&ドロップ、文字入力だけでもホームページ作成ができます。

Wixも直感的な操作ができますが、機能が少し複雑なので中級者向けと言えます。多少、ホームページに関する知識があったほうが良いです。

デザインテンプレートの数と種類

Wixは、約900種類以上のテンプレートを提供しておりデザインが豊富です。さまざまな業種やスタイルに対応しているので、好みのデザインを見つけやすいでしょう。

一方でJimdoは約40種類のテンプレートしかありません。シンプルなものが多いので、自分でカスタマイズしたい人のほうが向いています。

機能拡張性

Wixは250以上のアプリを利用して、機能を自由に追加できます。 ​これにより、ブログの管理、オンライン予約、ユーザーとの交流、トラフィック分析、コミュニティの管理、ネットショップの管理、お問い合わせフォームなど、多彩な機能を実装することが可能です。

Jimdoは、基本的には機能拡張できないと思ったほうが良いです。すでに準備されている基本機能か、有料プランで追加になる機能がメインです。ですが、ネットショップ機能を無料で利用できる点や、スマートフォンで編集ができる点など、特定の用途に特化した機能が充実しています。

SEO対策のしやすさ

Wixは、SEO対策がしやすいとされています。 ​タイトルタグ・ディスクリプションの設定やXMLサイトマップの登録など、基本的なSEO対策が可能です。

​Jimdoは、基本的なSEO対策機能が備わっていますが限定的です。とくに、サイト構造にかかわる内部対策は、ノーコードCMSという特徴からして対策しづらいです。

サポート体制

Wixは、メールだけでなく電話サポートを受けられる点が特徴です。 ​ユーザーが多いため、情報が豊富にあり、トラブルが起きた際に自分で解決しやすい環境が整っています。

Jimdoは、メールでの問い合わせのみです。返信まで2~3日かかるケースもあるので、急ぎのサポートは受けられません。

まとめ

Wixを使ってホームページ作成するイメージ

Wixは、プログラミング知識がなくても簡単にホームページが作れるクラウド版CMSです。デザインテンプレートがとても豊富で、初心者でもまるでプロが作ったようなウェブサイトが作れるといった魅力があります。さらに、ビジネス向けの機能もたくさん揃っていて、オンラインショップや予約システムなどもすぐに組み込むことが可能です。個人からビジネス利用まで、活躍できるため世界中で利用されています。

ただ、Wixにも注意点があります。例えば、一度選んだデザインテンプレートは後から変えられなません。デザインにこだわりがある場合は、最初に慎重に選ばないと、後で大変なことになってしまいます。Wixのサーバーが海外にあるため、ページの表示速度が遅くなるといったデメリットも存在します。

ですが、簡単にウェブサイトを作りたい人や、シンプルで使いやすいツールを探している人には、Wixは非常に便利です。迷っている方は、まずは無料プランで試してみて、自分に合っているかどうか確かめてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

小佐
不動産業界メディアの編集長を5年以上務めたのち、現在はWeb系ジャンルで執筆中。別途アウトドア記事の経験もあり。速筆&高品質(自称)をモットーにのらりくらり生きてます。オフは旅行とお酒を楽しみに自堕落生活。

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