YouTubeの自動翻訳機能の使用方法とメリット・デメリットを解説

YouTubeには自動翻訳機能が搭載されています。日本語だけでなく、さまざまな言語の翻訳が可能なため、言語学習に役立てることもできるでしょう。

この記事では、YouTubeの自動翻訳機能の使い方について解説します。利用する方法とその利点についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

【YouTube】自動翻訳機能を利用する方法

YouTubeで自動翻訳機能を利用するには、まずは字幕をオンにして「設定」から翻訳する言語を選択する必要があります。手順は以下のとおりです。

1. 字幕アイコンを選択
2. 設定から「字幕」を選択
3. 「自動翻訳」を選択
4. 翻訳したい言語を選択

それでは詳しく解説します。

手順①：字幕アイコンを選択

YouTubeで動画を再生したら、右下の字幕アイコンを選択します。

手順②：設定から「字幕」を選択

字幕が表示されたら設定アイコンから「字幕」を選択します。

手順③：「自動翻訳」を選択

「自動翻訳」を選択しましょう。

手順④：翻訳したい言語を選択

翻訳したい言語を選択すれば完了です。動画を再開すれば自動翻訳されて再生されます。

【YouTube】自動翻訳機能のメリット

YouTubeの自動翻訳機能には、「複数の言語の翻訳が可能」「無料で利用できる」「時間がかからない」「アクセシビリティの向上が期待できる」など、多くのメリットがあります。

複数の言語の翻訳が可能

YouTubeの自動翻訳機能は、個別に翻訳作業を行う必要がないため、手間と時間をかける必要がありません。また、100以上の言語に対応しているため、日本語翻訳だけでなく、多様な言語で動画を楽しむことが可能です。

その他、自然言語の流れや専門用語の使用方法を学ぶことで、教科書だけでは得られない実践的な知識を深めることが期待できます。ネイティブが日常的に使用する言い回しが多いため、実践的なスキルが身につくことでしょう。

無料で利用できる

YouTubeの自動翻訳機能は無料で利用可能です。有料の翻訳ツールを使用する必要もないため、誰でも手軽に試してみることができます。

時間がかからない

YouTubeの動画時間にもよりますが、翻訳会社に翻訳を依頼すると、納品までに時間がかかるケースがほとんどです。しかし、YouTubeの自動翻訳は動画の再生とともに翻訳が始まるため、時間短縮になります。

アクセシビリティの向上が期待できる

自動翻訳機能を使うことで、音を出せない状況下や、耳が不自由な人でも動画を楽しむことが可能です。より多くの人に閲覧してもらえるようになるため、アクセシビリティの向上が期待できます。

【YouTube】自動翻訳機能のデメリット

YouTubeの自動翻訳機能を利用するうえで考えられるデメリットは以下のとおりです。

• 精度が完璧ではない
• 異なる内容で翻訳される可能性がある

それでは詳しく解説します。

精度が完璧ではない

YouTubeの自動翻訳機能の精度は、まだ完璧とはいえません。タイムラグがあったり、動画の登場人物の活舌が悪いと喋っている内容が正しく認識されなかったりするケースが多いです。

また、動画に大きな雑音が混じっている場合、雑音も翻訳の対象となってしまうため、翻訳精度はより下がります。

異なる内容で翻訳される可能性がある

YouTubeの自動翻訳機能は少し精度が低い傾向があるため、不自然な表現になっている場合があります。そのため、翻訳された字幕は参考程度に留めて置き、自分で内容を確認することをおすすめします。

【YouTube】自動翻訳機能で日本語字幕がでない原因

YouTubeの自動翻訳機能では、たまに日本語字幕がでない不具合が発生することがあります。考えられる主な原因は、「YouTube側やアプリ自体の不具合」「動画投稿者が自動字幕機能を設定していない」「動画が自動字幕機能に対応していない」などがあげられます。

また、動画の音質が悪かったり、複数の人が同時に話して音声が被っていたりすると上手く翻訳ができず、日本語字幕がでない場合も考えられます。

上記の条件に当てはまる動画は、自動翻訳で日本語字幕がでない可能性が高いため、ご留意ください。

【YouTube】自動翻訳機能のまとめ

YouTubeの自動翻訳機能は手間や料金がかからないため、非常に便利な機能です。手軽に好きな言語に翻訳できるため、教科書だけでは得られない実践的なスキルを身につくかもしれません。

ただし、動画の音質が悪かったり、登場人物の活舌が悪かったりすると、誤った字幕が表示されるケースもあります。また、全ての動画に字幕表示できるわけではないため、ご注意ください。

AIの技術は日に日に進歩しています。今後、より精度の高い自動翻訳が可能になる日も近いかもしれません。