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X(旧Twitter)のフォロワーを削除する方法とは?削除する際の注意点なども解説

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SNSのなかでも拡散力に優れるX(旧Twitter)においては、「フォロワーの多さ」がアカウントの影響力に直結します。そのため効果的な運用を目指す際には、まずフォロワーの増加が課題になるでしょう。

しかしその反面、フォロワーが増えていくにつれて、望まない返信などトラブルの種も多くなるかもしれません。特定のフォロワーとの関わりを減らしたい場合に、有効なのが「フォロワー削除」の機能です。

この記事では、フォロワー削除のやり方や注意点のほか、削除できない原因の対処法についても解説していきます。

X(旧Twitter)におけるフォロワー削除機能とは

Xのフォロワー削除機能は、自分のアカウントをフォローしているアカウント(自身のフォロワー)のうち、「任意の相手からのフォローを解除する」ための手段です。

通常、X上のフォロー関係について自身に決定権があるのは、「自分が相手をフォローするかどうか」という場面です。一方、フォロワー削除機能は「相手からフォローされている状態」をこちらの意思で解除することができます。

とりわけ特定の相手に自分の投稿を見られたくない場合など、「このフォロワーとの関わりを減らしたい」というケースに有効だといえるでしょう。

フォロワー削除とブロックの違い

相手とのやりとりを遮断する方法として、Xには「ブロック」という機能も存在しています。相手をブロックした場合、相手はこちらの投稿に対する「いいね」や「リプライ」などのリアクションができなくなり、接触するための手段をもてなくなります。

ただし相手をブロックすると、直接通知はされないものの、相手が自身のプロフィールページにアクセスした際、「ブロックされています」といった表示がなされるため注意が必要です。

つまり「自分が相手を拒絶していること」が明白になるので、少なからず不快感を与えてしまう可能性もあるでしょう。

一方、フォロワー削除の場合には相手に解除された旨が通知されず、相手がこちらのプロフィールを見たときの表示も「フォロー中」が「フォローする」に変わるのみです。そのため、相手に気づかれずにフェードアウトしやすい利点があるといえます。

※2024年10月17日、「ブロック」に関する仕様変更を順次行うことが正式に発表されました。これまでは上記のようにブロックした相手は自身のプロフィールやポストを閲覧することができませんでしたが、今後は確認が可能となります。なお変更後も、ブロックした相手はエンゲージメント(いいね、返信、リポストなど)は行えません。

X(旧Twitter)でフォロワーを削除する方法

2024年10月現在、Xのフォロワー削除機能を使うには、「ウェブ版」へのログインが必要です。スマートフォンなどの「アプリ版」からでは、削除機能は利用できません。

削除したいフォロワーがいる場合には、まずはPCやスマートフォンにインストールされているインターネットブラウザから「X.com」を開き、自身のアカウントにログインしましょう。

ログイン後、自身のアイコンをタップまたはクリックし、メニューから「フォロワー」を選択してください。

自身をフォローしているアカウントが一覧で表示されるので、削除したい相手を探します。該当するアカウントを見つけたら、カードの右上に表示されている「…」をタップまたはクリックしましょう。

そのアカウントに対して可能な措置がメニューとして表示されるので、「このフォロワーを削除」を選択します。

確認画面が表示されるので、「削除」をタップまたはクリックすれば、操作は完了です。

なお、同様の操作は相手のプロフィール上からも可能です。

上の画像にあるように、プロフィール上の「…」のアイコンから「このフォロワーを削除」を選択し、確認を済ませれば操作が完了します。

フォロワーを一括で削除するためのツール

現状のところ、Xのプラットフォーム上からフォロワーを一括で削除する方法はありません。そのため複数のアカウントを削除したい場合には、フォロワー一覧から1つずつ削除していくのがもっとも手軽な手段といえます。

過去にTwitterのAPI規制が厳格化される以前には、Twitter用のサードパーティー製ツールが数多く展開されており、一括で複数のフォロワーを削除できる機能を有するものも存在していました。

しかし、多くのツールでXへのアクセスが不可能になった現在では、サービスを停止しているものがほとんどです。

現状でも使える日本語対応のツールとしては、SNSマーケティングを効率化するためのツールである「SocialDog(ソーシャルドッグ)」が挙げられます。ただし、フォロー管理機能を使うには有料プランへの加入が必須です。

なお、SocialDogはXのほかInstagramやFacebookにも対応しており、分析機能なども用意されています。そのためフォロワー削除だけを目的とするのではなく、企業などがSNSマーケティングを包括的に実践したい場合には有効な選択肢になるでしょう。

フォロワーが削除できない場合の原因

X上でフォロワー一覧を開いてみても、削除機能が見当たらない場合など、フォロワーをうまく削除できないケースがあるかもしれません。以下ではフォロワーを削除できない場合に考えられる原因と、その際の対処法について解説していきます。

アプリ版を使っている

先に述べたように、現状のところフォロワー削除の機能は現在Xの「ウェブ版」からしか利用できません。

アプリ版からフォロワー一覧やフォロワーのプロフィールページにアクセスしても、「このフォロワーを削除」というメニューは出てこないので、ブラウザからX.comにログインする必要があります。

削除後に相手が再度フォローした

Xのフォロワー削除機能は、相手からのフォローを一旦は解除できますが、その後相手が再度自身をフォローしてくることを防ぐことはできません。

そのため「削除したはずなのに、フォロワーリストに残っている」という場合には、削除した相手がそれから再び自分をフォローした可能性が考えられます。フォローされた履歴は「通知」から確認できるので、気になる場合にはチェックしてみるとよいでしょう。

もともと相手にフォローされていない

上述のように、フォロワー削除機能は「あらかじめフォローを拒否する機能」ではないため、自身をフォローしていない相手に対して使うことはできません。

相手が自身をフォローしているかどうかは、相手のプロフィール画面から確認可能です。プロフィール上の「@」から始まるユーザーIDの横に「フォローされています」の文字が入っていれば、フォロワー削除機能も適用できます。

通信環境やブラウザの不具合

フォロワー削除機能が使えないその他の原因としては、通信環境や端末、ブラウザの不具合なども考えられます。

利用しているブラウザがXのウェブ版のサポート対象となっているか、最新の状態にアップデートされているかなど、基本的な部分をチェックしておきましょう。なおサポート対象となるブラウザについては、Xのヘルプページから確認が可能です。

端末の不具合が疑われる場合には、一度端末を再起動してみたり、スマートフォンではなくPCを使ってみたりといった対処を試してみるとよいでしょう。

X(旧Twitter)でフォロワー削除機能を使うメリット

フォロワー削除機能はブロックに比べて相手に気づかれにくい特性から、「相手との距離感が微妙な状況」などで使いやすいメリットがあります。

その他、企業のマーケティングなどにおいてもメリットが生じるケースは考えられますので、以下で具体的な利点について解説していきます。

トラブルを避けつつ距離を置きやすい

XをはじめとするSNSにおいては、ネットストーカーやつきまとい、誹謗中傷など、顔の見えない相手から「望ましくない接触」をされるリスクがつねに潜在しています。

明らかに規約違反にあたるような悪質な投稿などであれば、運営への通報や、ブロックといった対処が考えられるでしょう。しかし、相手との関係性や、悪質さの程度によっては、強行的な対処が難しい状況もあるかもしれません。

そのような場合に、相手と距離を置くための穏便な方法として、まずは相手に気づかれにくいフォロワー削除を試してみるのも有効だといえるでしょう。

アカウントの信頼性を高める

企業などがマーケティングの目的でXアカウントを運用する際、基本的にフォロワー数の多さは「影響力の大きさ」を示すため、数字が大きいほど信頼性は高まる傾向にあります。

しかし一方で、自身のフォロワーのなかにスパムアカウントなどが多数紛れ込んでいると、それを見たユーザーに疑念を与えてしまうケースもあるかもしれません。

とくに現在では、「フォロワーを金銭で買えるサービスがある」という事実が少なからず認知され、またステルスマーケティングをはじめとする「企業の不適切なSNS運用」に対しても、批判の目が厳しくなっています。

そうした状況のなかで、不審なアカウントに多くフォローされている状況は、あまり好ましいとはいえないでしょう。

もちろん、他アカウントのフォロワーまでチェックしているユーザーはそう多くないと考えられます。とはいえ著名人や有名企業の場合にはとくに、「そのアカウントが誰をフォローし、誰にフォローされているか」までつぶさに観察するユーザーがいても不思議ではありません。

このような観点からも、フォロワー削除機能を使い、不健全なアカウントからのフォローを解除していくことにより、万が一のリスクに備えられるでしょう。

フォロワー削除機能を利用する際の注意点

フォロワー削除機能は相手からの接触を減らしたい場合に有効ですが、使う場面を間違えてしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性も考えられます。

削除の操作は簡単ではあるものの、実行する場合には相手との関係性などを鑑みつつ、「それが最適な選択であるか」を今一度考えておきたいところです。

以下では具体的に、フォロワーを削除する際に注意しておきたいポイントについて解説します。

相手に気づかれる可能性がある

フォロワーを削除した際には、直接相手に通知はされないものの、間接的に相手が気づく可能性はゼロではありません。

相手のアカウント側から見ると、削除された場合には自分のプロフィール内の「フォロー数」が1つ減り、フォローしているアカウントの一覧からは自分を削除した相手が表示されなくなります。そのため、とくに「フォロー数の少ない相手」の場合には気づかれる可能性も高まるでしょう。

その他、自身の投稿数がもともと多い場合などはとくに、相手のタイムライン上に自身のポストが表示されなくなるので、違和感が生じるケースも考えられます。

ただし、フォローが外れていることに相手が気づいたとしても、「こちらがフォロワー削除機能を使ったか」を確信できる材料は少ないといえます。相手としては「誤操作でフォローが外れてしまった」と考える可能性もあるでしょう。

このように、フォロワー削除によって直接的なトラブルに発展するケースは考えにくいものの、相手から疑念や不信感を抱かれることは十分に考えられます。

こうした点をふまえ、削除機能を使う際にはあらかじめ「削除された事実を相手が知っても問題ないか」を考慮しておくとよいでしょう。

フォロワー削除後も再度フォローは可能

先に述べたように、Xのフォロワー削除機能は特定のアカウントからのフォローを永続的に禁止するものではありません。あくまで現状のフォロー状態を解除するための機能です。

そのためフォローが解除されていることに相手が気づいた場合には、再度フォローしてくる可能性があります。それに対して再びフォロワー削除をすることも可能ではありますが、堂々巡りになってしまうので、根本的に関係を断つことは難しくなるでしょう。

明確に相手との関わりを絶ちたい場合には、フォロワー削除ではなく「ブロック」が選択肢になります。ブロックの場合には相手に不快感を与える可能性もありますが、拒絶の意思を明確に示す目的であれば、有効に使える場面もあるでしょう。

フォロワー削除後も相手は投稿内容を閲覧できる

フォロワー削除をしたとしても、相手からのアクセスを完全に遮断できるわけではありません。相手のタイムラインに自分のポストは表示されなくなりますが、自身が非公開アカウントでない限り、プロフィールページへのアクセスや過去のポストの閲覧は可能なままに留まります。

同様に、自身の投稿に対する相手からの「いいね」や「リポスト」を防ぐこともできません。また、自身のポストへのリプライ範囲を制限していない場合には、削除したフォロワーから返信が来る可能性もあります。

このような「いいね」などのリアクションを制限したい場合には、相手をブロックすることで対処が可能です。また自分の希望する相手からのみリプライを受け取りたいときは、投稿する際にリプライ範囲を設定しておきましょう。

なお、従来はブロック機能を使えば自身のプロフィールページが相手に表示されなくなり、投稿コンテンツの閲覧も禁じることができました。しかし、2024年10月17日に発表された仕様変更により、ブロックした後も「プロフィールの閲覧」は可能になる見込みです。

ただし改修後も、ブロックにより「いいね」や「リポスト」などのエンゲージメントは禁じられています。そのため今後においても、「相手からの接触を遮断したい場合にはブロック」を、「ある程度ゆるやかに接触の機会を減らしたい場合にはフォロワー削除」を選ぶとよいでしょう。

これに対して、「自身の投稿を特定の相手に絶対に見られたくない」という場合には、今後は「非公開アカウントにする」以外の手立てがなくなってしまうと見られます。

一度削除したら自分では元に戻せない

一度フォロワー削除の操作を完了させてしまうと、後から自分の手でフォロワーを元通りにすることはできません。

そのため誤って削除してしまった場合など、フォロー状態を復元するためには、再度相手からフォローしてもらう必要があります。自身でフォロワー削除の取消はできないので、十分に注意しておきたいところです。

まとめ

Xのフォロワー削除機能は、自身をフォローしているアカウントのうち、特定の相手からのフォローをこちらから解除できる方法です。

「自分の投稿をなるべく相手の目に触れさせたくない」といった場合に有効であり、直接相手に通知されないため、トラブルを避けつつ相手との距離を置ける点がメリットでしょう。

ただし、削除したことが相手に知られてしまう可能性はゼロではなく、フォロー数の減少やタイムラインの変化といった違和感から、フォローが外れていることに気づかれるケースも考えられます。

またフォロワーを削除したとしても、相手は依然として自身のプロフィールページにアクセスでき、再度フォローすることも可能です。より強く相手からの接触を遮断するには、ブロックの機能を使うことも選択肢になるでしょう。

なお、Xの仕様変更により、ブロックした相手からであってもプロフィールページの閲覧が可能になる予定です。完全に接触を断つには、非公開アカウントへと設定を変更するほかない状況にあります。

距離を置きたい相手に対してフォロワー削除機能を使うか、ブロックするか、あるいは自身を非公開アカウントにするかについては、相手との関係性や、そもそもの運用目的などを鑑みながら、状況に応じて判断していくとよいでしょう。

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この記事を書いた人

鹿嶋 祥馬
大学で経済学と哲学を専攻し、高校の公民科講師を経てWEB業界へ。CMSのライティングを300件ほど手掛けたのち、第一子が生まれる直前にフリーへ転身。赤子を背負いながらのライティングに挑む。

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